東京都内にありながら、まだまだ知られざる魅力が満載の奥多摩湖。この記事では奥多摩湖とその周辺の観光スポットをご紹介します!四季折々の景色を楽しみながら、散策やグルメを満喫してくださいね。奥多摩エリアで体験したいアクティビティ情報もお届けします。
新宿から電車でも車でも約2時間、都心からのアクセスも良好ながら自然が豊かな奥多摩。山登りやハイキング、川でのアクティビティを楽しみに訪れる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ドライブの目的地としても人気の奥多摩湖とその周辺の観光スポットをご紹介します。都心から近いとはいえ、まだまだ知られざる魅力が満載の奥多摩湖。これを読んで、ぜひ足を運んでみてくださいね!
- ■奥多摩湖とは?
- ■奥多摩湖のおすすめ観光スポット
- - 1.ドラム缶橋
- - 2.奥多摩水と緑のふれあい館
- - 3.奥多摩湖いこいの路
- - 4.小河内神社
- - 5.山のふるさと村
- - 6.島勝
- - 7.山の休憩所かゑる
- ■奥多摩はアクティビティもおもしろい!
- - 穏やかな白丸湖でゆったりとカヤック体験
- - 家族や仲間とわいわい楽しむならラフティング!
奥多摩湖とは?
多摩川上流部を小河内(おごうち)ダムで堰き止めて作られた人造湖である「奥多摩湖」。正式名称を「小河内貯水池(おごうちちょすいち)」といい、現在、東京都の水源の約2割を供給しています。
東京都西多摩郡奥多摩町と山梨県北都留(きたつる)郡の丹波山村・小菅(こすげ)村にまたがっており、周りを奥多摩の大自然に囲まれ、自然と人工の建造物が融合した美しさがあります。
車で行く場合は八王子・青梅方面から国道411号(青梅街道)で西へ、あきる野から都道33号・206号を経由して行くこともできます。また、JR青梅線「奥多摩」駅から西東京バスが奥多摩湖行きのバスを運行しています。
奥多摩湖の周辺にはキャンプ場や管理釣り場、登山口などもあり、さまざまな目的で1年を通して楽しめるスポットです。
奥多摩湖のおすすめ観光スポット
奥多摩湖の東岸に沿って走る国道411号をドライブするだけでも爽快ですが、湖畔にはぜひ立ち寄りたい観光スポットが点在しています。景色を楽しみながら散策やグルメを満喫してくださいね。
1.グラグラ揺れて大興奮!湖面に浮かぶ「ドラム缶橋」

奥多摩湖には通称「ドラム缶橋」と呼ばれる橋が2か所あります。湖のほぼ中央にある「麦山浮橋」は小河内神社バス停のすぐ近く、湖の西端にある「留浦(とずら)浮橋」は留浦バス停下車すぐと、バスでの観光に最適!
以前は本物のドラム缶で作られた橋だったそうですが、今は樹脂でできたドラム缶風の浮きで作られています。
湖面に浮かんでいるのでグラグラ揺れ、子供も大人も大興奮すること間違いなしです。
2.ダムカレーも人気!水について楽しく学べる「奥多摩水と緑のふれあい館」

奥多摩湖の玄関口といえる、湖東の一角にある「奥多摩水と緑のふれあい館」。東京都水道局が広報施設として保有しているもので、水と人の生活や、ダムができるまでなどを映像や展示で学ぶことができます。
周辺の豊かな自然や奥多摩の歴史・民俗についても知ることができるので、子供と一緒に自由研究のネタ探しに行くのもおすすめですよ。
眺望の良いパノラマレストラン「カタクリの花」では、ドラム缶橋も再現されたダムカレーがイチ押しです。1日限定20食なので、週末はお早めに!
奥多摩の名産品を販売する「ブナの森」は、お土産を探すのにぴったり。購入したものは、隣の軽食スペースで食べることもできます。無料で入館できるので、ドライブの休憩がてら立ち寄るのもいいですね。
3.湖畔を散策しながら豊かな自然にふれる「奥多摩湖いこいの路」

先に紹介した奥多摩水と緑のふれあい館から、小河内ダム展望塔を経て徒歩700mのところに「奥多摩湖いこいの路」の入り口があります。
小河内ダムから自然公園施設「山のふるさと村」まで、奥多摩湖の東から南に沿って続く約12kmの散策路です。春は新緑、秋は紅葉した木々が湖面に映るのが美しく、その絶景に思わず見入ってしまうほど!
整備されたハイキングコースとはいえ、ゴールを目指すとなると山道を5時間ほど歩くことになるので、歩きやすい靴や服装で訪れるのをおすすめします。体力に自信がない人は、スタート地点の付近を少し散策してから引き返すのもOKですよ。
奥多摩湖と豊かな自然が織りなす開放的な景色や澄んだ空気を、歩きながら堪能しましょう。
4.パワースポットしても人気!首都用水の守り神「小河内神社」

