伊豆で観光しようと思ったら雨…そんなときでも大丈夫!伊豆には雨でも楽しめるスポットが豊富にあります。美術館・博物館から水族館、温泉、道の駅まで、好みのスポットを選んでお出かけしましょう。晴れの日には出合えない魅力が、きっとあなたを待っていますよ。
伊豆といえば海と山、どちらの自然も楽しめる静岡県を代表する観光地です。
しかし、さぁ伊豆で遊ぶぞ!という日に雨が降ることもあるもの。予定していたレジャーや観光ができないとしても、お出かけの予定は簡単に延期できないことも多いですよね。
そんなときでも大丈夫!この記事では、雨の日でも伊豆を満喫できるおすすめの観光スポットをご紹介します。
晴れていたら行かなかったかも…なんて場所に行く機会が生まれるのは雨のおかげ。新たな伊豆の魅力を発見しに、出かけましょう。
1.ロケーション抜群!「MOA美術館」でのんびり美術鑑賞|熱海市

JR「熱海」駅からバスで約7分の場所にある「MOA(エムオーエー)美術館」は、県内でも屈指の人気を誇るスポット。熱海の街並みと海を一望できる高台に位置しており、気持ちの良いロケーションも魅力です。
MOA美術館では、絵画や陶磁器、彫刻など日本の文化・歴史に関わりの深い作品を多く展示。尾形光琳の『紅白梅図屏風』をはじめとする国宝3点、重要文化財67点を含む約3,500点を収蔵しています。
展示スペースの設計は、現代美術作家・杉本博司氏と建築家・榊田倫之氏が主宰する「新素材研究所」が手がけたもの。屋久杉や黒漆喰、畳など日本の伝統的な素材を配した建築にも注目です!
館内にはレストランだけでなく、休憩にぴったりなカフェや茶室、有名パティシエ・鎧塚氏プロデュースのスイーツ店も備えられており、観光としての魅力もいっぱい!美術に明るくない人でも、肩ひじ張らずにのんびり楽しめるアートスポットです。
2.恋人や友達と楽しめる!18禁のレジャースポット「熱海秘宝館」|熱海市

熱海にある観光スポットの中でも、かなりユーモアのある場所として知られる「熱海秘宝館」。18歳未満は入館できない大人のためのテーマパークで、カップルや友達同士におすすめのスポットです。
機械仕掛けの展示や面白いトリックを駆使しながら、性にまつわるさまざまな事柄についてコミカルに紹介されており、性の話題が得意ではない人も思わず笑顔になれるから不思議!館内は昭和の香りがそこかしこに感じられる内装になっており、レトロ好きにも好評です。
館内の売店では、秘宝館ならではのお土産品も販売中。渡す相手が限られてしまいそうなものが多いですが、親しい人を喜ばすネタとしては購入もアリかもしれませんね!?熱海港からアタミロープウェイに乗ってアクセスできます。
3.グルメだけじゃない!温泉や遊覧船も楽しめる「道の駅伊東マリンタウン」|伊東市

熱海から国道135号を南下していくと現れる「道の駅伊東マリンタウン」。グルメや買い物以外も楽しめる道の駅です。
雨で体が冷えるようなときは、日帰り温泉「朝日の湯 シーサイドスパ」でゆったり癒やされましょう。大浴場は海に面しており、早朝に入れば水平線から昇る日の出も望めるぜいたくさ!アロマバスやサウナもあるほか、1日3組限定で貸切風呂も利用できます。
雨の日でも海の中を観察できる遊覧船も発着!「ゆーみんフック」「はるひら丸イルカ号」の2つの遊覧船は、どちらも1周45分。雨の日でも海の中は意外と透明度が高く、さまざまな魚を見られますよ。雨が強くなければ、カモメの餌付けもできるかも。
温泉や遊覧船の前後に堪能したいのは、やっぱりグルメです。新鮮な魚介類をいただけるレストランや食堂、ラーメン店があるほか、サンドイッチやスイーツをテイクアウトできるお店もあります。伊豆の味覚がそろうお土産店も充実しているので、旅の最後に立ち寄ってお土産を買っていくのもおすすめですよ。
4.ガラスと光が織りなす美にうっとり!「川奈ステンドグラス美術館」|伊東市

