都内で湯治場気分を味わえる大谷田温泉 明神の湯!天然温泉のお風呂や人気サウナを体験した

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東京都の23区内に位置していながら、まるで秘境の湯治場のような雰囲気を味わえる日帰り温泉が「大谷田温泉 明神の湯」。天然温泉を使った内湯に風情を感じる露天風呂、そして本格的なサウナと、日々の疲れを癒すのにぴったりの要素が揃っています。今回は実際に現場に足を運んで、人気の温泉や利用方法、湯上がりにおすすめのグルメなどを徹底調査してきました。

大谷田温泉 明神の湯とは?

「大谷田温泉 明神の湯」は、東京都足立区を流れる中川にほど近い日帰り温泉。最寄り駅はJR常磐線の亀有駅。あるいは東京メトロ千代田線の北綾瀬駅となっています。

東京の町中にありながら湯治場のような風情を持ち合わせている理由は、こだわり抜かれた館内の装飾にあります。とくに内湯の浴槽に使われているヒバ材などが醸し出すひなびた雰囲気は、都会では珍しい秘境感を味わえると評判です。

よく見るスーパー銭湯のように、高濃度炭酸泉、ジェットバス、気泡浴、岩盤浴、たくさんのマンガが読み放題の休憩室などはありません。その代わりに、上質な天然温泉、自然の雰囲気を味わえる露天風呂、本格的なドライサウナとミストサウナ、リーズナブルでおいしい食事処があります。

落ち着いた雰囲気の温泉施設を探している人には、まさにぴったりの場所なんです。
 

・明神の湯の料金と入館方法について

入館料は大人平日1,100円、土日祝日で1,300円です。平日10:00~14:00に入館すれば何時まで滞在しても朝風呂料金700円で利用できるため、立地を考えるとかなりお得。この料金でお風呂だけでなくサウナまで使えるところは、23区内ではなかなか見つからないはず。

入館時に下駄箱を使用する際は、100円玉1枚が必要です。使用後に返却されるので靴箱代は実質無料ですが、100円玉は準備しておきましょう。

次に券売機で入館料を払います。アソビューの前売りチケットならクレジットカードで購入できますが、現地で入館料を払う場合は現金のみなので注意してください。

フェイスタオル(100円)、バスタオル(150円)のレンタルもあるので、気が向いたときに手ぶらでふらっと来ても心配いりません。

なお、一度退館した場合は、再入館の際に改めて入館料が必要となります。ただし、例外的にウォーキング及びランニングプランの場合は再入館が可能となります。その場合は入館時にフロントに伝えておきましょう。また、併設の髪切り処(理容店)を利用する場合も、再入館が可能となっています。
 

ベビースイマーは赤ちゃん1人につき1枚、受付で申告することで受け取れる

大谷田温泉 明神の湯は、赤ちゃん連れ・子ども連れを歓迎している温浴施設です。男湯・女湯ともに脱衣所にはベビーベッド、浴室にはベビーバスやベビーチェアが用意されています。

そしてこれはかなり画期的なサービスだと思いますが、赤ちゃん用おむつ機能付きスイムパンツを、赤ちゃん1人につき1枚、フロントで無料提供しています。Mサイズ(7kg~12kg)、Lサイズ(9kg~14kg)、ビッグサイズ(12kg~)の3種類から選べるようになっています。

大谷田温泉 明神の湯は天然温泉が魅力!種類豊富なお風呂を紹介

天然温泉は「大谷田温泉 明神の湯」の大きな魅力のひとつ。泉質はナトリウム―塩化物強塩温泉で、いわゆる塩泉、熱の湯と呼ばれるタイプのお湯です。

首都圏の地下には古代海水が閉じ込められた層があり、地下の深いところまで掘削(くっさく)することにより、海水のように塩からい温泉が湧き出ます。こちらの源泉もそのひとつ。高張性の強塩温泉で濃度の濃さが特徴。ただし海の水ではないので、湯上りはいつまでもベタベタすることなくさっぱりとします。

pHは7.5とクレンジングによる美肌効果が期待できる数値で、モール泉と呼ばれる植物由来の成分の影響もあり、琥珀色のつるつるとした感触の温泉となっています。

湧き出た段階での源泉温度は30度弱ですが、浴槽ごとに温度に違いが付けられているため交互浴も楽しめます。さっそく種類豊富なお風呂を見てみましょう。
 

・かけ湯とかけ水の2種類が選べる!

