九州で楽しむ夏休み!家族旅行におすすめの県別観光スポット22選

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個性豊かな7県からなる九州は、夏休みの旅行先にぴったり!景勝地はもちろん、話題のレジャー施設や温泉、アクティビティなど、夏に行きたい観光スポットをまとめました。自由研究のヒントになりそうなスポットや夏ならではのイベントもあり!家族で九州の夏を満喫しましょう。

今年の夏休みは九州へ家族旅行しようと計画している人も多いのでは?

個性豊かな7つの県からなる九州は、自然豊かな景勝地をはじめ、史跡や温泉、話題のレジャー施設など、魅力的な観光スポットが盛りだくさん!どこへ行こうか迷ってしまいそうなほどです。

今回は、県別におすすめの観光スポットや自然を堪能できるアクティビティを厳選してご紹介。家族みんなでワクワクできること間違いなしですよ。

子供が興味を持って楽しめる夏のイベント情報も併せて、さっそくチェックしていきましょう。

福岡県の夏休みはここに行きたい!

九州一の都会である福岡は、エンターテインメント、グルメ、ショッピングが充実しているだけでなく、自然も豊か!山陽新幹線の終点であり、九州新幹線の始点である「博多」駅があるほか福岡空港もあり、陸路でも空路でもアクセスしやすいのもポイントです。

 

1.子供が喜ぶ体験が盛りだくさん!「海の中道海浜公園」

「海の中道海浜公園」は、面積約350haの広大な敷地を有する自然豊かな国営公園。福岡市中心部から車で約30分、博多湾と玄界灘の2つの海に囲まれた巨大な陸繋(りくけい)砂州「海の中道」、“うみなか”の通称で知られる人気のリゾートエリアに位置しています。

園内では四季折々の花を観賞できるほか、約50種類の動物たちとふれあったり、多彩な遊具で遊んだり、思い思いに楽しめる施設が大集合!2022年にリニューアルした光と風の広場には、パーク・ツーリズムをテーマにしたグランピング施設や巨大アスレチックタワーもあって、滞在しながら遊ぶこともできます。

夏にはサンシャインプールが登場!そのほか、水深5~10cmの幼児用のじゃぶじゃぶ池やリズミカルに噴き出す噴水でも水遊びを満喫できます。また、「森の家」では園内で採れた自然の材料を使った木工作が無料体験OK!夏休みの宿題にもぴったりですよ。

公園内に点在する見どころを効率的に巡りたいという人は、おすすめスポットを知り尽くした「セグウェイジャパン」のガイドが案内する“セグウェイツアー”に参加するのがおすすめ!変化に富んだコース内容が魅力です。

 

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2.バラエティ豊かなエンタメビルで遊び尽くす!「BOSS E・ZO FUKUOKA」

福岡の新名所といえば、福岡PayPayドームに隣接する「BOSS E・ZO FUKUOKA(ボス イーゾ フクオカ)」。福岡ソフトバンクホークスが手がける次世代型複合エンターテイメント施設です。

地上7階建てビルのフロアごとに、バラエティ豊かなコンテンツがラインナップ!多彩なジャンルの食を満喫できるフードホールをはじめ、HKT48劇場や吉本興業の新たな常設劇場、話題のアート集団「チームラボ」の常設ミュージアム、野球好きにはたまらない王貞治ベースボールミュージアム・89パークなど、まさに遊びの宝庫といえます。

親子でチャレンジしてほしいのが、玄界灘を望む屋上で繰り広げられる3種類の絶景アトラクション。地上40mの高さからビル壁面を滑走するチューブ型スライダー「すべZO」をはじめ、1人乗りのぶら下がり式レールコースター「つりZO」、絶壁を登るクライマーの気分を体感できる「のぼZO」と、どれも大興奮間違いなし!

さらに、最先端アミューズメント空間「うんこミュージアム」と体験型ミュージアム「Immersive Museum FUKUOKA((イマーシブ ミュージアム フクオカ))」は、2023年9月初旬まで開催の期間限定イベント。夏休みにぜひチェックしてみて!

