【2026年最新】韓国ソウルの美術館15選!国立現代美術館・リウム・D MUSEUMでアート巡り

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アンニョンハセヨ! 韓国ソウルは、伝統工芸から現代アート、世界的建築家が手掛けた建物まで、ジャンルの異なる美術館がエリアごとに散りばめられた街です。本記事では、2026年に訪れたいソウルの美術館を15スポット厳選。エリア別に紹介しつつ、世界的建築家による建物の見どころ、2026年春から夏にかけての注目展覧会、巡り方のモデルコースまでまとめました。

※最新情報は公式サイトでご確認ください。

伝統と現代が交差するアート空間!景福宮・西村エリアの美術館 4 選

朝鮮王朝の正宮・景福宮(キョンボックン)の西側に広がる西村(ソチョン)と、東側の三清洞(サムチョンドン)の入り口にあたるエリア。韓屋(ハノク)の街並みのなかにギャラリーや雑貨店が点在し、宮殿散策と現代アート鑑賞をひと続きで楽しめます。

大林美術館 (デリム ミスルグァン)

SNS 世代を惹きつける企画展。MSCHF も Coco Capitán も、ここから話題に

大林美術館は、Daelim Cultural Foundation が運営する写真・現代アートの企画展専門館。1996年に韓国初の写真専門美術館として大田で設立され、2002年に現在の通義洞(トンウィドン)へ移転しました。MSCHF(ミスチーフ)の「NOTHING IS SACRED」展や Coco Capitán「Is It Tomorrow Yet?」展(2019)など、海外で注目を集めるアーティストを韓国でいち早く取り上げてきた拠点です。展示替え期間が長めなので、訪問前に公式サイトで会期を確認しておくと確実。周辺には ofr や one more bag といった雑貨店、複合ビル「無目的(ムモクチョク)」など、西村のおしゃれな店舗も点在しています。

住所 ソウル特別市鐘路区紫霞門路 4ギル21
営業時間 10:00〜18:00(木・土は〜20:00/入館は閉館30分前まで)
定休日 月曜、元日、旧正月、秋夕
料金 大人 8,000W/中高生 3,000W/小人 2,000W ※展示により変動
アクセス 地下鉄3号線「景福宮」駅 3 番出口より徒歩約3分
電話 +82-2-720-0667
公式サイト 大林美術館 公式サイト

GROUND SEESAW 西村

体験型展示の常連会場。色彩豊かなインスタレーションを巡る空間

展示制作会社 Media & Art が運営する複合文化施設。写真・デザイン・アートをカジュアルに楽しめる体験型展示が中心で、Accidentally Wes Anderson展シリーズなど、SNSで話題になった企画の韓国常連会場として知られています。建築はSoA、ランドスケープはLoci Studio。会期ごとに展示構成が大きく変わるので、ふらりと立ち寄って毎回違う表情に出会えるのが醍醐味。同じ西村エリアの大林美術館と組み合わせて半日で回るプランもおすすめです。

住所 ソウル特別市鐘路区紫霞門路6ギル18-8
営業時間 10:00〜19:00(最終入場 18:00)
定休日 毎月第1月曜日
料金 1万5,000W ※展示により変動
アクセス 地下鉄3号線「景福宮」駅 3 番出口より徒歩約10分
電話 +82-70-4473-9746
公式サイト GROUND SEESAW 西村 公式サイト

国立現代美術館ソウル館

韓国現代アートの中枢。中庭「マダン」を核にした開放的な空間

国立現代美術館(MMCA)ソウル館は、朝鮮時代に道教祭祀を司った昭格署(ソギョクソ)と王室系譜を管理した宗親府(チョンチンブ)、そして旧国軍機務司令部があった場所に建てられました。韓屋の中庭を意味する「マダン(中庭)」をコンセプトに、地下と地上が連続する開放的な空間が特徴。ロビーの巨大な吹き抜け「ソウルボックス(Seoul Box)」では、来館者の動線をも空間全体のアートに溶け込ませる技法が見事です。常時4〜5つの企画展が同時開催され、土曜の18:00〜21:00は観覧無料。2026年3月20日から6月28日までは、ダミアン・ハーストのアジア初の大規模個展が開催されています。

住所 ソウル特別市鐘路区三清路30
営業時間 10:00〜18:00(水・土は〜21:00/入館は閉館1時間前まで)
定休日 1月1日、旧正月、秋夕(月曜は開館)
料金 展示により 3,000〜7,000W(土曜 18:00〜21:00 観覧無料)
アクセス 地下鉄3号線「安国(アングク)」駅1番出口より徒歩約8分
電話 +82-2-3701-9500
公式サイト 国立現代美術館ソウル館 公式サイト

