東京国立博物館の口コミ
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5素晴らしい!
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ずっと行きたいと思っていた、上野の東京国立博物館(トーハク)へついに足を運んできました。目的は、日本の歴史や美術の教科書で誰もが一度は目にしたことがある、あの本物の宝物たちに会うためです。実際にこの目で見る文化財の数々は、想像以上の驚きと感動の連続で、胸がいっぱいになる素晴らしい時間を過ごすことができました。期待を胸に、いざ縄文の世界へまず最初に向かったのは、お目当ての土偶たちが展示されているエリアです。今回、特に楽しみにしていたのが、青森県津軽市(旧木造町)出土の「遮光器土偶」と、宮城県大崎市出土の土偶でした。どちらも日本の縄文造形美を代表する傑作として非常に有名ですが、両方をこの目でじっくりと見比べることができて本当に良かったです。展示ケースの前に立った瞬間、思わず「おっ」と声が出そうになりました。というのも、私の頭の中にあった勝手なイメージよりも、実物は「思ったより小さい」と感じたからです。教科書の大きな図版で見慣れていたせいか、もっと大柄なものを想像していたのですが、実際のサイズ感はとてもコンパクトで愛らしいものでした。しかし、その小さな体から放たれる圧倒的な存在感には、ただただ圧倒されるばかりです。何よりも驚愕したのは、数千年も前の大昔に作られたものだとは到底信じられないほど、信じられないほど綺麗に保存されているという事実です。土の中で気の遠くなるような年月を過ごしてきたはずなのに、表面の精巧な文様や、独特のフォルムが当時のまま鮮明に残っています。「大昔のものがこれほど美しい状態で今ここに存在している」という奇跡に、深い感動を覚えずにはいられませんでした。特に津軽市の遮光器土偶は、あの大きな眼鏡のような目が実に見事で、細部まで施された幾何学的な模様の緻密さに息をのみました。一方で、大崎市の土偶も独特のポーズや表情に味があり、当時の人々の豊かな感性や祈りの形がダイレクトに伝わってくるようでした。学生時代に教科書の中でしか見たことがなかった歴史の主役たちを、こうしてガラス一枚隔てただけの至近距離でリアルに鑑賞できたことは、本当に贅沢で忘れられない体験になりました。圧倒的なスケールに息をのむ、3メートルの金剛力士像土偶たちの緻密な世界に魅了された後、館内を進んでいくと、今度は全く異なるベクトルの圧倒的な迫力に遭遇しました。それが、高さ3メートルを誇る二体の巨大な「金剛力士像(仁王像)」です。展示空間にそびえ立つその姿は、文字通り見上げるほどの巨体。一歩近づくだけで、その場を支配する凄まじい熱量と威圧感が肌に伝わってきます。大きく口を開けて怒りを表現する「阿形(あぎょう)」と、口を固く結んで怒りを内に秘める「吽形(うんぎょう)」。二体の力強い肉体美や、今にも動き出しそうなほどリアルに波打つ筋肉の表現、そして翻る衣の躍動感は、言葉を失うほどの完成度でした。先ほどまで見ていた縄文の土偶が、小さな体に凝縮された静かな祈りだとすれば、この金剛力士像は人間の職人技と信仰心が爆発したような動的なエネルギーに満ちあふれています。この極端なスケール感のギャップを同じ博物館の中で同時に味わえるのも、トーハクならではの深い魅力だと実感しました。研ぎ澄まされた美の極み、国宝・三条宗近の太刀そしてもう一つ、今回絶対に外せなかった見どころが、国宝に指定されている三条宗近(さんじょうむねちか)の太刀です。平安時代の名工として知られる三条宗近の手による刀剣は、美術品としての価値はもちろん、歴史的な重みも一級品です。刀剣の展示室は独特の厳かな空気が漂っていましたが、その中でも宗近の太刀が放つ輝きは異彩を放っていました。暗がりの展示ケースの中で、スポットライトを浴びて浮かび上がる刀身は、どこまでも妖艶で、どこまでも鋭利。すらりと美しく優美に湾曲した姿(反り)と、刃文の繊細なきらめきは、まるで一つの芸術的な生き物を見ているかのような錯覚さえ覚えます。何百年もの間、多くの人々に大切に受け継がれ、手入れされてきたからこそ維持できる、曇りのない圧倒的な美しさ。刀剣にそこまで詳しくない私でも、その洗練された佇まいからは、当時の武士たちの精神性や、職人の執念のようなものがひしひしと伝わってきて、しばらくその場から動けなくなるほど魅了されてしまいました。訪問を終えて今回の東京国立博物館への訪問は、まさに「本物の力」に圧倒され続ける一日となりました。お目当てだった津軽や大崎の土偶たちの愛らしさと奇跡的な保存状態、3メートルの巨体で迫り来る金剛力士像、そして日本刀の最高峰である三条宗近の太刀。どれをとっても一級品ばかりで、見どころが本当に尽きません。教科書で見た知識が、実物を見ることで血の通ったリアルな感動へと変わる面白さは、やはり博物館へ直接足を運んでこそ味わえる醍醐味です
ふにゃ坊さまの体験したプラン
東京国立博物館 東博コレクション展 前売り電子チケット(観覧料)
- 博物館
1,000円〜