山梨県の八ヶ岳南麓にある清里高原は、日本有数の高原リゾート。行きたい場所が多くて迷ってしまう…という人は「SOTOASOBI LIFE」編集部が選定した観光スポットランキングを参考にしてください!豊かな自然を満喫できるアクティビティツアーもご紹介します。
八ヶ岳南麓にある山梨県の清里高原は、多くの観光客が訪れる日本有数の高原リゾートです。
雄々しい八ヶ岳連峰の山々、四季折々の草花、そんな豊かな自然はもちろん、清里高原には訪れる人々を魅了する観光スポットがめじろ押し!
そこで今回は、清里高原の観光スポットの中から編集部が厳選したおすすめのスポットを、ランキング形式でご紹介します。ぜひ、清里高原を散策する際の参考にしてくださいね。
1位.清里高原のシンボル!歴史ある「清泉寮」

「清泉寮」抜きには清里高原は語れない!そんな清里高原のシンボル的存在が、堂々のランキング1位です!
昭和13(1938)年に清里開拓の父ポール・ラッシュ博士によってキリスト教指導者研修施設として建てられた清泉寮は、現在では本来の宿泊・研修以外にも、食べる・買う・遊ぶのすべてがそろった人気の観光施設となっています。
特におすすめしたいのは、東京ドーム15個分の広さを持つ「ジャージー牧場」で生産されているソフトクリームをはじめとした乳製品。普段、口にしている乳製品とは比べ物にならないほどフレッシュで濃厚!そのあまりのおいしさに、清泉寮のソフトクリームを求めて全国からひっきりなしに観光客が訪れるというのも納得です。
敷地内のファームショップでは、ソフトクリーム以外にも自家製のジャージーバターを使用したドリアや有機ジャージー牛乳をベースにした白いカレーライスなどの地産地消グルメがあります。
“食べる”を堪能したあとは、“遊ぶ”もぜひ。ファームショップ併設の「子ども広場」には、ツリーハウス型の遊具やミニトラクターなど5つの遊具があり、さらに森の中には本格的なツリーハウスも設置されているので小さな子供も大満足!日帰りでも十分に楽しめますが、子供に向けた滞在型プログラムなども豊富にあるので、宿泊でもぜひ!
2位.始まりはひとつの喫茶店から「萌木の村」

清泉寮と並び、清里観光の中心的存在である「萌木の村」は、おしゃれなレストランやカフェ、ショップが点在する人気の観光スポットです。約33,000平方メートルの広大な敷地に約24のショップがあり、散策しながらゆっくりと飲食や買い物を楽しむことができます。
萌木の村の始まりは「ROCK(ロック)」というひとつの喫茶店から始まりました。甲州麦芽ビーフと地元で採れた野菜を少なくとも10時間以上煮込んで作り上げるビーフカレーは、ワイルド見た目とは裏腹に本格的な味で、クセになってしまうおいしさ!年間15万食オーダーされるというのも納得です。
飲食や買い物のほかには、木工制作やセグウェイを体験したり、クラシックなメリーゴーラウンドに乗ったり、イギリス人ランドスケープデザイナーが手がけたナチュラルガーデンをのんびり歩いたり。子供から大人まで、いろんな楽しみ方ができるのが人気の秘密です!
3位.標高1,900mの絶景テラスでひと息!「サンメドウズ清里(清里テラス)」

「サンメドウズ清里」では、ウインターシーズンはスキー場、サマーシーズンは“マウンテンリゾート”として、年間を通じてたっぷりと山の爽快感を体験できます。
ここでぜひ訪れて欲しいのが、清里エリアで最も高い標高1,900mに位置する「清里テラス」。
パノラマリフトに乗って10分の空中散歩を楽しむと、着いた先には野辺山高原の絶景を一望できる究極の屋外テラス空間が広がっています。さらに階段を上がった先には、テイクアウトも充実した「カフェ1920」もあるので、ここで飲み物を買ってテラスでゆっくりと過ごすのもおすすめです。
さらに2022年には、ハンドル付きのソリ「Gカート」を体験できる「アクティブエリア」と、“何もしない”がコンセプトの自然を感じながらのんびりと過ごす「チルエリア」がオープン。ひとつの山で何通りもの楽しみ方ができるので、訪れるたびに新しい発見がありそうですね!
4位.動物とふれあえる!広大な自然が魅力の「山梨県立まきば公園」