 

3.玄界灘を望む美しいビーチでホーストレッキングを楽しむ!

夏の家族旅行におすすめしたいアクティビティといえば、海辺のホーストレッキング!福岡市と北九州市の中間に位置する宗像市で、「カナディアンキャンプ乗馬クラブ」が乗馬未経験者でも楽しめる“ビーチ乗馬体験ツアー”を開催しています。

舞台となるのは、福岡県北西岸沖に広がる玄界灘に面した海岸。ビーチには黒松の茂った松林が続き、対馬海流の波によって削られたワイルドな岩石が連なり、雄大な海岸美を感じられます。

最初に馬場内で30分ほど馬の基本操作をレッスンしてから、海岸までのホーストレッキングへ約1時間お出かけ。たっぷり乗馬を楽しめるのが魅力です。6歳から参加可能で、1人乗りもOK!家族みんなで、海岸での乗馬を満喫できます。

馬上からの眺めは新鮮で、気分爽快!林を抜けると、目の前に玄界灘が広がります。コバルトブルーをした海の美しさは忘れらない思い出になることでしょう。ツアー後のランチもしくはお土産クッキー付きや、最寄りのJR鹿児島本線「東郷」駅から無料送迎あり(要予約)と充実のサービスもうれしいですね。

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佐賀県の夏休みはここに行きたい!

今年の夏、佐賀で注目のスポットといえば、昨年から10年ぶりに発掘調査を再開した吉野ヶ里遺跡!夏休みの自由研究のテーマにもなりそうです。また癒やしスポットの嬉野温泉、遊覧船クルーズが楽しい七ツ釜にもお出かけしてみませんか。

 

4.体験プログラムも充実!古代ロマンを感じる「吉野ヶ里歴史公園」

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佐賀県東部にある国の特別史跡「吉野ヶ里遺跡」。優れた文化的遺産として保存・活用を図るために、発掘跡地を埋め戻して整備されたのが「吉野ヶ里歴史公園」です。

約117haの公園内は4つのゾーンに分かれており、ひとたび足を踏み入れれば、まるで弥生時代にタイムスリップしたかのよう!一番の見どころは、往時の暮らしをうかがえる「環壕集落ゾーン」。最盛期だった3世紀後半の遺構上に竪穴住居や物見やぐらなど98棟の建物が復元されています。

そのほか、ミニシアターやレストランがある歴史公園センターを中心とした「入口ゾーン」や、約20haの敷地に遊具や大芝生広場、BBQができる野外炊事コーナーなどのレクリエーション施設がある「古代の原ゾーン」、公園北部には約500基の甕棺(かめかん)墓列や弥生時代の森に近い植生を再現した「古代の森ゾーン」が広がっています。

勾玉作りや火おこし、鏡や親魏倭王印製作(土日祝日限定)など、小学生から参加できる当日受付OKの体験プログラムも充実!弥生時代をテーマに夏休みの自由研究をしてみてはいかが?

 

5.あな、うれしいの~と気分がアガる!「嬉野温泉」

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佐賀県南西部にある「嬉野(うれしの)温泉」は、日本三大美肌の湯の1つとして有名です。お隣の武雄(たけお)温泉と並んで佐賀県を代表する温泉地で、2022年9月には西九州新幹線の「嬉野温泉」駅が開業!アクセスもグンと良くなりました。

神功皇后が戰の帰りにこの地に立ち寄り、負傷した兵士が温泉が湧く川に入ったことで傷が癒え「あな、うれしいの」といったことが地名の由来と伝えられます。8世紀初頭の文献『肥前風土記』にも記載があるように、古くから湯治場として利用され、江戸時代には長崎街道の温泉宿場町として栄えた歴史ある古湯。とろりとしたなめらかな湯ざわりが特徴です。

