シーサー

沖縄県 那覇
  • 郷土景観

基本情報

名称

シーサー


シーサー

住所

沖縄県那覇市他県内各地


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屋根に置いて、外部から侵入する魔物を払いのける役目と、火伏せの役目をすると信じられている。石獅子は、外来の思想によるもので、古い時代は王宮などの門や墓陵の屋根に立てて権威の象徴とし、一面では魔物払いの役目を果たした。村落においても、火伏せの目的で火難をしばしばもたらす山へ向けて立てるなど、村落共同体の防禦として獅子を立てた。それらが、民家の屋根にいつごろから置かれるようになったかは不明だが、最も一般的になったのは、民家に瓦葺きが許された明治20年代以降のことであろう。屋根獅子には、素焼製と漆喰塑像がある。素焼は壷屋窯で焼いたもの、漆喰製は屋根左官の手になるものである。後者は、ポーズのとり方や表情などが変化に富んでおり、面白さがある。