商売繁盛なら神田明神へ!境内の見どころからご利益、パワースポット、人気の神社お土産を徹底レポート

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千代田区外神田にあり、江戸城の表鬼門守護にあたる地として知られる「神田明神」。江戸総鎮守としての伝統を守りながらも、アニメ作品とのコラボグッズ開発やイベント企画、不要な名刺を納める「DX祈願祭」を開催するなど、ユニークな取り組みも積極的に行っている神社です。商売繁盛を願って毎年多くのビジネスパーソンが訪れるほか、境内には神馬「明(あかり)」ちゃんもいるなど、幅広い人に親しまれています。今回はそんな神田明神の魅力について、実際に境内を回りながらレポートします。

神田明神とは?

神田明神は、正式名称「神田神社」といい、神田・日本橋・秋葉原・大手丸の内・旧神田市場・豊洲魚市場など、108町会の氏神様です。

御祭神は「一之宮 大己貴命(おおなむちのみこと)」のだいこく様、「二之宮 少彦名命(すくなひこなのみこと)」のえびす様、「三之宮 平将門命(たいらのまさかどのみこと)」のまさかど様を祀っています。

もともとは730(天平2)年に、出雲氏族の「真神田臣(まかんだおみ)」により現在の東京都千代田区大手町(将門塚周辺)に創建されました。江戸幕府が開かれた後の1616(元和2)年に江戸城の表鬼門守護の場所にあたる、現在の地に場所を移しました。明治時代に入り、社名を「神田明神」から「神田神社」に改称しています。

縁結び、商売繁昌、健康、開運招福、除災厄除などの御利益があるほか、「IT守護」「DX祈願祭」など、デジタルに関する祈願にも心強い神社です。

アニメ『ラブライブ』の聖地としても注目されるスポットで、境内にはコラボ物販スペースなども用意されています。5月には「天下祭」として知られる神田祭が行われ、神社では珍しいインターネット生中継も実施されます。

まずは神田明神を参拝しよう

神田明神にはさまざまな興味深いスポットがありますが、まずは参拝から行うのが礼儀です。ここからは実際に参拝の手順を紹介します。
 

・参拝前に「手水舎」で手と口を清める

参拝の前に必ず手と口を清めてからお参りしましょう。

右手で柄杓を持ち、汲んだ水を左手にかけて清めます。次に左手に持ち替えて右手を清めます。さらに右手に持ち替え、左手のひらで水を受けて口をすすぎましょう。最後に左手を水で流せば準備OKです。

※現在は感染症対策のため、流水式となっています。
 

・迫力を感じる「隨神門」をくぐって境内へ

手や口を清めたら、隨神門(ずいしんもん)をくぐって参拝に向かいましょう。この煌びやかな隨神門は、昭和天皇御即位50年の記念事業として再建されました。総檜・入母屋造、二層建てで屋根は銅板瓦棒葺です。

外側には四神である「朱雀」「白虎」「青龍」「玄武」などが彫刻されているので、隈なくチェックしてみましょう。内側にはだいこく様が描かれています。

芸術作品のような色鮮やかな彫刻なので、ぜひ見上げてみてください。外側正面には隨神像が安置されており、こちらもとても立派なお姿…!荘厳な雰囲気を感じながら先へ進みましょう。
 

・「御神殿」で参拝をしよう

隨神門を抜けると姿を現すのが御社殿。江戸開府400年を記念する2003年に国登録有形文化財に指定された貴重な建築物です。

1923(大正12)年に関東大震災で御社殿が焼失し、現在の御社殿は1934(昭和9)年に再建されたものです。鉄骨鉄筋コンクリート、総朱漆塗、神社の伝統的な建築様式である「権現造」で造られているのが特徴です。

近代都市建築を代表する建築家の伊東忠太氏・大江新太郎氏・佐藤功一氏によって設計された美しい御社殿の姿を、しっかりと目に焼き付けておきましょう。

さまざまな神社にお参りできる神田明神

広い境内には、さまざまな神様を祀る境内末社があります。社殿を参拝した後は、境内をゆっくり回りながら境内末社を巡ってみるのもおすすめ。ここからは神田明神でぜひ巡りたい境内末社を紹介します。
 

・朱色の門が印象的な「末廣稲荷神社」

御社殿の裏手にある「末廣稲荷神社」。ご祭神は「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」。昔から庶民に厚く信仰されている神様で、五穀豊穣を司ることから商売繁盛にご利益があるといわれています。現在の社殿は1966(昭和41)年に再建されたものです。
 

・2つの神社を参拝できる「三宿稲荷神社・金比羅神社」

三宿稲荷大神と、金比羅大神がともに鎮座する神社です。現在の社殿は、1966(昭和41)年10月に再建されたもの。三宿稲荷大神の御祭神は、末廣稲荷神社と同じ宇迦之御魂神。金比羅神社の御祭神は、大物主命・金山彦命・天御中主命などになります。
 

・商売繁盛を願うなら「浦安稲荷神社」

御社殿正面から見て、左奥にある神社です。少し奥まった場所にあるので見逃しがちですが、小さいながらとても雰囲気の良い神社です。この浦安稲荷神社は、もともと往古江戸平川の河口に近い村の住民によって祀られていました。1843(天保14)年に神田明神境内に移ってきたのだとか。御祭神の宇迦之御魂神です。
 

・古くから多くの人に親しまれる「江戸神社」

浦安稲荷神社の前にある「江戸神社」。もともとは現在の皇居内に創建された、大江戸最古の地主の神として崇められていました。古くは「江戸大明神」「江戸の天王」と称されていたそうです。

そんな江戸神社の御祭神は、「建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)」です。建速須佐之男命は荒ぶる神として有名ですが、疾病防除や災厄防除の神様として信仰されています。

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