英国から譲り受けた伝統あるステンドグラスを至るところに配した「川奈ステンドグラス美術館」。外観はまるでヨーロッパのお城のようで、入る前からワクワクしてしまいます。
施設内を彩るのは英国の教会や聖堂、貴族のプライベートルームなどを飾っていた本物のアンティークステンドグラスやランプばかり。ガラスを通して美しい光が満ちあふれ、アロマの香りが漂う幻想的な空間が広がります。
館内にある礼拝堂では、アンティークオルゴールやパイプオルガンの音色を楽しめ、週末にはさまざまな楽器によるミニコンサートも開催されています。
また、海の見えるレストラン&カフェ「ラ・ヴィータ」も併設されているので、のんびりと上質な時間を過ごせそう。旬のフルーツをたっぷり使ったゼリーやティラミスなどのドルチェも味わえます。
うっとりするほどきれいなステンドグラスランプのほか、ステンドグラスをモチーフにした雑貨の数々を扱うミュージアムショップもぜひ立ち寄りたいところ。お土産を選ぶのにもぴったりです。
5.愛らしいカピバラに癒やされる「伊豆高原シャボテン動物公園」|伊東市

屋外型の施設でありながら、屋根付きの遊歩道によって雨でも濡れずに遊べる「伊豆高原シャボテン動物公園」。
約1,500種類のサボテンや多肉植物が生育されており、季節によっては色とりどりの花が咲き、鮮やかな表情を見せてくれます。サボテンは販売もしており、好みの多肉植物を選べる「サボテン狩り」をするのも楽しいですよ。
カピバラをはじめ、カンガルーやレッサーパンダなど、140種類の動物たちと近い距離でふれあえるのも魅力!冬に訪れるなら、名物の“元祖カピバラの露天風呂”も必見です。
1982年に飼育員のアイデアでスタートしたこの習慣は、現在では伊豆の冬の風物詩となっています。お湯に浸かってうっとりした表情を浮かべるカピバラたちに、見ている方もほっこりすること間違いなし!
6.懐かしさとグロテスクさと…怪しいを満喫!「怪しい少年少女博物館」|伊東市
伊豆急行「城ヶ崎海岸」駅から徒歩10分の「怪しい少年少女博物館」は、名前通りちょっと怪しい雰囲気のあるスポット。キャッチコピーはずばり、“レストでかわいくてグロい”!
明治から昭和にかけての文化や風俗にふれられるミュージアムで、1階には昭和のファッションと懐かしいおもちゃ類を展示しています。
2階の「アーティスト」エリアには、イラストレーター・空山基氏、造形師・韮沢靖氏の作品をはじめ、少々グロテスクなフィギュアなども並び、独特の世界観から目が離せません。同じく2階にある「怪奇の世界」には、骸骨から幽霊、ゾンビまで呪われた人形が多数展示!釘とセットで販売されているわら人形はその場で打つもよし、お土産にするもよしの人気商品です。
ここまで見て回ってもまだ心に余裕があれば、別棟にある「あやしい夜の学校」へ行ってみましょう。真っ黒な空間の中に配置されたマネキンの数々…雨の日には陰鬱な空気も手伝って、恐怖の肝試しになるかもしれません。
伊豆急行「富戸」駅から車で5分のところには姉妹館「まぼろし博覧会」があり、こちらも不思議ワールド全開です。
7.華麗なドレスや宝飾品に心躍る「伊豆高原アンティーク・ジュエリーミュージアム」|伊東市
伊豆高原駅から車で約5分、海沿いにある「伊豆高原アンティーク・ジュエリーミュージアム」。ヴィクトリア王朝時代(1837~1901年)を中心に、ヨーロッパ貴族が愛用した華麗な宝飾品やドレスなどを展示しています。
現在では再現不可能といわれるほど繊細な細工が施されたきらびやかなジュエリーの数々。ルーペの無料貸し出しがあるので、その目で確かな手仕事の世界を堪能しましょう。
