「韓国のハワイ」と呼ばれるチェジュ島(済州島)は、美しい自然と同じくらい、食でも旅人を惹きつける島です。海女(ヘニョ)が素潜りで獲るアワビ、大自然で育つ固有種の黒豚、島の海藻や山菜を使った郷土料理…本土の韓国料理とはひと味違う、島ならではの味が待っています。この記事では、定番の黒豚やアワビから、地元で愛される名店、市場の食べ歩きまで、チェジュ島で味わいたいご当地グルメ14選をご紹介。エリア別のモデルコースも添えました。
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目次
済州島グルメの基本!旅行前に知るべきご当地料理の魅力
チェジュ島は、火山が生んだ大地と、島をぐるりと囲む海に恵まれた食の宝庫です。固有種の済州黒豚(チェジュフクテジ)を炭火で焼く肉料理、海女が獲る新鮮なアワビや一本釣りの太刀魚といった海の幸、ワラビやホンダワラ(モム)を生かした郷土料理まで、島ならではの素材が豊富。本土とは異なる調理法や食材が、この島の食文化を形づくっています。地元の人が通う店で、彼らの食べ方そのままに味わえば、旅の記憶もぐっと濃くなるでしょう。まずは、チェジュ島グルメの全体像から見ていきます。
済州島の象徴!とろける旨さの絶品黒豚料理4選
チェジュ島に来たら、まず外せないのが済州黒豚。大自然で育った固有種の豚は、肉質がやわらかく、脂に甘みがあります。一般的な豚肉とは違う、とろけるような旨味が持ち味です。炭火焼きはもちろん、甘辛いドゥルチギ(炒め)や、じっくり煮込んだトンベコギなど、調理法もさまざま。ここでは、黒豚を味わえる名店を4軒紹介します。
任済
「任済(イムジェ)」は、チェジュ島の黒豚料理に新しい風を吹き込む一軒です。じっくり熟成させた黒豚を、もちもちのモクサル(肩ロース)や、皮のゼラチン質が楽しいオギョプサル(五枚肉)で味わえるのも魅力。済州名産の牛島(ウド)ピーナッツで燻製にした黒豚は、ベーコンのような香りが立ちのぼります。スタッフが目の前で焼き上げてくれるため、いちばんおいしい状態で頬張れるのもうれしいところ。漢拏山(ハルラサン)をかたどったケランチム(卵蒸し)も人気です。
| 住所 | 済州特別自治道 済州市 塔洞路(タプドンロ)126 |
|---|---|
| 営業時間 | 12:00〜22:30(L.O.21:30) |
| 定休日 | 年中無休 |
| 料金 | 「白鹿潭(ペンノクタム)セット」600g 6万9,000W前後、「牛島ピーナッツ燻製セット」450g 5万4,000W前後、ケランチム 7,000W前後 |
| アクセス | 済州国際空港から車で約10分 |
| 公式サイト | 任済 公式Instagram |
ソンサン黒豚ドゥルチギ 城山日出峰店
世界遺産「城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)」を歩いたあとに立ち寄りたいのが、「ソンサン黒豚ドゥルチギ 城山日出峰店」です。名物は、済州産黒豚を使ったドゥルチギ(甘辛炒め)。看板の「100%済州黒豚三合ドゥルチギ」は、黒豚にアワビとイカが加わり、海と山の旨味が重なる一皿です。濃いめのヤンニョムと牛骨だしが具材にからみ、ご飯がすすむ味わい。締めには、残ったタレで作るポックムパッ(焼き飯)を。済州の郷土料理モムグク(海藻スープ)も用意されています。
| 住所 | 済州特別自治道 西帰浦市 城山邑 閑道路 255 |
|---|---|
| 営業時間 | 11:00〜21:00(ブレイクタイム15:00〜17:00) |
| 定休日 | 第3火曜、旧正月・秋夕(チュソク)の当日 |
| アクセス | 城山日出峰周辺から車で約5分 |
トンサドン 本店
「トンサドン 本店」は、済州産黒豚の厚切り焼肉「クンコギ」で知られる名店です。肉厚に切った黒豚は、噛むほどに肉汁があふれる仕上がり。この店の特徴は、カタクチイワシの塩辛「メルジョッ」につけて食べるスタイルです。香ばしい黒豚と、塩辛の独特な風味の組み合わせは、一度味わうと忘れられない味わい。地元客にも観光客にも支持され、時間帯によっては行列ができます。
| 住所 | 済州特別自治道 済州市 ウピョンロ 19 |
|---|---|
| 営業時間 | 12:00〜22:00 |
| 定休日 | 火曜日 |
| アクセス | 済州国際空港から車で約15分 |