標高1,100〜1,700mに広がる山梨県立八ヶ岳牧場の一部を開放して造られた「まきば公園」。雄大な自然の中で動物とふれあえる公園で、天気が良い日は富士山を一望できる絶好のロケーションです!
5月上旬からは牛が放牧され、のんびりと草を食む様子を眺められますよ。リードを装着すれば、ペットと園内を散策することもできます。
動物と思う存分ふれ合ったあとは、「まきばレストラン」でひと休み。山梨産の畜産物や野菜、フルーツの恵みをいただけば、きっと心も満たされるはず。売店では、新鮮な農畜産物やお土産も購入できます。
5位.気軽はハイキングにぴったり!6月はレンゲツツジが咲き誇る「美し森」

八ヶ岳連峰の最高峰「赤岳」の東尾根にある標高1,542mの小高い丘が「美し森山」です。
サンメドウズ清里へ向かう途中に駐車場があり、そこから山頂の「美し森展望台」までは徒歩約15分。子供や年配の方でも気軽にハイキングを楽しめます。展望台からは、清里高原や南アルプスの美しい景色が広がりますよ。
レンゲツツジの群生地としても知られ、約1,000本ものレンゲツツジが咲き誇る6月には特に観光客でにぎわいます。
6位.絹糸のように流れ落ちる美しい滝「吐竜の滝」

清泉寮とまきば公園の間を流れる川俣川渓谷には、「吐竜(どりゅう)の滝」という名所があります。落差10m、幅15mと横幅があり、岩の間から絹糸のように水が流れ落ちるさまが美しい滝です。
JR小海線「清里」駅と「甲斐大泉」駅の中間あたりに駐車場があり、川俣川に沿って歩くこと15分ほどでたどり着けます。
吐竜の滝からさらに北にある東沢大橋までは遊歩道があるので、トレッキングをしながら水辺の景色を堪能するのもおすすめですよ。
7位.リフトカーに乗って展望台まで行ってみよう!「道の駅南きよさと」

清里高原のエントランスともいえる「道の駅南きよさと」は、道の駅の定番である直売所とレストランはもちろんのこと、BBQ広場やドッグラン、コイが悠々と泳ぐ大きな池、遊具のある芝生広場までがある“遊べる”道の駅です。
こちらのレストランの名物は、信玄餅とソフトクリームが合体し、黒蜜ときなこがたっぷりとかかった「信玄ソフト」。そのボリュームはデザートというより軽食レベルです。
腹ごなしに施設の奥にあるリフトカーに乗って上へ登ると、そこには展望台や収穫体験などを楽しめる「南八ヶ岳 花の森公園」があります。絶景を見て、季節の花々に癒やされて、ドライブで疲れた体をリフレッシュしてみては?
8位.新緑や紅葉に映える!鮮やかな赤色が印象的な「東沢大橋」

