孝恩寺

大阪府 大阪南部(堺・岸和田・関西空港)
  • 神社・仏閣

基本情報

名称

孝恩寺


コウオンジ

住所

〒597-0102 大阪府貝塚市木積798


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アクセス方法 ・水間鉄道「水間駅」からバスで 水鉄バスで蕎原行きに乗車 「釘無堂」下車徒歩すぐ
料金 ・仏像参拝は事前予約要
連絡先 所在地 電話番号:072-446-2360
ホームページ http://www.city.kaizuka.lg.jp/kanko/rekishi/koonzi.html

行基建立四十九院のひとつで、現在の観音堂は古くは「観音寺」「木積観音(こつみかんのん)」などと呼ばれ、孝恩寺とは別の寺院だった。観音寺は大正3年(1914)、廃寺して当寺に合併したが、寺伝によると、奈良時代の神亀3年(726)、行基によって開創された七堂伽藍をもった寺院だった。その後、さまざまな混乱を経て観音堂のみを残して現在に至る。この観音堂は、大阪府下で最古の木造建築物のひとつに上げられ、鎌倉時代後期に建てられた密教様式を現在に伝える貴重な建物。釘を1本も使わずに建てられたので、「木積の釘無堂」とも呼ばれ、国宝になっている。「木積」(こつみ)とは、孝恩寺のある貝塚市の地名のことで、行基が「観音院」をはじめ、関西に49の院を建てる際、山から切り出した木材置き場にしたことに由来する。また、境内の宝物館には、雨乞い祈祷の本尊として知られる「難陀竜王増像」や鎌倉初期の阿弥陀如来立像など国指定の重要文化財19点も。