クムホ美術館

三清路に佇む小さな現代アートの拠点。リサイタルホール併設も魅力

1989年に寛勲洞(クァヌンドン)で開館し、1996年に現所在地へ移転。錦湖アシアナ文化財団が運営する小規模な現代アートギャラリーです。地下1階で新人作家の紹介、1・2階で企画展、3階に171席の Kumho Recital Hall(クムホ・リサイタル・ホール)が併設。国立現代美術館ソウル館やソウル工芸博物館をめぐる際の合間に、ふと立ち寄れる距離感が魅力です。三清路に並ぶ韓屋カフェやセレクトショップとあわせて、半日の散策ルートに組み込めます。

住所 ソウル特別市鐘路区三清路18
営業時間 10:00〜18:00(最終入館 17:30)
定休日 月曜、元日、旧正月、秋夕
料金 展示により異なる
アクセス 地下鉄3号線「安国」駅 1番出口より徒歩約10分
電話 +82-2-720-5114
公式サイト クムホ美術館 公式サイト

韓屋(ハノク)の街並みに溶けるアート!安国・三清洞・北村エリアの美術館 3 選

安国(アングク)駅周辺は、北村(プクチョン)韓屋村と三清洞(サムチョンドン)が連なるソウル屈指の文化エリア。伝統建築の合間にモダンなギャラリーが点在し、韓屋の街並みを散歩しながらアートに触れる時間が成立します。

ソウル工芸博物館 (ソウルコンイェパンムルグァン)

2021年開館の韓国初の公立工芸専門博物館。ポジャギから螺鈿まで

2021年7月16日開館。朝鮮時代の安国洞別宮跡に立つ、韓国初の公立工芸専門博物館です。建物は旧豊文(プンムン)女子高等学校の校舎5棟をリノベーションしたもので、敷地には豊文女子高のシンボルだった樹齢400年超のイチョウが現存。陶磁器、木工家具、金属工芸、そして韓国伝統の風呂敷であるポジャギや螺鈿(らでん)細工まで、ジャンル別・年代順に約1万点規模のコレクションを展示しています。常設展は無料で、特別展のみ有料。安国駅から徒歩2分という近さも魅力です。

住所 ソウル特別市鐘路区栗谷路 3ギル4
営業時間 火〜日 10:00〜18:00(最終受付 17:00)
定休日 月曜、元日、旧正月、秋夕
料金 無料(特別展は別途有料の場合あり)
アクセス 地下鉄3号線「安国」駅 1番出口より徒歩約2分
電話 +82-2-6450-7000
公式サイト ソウル工芸博物館 公式サイト

アラリオミュージアム・イン・スペース(Arario Museum in Space)

韓国近代建築の名作を現代美術館にリノベ。世界的アーティストが揃う

韓国近代建築の巨匠・金壽根(キム・スグン、1931–1986)が 1977 年に設計し、SPACE Group の事務所兼自邸として使い続けた建物。日本人建築家・長坂常がリノベーションを手掛け、2014年9月に アラリオミュージアム・イン・スペース として開館しました。アラリオ財団 Ci Kim 会長のコレクション 5,000 点超から、ナム・ジュン・パイク、アンディ・ウォーホル、キース・へリング、名和晃平、ダミアン・ハースト、Marc Quinnら世界的アーティストの作品を常設・企画で紹介。狭く薄暗いらせん階段を上り下りしながら作品と空間が交差する構造が特徴で、隣接するArario CaféとArario Galleryとあわせて訪問するのが定番です。

住所 ソウル特別市鐘路区栗谷路83
営業時間 10:00〜19:00(最終入場 18:00)
定休日 月曜
料金 大人(20〜64歳)1万5,000W/青少年(14〜19歳)9,000W/子ども(11〜13歳)6,000W/65 歳以上・障害者50% 割引/10歳以下入場不可
アクセス 地下鉄3号線「安国」駅 3番出口より徒歩約3分(約181m)
電話 +82-2-736-5700
公式サイト アラリオミュージアム・イン・スペース 公式サイト

Gallery HYUNDAI(ギャラリーヒョンデ)