現在でも嬉野川沿いに30軒余りの宿泊施設が立ち並ぶ中、建築家・黒川紀章氏設計による12階建てのタワー棟が目を引く「和多屋別荘」がおすすめ!老舗の純和風旅館ながらもモダンにリニューアルされ、足湯や箱庭、ランタンアートなど施設の充実ぶりも魅力的です。大浴場をはじめ露天風呂、貸切風呂は日帰り利用も可能なので、ぜひ立ち寄ってみて。

ちなみに嬉野温泉の名物といえば、とろけるような温泉湯どうふや嬉野茶。温泉とともに堪能したい逸品です。また、温泉街の近くに歴史体験型テーマパーク「佐賀元祖忍者村 備前夢街道」があるのは、子供連れにうれしいポイント!忍者に扮して、見て、遊んで、江戸時代を満喫しましょう。

 

 

6.自然が生んだ神秘の芸術!奇岩景勝の地「七ツ釜」

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佐賀県の北西部に位置する唐津市屈指の絶景スポットといえば、古くから奇岩景勝の地として知られる「七ツ釜」。国の天然記念物に指定されています。

玄武岩の断崖が玄界灘の荒波で浸食されてできたもの。その名の通り、まるで釜戸のようにぽっかりと口を開けた海食洞が7つ並んでいます。草原が広がる七ツ釜の上部には展望台や遊歩道が整備され、ダイナミックな景観を眼下に望めます。

七ツ釜を間近で観賞するなら、車で10分ほど離れたマリンパル呼子(よぶこ)から出ている遊覧船「イカ丸」に乗りましょう。40分間の迫力満点なクルージングで、波が落ち着いていれば船のまま洞窟内に入って神秘の世界を眺めることも!断崖に見られる柱状に岩が割れた「柱状節理」は、まさに自然が生んだ芸術品で必見です。

ちなみに、イカの町として知られる呼子は、大正時代から続いている「呼子朝市」でも有名。マリンパル呼子の近くにある松浦町商店街の朝市通りには、元日を除いて毎日朝市が立ち、新鮮な地産品が並びます。会話や試食を楽しみながら、名物のイカを使ったグルメもご賞味あれ!

 

長崎県の夏休みはここに行きたい!

長崎新地中華街やグラバー園など、観光スポットがめじろ押しの長崎ですが、ここではリゾート気分を味わえる3スポットをご紹介!忘れられない夏になること間違いなしです。

 

7.光と花に囲まれ海外気分!「ハウステンボス」

佐世保市にある「ハウステンボス」は、日本にいながら海外旅行気分を味わえる人気の観光スポット。大村湾に面した広大な敷地内には、ヨーロッパのような美しい街並みが再現され、四季折々の花が咲き誇ります。屋内外でのアトラクションやショーは40を超える充実ぶり!夜になるとイルミネーションが街中をきらびやかに彩り、「光の王国」へと一変します。

この夏は、ランタンによる演出が幻想的な「光と運河のサマーフェスティバル」を開催!子供も大人も大興奮のガーデンプールも登場します。ナイトプールから眺めるイルミネーションや花火は、この夏の忘れられない思い出になること間違いなしですよ。

また、風車を背景に広がるヒマワリ畑をはじめ、パーク内のあちこちにヒマワリスポットが出現!たくさんの花に囲まれた、すてきな家族写真を撮るチャンスです。さらに、子供の美術館デビューにぴったりな「THE ドラえもん展 NAGASAKI 2023」も開催しています。

朝から夜遅くまで1日では足りないほど!パーク内にあるホテルやヴィラに宿泊するのもおすすめです。光の王国やナイトショーを夜遅くまで楽しんだり、朝日に輝く花の街を散歩したり、夏休みらしいリゾートステイを満喫しましょう。

 

8.マリンアクティビティが充実のアイランドリゾート!「伊王島」

長崎市内から伊王島大橋を渡って車でわずか30分!海遊びを楽しむのにぴったりな「伊王島」が待っています。

自転車で1周約2時間というこぢんまりとした島の観光拠点となるのが、エンターテインメントリゾート「i+Land nagasaki(アイランドナガサキ)」です。ロッジやホテルといった宿泊施設をはじめ、レストランや天然温泉、全天候型のスパテーマパーク、アクティビティなど魅力満載!日帰りでも利用できます。

