コスモプラネタリウム渋谷の魅力や料金を紹介!見どころと人気プログラムを星空解説員に聞いた

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渋谷駅から徒歩約5分の場所にある「コスモプラネタリウム渋谷」は、都会で気軽に星空鑑賞を楽しめる施設です。渋谷区文化総合センター大和田内にある区立のプラネタリウムで、座席数は120席。子どもから大人まで楽しめる多彩なプログラムが、訪れる人をひとときの宇宙の旅へと連れて行ってくれます。輝く星々の美しさはもちろん、個性あふれる解説者による星空解説が楽しめるのも大きな特徴です。今回は星空解説員の方に、施設の見どころや楽しみ方などを聞いてみました!

コスモプラネタリウム渋谷とは

コスモプラネタリウム渋谷は、渋谷駅から徒歩約5分の場所にある都市型プラネタリウム施設。2003年、施設の老朽化によって46年の歴史に幕を閉じた「天文博物館五島プラネタリウム」閉館後、2010年にオープンしました。

高性能な機器を導入した館内では、リアルで美しい星空を存分に楽しめます。また、音響効果やユニークなプログラムにも定評があり、初めての方でも臨場感あふれる没入感覚を体験できます。

アクセスの良さから、家族のお出かけやショッピングの行き帰りに立ち寄りやすく、気軽に本格的なプラネタリウムを楽しめるのも魅力のひとつ。渋谷区の施設なので、入館料は大人600円、小中学生300円とお手頃なのもいいところです。
 

8名の星空解説員

コスモプラネタリウム渋谷の大きな特徴は、8人の個性的な星空解説員による臨場感あふれる解説を聞けること!

映画のように毎回同じものを上映する方法とは異なり、手間をかけて一期一会の感動的なプログラムを作り上げています。その日の天候や季節によって移り変わる星空を丁寧に解説しながら、最新の天文ニュースを取り入れるなど、アドリブを利かせたユニークな解説を聞けるのが魅力です。

ちなみに、天文博物館五島プラネタリウムで解説を行っていた伝説のプラネタリアン・村松 修氏も、ここで解説を続けています。

同じ星を解説する場合でも、解説員によって紹介の仕方が異なるのも見どころ。誰が解説するかは、当日のコスモプラネタリウム渋谷の公式Twitterで確認できます。もし気になる解説員がいたら、スケジュールを確認してからお出かけしてくださいね。

コスモプラネタリウム渋谷で人気のプログラムを紹介

画像提供:コスモプラネタリウム渋谷

コスモプラネタリウム渋谷では、通常5種類のプログラムを投影しています。スタンダードな『今夜の星めぐり』を除いて、3ヶ月ごとに1つずつプログラムの内容を更新。つまり1年経つと、4つのプログラムがすべて新しくなるのです。何度もリピートして通いたくなりますよね。

今回は各プログラムの見どころを星空解説員の方に教えてもらったので、順番に解説します。
 

・迷ったらコレ!『今夜の星めぐり』
 

画像提供:コスモプラネタリウム渋谷

『今夜の星めぐり』は、名前の通り、その日の夜空を中心に解説する内容です。スタンダードなプログラムで、個性豊かな7人の星空解説員の生の解説を、まるまる40分間たっぷり鑑賞できるのが魅力です。

地球が太陽の周りを1年かけて公転することにより、同じ時刻の星空は毎日少しずつ移動して見えます。そのため、季節によって見える星座が異なるのです。

解説員によって、ほんわかとした癒しを感じる解説だったり、ロマンチックで盛り上がる解説だったりと、雰囲気はさまざま。星空の“今”を知りたい方はもちろん、星空の案内人たちの個性あふれる解説をじっくり楽しみたい方にもおすすめです。
 

・クラシックを聞きながら壮大な宇宙へ『Starry Music~オーケストラで奏でる宇宙~』

音楽・映像・プラネタリウムのコラボレーションを楽しめるプログラムが『Starry Music(スターリーミュージック)』。リクライニングする椅子で天空を見上げながら、音楽に身をゆだねる貴重な体験ができます。