ヌルボム黒豚
済州国際空港からタクシーで約10分。「ヌルボム黒豚」は、到着してすぐ黒豚を味わいたい人にぴったりの大型焼肉店です。使うのはチェジュ島で育った済州黒豚のみ。とくに皮付きの「オギョプサル(五枚肉)」が人気で、肉厚なのにやわらかく、口の中でほどける食感です。サンチュで包むのはもちろん、塩で肉そのものの旨味を味わうのもおすすめ。旅の初日や締めくくりに、ボリュームのある一皿をどうぞ。
| 住所 | 済州特別自治道 済州市 漢拏大学路 12 |
|---|---|
| 営業時間 | 11:00〜23:00前後 |
| 定休日 | 年中無休 |
| アクセス | 済州国際空港からタクシーで約10分 |
豊かな海の恵み!新鮮アワビ&海鮮を味わう名店4選
四方を海に囲まれたチェジュ島は、海の幸の宝庫です。なかでも島のシンボルといえるアワビは、海女文化と結びつき、こりこりした食感と濃い旨味が格別。ほかにも一本釣りの太刀魚や、旬の魚介が豊富に水揚げされます。刺身、釜飯、鍋、スープと料理の幅も広く、どれも素材の持ち味を生かした一品ばかり。ここでは、アワビと海鮮の名店を4軒紹介します。
ミョンジンチョンボク
「ミョンジンチョンボク」は、アワビ料理の専門店です。看板の「アワビ釜飯」は、身と肝をたっぷり使い、ひと口で磯の香りと濃厚な旨味が広がる一品。香ばしい焼きアワビや、やさしい味のアワビ粥も人気です。海岸沿いに建つので、海を眺めながら食事を楽しめます。
| 住所 | 済州特別自治道 済州市 旧左邑 ヘマジ海岸路 1282 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:30〜21:00前後(L.O.20:00) |
| 定休日 | 火曜日 |
| 料金 | アワビ釜飯:1万5,000W前後、焼きアワビ(500g):3万W前後 |
| アクセス | 済州国際空港から車で約1時間 |
ハンラガルチ 済州空港店
済州国際空港の近くにある「ハンラガルチ 済州空港店」では、太刀魚料理を味わえます。看板は「太刀魚の塩焼き」。ふっくらと肉厚な身が口の中でほどけ、シンプルなだけに素材の良さが際立つ味わいです。アワビや太刀魚の煮つけなど、済州島の海の幸をまとめて楽しめるセットも用意。空港の行き帰りに立ち寄りやすい一軒です。
| 住所 | 済州特別自治道 済州市 ジョンジョン13ギル 4 |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00〜22:00(L.O.21:00) |
| 定休日 | 無休 |
| 料金 | 「漢拏セット」2人分 8万9,000W |
| アクセス | 済州国際空港から車で約20分 |
| 公式サイト | ハンラガルチ 公式Instagram |
塔洞ムラン食堂
済州島最大の漁港のすぐそばにある「塔洞ムラン食堂(タットンムランシッタン)」は、老舗の魚介専門店です。新鮮な魚を熟成させて出す刺身の盛り合わせは、まさに絶品。内容は季節で変わるため、訪れるたびに新しい海の幸に出会えます。ワサビ醤油で日本のように食べるのもいいですが、ぜひ試したいのが、酢入りコチュジャンや、サンチュ・エゴマの葉で包む韓国スタイル。太刀魚の塩焼きや煮つけ、刺身のほか、サバの刺身も楽しめます。
| 住所 | 済州特別自治道 済州市 イムハンロ 37-4 |
|---|---|
| 営業時間 | 8:00~21:00(ブレイクタイム15:00~16:00) |
| 定休日 | 火曜、旧正月・秋夕(チュソク)の当日 |
| アクセス | 済州国際空港から車で約10分 |
三姓穴海物湯 本店
済州道庁の近くにある「三姓穴海物湯 本店」は、豪快な海鮮鍋「ヘムルタン」で知られる店です。店頭の水槽から、生きたままのアワビ、サザエ、ハマグリ、タコ、ワタリガニが次々と鍋に入る光景は見ごたえ十分。具材から出るだしだけで仕立てるピリ辛スープは、海の旨味が凝縮された一杯です。ボリュームもたっぷり。締めには、残ったスープでラーメンやおじやを楽しむのが定番です。
| 住所 | 済州特別自治道 済州市 蓮洞 312-27(ソンドクロ5ギル 20) |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00〜20:50前後 |
| 定休日 | 旧正月・秋夕(チュソク)の前日と当日 |
