笹崎鹿踊り

岩手県 三陸海岸
  • 郷土芸能

基本情報

名称

笹崎鹿踊り


ササザキシシオドリ

住所

〒022-0002 岩手県大船渡市大船渡町


連絡先 問合せ先 電話番号:0192-27-3111

大船渡にある鹿踊りは5組ありますがその源は一緒であり、江戸時代の天和から元禄(1681〜1704)と続く時代に鹿踊りの始祖で初代仲立ち四郎兵衛から始まったようです。時の将軍徳川五代綱吉公の時代です。 笹崎鹿踊りは庭元大草嶺笹崎家に明和5年(1768)に伝わり、この年の8月9日を笹崎鹿踊り元年というそうです。 本吉郡入谷町の四郎兵エから7代弥惣次と続き、出稼ぎしながら踊りを会得した大船渡市日頃市町出身の理想太氏が帰郷する際に相伝状を携えて来ました。その理想太氏が庭元大草嶺笹崎家に婿入りし、踊りを伝授したのが始まりと伝えられています。 また、当地方の踊りは「行山流」と名乗っていますが、笹崎鹿踊りだけは「迎山流」と名乗っていて「行」・「迎」の違いが有ります。殿様の御賞賛の言葉が「迎山迎山」(ぎょうざんぎょうざん)とのことで、そのお言葉を冠していると伝えられています。笹崎鹿踊は本来9人踊りで中立ち・雌鹿の後ろに「シガリ」という役が並んでいたが、現在は真ん中の雌鹿が無くなり8人踊りとなっています。 寺社の境内や各家の庭で踊られます。大船渡の代表的な民俗芸能として貴重です。

詳細情報

保存者 大船渡市郷土芸能協会
時期 随時