【徹底解説】マイントピア別子の魅力とは!大人も子供も一日楽しめる、銅山のテーマパーク

あそびのジャンル
タグ

「東洋のマチュピチュ」と呼ばれる遺跡があることを知っていますか?愛媛県新居浜市に、かつて日本三大銅山の一つに数えられていた「別子銅山」があります。その跡地に、貴重な産業遺産を活かして作られた施設が「マイントピア別子」です。マイントピア別子には、銅山の歴史を体験しながら遊んで学べる施設がいっぱいあります。さらに、温泉やレストランもあり、時間を忘れて充実した一日を過ごせる場所です。ここでは、マイントピア別子のおすすめポイントはもちろん、営業時間、アクセス等の情報もお伝えします。

マイントピア別子とは

愛媛県新居浜市の山麓に位置する「別子銅山」は、世界有数の銅山でした。その跡地に、残された遺産を利用して作られたのが「マイントピア別子」です。マイントピア別子は二つのゾーンに分かれており、体験施設や温泉、レストラン等が揃う端出場ゾーンと、東洋のマチュピチュと呼ばれる銅山の遺産が美しい東平ゾーンがあります。

端出場ゾーンでは、「観光坑道」で銅山の歴史を学んだり、当時の作業の体験ができたりします。砂金採り体験もおすすめです。また、様々な年齢の子供が遊べる「あかがねキッズパーク」もあります。別子鉱泉を利用した温泉や、ご当地メニューを味わえるレストランもあり、一日ゆっくりと過ごせます。東平ゾーンへは、ガイド付きの観光バスも出ています。山々に囲まれた幻想的な歴史遺産は必見です。マイントピア別子は、子供連れでも、友人同士やカップルでも一日楽しめる銅山のテーマパークです。

渓谷を渡る鉱山鉄道に乗って、観光坑道へ

マイントピア別子に来たら、まずは鉱山見学をしてみましょう。鉱山見学をするには、まず本館2階の端出場駅から鉱山鉄道「別子1号」に乗車します。別子1号は、当時本当に使っていた鉱山鉄道を通って観光坑道に向かいます。

途中、レンガ造りのトンネルをくぐり、渓谷を見渡せる鉄橋をゆったりと走っていきます。可愛らしい機関車が赤い鉄橋を渡る様子はとても絵になる風景です。このちょっとした鉄道の旅には、小さな子供もきっと大喜びでしょう。

鉄道が到着すると、観光坑道です。旧火薬庫を利用して作られた観光坑道は、長さが333mあります。はじめは、江戸時代の採掘の様子を再現したゾーンです。リアルに再現された人形や採掘現場から、当時の人たちが苦労して採掘していた様子を知ることができます。次は近代ゾーンです。江戸から近代へと、発達していく採掘の様子が感じられます。別子銅山の巨大ジオラマもあり、飽きることがありません。最後の体験ゾーンは楽しく遊びながら学べるゾーンです。大人も子供も、ワクワクして色々試したくなるような仕掛けがいっぱいです。削岩機体験や湧水汲み上げ体験では、楽しみながらも、当時の大変さを感じられるでしょう。また、地下1,000m体験エレベーターでは、実際に1,000m降りるわけではありませんが、ガタガタ揺れて風景が変わり、まるでどんどん地下深くに降りていくような感覚になります。エレベーターの先にあるリフトバケットは、ちょっとスリルもあって特に小さな子供におすすめです。

熱中して時間を忘れちゃう「砂金採り体験」

マイントピア別子に来たら、ぜひやってみたいのが砂金採り体験です。専用の丸い皿を使って、水槽の砂の中にある砂金を探します。皿で砂を底からすくって、くるくると皿を回しながらゆすります。金は砂より重いので底に沈みます。砂を少しずつ落としていくと最後に金が残ります。簡単なようで、これがなかなか難しいのです。大人も子供も夢中になって皿をくるくる…。やっと見つけたときには、やったー!と思わず叫んでしまいそうです。見つけた金は、容器に入れたりカードに加工したりして持ち帰れます。また、オプションでネックレス・キーホルダー・ネクタイピン等に加工できます。

また、水槽の中には、ただの砂金だけではなく、タヌキのマークの入った「タヌ金」(K24の刻印入り)もあります。タヌ金を3個見つけると、5gの純金インゴットと交換できます。家族や友達と競争して探すのもきっと楽しいでしょう。さらに「宝石さがし」は小学校3年生までの子供が対象の企画です。水晶・紅水晶・アメジスト・ヘマタイト・メノウ等の天然石が取り放題です。色とりどりの石達に、子供達も夢中になることでしょう。