その鮮やかな赤い外観から通称“赤い橋”と呼ばれる「東沢大橋」。吐竜の滝の紹介でも登場したこの橋、川俣川に架かるアーチ状の橋で、長さは90m、高さは48.9mあります。
春には新緑、秋には紅葉の八ヶ岳を背景にした東沢大橋の景観は、清里高原の名所として多くの観光客を魅了しています。
吐竜の滝からハイキングをして東沢大橋まで行くのもいいですが、橋の東側の展望台には駐車場があるので、車を停めてゆっくり景色を堪能することもできます。
9位.清里高原で貴重な天然日帰り温泉!「アクアリゾート清里」
キャンプ場やテニスコート、ドッグラン、パターゴルフ場など、さまざまな施設が集まる「清里丘の公園」。
その一角にある「アクアリゾート清里」には、室内温水プールのほか、日帰り入浴できる「清里温泉 天女の湯」があり、観光の疲れを癒やすのにはもってこいの場所です。
八ヶ岳南麓に湧き出たこの温泉は、保湿と美肌効果のあるナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉で、子供や年配の方でも安心して入浴できる泉質です。観光の締めくくりにぜひ立ち寄ってはいかがでしょうか。
10位.庭やカフェでも絵本と親しめる「えほんミュージアム清里」
「えほんミュージアム清里」は、イギリスの絵本作家エロール・ル・カインの作品を中心に、国内外の絵本の原画を展示する絵本美術館です。
ミュージアムカフェには自由に読める絵本も用意されており、天気が良い日にはテラスでお茶をしながら絵本を読むのもおすすめ。絵本に関連した文房具やポストカードなどを販売するミュージアムショップにも、ぜひ寄ってみてください。珍しい洋書の絵本にも出合えますよ。
ミュージアムの前には広大な牧草地が広がり、そこはまさに絵本の世界のようなすてきなロケーション!木陰に用意された心地良いスペースで絵本を読める「プライベート・リビング」という企画も開催中なので、気になる人は公式ホームページをチェックしてみてくださいね。
清里高原で楽しみたいアクティビティ!
豊かな自然に恵まれた清里高原に来たなら、アクティビティで山や森に親しむのがおすすめ。初心者や子供でも気軽に体験できるツアーをご紹介します。レンタル品も充実しているので、持参する荷物も少なくてすみますよ。
“天空の池”で子供もワンちゃんも爽快カヤック!
ロケーション抜群!標高1,600m、通称“天空の池”と呼ばれる「美しの池」でカヤックができる夢のようなツアーがあります。
「八ヶ岳アウトドア・アクティヴィティーズ」が主催する“山カヤックツアー”は、穏やかな湖面をカヤックでゆったりと水上散歩ができるフレンドリーなツアーです。
4歳から参加OK、愛犬も一緒に乗ることができるというのも魅力!ツアーの集合場所は先に紹介した「サンメドウズ清里」の駐車場なので、ツアーの前後にリフトに乗って、標高1,900mにある清里テラスまでさらに足を延ばしてみてはいかがでしょう?
八ヶ岳山麓を自然観察しながらトレッキング!
登山ほどハードではない、でもしっかりと山を感じたいという人には、同じく「八ヶ岳アウトドア・アクティヴィティーズ」が主催する八ヶ岳山麓トレッキングツアーがおすすめです。
4歳から参加できる“家族で楽しむ森歩きツアー”は、八ヶ岳の自然に精通しているガイドと一緒に、坂の少ない山林を自然観察しながら散策するツアーです。
普段は気にすることのない木々や草花の種類、驚くほど多様な野鳥や昆虫の生態など、自分たちだけでは知ることのない八ヶ岳の豊かな自然の魅力をガイドが惜しみなく教えてくれます。
見るもの感じるものが多い密度の濃い内容なので、1時間半があっという間に過ぎてしまうかも!?
清里高原で観光を満喫!
標高1,300m前後にある清里高原は、夏でも爽やかな気候で人気の避暑地。これからの季節、澄んだ空気を吸ってリフレッシュするのにぴったりの場所です。ぜひ、本記事を参考にして観光を楽しんでくださいね。
八ヶ岳山麓でアウトドアを思いっきり楽しみたい!という人は、休日の便利でお得な遊び予約サービス「アソビュー!」で、さらにツアーを探してみてくださいね。
(編集部注*2016年3月22日に公開された記事を再編集したものです)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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