人気のパラグライダー!スカイダイビングやハンググライダーとの違いは?

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空を飛ぶ夢をかなえてくれる「パラグライダー」。同じスカイスポーツである「スカイダイビング」や「ハンググライダー」とどう違うの?と思う人も多いはず。この記事ではそれぞれの違いとともに、パラグライダーの魅力や気軽に挑戦できる体験ツアーをご紹介します。

人気のスカイスポーツである「パラグライダー」。風に吹かれながら空を飛べるパラグライダーに、一度は体験したいと憧れを持つ人も多いのではないでしょうか。

しかし、同じ空を飛ぶ「スカイダイビング」や「ハンググライダー」との違いがいまいちわからない…というのもよくある話。

今回はパラグライダーとはどんなスカイスポーツなのかをお伝えするとともに、パラグライダーデビューにぴったりのおすすめ体験ツアーをご紹介します。

そもそもパラグライダーとは?

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パラグライダーとは、スポーツ用に開発した滑空能力を持つ翼・キャノピーを地上で開き、斜面を使って飛び出し滑空するスカイスポーツです。

動力はありませんが、上昇気流を利用することで、鳥のように上昇することもできます。また、斜面に沿って吹き上がってくる風を利用して上昇したり、高度を維持したりすることもできます。滑空中の巡航速度は30〜35kmほどで、比較的ゆっくりしています。

パラグライダーで必要な道具と装備は、キャノピーとハーネスになります。翼部分であるキャノピーには骨組みがなく、ナイロンなどの丈夫な布でできています。そして、このキャノピーと自分の体をつなげる役割を果たすのがハーネスになります。高高度を飛行する場合にはヘルメットや手袋、フライトスーツなどを着用することもあります。

パラグライダーの操作は決して複雑なものではありませんが、一人で飛ぶ場合にはスクールに入校してライセンス(技能証)の取得が必要になります。日本では「公益社団法人日本ハング・パラグライディング連盟(JHF)」と「NPO法人日本パラグライダー協会(JPA)」が発行しており、公認スクールで取得できるので、費用や取得までの期間などを比較して選ぶとよいでしょう。

また、初心者やライセンスを持っていない人でも、インストラクターと一緒に飛ぶ「タンデムフライト」であれば飛行体験ができるので、まずは試してみたいという人には体験ツアーがおすすめです。

 

海抜0地点からの浮遊体験!

都心からアクセスの良い湘南の海で、鳥のようにゆったりと空中散歩してみませんか?ご紹介するのはエンジン付きのプロペラを背負い、平地からテイクオフして大空を飛行するアクティビティであるモーターパラグライダーのツアーです。

パラグライダーのように斜面を駆け下りることもなく、海抜0地点からフワッと飛び立つ感覚は不思議そのもの。ツアー内容は所要時間によって異なり、‟10分間タンデムフライトコース”では高度約100mまで上昇し、短い時間で充実した空の旅を楽しむことができます!

一方、‟20分間タンデムフライト”では高度約200mまで上昇し、江の島へ向けてロングフライトを堪能できます。ベテランのガイドが一緒に飛ぶ安心のタンデムフライトなので、なんと3歳から参加可能!とっておきの非日常体験を、親子でいかがですか?

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パラグライダーの魅力とは?

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パラグライダーの魅力は、なんといっても鳥のように空を飛べること!風と一体になって飛ぶ感覚、遮るもののない状態で空から見渡す景色、どれも特別で体験した人を魅了します。

うまく上昇気流をつかまえて、高高度、長距離を飛行するには経験と技術が必要ですが、パラグライダーを趣味やライフワークにして技術を磨いていくのは楽しいもの。思うようにフライトできるようになったときの達成感と爽快感はひとしおです!

