綱掘式石油井戸C-2号

新潟県 柏崎・寺泊・長岡・魚沼(湯之谷)
  • 観光名所

基本情報

名称

綱掘式石油井戸C-2号


ツナホリシキセキユイドシーツーゴウ

住所

新潟県三島郡出雲崎町大字尼瀬


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アクセス方法 ・JR越後線「出雲崎駅」から車で8分 ・北陸自動車道「西山IC」から車で15分
連絡先 問合せ先 電話番号:0258-78-2291

宝田石油会社(後に日本石油(株)と合併)が掘削した「綱掘式削井機の2号井」で明治30年5月23日から昭和60年12月1日まで使用されて、抗内の深さは649.45mで、付近にはC-9号(T7.5.23採油開始)C-10号(T8.8.10採油開始)がありました。 この削井機は明治23年に尼瀬の日本石油(株)が米国から最初に輸入(C-1号)した機種と同型で、それまで手掘りによる浅層採油だけに頼っていました。 掘削方法は、蒸気機関を動力とするウオーキングビームの上下運動により、ロープに吊るされたビットが坑底を衝撃して掘り進むもので、これを契機に石油業の近代化が始まりました。 尼瀬油田の最盛期は、明治22年〜31年の10年間で手掘り井戸も含めて多くの井戸があり、明治27年では日産16,910Lでした。しかし昭和26年には日産44L、昭和60年には日産9Lとなっていきました。一方天然ガスは日産3,000L平方メートル噴出していました。 なお、現在のC-2号は廃坑作業後に昭和62年施設保存のために、同じ場所で地下部を密閉し、井戸芯を9m残した状態で櫓とポンピングパワーを復元したものです。

詳細情報

その他 駐車場 普通車:なし