韓国初の現代美術専門商業ギャラリー。1970 年から続く老舗の最前線

1970年4月開廊、創業者は朴明子(パク・ミョンジャ)。韓国で初めて現代美術専門の商業ギャラリーとして誕生し、1975年に三清路・寺諫洞(サガンドン)へ移転しました。現在は本館・新館(New Space)・斗佳軒(Dugahun Gallery)の 3拠点体制で運営。韓国近現代美術の巨匠から新進気鋭のアーティストまでを取り上げ、1987年からは Art Chicago、FIAC、Art Basel、Friezeなど国際アートフェアにも出展しています。安国駅から国立現代美術館やソウル工芸博物館へ向かう道すがらに立ち寄れる位置です。

住所 ソウル特別市鐘路区三清路14
営業時間 火〜日 10:00〜18:00
定休日 月曜、1月1日、旧正月、秋夕
料金 無料(特別展は別途有料の場合あり)
アクセス 地下鉄3号線「安国」駅 1番出口より徒歩約7~10分
電話 +82-2-2287-3500
公式サイト ギャラリーHYUNDAI 公式サイト

最先端アートと有名建築が楽しめる!龍山・漢江鎮エリアの美術館 5 選

龍山(ヨンサン)・漢江鎮(ハンガンジン)エリアは、世界的建築家が手掛けた美術館が集中する街。チッパーフィールド、ボッタ、ヌーベル、コールハース、隈研吾と、現代建築の主要な名前がここに集まっています。建築そのものを目的に訪れる価値があるエリアです。

アモーレパシフィック美術館 (Amorepacific Museum of Art / APMA)

デイヴィッド・チッパーフィールド設計、白磁モチーフのミニマル建築

化粧品大手アモーレパシフィックの本社ビルに併設された美術館。建築はデイヴィッド・チッパーフィールド・アーキテクツが手掛け、韓国の白磁(月壺)をモチーフにした、四角い建物に3か所の横抜けを持つコンクリート打ち放しの外装が特徴です。内部には、B1Fに「AMORE AVENUE」(カフェ・レストランの小通り)、1〜2Fに美術館・カフェ・アモーレホールを併設。韓国の古美術から国内外の現代アートまで、企画展中心で展開します。2026年4月1日から8月2日まで、現代美術コレクション展「APMA:第5章」が開催されています。

住所 ソウル特別市龍山区漢江大路 100
営業時間 火〜日 10:00〜18:00(最終入場 17:30)
定休日 月曜、1月1日、旧正月、秋夕
料金 展示により異なる
アクセス 地下鉄4号線「新龍山(シニョンサン)」駅、1・2番出口(地下連絡通路で直結)
電話 +82-2-6040-2345
公式サイト アモーレパシフィック美術館 公式サイト

リウム美術館 (Leeum Museum of Art)

マリオ・ボッタ/ジャン・ヌーベル/レム・コールハースの三重奏

サムスングループ創始者のコレクションを基盤とした、ソウルを代表する私立美術館。内部は3棟構成で、白いらせん階段が象徴のマリオ・ボッタ設計の MUSEUM1(古美術4 フロア)、ジャン・ヌーベル設計の MUSEUM2(現代美術2フロア)、レム・コールハース/OMA 設計の児童教育文化センター(地下)に分かれています。古美術には国宝級の作品が含まれ、現代美術側ではジェフ・クーンズや日本人作家まで国際的なラインナップ。常設展(古美術)とガブリエル・オロスコの庭園は無料、現代美術は 1万2,000W、特別展は 1万6,000W という料金体系です。2026年3月3日から6月28日までは、ティノ・セーガル展が開催されています。

住所 ソウル特別市龍山区梨泰院路55ギル60-16
営業時間 火〜日 10:00〜18:00(チケット販売 17:30 まで)
定休日 月曜、1月 1日、旧正月、秋夕
料金 古美術常設展・ガブリエル・オロスコ庭園 無料/現代美術(MUSEUM2)1万2,000W/特別展 1万6,000W
アクセス 地下鉄6号線「漢江鎮(ハンガンジン)」駅 1番出口より徒歩約5~7分
電話 +82-2-2014-6900
公式サイト リウム美術館 公式サイト

国立中央博物館 (National Museum of Korea)

敷地約 30 万㎡。約 1 万点規模の常設展示と 2025 年 世界 3 位の集客力

敷地約30万平方メートル(約9万2,000坪)に広がる、韓国最大規模の博物館。旧石器時代から朝鮮王朝時代までの遺物を、先史・古代館、中世・近世館、書画館、彫刻・工芸館、世界文化館などに分けて約1万点規模で常設展示しています。必見は国宝指定の半跏思惟像(パンガサユサン)2軀を並列展示する「思惟(サユ)の空間」。高さ13.5mの国宝・敬天寺十層石塔(キョンチョンサジ・シプチュンソクタプ)も圧巻です。2020年にはBTSがYouTube グローバル卒業式『Dear Class of 2020』で前広場「ヨルリンマダン」から『Boy With Luv』『Spring Day』『Mikrokosmos』を披露し、2025 年には The Art Newspaper の Museum Attendance Report で約 650万人を集め来場者数世界第3位(1位ルーブル、2位バチカン)にランクイン。常設展は無料です。