奥多摩湖の中央に突き出た半島にあり、四方を湖に囲まれている「小河内(おごうち)神社」。
小河内ダム建設のために水没した旧小河内村の9社11祭神を勧請し、首都用水の守り神として創建された神社で、さまざまな神が祀られていることからパワースポットとしても人気があります。
ダムの下に沈んだ村に思いを馳せて参拝するのもよいのではないでしょうか。先に紹介した麦山浮橋から徒歩約7分ほどと近いので、あわせて訪れるのもおすすめです。
5.奥多摩の自然を楽しむヒント満載!ランチやお茶もできる「山のふるさと村」
訪れる人々から“山ふる”の愛称で親しまれている「山のふるさと村」。
三頭山の山麓から奥多摩湖へと注ぎ込むサイグチ沢に沿って広がる32万平方メートルの園内に、キャンプ場やビジターセンター、クラフトセンター、レストラン、複数の散策コースを備えた東京都が運営する自然公園施設です。
遊びながら学べるクラフトセンターでは、木工、陶芸、石細工教室のほか、そば打ち体験を実施。奥多摩の木や石を使ったものづくり体験は子供にとっても貴重な経験になること間違いなしです。
施設案内をしているビジターセンターには、山のふるさと村周辺の自然に詳しいインタープリター(自然解説員)が常駐。自然プログラムに参加したり、展示を見学したりはもちろん、積極的に質問して知識を深めれば奥多摩の自然をもっと好きになるはずですよ。
おなかが空いたら「ごはんcafe やませみ」へ。奥多摩産のヤマメを使った定食やハンバーガーなどのランチのほか、コーヒーとケーキでカフェタイムもできるスポット!ほっとひと息していきましょう。
6.東京最西端の食事処!滋味深い素材をたっぷり味わえる「島勝」
留浦浮橋のすぐ近く、国号411号沿いに佇む「島勝」は、東京最西端の食事処!テレビドラマ『絶メシロード』に登場したことで、その魅力が広く知られることとなりました。
そば・うどん定食にかつ丼など、食事処の定番メニューがそろう中、ヤマメ定食も興味をそそりますが、やはりおすすめは「とろろめし定食」!内容はその時々で変わるそうですが、手作りの刺身こんにゃく、ナス田楽、煮物などの小鉢が並ぶ中、純白のとろろが堂々の主役を張ります。
奥多摩の豊かな自然に育まれた素材を味わうひととき。ぜひ湖西まで足を運んで、堪能してくださいね。
7.コーヒーとおしるこ、猫でほっとひと息「山の休憩所かゑる」
島勝から国道411号をさらに西へ進むと、鴨沢橋を渡って山梨県へと入ります。さらに少し進んだ先にあるのが、喫茶店「山の休憩所かゑる」です。
山小屋の小屋番経験のある店主が、「山から無事帰れますように」という思いから名づけたお店で、近くには雲取山や飛竜山の登山口があります。
下山したあとの疲れた体に染みるような自家製あんこによるおしるこやクリームあんみつなどの甘味に加え、トーストなどの軽食も用意。ハンドドリップで入れるコーヒーのほか、生姜入りの甘酒、缶ビールにカップ酒などのアルコールもいただけます。日によって顔を出す看板猫に会えたら、さらに疲れも吹き飛ぶかも!
山の休憩所かゑるは、オリジナルグッズも秀逸です。「安全登山」を祈願した手ぬぐいやステッカー、バッジが販売されているので、ぜひ手に取ってみては。登山好きな人へのお土産にも喜ばれそうですね。
奥多摩はアクティビティもおもしろい!
奥多摩湖のある奥多摩エリアには、自然をたっぷり満喫できるアクティビティが盛りだくさん!ラフティングにキャニオニング・シャワークライミング、カヌー・カヤックなどなど、水辺のレジャーが多いのが特徴です。ここからはその魅力的なアクティビティを紹介します。
穏やかな白丸湖でゆったりとカヤック体験!
奥多摩湖と比べると規模はだいぶ小さくなりますが、緑豊かな谷あいにある「白丸湖」でカヤックを体験してみませんか?
白丸湖は奥多摩湖よりも多摩川の下流にあり、こちらも白丸ダムで堰き止めてできた貯水池です。東西に細長く、湖畔を木々に囲まれていることから風の影響を受けにくく、湖面はとっても穏やか!
「コンセプト」主催の“カヌー・カヤックレギュラーコース”は、ランチ付きの1日コース。本格的なリバーカヤックを使い、午前中はパドルの扱い方などを練習します。温かいランチをいただいたあとは、再び乗艇してきれいな渓谷を目指して白丸湖を遡上!流れがある多摩川でカヤックに乗る爽快体験が待っています。
よりコンパクトに楽しめる“カヌー・カヤックショートコース”は、午前や午後に観光をしたい人にぴったりです。集合場所はJR青梅線「御嶽」駅から徒歩2分と、電車でもアクセスしやすい場所にあります。
家族や仲間とわいわい楽しむならラフティング!

春から秋に奥多摩を訪れるなら、ぜひ体験したいのがラフティングです!ゴムボートに複数人で乗り込み、パドルを駆使しながら川を下るエキサイティングなアクティビティです。
「River Joy」が主催する“多摩川ラフティングツアー”は、4歳から参加OK!ファミリーでラフティングを楽しみたいという人におすすめですよ。
まずは川の流れが穏やかな場所で全身水に浸かって、水に慣れるところからスタート。その後、いよいよ全長10kmをパドルを漕ぎながら下っていきます。ラフティングの魅力は、乗艇したみんなで体験を共有できるところ!力を合わせて急流を越え、スリルや達成感を共に味わえるのは貴重な体験です。
ゴールしたころには、家族や仲間との絆がさらに深まっているはず!ツアー後はガイドが撮影した写真をプロジェクターで上映してくれます。みんなでわいわい、ラフティング後の余韻に浸りましょう。
東京の大自然を満喫しに、奥多摩湖へ出かけよう!
近いようでまだまだ知らない東京の秘境、奥多摩湖。これからの季節、美しい新緑を楽しみにぜひ訪れてみてください。
休日の便利でお得な遊び予約サービス「アソビュー!」では、今回紹介した以外にも奥多摩エリアで体験できるアクティビティをご紹介しています。こちらもぜひお出かけ前にチェックしてくださいね!
(編集部注*2018年10月20日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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