平根崎の波蝕歐穴群

基本情報

相川地区戸中の平根崎海岸にみられる、波浪によって生じた岩盤浸蝕現象の一つです。 波打ちぎわにある岩盤が強い波浪をうける時に、岩質がち密である場合は波の差引きによって渦巻きが起こります。 その際に激しい浸蝕がおこなわれてくぼみが生じ、この中に礫などが落ち込むと、さらに浸蝕、研磨が早められて、直径数10cmから数mにおよぶ見事な円形のくぼみが形成されます。 平根崎海岸の大傾斜面に見られるおびただしい波蝕甌穴群は、波浪の営力を知る貴重なものです。

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