夏の楽しみといえば、やっぱり「伊王島海水浴場コスタ・デル・ソル」。海水浴はもちろん、SUPをはじめ10種類以上あるマリンアクティビティのほか、ウォータースライダーやトンネルで遊べる海上アスレチックも同時に満喫できます。潮風を感じながらのシーサイドBBQもおすすめですよ。

さらに、夏の夜に体験したいのが肝試しならぬ、幻想的な光と映像のナイトアドベンチャー「アイランドルミナ」!伊王島の大自然と最新のデジタルアートが融合した非日常世界で、魔法の宝石を探すという新感覚のアトラクションです。軽いハイキングができる人であれば誰でも参加OK。森の中を歩きながら、家族みんなでドキドキ体験しちゃいましょう。

 

9.景勝地・九十九島をシーカヤックで海の上から堪能!

西海国立公園に指定され、佐世保を代表する景勝地・九十九島(くじゅうくしま)を海の上から堪能してみませんか?

「ウェーブピーク」が九十九島を舞台に、無人島を目指すシーカヤックツアーを開催!複雑に入り組んだリアス海岸と点在する大小208もの島が織りなす美しい景観を眺めながら、シーカヤッククルージングを楽しめます。波が穏やかなので初心者でも安心ですよ。

約3時間の“お手軽体験ツアー”は、観光の合間に参加しやすい人気のコース。少人数制&4歳から参加OKだから、家族旅行の思い出作りにもおすすめです。爽快な海上散歩でたどり着いた無人島では、貸切ビーチで遊んだり、島を探検したり、非日常のワクワク体験が待ち受けていますよ。

そのほか、無人島でBBQランチを味わって1日遊べる“無人島ランチツアー”や、夕涼みにぴったりな夏季限定の“サンセットツアー”もおすすめです。家族の絆も深まる感動体験をぜひ!

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熊本県の夏休みはここに行きたい!

山、海、川、どのフィールドでも楽しめる熊本は、夏休みのお出かけ先にぴったり!豊かな自然に飛び込めば、発見や学びがいっぱいです。熊本が誇る夏の一大イベント「山鹿灯籠まつり」もぜひ足を運びたいものです。

 

10.パラグライダー体験もOK!火の国・熊本のシンボル「阿蘇山」

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九州のほぼ中央部にそびえ立つ、火の国・熊本のシンボル的存在として知られる「阿蘇山」。阿蘇五岳(根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳)を中心とする連山で、現在も白煙を上げながら活発な火山活動を行っています。

標高の高い阿蘇山麓は夏でも涼しく、九州屈指の避暑地としても人気のエリア!「大観峰」や「草千里ケ浜」といった絶景スポットをはじめ、見どころにあふれています。

動物とふれあえる「阿蘇カドリー・ドミニオン」や「阿蘇ファームランド」、清涼感たっぷりの「鍋ヶ滝」や「高森湧水トンネル公園」など、夏休みに親子で訪れたいスポットも盛りだくさんです。

一風変わった観光をしてみたいなら、「阿蘇ネイチャーランド」主催の“パラグライダー体験ツアー”がおすすめ!雄大な阿蘇の景色が広がる小高い丘で、高低差30mのフライトに挑戦します。体重40kg以上あれば年齢問わず参加OK。家族みんなでリフレッシュしちゃいましょう。

 

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九州屈指の夏の風物詩「山鹿灯籠まつり」

福岡県に隣接する熊本県北部の山鹿市(やまがし)。かつては宿場町として栄えた古き良き町並みや湯量豊富な山鹿温泉で知られるこの町で、毎年8月15〜16日に開催されるのが、九州屈指の夏の風物詩といわれる「山鹿灯籠まつり」です。

和紙と少量の糊だけで作られる山鹿灯籠は、室町時代から伝わる伝統工芸品。お祭りでは、奉納灯籠や火熾しの儀といった神事のほか、山鹿灯籠踊り保存会による奉納灯籠踊りや納涼花火大会、ハイライトとなる千人灯籠踊りなどで盛り上がります。