住所 ソウル特別市龍山区西氷庫路 137
営業時間 9:30〜17:30(水・土は〜21:00/入館は閉館 30 分前まで)
定休日 1月1日、旧正月、秋夕(月曜は開館)
料金 常設展は無料(特別展・企画展は別途料金)
アクセス 地下鉄4号線・京義中央線「二村(イチョン)」駅 2番出口直結
電話 +82-2-2077-9000(韓・英)/+82-2-2077-9045(中)
公式サイト 国立中央博物館 公式サイト

ホワイトストーンギャラリー ソウル (Whitestone Gallery Seoul)

隈研吾設計、737平方メートル。1967年銀座創業ギャラリーのソウル拠点

1967年に東京・銀座で創業したホワイトストーンギャラリーが、2023年9月2日にソウル中心部にオープン。地下2階〜地上4階、延床737㎡の空間は隈研吾建築都市設計事務所(KKAA)が設計しました。3つの展示室と彫刻が設置された屋上スペースで、国内外の注目アーティストの作品を企画展形式で紹介。アジア圏では東京・香港・台北・北京・軽井沢・シンガポールに次ぐ7番目の海外拠点です。梨泰院(イテウォン)からも近く、外国人観光客が多いエリアにあります。

住所 ソウル特別市龍山区素月路70
営業時間 11:00〜19:00
定休日 月曜
料金 無料
アクセス ソウル駅から徒歩で6~7分ほど
電話 +82-2-318-1012
公式サイト ホワイトストーンギャラリー ソウル 公式サイト

ファウンドリー ソウル (FOUNDRY SEOUL)

2021 年漢南洞オープン。新進気鋭の作家を紹介する大型ギャラリー

2021年6月、漢南洞(ハンナムドン)にオープンした現代アートギャラリー。新進気鋭の作家を発掘・支援する展示で注目を集め、Korea Herald など主要英字紙でも開業当時から取り上げられました。住所表記は梨泰院路223ですが、地区としては漢南洞に位置しており、ホワイトストーンやリウムと同じエリアにあるため、龍山・漢江鎮の建築美術館巡りに組み込めます。

住所 ソウル特別市龍山区梨泰院路223(漢南洞)
営業時間 火〜土 10:00〜18:00
定休日 日・月曜
料金 無料
アクセス 地下鉄6号線「梨泰院」駅2番出口から徒歩約8分。
電話 +82-2-595-0223
公式サイト ファウンドリー ソウル 公式サイト

トレンド発信地で出会うエモいアート!ソウルの森・聖水エリアの美術館

古い工場や倉庫がリノベーションされ、カフェや小さなショップが密集するソウルの森(ソウルスプ)エリア。「韓国のブルックリン」とも呼ばれる街で、アート鑑賞のあと街歩きをそのまま続けられるのが魅力です。

D MUSEUM (D ミュージアム)

2022 年に漢南洞から聖水洞へ移転。大林文化財団の姉妹館

大林美術館と同じ大林文化財団が運営する現代アート美術館。2015年に漢南洞でオープンしたあと、2022年に城東区聖水洞の Acro Seoul Forest D Tower B1F へ移転しました。同じビルには SM エンターテインメント本社が入居しており、聖水エリアの新しい文化拠点として機能しています。日常に溶け込むアートをテーマにした体験型・写真型の企画展が中心で、フォトジェニックな展示室は SNSとの相性も抜群。ソウルの森駅と地下通路で直結しているのでアクセスは良好です。営業時間・料金は展示ごとに変わるため、訪問前に公式サイトで確認を。

住所 ソウル特別市城東区往十里路 83-21(Acro Seoul Forest D Tower B1F)
営業時間 11:00〜18:00(金・土は〜19:00)※展示により変動
定休日 月曜、展示準備期間
料金 展示により異なる(目安:大人 1万2,000W)
アクセス 水仁・盆唐線「ソウルの森」駅 4番出口直結
電話 +82-2-6233-7200
公式サイト D MUSEUM 公式サイト