| アクセス | 済州国際空港から車で約10分 |
旅の朝食や締めにも!心温まる済州島ならではの郷土麺・スープ3選
旅の疲れを癒したり、一日の始まりに力をくれたりするのが、チェジュ島ならではの郷土麺やスープです。地元で長く愛されてきた一杯には、土地の食文化がにじみます。胃にやさしいあっさり系から、スタミナのつく滋養食まで種類もさまざま。二日酔いの朝食にも、肌寒い日の締めにもよく合う味わいです。ここでは、郷土の麺とスープを3軒紹介します。
ウジンヘジャングク
済州国際空港のほど近くにある「ウジンヘジャングク」は、早朝から地元客と観光客でにぎわう人気店です。味わえるのは、チェジュ島を代表する郷土料理「コサリユッケジャン」(ワラビのユッケジャン)。済州産のワラビとやわらかい牛肉を、濃厚な牛骨スープでじっくり煮込んだ一杯です。お粥のようにとろみがあり、口当たりがやさしいのも特徴。ソウル式のユッケジャンより辛さは控えめで、お酒を飲んだ翌朝にもぴったりです。
| 住所 | 済州特別自治道 済州市 西沙路 11 |
|---|---|
| 営業時間 | 6:00〜22:00 |
| 定休日 | 旧正月・秋夕(チュソク)の連休 |
| アクセス | 済州国際空港から車で約10〜15分 |
オルレククス 本店
チェジュ島を代表する麺料理「コギグクス(豚肉麺)」を食べるなら、「オルレククス 本店」へ。メニューはコギグクス一本という潔さながら、開店から閉店まで行列が絶えない人気店です。理由は、あっさりと奥深い豚骨スープ、やわらかく煮込んだ豚肉、そしてもちもちの太麺の組み合わせ。ひと口すすれば、豚の旨味がとけたスープが体に染みわたります。並ぶ価値のある一杯です。
| 住所 | 済州特別自治道 済州市 クィアランギル 24 |
|---|---|
| 営業時間 | 8:20〜15:00 |
| 定休日 | 日曜日 |
| アクセス | 済州国際空港から車で約10分 |
キム・ヒソン チェジュ モムグク
チェジュ島の郷土料理「モムグク」を味わえるのが「キム・ヒソン チェジュ モムグク」です。モムグクは、ホンダワラ(モム)という海藻を豚骨スープと合わせた滋養豊かな一杯。豚骨をじっくり煮込んだスープは、磯の香りとコクが重なり、後味はすっきりしています。二日酔いの朝にもおすすめです。
| 住所 | 済州特別自治道 済州市 オヨンギル 45-6 |
|---|---|
| 営業時間 | 月~金 7:00〜16:00、土 7:00~15:00 |
| 定休日 | 日曜 |
| 料金 | モムグク 9,000W前後、ワラビユッケジャン 9,000W前後 |
| アクセス | 済州国際空港から車で約15分 |
| 公式サイト | キム・ヒソン チェジュ モムグク 公式Instagram |
意外な発見も!個性派ご当地グルメ&食べ歩きスポット3選
チェジュ島のグルメは、黒豚やアワビだけではありません。島ならではの食材を生かした個性的な料理や、市場で気軽につまめる食べ歩きグルメも見逃せない存在です。地元の人の日常に触れながら、新しい味に出会うのも旅の楽しみ。ここでは、ひと味違うご当地グルメと食べ歩きスポットを3軒紹介します。
オヌンジョンキンパ
予約制のテイクアウト専門店「オヌンジョンキンパ」。看板の「オヌンジョンキンパ」は、見た目は普通のキンパですが、ひと口でサクサクの食感に驚くはず。中に詰めた具の食感が、ほかにはない味わいを生みます。数種のキンパがそろい、どれも人気。事前予約のうえ、時間に合わせて受け取りに訪れてください。
| 住所 | 済州特別自治道 西帰浦市 東門洞路 2 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00~19:00(ブレイクタイム13:00~14:30) ※事前予約制テイクアウト専門 |
| 定休日 | 不定休、日曜、旧正月・秋夕(チュソク)の連休 |
| アクセス | 西帰浦毎日オルレ市場の近く、西帰浦バスターミナルから徒歩約10分 |
HaHaHoHo 牛島店
チェジュ島からフェリーで渡れる離島、牛島(ウド)。その絶景を眺めながら食事ができるのが「HaHaHoHo 牛島店」です。チェジュ島の特産品を使った自家製のご当地バーガーが楽しめます。牛島ピーナッツ(落花生)を使ったバーガーや、済州エビ(手長エビ)のバーガーは、この土地ならではの味わい。黒豚パティのバーガーも人気です。目の前に広がる牛島の景色とあわせて、特別なひと休みになります。
