ひたちビスコイト物語
茨城県
北茨城・奥久慈・日立
- 特産物・特産品
基本情報
| 名称 |
ひたちビスコイト物語 ヒタチビスコイトモノガタリ |
|---|---|
| 住所 |
〒317-0073 茨城県日立市幸町1-1-2 |
| 連絡先 | 問合せ先 電話番号:0294-33-8103 |
現在親しまれているお菓子ビスケットが日本に広まったきっかけとなる人物”柴田 方庵”は日立市出身。柴田方庵は、現在の日立市にあたる常陸国多賀郡会瀬村に誕生し、江戸に出て儒学と医学を学んだ。天保2年には長崎に移り、シーボルトの門人やオランダ軍医に最新の西洋医学を学び、日本で初めて牛痘接種を行ったことで知られている。その長崎にいるとき、郷里水戸藩の役人から、保存のきく食糧として、ビスコイトの製法を習得して報告するよう依頼された。柴田方庵は、オランダ人にビスコイトの製法を学び、安政2年にその製法書を水戸藩に宛てて送った。 日立では、柴田方庵が伝えたビスコイトを再現しようと研究を重ね、「ひたちビスコイト物語」を開発。パンを二度焼きするという原則を守り、当時使ったであろう国産の小麦粉(中力粉)に若干の甘みを加えて堅く焼き上げる。紅茶や牛乳に浸して食べてもおいしく、日持ちするので保存食としても。