またナポレオンやビクトリア女王も愛好家だったという、浮き彫り彫刻が美しいカメオばかりが集められた部屋も見逃せません。美術品ともいえるカメオの名品をゆっくり鑑賞できます。
ジュエリー鑑賞のあとは、華やかなアンティーク調のドレスを着て、貴族社会の優雅な気分に浸りましょう。子供用は身長70cmから、女性用だけでなく男性用の衣装もあるので、旅行の思い出として写真に残してはいかがでしょうか。
8.かわいいぬいぐるみにほっこり!「伊豆テディベア・ミュージアム」|伊東市
「伊豆テディベア・ミュージアム」は英国の邸宅をイメージしたれんが造りの展示館で、多彩なテディベアコレクションに出合えるスポットです。
テディベアメーカーであるドイツのシュタイフ社が1904年に製造し、1994年にテディベア史上最高額で落札された「テディガール」をはじめとする貴重なアンティークベアや、海外作家が製作した「アーティストベア」などを鑑賞できます。
おいしいケーキがいただける英国スタイルのカフェや、オリジナルグッズを販売するミュージアムショップも魅力的!
現在は企画展『となりのトトロのぬいぐるみ展パート3』を開催中で、テディベアだけでなくトトロの世界も堪能できますよ。伊豆高原駅から歩いて10分と、アクセスも良好です。
9.眺望抜群の温泉に癒やされる「赤沢温泉郷」|伊東市
「赤沢温泉郷」は、国道135号沿いにある温泉リゾート。
お風呂は太平洋を一望できる大パノラマの屋上展望露天風呂をはじめ、岩風呂、檜風呂、打たせ湯とど多彩!ドライサウナ、スチームサウナなども設けられていて、温泉好きにはたまりません。さらにマッサージやエステなども受けられるとあって、ぜいたくな気分になれる癒やしのスポットです。
フィットネスクラブやボーリング場も併設されており、雨の日でも体を動かして汗を流す楽しみも味わえます。
10.名人も夢じゃない!?砂金採り体験ができる「土肥金山」|伊豆市
伊豆市の指定史跡である「土肥金山(といきんざん)」。江戸から昭和の時代にかけて多くの金銀を産出してきた伊豆最大の金山であり、現在は当時の様子をうかがい知ることができる人気の観光スポットとなっています。
金運アップのパワースポットを擁する迫力のある観光坑道や、世界一の大きさとギネスにも認定された約250㎏の巨大金塊など、施設内には驚きと発見がいっぱい!自分の手で砂金を見つけ出す“砂金採り体験”は、子供から大人まで夢中になって楽しめる人気のアトラクションです。
30分以内に砂金の粒を30個以上採ると、砂金採り名人として“免許皆伝之証”と記念キーホルダーをもらえます。ぜひ名人を目指して、チャレンジしてみましょう!
11.貴重なワニから熱帯植物まで!見どころいっぱいの「熱川バナナワニ園」

半屋外型の施設で、雨でも気にせず散策できる「熱川(あたがわ)バナナワニ園」。その名の通り、世界でも貴重な16種類・140頭のワニを飼育しており、種類の多さは世界有数という貴重なスポットです。
ワニ以外にもたくさんの動物が飼育されており、世界に3頭、日本ではここでしか飼育されていないアマゾンマナティーは必見!
植物もバナナだけでなく、熱帯の花木・果樹を中心に約9,000点が展示されています。ハイビスカスや熱帯性スイレンなど、1年を通して咲いている花もあって季節を選ばず楽しめるのも魅力です。
葉っぱの直径が2mを超す水生植物・オオオニバスは、夏休みになると30kg以下の子供なら葉の上で写真を撮れるイベントも開催しています。
園内で収穫されたバナナはフルーツパーラーでいただけるので、ほかでは味わえないさまざまな種類のバナナを味わってみましょう。
12.魅力的な体験プログラムが盛りだくさんの「下田海中水族館」|下田市

