コスモプラネタリウム渋谷の魅力や料金を紹介!見どころと人気プログラムを星空解説員に聞いた

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実際にプラネタリウムを体験してみた!

ここからは、実際にコスモプラネタリウム渋谷でプログラムを鑑賞する際の流れを紹介します。
 

・チケット購入の方法と注意点

チケットは現地の券売機で当日券を購入します。イベントプログラムはオンラインで事前予約できる場合もあるので、予定が決まっている場合は利用しましょう。

プログラムは、土日祝日が11:00から、平日は13:00から1回目が始まります。チケットは開館後であれば、2回目以降の分も購入できます。

チケット購入は残席があれば投影開始直前でもできますが、満席になるとその回は売り切れになり、入れません。混みそうな日は、夕方の回を鑑賞する場合でも早めに購入するのがおすすめです。

なお、混雑する可能性が高いのは、土日祝日の14:00~17:00頃とのこと。土日祝日に訪れる場合は、早めにチケットを購入しておきましょう。
 

・固定席と回転席の違いは?

座席はすべて自由席で、入室した順番で好きな席に座れます。どの席もドームの中央を向くように配置されているのが特徴です。

座席には2つのタイプがあり、ドーム北側の84席が固定席、南側の36席が回転席となっています。

固定席はリクライニングができるだけで、座席自体は回転しません。回転席は固定席より少し背もたれを深く倒せて、さらに座席自体を90度ほど回転させられます。

ただし、映像が見やすく音響も良いのは固定席。とくに中央部分の座席がおすすめだそうです。ドームは半球形なのでどこを見上げても同じに見えますが、映像プログラムは南側を向いて鑑賞するように作られているものが多く、音も固定席のほうがより良く聞こえます。

一方の回転席は、通常北西または北東を向いています。南側を見たいときは、自分の足を使って座席を回転させ、南側を正面にできます。

また、回転するスペースを確保するため、隣の席との間を少し離してあるのもポイント。ゆったりくつろぎながら鑑賞したいなら回転席、プログラムに集中したいなら固定席を選ぶとよいでしょう。

どの席を選んでもプログラムは支障なく鑑賞できるのでご安心を。リクライニングすればドーム全体を見渡すことも可能です。リクライニングは途中で止められないので、倒すときはゆっくりと最後まで倒しましょう。

なお、座席は1名につき1席ですが、小学生未満の子ども1名に限り、大人1名の膝の上で鑑賞可能です。この場合は、小学生未満の子どもの入館料は無料となります(※小学生未満でも座席を使用する場合は、小中学生料金がかかります)。
 

・投影が始まったらストーリーに集中しよう
 

画像提供:コスモプラネタリウム渋谷

プログラムがスタートしたら、静止画・動画にかかわらず撮影・録音は禁止されています。着信音やアラームが鳴らないように、スマホはマナーモードに設定するか電源を切るようにしましょう。

ただし、入口のドアが閉まってプログラムがスタートするまでは撮影可能です。館内で記念撮影を楽しめるほか、プラネタリウム投影機を撮影したり、開始前にドームに投影されたプログラムのスタート画面を撮影したりできます。

この時間帯の撮影・SNS投稿は歓迎されているので、ぜひ撮影して「今日はこんなプログラムを見にコスモプラネタリウム渋谷に来ました」と、投稿してみてください。ただし、ほかのお客さんの映り込みには注意しましょう。

今回は実際に、『今夜の星めぐり』『Starry Music~オーケストラで奏でる宇宙~』『星になるまで music by ACIDMAN』の3つのプログラムを体験しました。ここからは、どのようなプログラムだったのかを簡単に紹介します。

『今夜の星めぐり』は、これぞプラネタリウムという王道のプログラム。渋谷駅周辺の地上から約200mほどの高い場所に立って、もしも地上の明かりが消えていたら見られる満天の星を体感しつつ、宇宙や星について学べます。

季節の星座にも少し詳しくなれるので、見終えたら星のうんちくを誰かに語りたくなりますよ!

『Starry Music~オーケストラで奏でる宇宙~』は、全身にズンズンと響いてくるオーケストラのシンフォニーが印象的なプログラム。クラシック音楽の壮麗さがプラネタリウムの雰囲気にぴったりとはまっています。

入館料600円で、上質なクラシックコンサートを聞いているような贅沢な時間を過ごせました。映像も自分が宇宙に浮かんでいるような浮遊感があり、音と映像がシンクロする感動的な演奏でした。

『星になるまで music by ACIDMAN』は、圧倒的な映像美を堪能できる短編映画のようなプログラムです。

チリのアタカマ砂漠に設置されたアルマ望遠鏡は、日本を含む東アジア、北米、ヨーロッパの協力の下で推進する国際共同プロジェクトによって設置されたもの。宇宙観測の障害となる水蒸気の少ない砂漠で、宇宙から降り注ぐ電波を観測し続けています。このアルマ望遠鏡から、宇宙に存在するとされているブラックホールやダークマター(暗黒物質)まで、ACIDMANのドラマチックな音楽とともに案内してくれます。

ナレーションを担当するACIDMANの大木伸夫氏は、もともと宇宙や科学が好きなのだとか。その語り口には、熱意とロマンが感じられます。

 

・投影終了後は展示ゾーンをチェックしよう
 

ロビーの展示

プログラムが終わった後は「何か質問があれば聞いてください」と、星空解説員が気さくに質問を受け付けてくれます。こうした解説員との距離の近さも、コスモプラネタリウム渋谷ならでは。

ロビーには宇宙やプラネタリウムにまつわる機器・写真が展示されています。投影前は入場の列ができて落ち着いて見られない可能性があるので、投影後にゆっくり見学することをおすすめします。ここにある展示も定期的に入れ替えが行われています。
 

・五島プラネタリウムの投影機は必見!
 

五島プラネタリウムで使われていた投影機

帰る前に、コスモプラネタリウム渋谷と同じビル内の2階に立ち寄ってみましょう。ここにはかつて渋谷にあった「天文博物館五島プラネタリウム」の投影機が展示されています。

カールツァイスⅣ型プラネタリウム投影機で、現在主流となっている1つの球で北半球・南半球を映すタイプではなく、ダンベル型の2球式。クラシカルなシルエットは、五島プラネタリウムの時代から、渋谷が文化とロマンの発信地であったことを物語っています。

コスモプラネタリウム渋谷のアクセス方法


コスモプラネタリウム渋谷が入っている「渋谷区文化総合センター大和田」は、JR渋谷駅から徒歩約5分の場所にあります。施設内に駐車場がないので、公共交通機関を使ってアクセスするのがおすすめです。

JR渋谷駅から徒歩で行く場合、南改札を通って西口から出て正面に見える「渋谷フクラス(東急プラザ渋谷の入っている複合商業ビル)」があるので、こちらのビルの外エスカレーターで2階に上り、ビルには入らずに歩道橋で国道246号を渡ります。

歩道橋を渡り終えたら、振り返って246号に沿って歩き「おおしま皮膚科」の角を右へ曲がりましょう。目の前にある坂を進むと、球体のドームが見えてきます。

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