金灯籠を頭に掲げた浴衣姿の女性たちが、民謡「よへほ節」の調べにのせて優雅に舞い踊る姿は、とても幻想的!灯りの輪が幾重にも重なり、千人が一斉に踊る光景は、圧倒されるとともに胸が熱くなること間違いなし。一見の価値ありですよ。(写真/PIXTA)

 

11.イルカとふれあえる!「天草パールガーデン&海中水族館シードーナツ」

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大小120余の島々からなる天草諸島の1つ、上天草市前島の海辺のリゾートエリアにある「天草パールガーデン&海中水族館シードーナツ」は、ファミリーで楽しむのにぴったりのスポット。離島でありながら、熊本市内から陸路でアクセスできます。

2021年に複合施設としてリニューアルし、天草の特産品である真珠の専門店をはじめ、カフェや食事処、天草の海産物や工芸品などが並ぶ土産物店などのショップが集まっています。

その中でも目玉となるのは、西日本唯一の海に浮かぶ水族館「海中水族館シードーナツ」!“旅する水族館”をテーマに5つのゾーンに分けて展示し、約200種類の生き物を観賞できます。イルカとふれあえるプログラムも豊富で、どこよりも間近で見られると人気です。

敷地内には、イルカやチンアナゴをかたどったかわいい遊具で遊べる広場や、手にハトを乗せた天草四郎像、ショップと水族館をつなぐ送迎バス「イルちゃん号」などもあります。楽しい家族写真がたくさん撮れそうですね。

 

12.日本三大急流・球磨川で爽快ラフティング!

夏の暑さを吹き飛ばすなら、爽快かつスリリングなラフティング体験を!熊本県南部の人吉盆地を流れる球磨川(くまがわ)は、日本三大急流の1つに数えられ、九州随一のラフティングのメッカとして人気です。

九州自動車道「人吉」ICから車で約30分、球磨村にある「メインストリーム」が“ラフティングツアー”を開催。半日や1日、ファミリー向けなど、好みに応じて選べる多彩なコースが用意されています。

ほかのツアーは小学5年生以上が参加できるのに対し、ゆるやかなエリアを下る“ファミリーコース”は6歳から参加OK!小さな子供連れの家族もみんなで楽しめるのがうれしいポイントです。もちろん激流ポイントもちゃんとあって、激しく舞い上がる水しぶきに大興奮!滝や川での遊び要素もたっぷりで、大人も子供も一緒になってはしゃげます。

ちなみに、集合・解散場所となるベースがあるのは、九州本土最大級の鍾乳洞である「球泉洞」の敷地内。ラフティングの前後に神秘の鍾乳洞探検を楽しめるだけでなく、食パンとはちみつの専門店やソフトクリームカフェ、食事処まであって、心もおなかも満たせます。特産品を販売するアンテナショップも要チェックですよ。

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大分の夏休みはここに行きたい!

県内全域に温泉が点在する大分では、夏だって温泉を満喫したい!壮大なスケールの甌穴(おうけつ)群が見られる藤河内渓谷でキャニオニングにも挑戦してみませんか?

 

13.温泉天国で地獄めぐり!?「別府温泉」

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“おんせん県おおいた”を観光するなら、源泉数・湧出量ともに日本一を誇る温泉天国「別府温泉」は外せません。別府市内には、それぞれ泉質も趣も異なる“別府八湯”と呼ばれる8つの代表的温泉地が点在。1つの街だけで7種類もの泉質が楽しめるのは、日本でもここだけだとか。

家族で楽しむなら、温泉の噴出口“地獄”を周遊する「別府地獄めぐり」がおすすめ!海地獄・鬼石坊主地獄・かまど地獄・鬼山地獄・白池地獄・血の池地獄・竜巻地獄の7つの地獄を巡ります。独特な色のお湯であったり、豪快にふき出す間欠泉であったり、地獄を思わせるポイントはさまざま。自然の神秘たっぷりで、夏休みの自由研究のテーマにするのも面白そうです。