観光バスに乗って「東洋のマチュピチュ」へ

「東洋のマチュピチュ」と呼ばれる東平ゾーンは、別子銅山の採鉱本部が置かれていた地域です。東平ゾーンへはマイカーでも行くことができますが、狭い山道を通るため、端出場ゾーンから出ている観光バスに乗って行くのがおすすめです。バスの中では、銅山の歴史に詳しい語り部が、銅山について話を聞かせてくれます。バスが到着すると、そこはまるで別世界です。300年前の銅山の空気そのままの幻想的な風景が待っています。

まず、東平地域を代表する産業遺産である「東平貯鉱庫跡」を見てみましょう。重厚な花崗岩造りで迫力満点です。標高750mの緑深い山々に囲まれた様子はとても神秘的で、「東洋のマチュピチュ」と呼ばれているのも納得です。他にも、火薬庫跡やインクライン(物資を荷揚げするための傾斜面を走る軌道)、変電所跡等、多くの産業遺産があります。バスで来た人にはここでも語り部のガイドがあるので、解説を聞きながらじっくりと遺跡を堪能できます。

別子温泉「天空の湯」でゆったりと

マイントピア別子では、別子鉱泉を利用した温泉にも入れます。屋内施設と露天施設があり、特におすすめなのが露天です。大自然に囲まれて、銅山の歴史を感じながら入るお風呂は、また格別の心地よさです。露天には、炭酸泉と酸素泉があります。炭酸泉では、お湯の中に人工的に炭酸ガスを溶かしています。炭酸泉に入ると、しゅわしゅわと細かい泡に包まれて、まるでサイダーの中にいるようです。血行促進の効果があるので、ゆっくり入浴すれば体の芯から温まりぽかぽかです。酸素泉では、人工的に酸素を送り込んだお湯につかります。酸素泉は発汗作用を高める効果があります。また、美肌効果もあるので、特に女性には嬉しいでしょう。この炭酸泉・酸素泉を作るためのマイクロバブル発生装置は、新居浜市内の企業が開発したもので、温浴施設での採用は日本初です。

別子温泉には、ロウリュウ方式と岩塩方式の2種類の岩盤浴室もあります。ロウリュウ方式とは、サウナの本場であるフィンランドのサウナを基に開発された岩盤浴です。天然のアロマを高温で熱し、大量のマイナスイオンを含んだ水蒸気を発生させます。この水蒸気は、発汗を促し、体内の老廃物を排出する効果が高いと言われています。さらに、岩塩方式の岩盤浴では、床や壁が岩塩で作られています。岩塩に含まれるミネラルには、老廃物を排出し、細胞を活性化させる働きがあります。2種類の岩盤浴室は、それぞれ日替わりで女性専用ルームとなります。女性には嬉しいシステムですが、男性の方は事前に確認していくことをおすすめします。

子供連れには嬉しい「あかがねキッズパーク」

あかがねキッズパークは、乳児向けの「ベビーエリア」、低年齢向けの「交流あそびエリア」、高年齢向けの「アクティブエリア」の3つのエリアに分かれており、様々な年齢の子供が楽しめる遊戯施設です。複数の子供がいる家庭でもみんなで楽しめます。ベビーエリアには、赤ちゃん向けのおもちゃはもちろん、おむつ替えコーナーや授乳室も完備です。交流あそびエリアには、大きなボールプールやままごとセット、電車や線路、絵本もあって、男の子も女の子もいろんな遊びが楽しめます。そして、アクティブエリアには、クライミングウォール等の体をいっぱい使って遊べるコーナーがたくさんあります。普段なかなかできない遊びに子供達も夢中になることでしょう。

あかがねキッズパークでは、子供が参加できるイベントも盛りだくさんです。赤ちゃんハイハイレースは、見ているだけで思わずにっこりしてしまう可愛さです。参加賞として、キッズパーク2時間無料券がもらえるので、赤ちゃん連れの方はぜひ参加してみましょう。他にも、障害物競走や玉入れ競争など、小中学生の子供も楽しめるイベントもあります。曜日ごとに開催されるイベントが決まっているので、ぜひ事前にチェックしてみましょう。