歴史とアートを同時に巡る!光化門・市庁エリアの美術館 2 選

光化門(クァンファムン)広場と徳寿宮(トクスグン)に挟まれたソウルの中心部。歴史的建築をリノベーションした美術館が、官庁街と商業エリアの結節点に佇みます。徳寿宮散策とあわせて回るのに最適です。

イルミン美術館 (Ilmin Museum of Art)

東亜日報旧社屋を活かした美術館。一民コレクション 430 点を中核に

光化門広場の目の前、東亜日報の旧社屋をリノベーションした美術館。1996年12 月に設立、2001年に大規模リノベーション(ガラスとスチールのアトリウムを追加)が施されました。運営は東亜日報グループ系の一民文化財団(イルミンムンファチェダン)。同社の創業者・キム・サンマン(金相万、Kim Sang-man)の遺志を受け継いで開館。一民コレクション430点(高麗時代〜現代)、東亜日報所蔵1,200点、現代コーポレーション100点をベースに、デザイン・映像・現代アートに重点を置いた企画展を展開しています。光化門駅から徒歩1分と近く、徳寿宮や景福宮との回遊にも組み込みやすい位置です。

住所 ソウル特別市鐘路区世宗大路152
営業時間 火〜日・祝 11:00〜19:00(展示により変動)
定休日 月曜、秋夕当日
料金 一般 9,000W/学生(24歳未満)7,000W/団体(20名以上)一般 8,000W・学生 6,000W/文化の日(毎月最終水曜)50% 割引/未就学児・Seoul Discover Pass 所持者・IMA 会員は無料
アクセス 地下鉄 5号線「光化門」駅 5番出口より徒歩約1分
電話 +82-2-2020-2050
公式サイト イルミン美術館 公式サイト

ソウル市立美術館 西小門本館 (Seoul Museum of Art Seosomun Main Branch / SeMA)

旧大法院のルネサンス様式ファサードを保存した市民のための美術館

市庁前の徳寿宮(トクスグン)横、貞洞通りに佇む美術館。1928年に「京城法院」として建設され、解放後は約50年にわたり最高裁として使用、1995年に最高裁が瑞草洞へ移転したのを受けて、ルネサンス様式のファサード(韓国登録文化財第237号)を保存したまま改築され、2002年に SeMA(セマ)として開館しました。常設・企画の多くは無料で、過去にはシャガール、ピカソ、ゴッホなどの大型巨匠展の開催実績も豊富。Seoul Mediacity Biennale(ソウル国際メディアアート・ビエンナーレ)の主要会場でもあり、韓国を代表する女性画家チョン・ギョンジャの寄贈作品93点(1940〜1990 年代の人物画・自画像・旅行画)を 260平方メートルのギャラリーで常設展示しています。

住所 ソウル特別市中区徳寿宮ギル61
営業時間 火〜木 10:00〜20:00/金 10:00〜21:00(ソウル文化の夜)/土日祝 3〜10月 10:00〜19:00、11〜2月 10:00〜18:00(最終入館は閉館 1 時間前)
定休日 月曜、1月1日
料金 常設・企画は多くが無料(特別展は別途有料)
アクセス 地下鉄1・2号線「市庁(シチョン)」駅 1・10・11・12番出口より徒歩約5分
電話 +82-2-2124-8800
公式サイト ソウル市立美術館 西小門本館 公式サイト

建築美を堪能できる!世界的建築家が手掛けた美術館

ソウルには、リウム美術館(マリオ・ボッタ/ジャン・ヌーベル/レム・コールハース)、アモーレパシフィック美術館(デイヴィッド・チッパーフィールド)、ホワイトストーン ソウル(隈研吾)といった、現代建築の主要な名前が手掛けた美術館が並びます。ここでは、上記でカバーしきれなかった隈研吾とコールハースの2作品を紹介します。

オーディウム (AUDEUM)

隈研吾+原研哉。約 20,000 本のアルミパイプに包まれた音のミュージアム

2024年5月30日開館式、6月5日にグランドオープンした音響機器の専門ミュージアム。Silbatone Acoustics 創業者の Michael Chung が、父の追悼として設立しました。建築は隈研吾建築都市設計事務所(KKAA)と YKH Associates が共同で手掛け、サインデザインは原研哉が担当。延床1万1,009平方メートル(地上5階/地下5階)の建物外装は約2万本の垂直アルミパイプで覆われ、自然光を反射する独特の表情を見せます。コレクションは1877年の蓄音機発明以降、約150年にわたる音響機器。オンラインでの完全予約制でドーセントツアー(ガイド付きツアー)形式で巡る運用です。ツアーは1時間。世界各地の優れた現代建築を顕彰する世界的建築賞 Prix Versailles を2025年に受賞しています。