脱衣所から浴室に移動して、最初にあるのが少しぬるめの「かけ湯」の槽。なんと温かい「かけ湯」だけでなく、隣には「かけ水」もあるのです。

実際に使ってみると、これは意外と便利。サウナの後にいきなり冷水を被るのが苦手な人はかけ湯を選び、暑い日にまず汗を流したい人は最初からかけ水を使うのもありです。

単純に水を浴びたい時に、水風呂でかがまずに立ったままかけ水が使えるのもポイントです。大きな石の器の槽は、実は鞍馬の天然石を手彫りしたもの。造り込みのこだわりには思わず驚くはずですよ。
 

・洗い場の台は湯治場のような雰囲気

内湯は全体的なたたずまいがひなびた風情を漂わせています。洗い場の桶を置く台が黒い石製で作られているのも見どころ。各洗い場には、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープが備え付けられており、身体をしっかり洗って清潔にしてから湯船に入れます。
 

・天然温泉を楽しむなら「大ひば湯(あつ湯)」

天然温泉は、内湯の浴槽とミストサウナ内のかけ湯に使用されています。その中でも最も温泉のパワーを感じられるのが、こちらの「大ひば湯(あつ湯)」。43度程度と温度が高めに設定されているので、香りもはっきりしていて濃厚さがより際立ちます。

浴槽の材質である「天然ひば」はヒノキ科アスナロ属に属する針葉樹で、とくに青森県の温泉などでよく使われています。一般的に高級浴槽に使われるヒノキ科ヒノキ属のヒノキ同様抗菌性に優れ、木製ならではの温かみを演出してくれます。

大ひば湯は浴槽の縁だけでなく底もすべて木製なので、入浴した時にゴツゴツとした部分がなく、あたりがとても柔らかいのが特徴。思わず縁にもたれかかってまどろんでしまいそうです。
 

・ゆったり天然温泉に入るなら「大ひば湯(ぬる湯)」

「おおひば湯(あつ湯)」は熱くてゆっくり入れない方におすすめなのが、隣の「大ひば湯(ぬる湯)」。こちらは41度程度と入りやすい温度で、のんびりするのにぴったりです。熱いお湯が苦手なお子さんと入るのにも適しています。

ただし、ぬるくて入りやすいとはいっても、元々の温泉がかなり濃い塩化物泉なので、長湯しすぎには注意しましょう。のぼせそうになったら露天風呂に移動したり、かけ水、水風呂でクールダウンしてください。そのくらい体がポカポカと温まる温泉です。
 

・露天風呂のあつ湯ならココ!「薬師の湯」
 

女湯の露天風呂全体。一番手前に見えるのが「薬師の湯(あつ湯)」

次は露天風呂のお風呂を紹介します。

露天風呂エリアは板張りの塀の高さが絶妙で、空が見えて開放感があるのに町の景色は隠してくれる、まるで都心部にいるとは思えない自然の雰囲気を上手く作り出しています。

露天風呂は天然温泉ではありませんが、内湯と同様にあつ湯・ぬる湯が揃っていて、さらに「人肌の湯」まであります。好みの温度を選べるだけでなく、交互浴にも使えるのはうれしいところ。3種類の温度を使い分ければ、満足度の高い湯巡りになるでしょう。
 

・2種類の温度を選べる露天風呂「薬師の湯」

「薬師の湯(ぬる湯)」は温度が控えめで屋根付き。露天風呂には入りたいけど日焼けが気になる人や、ゆっくり温泉に入りたい人にはおすすめです。

近くにある「薬師の湯(あつ湯)」は屋根がないタイプの岩風呂で、露天風呂の中でも開放感はピカイチ。熱めの温度が好きな人にはぴったりですよ。
 

・空を眺めながらゆったり寝転がれる「寝湯」

「薬師の湯(ぬる湯)」から、そのまま続いたところには「寝湯」があります。こちらの寝湯は仕切りの部分に不揃いな天然の石を使っていて、自然的で居心地の良い空間になっています。

枕の部分は木製。浴槽はちょうど背中の部分がゆるくカーブしており、背中に当たる石が滑りにくいように加工されているのが特徴。寝転がった時にずるずると下に沈み込まないのは、使っていて快適でした。
 

・木の温もりを感じるプライベート空間「ひのき風呂」

男湯にも女湯にも「ひのき風呂」が2つずつあります。どちらも1人から1.5人向けのサイズ。1人で入ってプライベートな空間を独り占めするか、友達か子どもと2人で使うのにぴったりです。
 

・絶妙な温度でリピーター続出!「人肌の湯」

露天風呂エリアで一番おすすめしたいのが「人肌の湯」。約37度とちょうど体温ぐらいの温かさで、入るとお湯に浸かっているのかわからなくなるほどの気持ち良さ!とくに暑い日には最高です。また、サウナの後のととのいタイムに使うのもいいですね。

ぜひ内湯の温泉のあつ湯でがっつり体を温めた後にも、人肌の湯に入ってみてください。サウナを使わなくても、バッチリととのえちゃうかもしれませんよ。

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