初心者でも半日〜1日の体験コースで数メートル浮遊することができるので、まずは自分の力で浮遊する喜びを味わってくださいね。

 

スカイダイビングとの違い

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スカイダイビングは、航空機などを使って一気に高所に上がり、高度1,000〜4,000m程度から自由落下(フリーフォール)してからパラシュートで着地するアクティビティです。

落下中の速度が時速200kmにも達することや、身ひとつで大空へ飛び込むことなどから、一般的にはスピード感やスリルを楽しむことが目的のアクティビィと認識されています。その一方で、スカイダイビングには落下する際に発生する上向きの風「相対風」を使ったコントロールの技術やパラシュートの操縦技術を競うスカイスポーツとしての側面もあり、国内外でさまざまな大会が開催されています。

パラシュートの形状は、パラグライダーが横に長い楕円形であるのに対し、スカイダイビングは傘のような円形をしています。1人で飛ぶにはスカイダイビングのスクールで講習を受け、ライセンス(認定証)を取得する必要がありますが、未経験者でもタンデムフライトであれば体験できます。

 

ハンググライダーとの違い

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パラグライダーとよく比較されるアクティビティとして、ハンググライダーがあります。両者の違いとしては、翼の形状や構造、操縦方法や飛行能力などが挙げられます。

まず、パラグライダーの翼部分にあたるキャノピーには骨組みがありませんが、ハンググライダーの翼は丈夫な金属製のパイプを骨組みとしており、鳥の羽のように横に長い三角形をしています。その翼であるグライダーからぶら下がる状態でハーネスを接続し、搭乗者はハーネスを装着してうつ伏せの状態で飛行します。

どちらも山などの斜面から飛び立ち、上昇気流を利用して浮遊するアクティビティですが、パラグライダーよりもハンググライダーの方が翼と体の密着度が高く、コントロールバーを持って体を傾けることで軌道を変えられるので、慣れてくると自由にフライトを楽しむことができます。

飛行スピードはパラグライダーで15〜45km/h、ハンググライダーで20〜60km/h、上級者になると100km/hを超えるようなので、約2倍の開きがあるといっていいでしょう。

ハンググライダーもやはりフライトにはライセンス(技能証)が必要で、JHFが発行しています。ただし、こちらもインストラクターと一緒に飛ぶタンデムフライトであれば飛行体験ができるので、まずは体験ツアーで試してみては。

 

富士山が迫ってくる!富士山麓の忍野でハンググライダー体験はいかが?

富士山が迫ってくる!山梨県の南東部、富士山北麓に位置する忍野でハンググライダー体験ができるぜいたくなツアーがあります。

まずは4歳から参加可能な“トーイングフライトコース”。トーイングフライトとは紐で引っ張ってハンググライダーを浮き上がらせる、凧揚げのような方法で飛ぶもの。地上から約3mの高さを100mほど滑空する安全なフライトになります。手軽に浮遊感を楽しめるので、ハンググライダーには興味があるけれど、ちょっと怖い…という人は最初にこちらを体験してみるといいかもしれません。

そしてもう1つ、“2人乗り体験飛行コース”はインストラクターと一緒に乗るタンデムフライトを体験するコースです。経験豊富なインストラクターが右へ左へ旋回し、上昇気流に乗って空へ舞い上がれば鳥になった気分を味わえるかも!?

春の新緑や秋の紅葉など季節によって見える景色が変わるので、季節を変えて楽しんでみるのもおすすめですよ。

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パラグライダーを楽しめる場所は?

パラグライダーを体験できる場所は全国各地に点在しています。北海道の大自然や広大な鳥取砂丘、沖縄の海を空から楽しむ、なんてこともできます!また、意外に感じるかもしれませんが、都心から車や電車で1時間ほどにもフライトエリアがあります。

初心者でも手軽に楽しめる体験ツアーがたくさんるので、まずはアクセスしやすい場所で体験してみてはいかがでしょうか。今回は関東から関西までのおすすめ体験ツアーをご紹介します!