特に注目したいのが、コバルトブルーをした海地獄。夏には名物である熱帯性植物のスイレンと“大鬼蓮(おおおにばす)”の花が見頃を迎え、8月13~15日の3日間限定で、体重20kgまでの子供であれば巨大な大鬼蓮の葉の上に乗る貴重な体験ができるんです。

また、噴気への映像投影や音と光で幻想的な空間を演出するイベント「夜の海地獄」も9月に開催!晩夏のお楽しみとしてチェックしておきましょう。

 

14.イルカやセイウチのパフォーマンスに大興奮!「大分マリーンパレス水族館 うみたまご」

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暑い夏の涼スポットにうってつけなのが水族館!大分市と別府市のほぼ中間、別府湾に面した風光明媚な場所に、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」があります。別府温泉からも近いので、あわせて訪れてみてはいかがでしょうか。

メインとなる大分の海を表現した大回遊水槽には、豊後水道に生息する90種1,500尾の魚たちが暮らしており、迫力ある動きを間近で観賞可能。見る場所によって、魚のさまざまな表情を楽しめます。大分の県南に生息するサンゴを繁殖させたサンゴ大水槽では、色鮮やかな魚たちとの競演にうっとり!人懐っこいナポレオンフィッシュにも出会えます。

「動物とあそぶ×アートであそぶ」がテーマのあそびーちでは、プールを自由に泳ぎ回るイルカをすぐそばで眺めたり、アートな遊具で思い思いに遊んだり。五感を刺激する体験に、子供たちも大喜びすること間違いなしですよ。

さらに、海風が心地良い屋外で繰り広げられるイルカやセイウチのパフォーマンスショーも必見!名物となっているセイウチの腹筋運動をはじめ、笑いを誘う数々の名人芸に心癒やされます。

 

15.抜群のロケーションで花・アート・キャンプを満喫!「長崎鼻」

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「長崎鼻」といえば鹿児島県・指宿にある岬を思い浮かべる人も多いでしょうが、大分県北部の国東(くにさき)半島にも同名の絶景スポットがあるんです。豊後高田市の長崎鼻は、周防灘に向かって鼻のように突き出した岬。抜群のロケーションの中で花やアート、キャンプが楽しめて、夏に訪れるのにもってこいのリゾート地です。

先端には灯台があり、岬全体は大きく分けて約16haの広大な花畑ゾーン、「長崎鼻リゾートキャンプ場」のある森ゾーン、海水浴場やグランピング施設のある海ゾーンの3つ。

キャンプ場へと続く一体には、春は菜の花畑、夏はヒマワリ畑が広がります。段々畑に植えられた160万本ものヒマワリが、太陽に向かって花を咲かせる光景は圧巻!眺望の良い展望台もあり、見頃を迎える8〜9月に登場する巨大なヒマワリの迷路も楽しみです。

キャンプ場には、コテージやログハウス、キャビンのほかに、趣の異なるテントサイトが充実!アウトドアサウナまで堪能できます。場内にアートが点在しているのも魅力で、国際的アーティストのオノ・ヨーコや韓国の現代美術界を代表するチェ・ジョン・ファの作品などを野外展示。「不均質な自然と人の美術館」というアートスポットまであって、見応えたっぷりです。

 

宮崎県の夏休みはここに行きたい!

“神話のふるさと”といわれる高千穂で神秘的な風景に出合うもよし、牧場で動物とふれあうもよし、海沿いの施設でイルカと遊ぶもよし。宮崎にも夏休みに行きたいスポットがいっぱいです!