住所 ソウル特別市瑞草区憲陵路8ギル 6
営業時間 木〜土 10:00〜18:00(完全予約制)
定休日 日〜水曜
料金 無料(要オンライン予約)
アクセス 新盆唐線「良才市民の森(ヤンジェシミヌィスプ)」駅 5番出口より徒歩約5分
電話 +82-2-574-5175
公式サイト オーディウム 公式サイト

ソウル国立大学美術館 (Seoul National University Museum of Art / MoA)

レム・コールハース/OMA 設計。カンチレバー構造で「宙に浮く」スライスボックス

ソウル国立大学(SNU)の冠岳(クァナク)キャンパス内にある大学美術館。サムスン文化財団の建立寄贈により、レム・コールハース/OMA が設計・2002年着工・2005年竣工、2006年に開館しました。地上3階・地下3階、延床4,478平方メートルの建物は片持ち(カンチレバー)構造で、地表から斜めに突き出す「宙に浮くスライスボックス」のシルエットが象徴的。展示室のほか、auditorium、講義室、ライブラリー、教育スペースを併設し、大学美術館らしい教育プログラムにも力を入れています。学外の一般来館者も無料で訪問が可能です。

住所 ソウル特別市冠岳区冠岳路1(ソウル大学151棟)
営業時間 火〜日 10:00〜18:00(最終入場 17:30)
定休日 月曜、1月1日、旧正月、秋夕、10月15日(開校記念日)、展示準備期間
料金 無料
アクセス 地下鉄2号線「ソウル大入口」駅3番出口よりキャンパスシャトル/バス利用
電話 +82-2-880-9504
公式サイト ソウル国立大学美術館 公式サイト

2026年最新!ソウルの注目展覧会情報

2026年春から夏にかけて、ソウルの主要美術館では世界的アーティストの大型展覧会が連続して開催されます。ここからは、現在会期中の3件をピックアップ。時期によっては会期が終了している場合があるので、事前に公式サイト等でご確認ください。

国立現代美術館ソウル館「ダミアン・ハースト:Nothing Is True But Everything Is Possible」

アジア初の大規模個展。サメ作品『The Physical Impossibility of Death』を含む 35 年のキャリアを俯瞰

2026年3月20日〜6月28日、国立現代美術館ソウル館で開催されるダミアン・ハーストのアジア初の大規模個展。展示は「Every Question is Followed by Doubt」「We Live in Time」「The Luxury of Silence」「The Artist's Studio: Ongoing Series」の4部構成です。代表作『The Physical Impossibility of Death in the Mind of Someone Living』(1991、ホルマリン保存のサメ作品、初アジア公開)を中心に、Natural History、Spin、Medicine Cabinets、Cherry Blossoms、Spot、Butterfly などの主要シリーズを網羅的に展示。最終セクションでは MMCA Studio で、ハーストのロンドンスタジオの再現も予定されています。

会期 2026年3月20日〜6月28日
会場 国立現代美術館ソウル館
住所 ソウル特別市鐘路区三清路30
アクセス 地下鉄3号線「安国」駅 1番出口より徒歩約8分
料金 8,000W
公式サイト 国立現代美術館ソウル館 公式サイト

リウム美術館「ティノ・セーガル展」

韓国初個展。ロダン・ブランクーシ・クリムトの「キス」を 2 人のダンサーが再演

2026年3月3日〜6月28日、リウム美術館で開催されるティノ・セーガルの韓国初個展。物質としての作品をつくらず、観客との相互作用によって作品が生まれる「constructed situations」を提唱するアーティストです。今回は25年の作家活動を統合する新作を含む8 作品を公開(うち3作品は6週間ローテーション)。代表作『キス』(2002)は、ロダン・ブランクーシ・クリムトの著名な「キス」を 2人のダンサーが再演する作品です。会場では訓練された「インタープリター」が動き・歌い・話して観客と相互作用する構造で、写真・動画撮影は禁止、解説パネルもありません。その場でしか体験できない展示です。

会期 2026年3月3日〜6月28日
会場 リウム美術館
住所 ソウル特別市龍山区梨泰院路 55ギル60-16
アクセス 地下鉄6号線「漢江鎮」駅 1番出口より徒歩約5〜7分
料金 1万6,000W(特別展)
公式サイト リウム美術館 公式サイト