 

圧巻の関東平野のパノラマを堪能!|茨城県

東京からアクセスの良い筑波山麓は、パラグライダーやハンググライダーなどスカイスポーツのメッカとして知られています。眼下に霞ヶ浦を望み、雄大な関東平野をゆったりと飛行する体験は爽快感抜群です。

ご紹介するのは、1998年より多くの人にパラグライダー体験を提供してきた老舗「ときがわパラグライダースクール
」が主催する2つのツアーです。“1日体験コース”は、インストラクターによる丁寧なレクチャーを受けながら練習したあと、自分で操縦して飛ぶもの。足が地面を離れフワッと宙に浮かぶ体験は思っている以上に感動的!

そして“体験&タンデム満喫コース”では、高度250〜300mから大胆にタンデムフライト!インストラクターと一緒に飛ぶので、安心してゆったりと空中散歩を楽しめます。

基本装備のレンタルはすべて参加料金に含まれており、つくばエクスプレス「つくば」駅からの無料送迎もあるので、気軽に参加してみてはいかがでしょう。

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富士山と駿河湾の絶景を一度に楽しめる!|静岡県

富士山と駿河湾の絶景を一度に楽しめる!そんな一粒で二度おいしいお得なフライト体験があります。

これまで約10万人の参加者に安全なツアーを提供してきた「スカイ朝霧」が主催するパラグライダーのツアーは、インストラクターと一緒に飛ぶ“タンデムフライトコース”、自分で操縦する“半日体験コース”、そしてタンデムフライトと自分で操縦する浮遊体験がセットになった“セットコース”のすべてがそろっているので、スキルや興味に応じて好きな体験を選べます。

中でもタンデムフライトは3歳から参加可能なので、テーマパークでは物足りない子供にとって絶好の体験となるかもしれません。親子での思い出作りにぜひ!

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海、山、平野と三拍子そろった稀有なロケーション|石川県

「スカイ獅子吼パラグライダースクール」が主催する“タンデムフライトツアー”は、金沢平野と日本海、南には白山(はくさん)を一度に望めるなんともぜいたくなパラグライダー体験です。

舞台となる獅子吼(ししく)高原は、石川県金沢市と白山市にまたがる後高山周辺のこと。日本海側では有数のスカスカイスポーツの名所として知られ、太平洋側とは違った絶景を楽しめます。

タンデムフライトなので操作はすべて同乗するベテランパイロットが行い、海、山、平野と三拍子そろった稀有なロケーションを鳥になった気分でゆったりと堪能できます。3歳の子供から70歳以上のシニアまで幅広い世代が参加しているので、親子3代で空の旅を楽しむこともできますよ!

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標高580m付近からダイナミックにテイクオフ!|京都府

京都の亀岡市にある三郎ヶ岳は、亀岡盆地を一望できるなど見晴らしの良さから登山でも人気の高い山ですが、パラグライダーの舞台としても絶好のロケーションです。

ご紹介する“タンデムフライトコース”は、三郎ヶ岳の標高580m付近からテイクオフするダイナミックなフライト体験。前後左右、上も下もすべてが見渡せる視界の良さ!操縦はパイロットに任せて、ここはもう存分に眼下に広がるパノラマを楽しんでしまいましょう。

自分で操縦する“チャレンジコース”や、チャレンジとタンデムの両方を体験する“チャレンジ+タンデムフライトコース”もあるので、よりアクティブに体験したい人はこちらもぜひ!

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まずは体験ツアーでパラグライダーに挑戦しよう!

パラグライダーがどんなものか知るには、実際に体験してみるのが一番!未経験でも気軽に参加できる体験ツアーで、ぜひその魅力を体感してはいかがでしょうか。

休日の便利でお得な遊び予約サービス「アソビュー!」では、全国のパラグライダー体験ツアーを紹介しています。ぜひ近くのツアーを見つけて、チャレンジしてみてくださいね。

(編集部注*2015年3月10日に公開された記事を再編集したものです)

※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。

 

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