 

16.夏はライトアップも!渓谷美に圧倒される「高千穂峡」

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宮崎県北部に位置する高千穂といえば、日本神話ゆかりの地。まずは、神秘的な雰囲気に満ちあふれた「高千穂峡」を訪れてみましょう。九州を代表する景勝地であり、国の名勝天然記念物に指定されています。

阿蘇山の火山活動による噴出物が、五ヶ瀬川の流れで浸食されてできた断崖がそそり立つ美しいV字峡谷。一番高い所で100mにもなる筋状をした柱状節理の断崖が約7kmにわたって続いており、独特の渓谷美に圧倒されます。

一番の見どころは、高千穂峡のシンボル「真名井の滝」です。エメラルドグリーンをした川面に約17mの高さから落ちる滝の糸は、なんとも神聖な光景!滝の周辺には遊歩道が整備されており、目の前には展望台もあるので、散策をしながら絶景を楽しめます。

さらに体験してほしいのが、手漕ぎの貸しボートによる水上遊覧!ボートから間近に見上げる真名井の滝や岩壁は迫力満点ですよ。夏季には、滝と遊歩道がライトアップされるイベントも開催。夜の高千穂峡の魅力にふれる絶好のチャンスをお見逃しなく!

 

17.動物とのふれあいに子供もワクワク!「高千穂牧場」

雄大な霧島連山の麓に広がる「高千穂牧場」は、大自然の中でのびのびと育った牛や馬、ヒツジたちとのふれあえる観光牧場。入場料&駐車料金が無料という財布にもやさしいスポットです。

牧場や牛乳製造工場の見学をはじめ、乳搾りやバター作り、乗馬など子供がワクワクできる体験が盛りだくさん!もっと近くで動物たちと遊びたいなら、ウサギやヤギなどに実際にふれられる「動物ふれあいランド」もあります。モコモコしたヒツジの手触りを体感してみて。

高千穂牧場の人気グルメといえば、ソフトクリーム!濃厚な味わいと自然な甘さがたまりません。そのほか、焼き肉やジンギスカンを味わるレストランや、眺めの良い屋根付きテラスで軽食がいただけるフードコートもあり、遊んだあとのエネルギーチャージもばっちり。

牛乳や乳製品といった牧場ならではの商品がズラリと並ぶ売店もあります。夏には牧場へ続く丘に、広大なヒマワリ畑が出現!ロマンチックな写真が撮れるフォトスポットとして人気です。

 

18.イルカと仲良く遊べる!「志布志湾大黒イルカランド」

風光明媚な志布志湾(しぶしわん)に面した「志布志湾大黒イルカランド」は、その名の通りイルカとふれあい、一緒に泳げる体験型テーマパーク。宮崎県の最南端、鹿児島県との県境に近い串間市にあります。

一番人気はダイナミック&コミカルなイルカショーですが、イルカの背びれにつかまって一緒に泳ぐフレンドリースイムをはじめ、わくわくタッチやほっぺにキッス、両手で握手など、思わず笑顔になれる癒やしの体験メニューが満載!こんなに近くでイルカと仲良くできる機会はなかなかありませんよ。

ほかにも、ペンギンやウミガメへの餌やり体験や、タコやヒトデなど海の生き物とふれあえるタッチプールも。さらに、園内にはウサギやポニーと遊べる「小動物ランド」まであって、動物好きな子供は笑顔になれること間違いなしです。

天然釣り堀や磯遊びができるエリアもあり、家族でワイワイ楽しむのにぴったり!志布志湾の大パノラマを一望できる展望台では、七福の鐘を3つ鳴らすと願いがかなうのだとか。お土産探しに最適な海鮮市場や食事処、牡蠣小屋が集まった無料ゾーンもあって、大人も子供も楽しめるスポットです。

 

宮崎県の夏休みはここに行きたい!

桜島をはじめ、雄大な自然が見どころの鹿児島は、離島にも魅力がいっぱい!せっかくの夏休み、船や飛行機に乗って遠出してみるのもおすすめです。

 

19.ジンベイザメにびっくり!夏は夜も楽しめる「いおワールドかごしま水族館」

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鹿児島のシンボル・桜島と錦江湾(きんこうわん)を目の前に望む「いおワールドかごしま水族館」。ロケーションの良さもさることながら、九州最大級を誇る展示内容も魅力です。

鹿児島の海に住む生き物を中心に約500種3万点を展示。メインとなる黒潮大水槽には、世界最大の魚・ジンベエザメをはじめ、悠然と泳ぐ大型のエイや群泳するカツオ・マグロなどを大迫力で観賞できます。子供たちは、ジンベイザメのあまりの大きさにびっくりしちゃうかも!?

