出の山湧水

基本情報

大淀川の支流の一つ、岩瀬川の源になる出の山湧水では、日量8万ｔ以上もの水が湧き出る。市内には50カ所近くも湧水があり、いずれも市の南にそびえる霧島山麓が貯水源。水温は11度から18度前後で、ミネラルなどが適度に含まれているため、爽やかな舌触り。全湧水が飲用に適しているが、なかでも最大規模の出の山湧水は、市の中心より僅か4km。市の人口の半数以上、約2万6000人の上水道に使われている。原水がきれいなため浄化は極めて簡単で、殺菌用塩素ガスをほんの微量注入するのみ。県内で最もおいしい水道水の一つといえるであろう。昭和の日本名水百選。