イルカをはじめ、海の生き物たちと思いっきりふれあえる「下田海中水族館」。伊豆を代表する人気観光スポットで、天然の入り江を利用した海上に浮かぶ水族館です。
自然に近い環境で展示しているのが特徴で、入り江ではバンドウイルカがのびのびと暮らしています。イルカにタッチしたり、エサをあげたり、身近に感じられる体験プログラムが豊富にそろっており、イルカの愛らしい姿や生態を見れば、ますます好きになってしまうはず!
イルカが頭上をジャンプする大迫力のショーは必見ですよ。ほかにも、アシカの水中ショーやアザラシやウミガメ、カワウソ、ペンギンなどに直接エサをあげられる体験は、子供たちに大人気!普段は見られない水族館の裏側を飼育係が案内してくれるバックヤードツアーも魅力的です。
メイン施設の“アクアドームペリー号”にある大水槽には、伊豆の海が再現されており、魚類や無脊椎動物、海藻など50種10,000点もの生きものに出会えます。まるで海中にいるかのような不思議な感覚を楽しんでみていはいかがでしょうか。
13.ガラスの輝きが幻想的な「黄金崎クリスタルパーク」|西伊豆町
かつて、ガラスの主原料でもある「珪石(けいせき)」の産地として名を馳せた西伊豆町。ガラス文化の里ならではのスポットとして立ち寄りたいのが「黄金崎クリスタルパーク」です。
メイン施設の「ガラスミュージアム」は、国内外の優れたガラス作品を収集・展示するとともに、オリジナリティあふれる企画展を定期的に開催。自然光が降り注ぐ展示室では、ガラスが幻想的に輝き、ぜいたくな気分に浸れます。
また、多彩な万華鏡を楽しめる「ミラクル・クリスタルワールド」も人気!国内外の作家が作り出す万華鏡の世界に、うっとりと見とれてしまうはず。
ガラスの展示を見るだけでなく、体験工房でオリジナル作品を作れるのも魅力です。グラスに好きな絵柄を入れるサンドブラスト体験や、ステンドグラスのランプ作りなど、制作しながらガラスの世界をさらに堪能しましょう。
ガラス製品がずらりと並ぶショップや、ひと息つけるカフェも併設されているので、雨の日にゆっくり過ごすのにおすすめです。
14.キッズコーナーも充実!深海の生き物も注目の「伊豆・三津シーパラダイス」|沼津市

沼津市の駿河湾に面した「伊豆・三津(みと)シーパラダイス」は、“みとしー”の愛称で親しまれる水族館。屋外エリアが多いものの、屋根があるので雨でも楽しめる施設になっています。
自然の入り江を利用した水槽には、イルカのほか、オットセイやアシカ、アザラシなどが暮らしています。イルカたちのダイナミックなショーはみとしーの名物!
屋内にある常設展示では、伊豆の川から駿河湾の深海まで、さまざまな生き物に出会えます。特に日本一深い駿河湾の底に住む生き物は必見ですよ。
イルカや魚への餌やり体験のほか、コツメカワウソとタッチできる体験もおすすめです。遊びながら海の生き物の生態を知ることができるキッズコーナーは、子供連れファミリーの強い味方ですよ。
伊豆は雨でも魅力的な観光スポットがいっぱい!
雨が降ると、どうしても残念な気分になりがち。そんなときこそ気持ちを切り替えて、晴れたら行かないようなところに目を向けてみてはいかがでしょうか。
旅行中に天気が回復したら、ぜひ伊豆の自然を体感できるアクティビティに参加してくださいね。 休日の便利でお得な遊び予約サービス「アソビュー!」では、伊豆のさまざまなツアーを紹介しています。ぜひチェックしてください!
(編集部注*2021年5月23日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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