現在は日本フィルハーモニー交響楽団の演奏で、ワーグナー作 歌劇『ローエングリン』第3幕への前奏曲、ホルスト作 組曲『惑星』より『木星』、ドヴォルザーク作 交響曲第9番『新世界より』第2楽章と、とても贅沢なラインナップです。

あまりクラシックになじみのない人でも、どこかで聞いたことのある有名な曲ばかり!宇宙の神秘や壮大さを感じられる選曲で、音楽のハーモニーとともに宇宙空間を旅している気分が味わえます。星空の下で、ただゆったりと音楽に身を任せてみてください。

40分間のプログラムのうち10分間は、星空解説員による星空案内が入ります。名曲のリラックスムードを壊さないさりげない解説が、コスモプラネタリウム渋谷の大きな魅力です。

・人気プログラムがさらに進化!『星になるまで music by ACIDMAN』

『星になるまで』は、もともと2019~2020年に上映していた『Starry Music』から最新の内容にアップグレードしたプログラムです。当時のプログラム名は『Starry Music Special Edition ~music by ACIDMAN~』でした。

3人組ロックバンド「ACIDMAN(アシッドマン)」の音楽に合わせて映像が投影されるプログラムで、ボーカル・ギターを担当する大木伸夫氏がプログラムを監修しています。

『Starry Music Special Edition ~music by ACIDMAN~』終了後、ファンより強い要望が多く寄せられ、内容をグレードアップしたのが、この『星になるまで music by ACIDMAN』です。

前作でプログラム監修を務めた大木氏は、今作ではナレーションも務めています。ストーリー性・メッセージ性が強く、大木氏の声で案内されるドラマチックな音と映像は、前作以上にファンにとってたまらない作品となっています。

投影中は壮大なミュージックビデオや映画を見ているようで、ときには力強く、ときには切なく訴えかけてくるACIDMANの名曲とともに、宇宙の神秘に触れる感覚に没入できます。

こちらのプログラムは、40分間のうち15分間星空案内が入ります。

 

・土日限定!子どもと一緒に楽しめる『ハチ公とおでかけ~ 南十字星をみよう~』

ここまで紹介したのは、どちらかというと大人向けのプログラム。どれも年齢制限はありませんが、小さいお子さんと鑑賞するなら、子ども向けのプログラムを選んで楽しみたいですよね?

そんな親子連れにおすすめのプログラムが『ハチ公とおでかけ~南十字星をみよう~』。通常は土日祝日(※夏休み期間など平日に投影する場合もあり)に投影される作品なので、休日に子どもを連れて鑑賞するのにぴったり。賑やかなストーリーとアニメーションで物語が進行していくため、飽き性のお子さんでも退屈せずに楽しめるのがポイントです。

主人公は渋谷のシンボル・秋田犬のハチ公。現在はハチ公が南半球のニュージーランドに出かけるストーリーですが、およそ1年ごとにストーリーががらりと変わります。

この『ハチ公とおでかけ』シリーズは、今までハチ公と星が美しい場所や宇宙へ旅行に行くという楽しいストーリーが展開されます。親子でワクワクしながら鑑賞して、終わった後にお子さんが宇宙や星に興味を持ってくれたら嬉しいですね。
 

・新作プログラムも要チェック!『宇宙の話をしよう』

2023年1月からスタートした新プログラム『宇宙の話をしよう』は、親子の会話を中心に宇宙の不思議に触れるといったストーリーです。

内容はNASA技術者である小野雅裕氏が執筆した同名の児童書を原作としたもので、父と娘が語り合う物語。『ハチ公とおでかけ』シリーズよりも高学年向けですが、ぜひ親子で鑑賞してほしいプログラム。もちろん大人が見ても十分楽しめます。


・イベント時には特別プログラムも開催

このほか、ハロウィン、クリスマス、バレンタインデーなどのイベントに合わせて、特別なプログラムを投影することがあります。イベントプログラムは事前予約が可能なものもあるので、興味があったら早めに公式サイトの投影カレンダーをチェックしておくといいでしょう。

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