また、イルカやアザラシ、デンキウナギなどを実演や解説を交えながら紹介してくれて、ただ見るだけでなく、その生態を学べるイベントが充実しているのも特徴です。大人も子供も興味津々!錦江湾へとつながる屋外水路(無料エリア)では、自然のままのイルカの姿やパフォーマンスの練習風景などを見られます。

夏休み期間中の週末や祝日、お盆は開館時間を延長して「夜の水族館」を開催!夜にしか見られない貴重な生きものたちの姿をじっくりと観察しましょう。

 

20.火山島ならではの魅力を体感できる!「桜島」

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錦江湾の沖合い4kmのところに浮かぶ「桜島」。北岳・南岳の2つの主峰から成る複合活火山で、毎日のように小規模な噴火を繰り返し、火山灰を降らせています。鹿児島市内から雄大な姿を眺めるのもよいですが、せっかくなら足を運んで、島の魅力を体感してみましょう。

いおワールドかごしま水族館のすぐ近くにある鹿児島港から桜島フェリーでわずか15分とアクセス良好!一周約36kmの島内は、車なら約1時間、自転車なら約4時間でぐるりと回れます。

桜島港を発着点とした観光に便利な循環バス「サクラジマアイランドビュー」を利用するのもおすすめ!桜島と錦江湾国立公園について知識を深められる「桜島ビジターセンター」をはじめ、足湯のある「桜島溶岩なぎさ公園」、島内で一般人が立ち入れる最高地点にある絶景スポット「湯之平展望所」などを経由しながら、島の西エリアにある主要な見どころを巡れちゃうんです。

そのほか、海釣りやシーカヤック、トレッキングなど、桜島の自然を満喫できるアクティビティも充実。また、天然の温泉が湧き出す有村海岸では、小さなスコップを使って自分で浜辺を掘り、マイ足湯を楽しめるという火山島ならではの楽しみも!親子で盛り上がりそうですね。

 

21.自然豊かな南の楽園は遊びの宝庫!「奄美大島」

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鹿児島の数ある離島の中でも一番大きな「奄美大島」は、世界自然遺産にも登録された手つかずの大自然が残る南の楽園!

美しいサンゴ礁の海と緑豊かな亜熱帯植物の森に恵まれ、体いっぱいに自然を満喫できるアクティビティが盛りだくさんです。東京から飛行機で約2時間半、鹿児島から飛行機で約1時間とアクセスの良さも魅力的。観光&絶景スポットも豊富で、夏休みは海に山に遊び尽くしたいファミリーにはうってつけの島といえます。

島内屈指の美しさを誇る「土盛(ともり)海岸」や「倉崎海岸」で、海水浴をはじめシュノーケリング体験ダイビングを楽しむもよし。シーカヤックSUPで海上散歩したり、エネルギッシュな波でサーフィンをしたり、透明度抜群な奄美ブルーの海は遊びの宝庫です。

また、太古の森を冒険できるトレッキングマングローブカヌー、独自の生態系を観察できるアニマルネイチャーウォッチングなど、大人も子供もワクワクできる体験もいっぱい!ここでしかふれられない文化やグルメ、特産品と併せて、奄美大島の魅力をたっぷり堪能しましょう。

 

この夏は九州を遊び尽くそう!

海・川・山と自然豊かな九州は、夏こそ訪れたい魅力にあふれています。ドライブがてら県をまたいで気になるスポットを巡るもよし!1つの県をじっくり楽しむもよし!思い切って島旅もおすすめですよ。

休日の便利でお得な遊び予約サービス「アソビュー!」では、さまざまなアクテビティやレジャーを紹介しています。旅行の計画にぜひ役立ててください!

(文:Miki Watari)

※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。

 

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