レストランや軽食も充実

マイントピア別子で一日過ごしたいなら、食事も気になるところです。「バーベキューあかがねの里」では、屋外にあるバーベキューハウスで自然の空気を感じながらバーベキューを楽しめます。ファミリーセットは、牛肉、豚肉、地鶏、シーフード、ソーセージ、野菜がセットになっており、ライスが付いて一人前2,160円です。もっとボリュームが欲しい人には、一人前3,240円のメガミックスセットもあります。また、「レストランもりの風」は、愛媛のご当地メニューが味わえる落ち着きのあるレストランです。窓から見える遺跡や自然を眺めながらゆっくりと食事ができます。ここでは、新居浜の太鼓台をイメージした大きなかき揚げが乗った「どんでん丼」がおすすめです。他にも、愛媛県産しらすと最優秀兼農林水産大臣賞を受賞した日本一のたまごを使った「お手玉御前」もあり、迷ってしまいそうです。洋食やお子様ランチもあるので、家族での利用にも最適です。

そして、夏には、流しそうめんもできます。家でやることは難しい流しそうめんも、ここでなら簡単です。利用料金は大人(中学生以上)600円、小学生400円、小学生未満200円です。夏の思い出にワイワイ楽しみましょう。さらに、総合案内の近くにある「仲持茶屋」では手軽に食べられる軽食を販売しています。遊び疲れて小腹が空いたら、名産品の「じゃこ天」や「えび天」がおすすめ。また、ここでしか食べられない「いよかんソフトクリーム」はぜひ食べておきたいところです。

マイントピア別子の料金

別子温泉~天空の湯~

 

  • 大人(高校生以上):500円
  • 小中学生:300円 
  • 3歳以上:200円

岩盤浴施設

  • 1回利用フリータイム:600円
  • 回数券(10枚綴り):5,400円 

あかがねキッズパーク

  • 0才~小学生:2時間500円、延長:1時間200円 
  • 中学生以上:300円   

東洋のマチュピチュ観光バス

  • 大人(中学生以上):1,300円 
  • 3歳以上~小学生:700円 
  • 3歳未満:無料 

鉱山観光

  • 大人:1,200円
  • 中高校生:800円
  • 3歳以上:600円

砂金採り体験

  • 中学生以上:600円 
  • 3歳以上~小学生:500円 

東洋のマチュピチュ観光バス+鉱山観光セット料金

  • 大人:1,900円
  • 中高校生:1,700円
  • 3歳以上:1,000円 

鉱山観光+砂金採りセット料金

  • 大人:1,600円 
  • 高校生:1,200円 
  • 中学生:1,200円
  • 小学生:1,000円
  • 幼児(3歳以上):1,000円 

別子温泉+キッズパークセット料金

  • 大人(高校生以上):700円
  • 中学生:500円
  • 小学生:700円
  • 幼児(3歳以上):600円  

マイントピア別子の割引クーポン

公式サイトのクーポン

公式サイトのクーポン券を印刷、またはスマートフォンに表示してレジで提示

  • いよかんソフト:通常350円→280円

JAF会員割引

レジでJAF会員証を提示

  • いよかんソフト:通常350円→245円

マイントピア別子の営業時間

別子温泉~天空の湯~

  • 温浴施設:10:00~22:00
  • 岩盤浴施設:10:00~22:00
  • 定休日:なし(2月は施設点検のため休みあり)

あかがねキッズパーク

  • 10:00~18:00
  • 定休日:なし(2月は施設点検のため休みあり)

東洋のマチュピチュ観光バス、鉱山観光

  • 【春休み~10月】9:00~18:00
  • 【11月】9:00~17:00
  • 【12月~春休み】10:00~17:00
  • 定休日:なし(2月は施設点検のため休みあり)

砂金採り体験

  • 9:30~16:00
  • 定休日:なし(12月~春休みは土曜日、日曜日、祭日のみ営業。2月は施設点検のため休みあり)

マイントピア別子のアクセス

公共交通機関を利用する場合

  • ・せとうちバス「新居浜駅」から乗車20分、「マイントピア」降車すぐ
  • ・地域バス花ぐるま「新居浜駅」から乗車19分、「マイントピア」降車すぐ

 車を利用する場合

  • ・松山自動車道「新居浜IC」から約15分

マイントピア別子の駐車場 

  • 名称:マイントピア別子駐車場 
  • 住所:愛媛県新居浜市立川町707-3
  • 営業時間:9:00~22:00
  • 駐車台数:普通車383台
  • 料金:無料
  • 1
前の記事へ 次の記事へ

おすすめ特集

アソビュー!限定企画

アソビュー!公式SNS