アモーレパシフィック美術館「APMA, CHAPTER FIVE — From the APMA Collection」

40 名超の作家による約 80 作品。ナムジュン・パイクの大型インスタレーションも

2026年4月1日〜8月2日、アモーレパシフィック美術館で開催される現代美術コレクション展。Kiki Smith、Rose Wylie、Carol Bove、Gala Porras-Kim、Nam June Paik(白南準)、Lee Bul、Haegue Yang、Lee Ufan ら40名超の現代作家の作品約80点(絵画、写真、彫刻、インスタレーション)が一堂に集まります。注目はナムジュン・パイクの『Kon-Tiki』(1995、ビデオアートを独立ジャンルとして確立した記念碑的インスタレーション)と、20年以上ぶりに美術館で公開される大型作品『TV Vertical Flower』。同期間中は別途、APMA Cabinet で「Nam June Paik: Rewind / Repeat」(2026/4/1〜5/16、Gagosian 共同企画)も開催されます。

会期 2026年4月1日〜8月2日
会場 アモーレパシフィック美術館
住所 ソウル特別市龍山区漢江大路100
アクセス 地下鉄4号線「新龍山」駅 1・2番出口(地下連絡通路で直結)
料金 展示により異なる(目安:1万3,000W〜)
公式サイト アモーレパシフィック美術館 公式サイト

韓国美術館巡りを快適にするアクセス情報と便利ツール

ソウル市内の美術館は、地下鉄駅から徒歩5〜10分圏内にあるものがほとんど。交通系ICカードを準備しておくと、複数の美術館をはしごする日も移動がスムーズです。

地下鉄・バスを使いこなす!T-money で全国の公共交通を網羅

韓国全国の地下鉄・バス・タクシーで利用可能。3,000W から購入できる

韓国の交通系ICカード「T-money」「EZL」は、ソウルだけでなく韓国全国の公共交通機関(地下鉄・市内バス・タクシー・KTX 一部・コンビニ等の提携店)で利用できます。現金より運賃が安くなり、地下鉄とバスの乗り換え割引も適用されるため、美術館巡りには必携。カードは仁川(インチョン)国際空港・金浦(キンポ)国際空港の到着ロビー付近のコンビニや自販機、地下鉄駅務室、全国の主要コンビニ(GS25・CU・7-ELEVEN・emart24)で 3,000〜5,000W から購入できます(ステッカー型などは 1万2,900W まで)。

チャージは駅の券売機(多言語対応:韓・英・日・中)やコンビニで現金のみ、1,000W 単位、1回最大9万W、保有上限 50万W。短期間に頻繁に利用する場合は、外国人専用の Mpass(1〜7日券 1万5,000〜6万4,500W、ソウル+AREX を1日20 回まで)や Korea Tour Card(T-money 機能+観光地割引)も検討してみてください。

購入場所 仁川・金浦国際空港の到着ロビー付近、地下鉄駅務室、全国のコンビニ(GS25・CU・7-ELEVEN・emart24)
営業時間 24 時間(コンビニ)/各施設の営業時間に準ずる
定休日 なし
料金 T-money カード 3,000W〜(別途チャージが必要)
利用範囲 韓国全国の公共交通機関(地下鉄・市内バス・タクシー)、コンビニ等の提携店
公式サイト T-money 公式サイト

美術館巡りモデルコース(半日・1日)

初めてソウルでアート巡りをする人に向けて、エリア別に半日コースと1日コースを1本ずつ。地下鉄での移動を前提に、無理なく回れる組み立てにしています。

10:00|国立現代美術館ソウル館(所要時間:約2時間)

韓国現代アートの中枢で、企画展と「ソウルボックス」を体感。土曜の午後なら18:00〜21:00の観覧無料時間帯にあわせるのも手。安国駅 1番出口から徒歩8分です。

12:30|大林美術館(所要時間:約1.5時間)

国立現代美術館から徒歩で景福宮駅方面へ。SNS で話題のアーティストを取り上げる企画展と、西村のおしゃれな雑貨店巡りを組み合わせると満足度が高くなります。

14:30|西村エリア散策(所要時間:約2時間)

大林美術館を出たあとは、ofr や one more bag といった雑貨店、複合ビル「無目的」など西村のセレクトショップを散歩。韓屋カフェでひと休みすると、半日コースとしてちょうど良い区切りに。

10:00|リウム美術館(所要時間:約2時間)

マリオ・ボッタ・ジャン・ヌーベル・レム・コールハースの3棟構成を体感する1日のスタート。古美術と現代美術を横断して鑑賞できます。チケット販売は17:30まで、最終入場は17:30。

