サンリオ展 FINAL ver. ニッポンのカワイイ文化60年史の口コミ
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ずっと楽しみにしていたサンリオ展へ行ってきた。 「かわいい」の一言で片付けられがちなサンリオだけれど、展示を見終わったあとに強く感じたのは、サンリオが作ってきたのは単なるキャラクターではなく、人と人との関係性だったということだった。 ハローキティやマイメロディ、シナモロールなど、誰もが知っているキャラクターたちの誕生秘話やデザインの変遷を追いながら、時代ごとの流行や社会の空気まで感じられる展示になっていて面白かった。昔の商品パッケージやグッズを見ると、自分が生まれる前のものなのにどこか懐かしく感じるのが不思議だった。 特に印象的だったのは、サンリオが創業当初から大切にしてきた「Small Gift, Big Smile」という考え方。小さな贈り物が大きな笑顔につながるという理念は、キャラクタービジネスの話というより、人とのコミュニケーションについての話に聞こえた。手紙を書いたり、お土産を渡したり、相手を思い浮かべながら何かを選んだり。そういう何気ない行為の積み重ねが人との関係を作っているのだと改めて感じた。 展示空間はもちろんかわいさに溢れていたけれど、それ以上にサンリオが長い年月をかけて「かわいい」を研究し続けてきた歴史に圧倒された。時代によって人気のキャラクターが変わっても、人を喜ばせたいという根っこの部分はずっと変わっていない。その一貫性があるからこそ、世代を超えて愛され続けているのだと思う。 子どもの頃は純粋にキャラクターとして好きだったサンリオを、大人になった今改めて見つめ直すことができたのも良かった。かわいいものは幼いものではなく、人の心を少し柔らかくしてくれる文化なのかもしれない。 展示を見終わったあと、グッズ売り場でみんなが楽しそうに商品を選んでいる姿まで含めて、とてもサンリオらしい空間だった。懐かしさと新しい発見が同時に味わえる、世代を問わず楽しめる展示だったと思う。