| 住所 | 済州特別自治道 済州市 牛島面 牛島海岸通り 532 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00~17:00(L.O.16:00) |
| 定休日 | 要確認(牛島の渡船運休時は臨時休業) |
| 料金 | ウドピーナッツ黒豚バーガー 1万2,000W、エビバーガー 1万2,000W |
| アクセス | 牛島(ウド)港からバスで約10分、または徒歩約30分 |
| 公式サイト | HaHaHoHo 牛島店 公式Instagram |
東門市場
済州島最大の常設市場「東門市場(トンムンシジャン)」は、地元の暮らしに触れられるにぎやかなスポットです。昼は新鮮な魚介や農産物、土産物が並び、夜になると「夜市」が立ってさらに活気づきます。夜市では、黒豚串、海鮮チヂミ、キンパなど、チェジュ島ならではのB級グルメや屋台料理を気軽に楽しめるのが魅力。香ばしい匂いに誘われて、あれこれつまみ歩くのも市場の醍醐味です。家族や友人とシェアしながら、市場のにぎわいごと味わってください。
| 住所 | 済州特別自治道 済州市 観徳路14ギル 20 |
|---|---|
| 営業時間 | 8:00〜21:00(夜市は18:00〜23:00頃) |
| 定休日 | 基本的に、旧正月・秋夕(チュソク)の当日(※ただし店舗により異なる) |
| アクセス | 済州国際空港から車で約10分 |
済州島グルメを最大限楽しむ!エリア別おすすめモデルコース
チェジュ島には魅力的なグルメスポットが点在しています。効率よくまわるには、目的やエリアに合わせたモデルコース作りが大切。移動時間も考えたプランで、限られた時間を有効に使いましょう。
ここでは、済州市内・東部(城山/牛島)・南部(西帰浦)の3エリア別に、半日から1日で島の味を巡るコースを用意しました。到着日や帰る日にも組み込みやすい構成です。
済州国際空港に到着後、まずは「ウジンヘジャングク」でチェジュ島ならではのワラビユッケジャンを朝食に。温かいスープで旅の疲れを癒し、一日の活力をチャージします。その後は、活気あふれる「東門市場」へ移動し、新鮮な海の幸やB級グルメの食べ歩きを楽しみましょう。ランチは「オルレククス 本店」で絶品コギグクスを堪能し、済州島の食文化に浸る時間。夕食は黒豚を心ゆくまで。空港近くの「ヌルボム黒豚」で、肉厚のオギョプサルを味わってください。
まずは雄大な「城山日出峰」を観光し、その絶景に感動。ランチは世界遺産からほど近い「ソンサン黒豚ドゥルチギ 城山日出峰店」で、黒豚と海鮮の旨味が凝縮されたドゥルチギを堪能しましょう。食後はフェリーで美しい離島「牛島(ウド)」へ移動。牛島では「HaHaHoHo 牛島店」で、特産品を挟んだ自家製ご当地バーガーを味わい、絶景を眺めながらひと休み。離島ならではのゆったりとした時間と美食を楽しむ、贅沢な一日です。
チェジュ島南部の美しい「中文観光団地」を散策し、自然を満喫。ランチは太刀魚料理の名店「ハンラガルチ 済州空港店」で、ふんわり肉厚な太刀魚の塩焼きを味わいましょう。済州島産の新鮮な太刀魚は、ここでしか出会えない格別なおいしさ。観光の合間には、「オヌンジョンキンパ」で人気のサクサクアワビキンパをテイクアウトして、小腹を満たすのもおすすめです。南部の豊かな自然と、伝統的な海鮮グルメを味わい尽くすコース。
済州島ご当地グルメに関するよくある疑問を解決!
チェジュ島でのグルメ旅を計画するとき、ちょっとした疑問や不安はつきものです。言葉の壁やお店の選び方、子連れでの食事など、旅行者ならではの心配事を先に解消しておけば、当日をより身軽に楽しめるでしょう。ここでは、チェジュ島のご当地グルメに関するよくある疑問にお答えします。
まとめ
チェジュ島は、新鮮な海の幸と、大自然が育てた山の幸が出会う美食の島です。希少な済州黒豚、こりこりのアワビ、豪快な海鮮鍋、そして心温まる郷土麺まで、その多彩な味は旅の大きな思い出に。この記事で紹介した名店やモデルコースを手がかりに、自分だけのグルメ体験を見つけてください。五感で味わうチェジュ島の食は、きっと忘れられない一皿になるはずです。
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