12:30|漢江鎮エリアでランチ(所要時間:約1時間)

リウム周辺はモダンなレストランやカフェが充実。ホワイトストーンギャラリーを途中で挟むコースも組めます。

13:30|アモーレパシフィック美術館(所要時間:約1.5時間)

漢江鎮駅から地下鉄で新龍山駅へ。チッパーフィールド設計の白磁モチーフ建築と、企画展を鑑賞。本社 B1F の AMORE AVENUE で休憩もできます。

15:30|国立中央博物館(所要時間:約 3 時間)

新龍山から二村(イチョン)駅へ移動。常設展は無料、約 1 万点規模のコレクションをじっくり鑑賞できます。「思惟の空間」と敬天寺十層石塔は必見。広大な敷地(約 30 万㎡)はゆったり時間を取って。

韓国美術館巡りのよくある疑問を解決!Q&A

初めてソウルで美術館を巡る際に多い質問をまとめました。入場料・予約・撮影・交通系の基本ポイントを事前に押さえておくと、当日の移動が楽になります。

入場料はいくらくらい?無料の美術館はある?

韓国の美術館の入場料はどのくらいですか?無料で楽しめる美術館はありますか?
韓国の美術館の入場料は、施設や展示によって変わります。一般的な現代アートギャラリーや企画展では 5,000W〜1万5,000W 程度が目安。無料展示も豊富で、国立中央博物館の常設展、ソウル工芸博物館の常設展、ソウル市立美術館 西小門本館の常設・企画の多く、リウム美術館の古美術常設展(事前予約推奨)、ソウル国立大学美術館などは無料で楽しめます。国立現代美術館ソウル館は土曜 18:00〜21:00 に観覧無料の時間帯も設定されています。特別展は別途料金が必要なケースが多いので、訪問前に公式サイトで確認するのが確実です。

予約は必要?所要時間はどれくらい?

美術館の事前予約は必要ですか?各美術館の所要時間の目安を教えてください。
人気美術館や話題の企画展では、事前予約が推奨される場合があります。特にリウム美術館の常設展は事前予約推奨、オーディウムは完全予約制(オンライン)です。週末や祝日、特定の時間帯は混雑するので、公式サイトでの予約状況確認をおすすめします。所要時間は施設の規模で変動。クムホ美術館イルミン美術館のような中小規模なら 1〜2 時間、大林美術館D MUSEUMのような企画展中心の館は 2〜3時間、国立現代美術館ソウル館のように複数企画展が並走する館や、国立中央博物館のような広大な施設では半日以上かかることもあります。事前に見たい展示を絞り、時間に余裕を持って訪れましょう。

館内での写真撮影は可能?

美術館の館内で写真撮影はできますか?SNS 映えスポットでのマナーも知りたいです。
多くの韓国の美術館では、個人利用目的なら館内での写真撮影が許可されています。フラッシュ・三脚・自撮り棒の使用は基本的に禁止。著作権や肖像権の関係で、特定の作品や特別展のエリアでは撮影禁止の場合もあるので、展示室の案内表示やスタッフの指示に従いましょう。リウム美術館のティノ・セーガル展(2026年)のように、展示自体が写真・動画撮影禁止の特別展もあります。撮影可能な場合でも、他の来館者の通行を妨げないよう、通路を塞いだり大声で話したりしないのがマナーです。

韓国旅行でのその他の注意点

韓国旅行中に美術館以外で気をつけるべきことはありますか?
飲料水について、韓国の水道水は飲めますが、地域によっては飲用に適さないため、ミネラルウォーターの購入をおすすめします。韓国産は 500ml で500〜1,000W程度が目安です。祝日について、韓国では旧暦を基準とする祝日(旧正月=ソルラル、秋夕=チュソク)があり、この期間中は観光施設が休館することが多いので、旅行計画時は要注意。また、韓国警察の発表によると、外国人観光客を相手に無資格でアートメイクやマッサージを行う業者が検挙される事例も報告されています。衛生面や肌トラブルのリスクを避けるため、必ず正規の認可を受けた店舗を利用しましょう。

ソウルの美術館は、伝統工芸の博物館から世界的建築家による現代アート空間、そして韓屋とリノベーションが共存するエリア型ギャラリーまで、ジャンルが幅広く揃っています。本記事で紹介したエリア別15選と、建築美のテーマ別2選、2026年の注目展覧会3件の中から気になるスポットを組み合わせて、充実したアート旅行を楽しんでください。営業時間や特別展の会期は変動するため、訪問前に各美術館の公式サイトで最新情報の確認を忘れずに!

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