見どころが豊富な伊賀上野城!三重の名城の魅力を満喫しよう!

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歴史を感じさせる古いお城は、観光客からも人気のスポットの1つ。このような施設は、敷地が公園のように整備されている場合が多く、家族連れでも楽しめるのが魅力です。かつての大名の居城にはそれぞれ独特の個性があることから、全国のお城めぐりを趣味にしている人も増えています。今回ご紹介する三重の伊賀上野城も見どころが豊富で、さまざまな楽しみ方ができるのが魅力です。ここでは、伊賀上野城のオススメポイントを5つほどご紹介していきます。

伊賀上野城とは

伊賀上野城は、三重県の伊賀市の上野公園の中にある梯郭式のお城です。このお城は、天正13年に豊臣秀吉の家臣であった筒井氏によって築城されました。その後、伊賀上野城は徳川家康に仕えた藤井高虎が受け継ぎます。そして、築城の名手と呼ばれていた藤井高虎が築いたのが、敷地を取り囲んでいる高石垣です。なお、藤井高虎が活躍した時代には、豊臣家側の西軍と徳川家康側の東軍が対立していました。徳川方についた藤井高虎が築城した伊賀上野城は、豊臣家の居城である大阪城ににらみをきかすことを想定して設計されています。

後に、伊賀上野城は大嵐によって建物の多くが破壊されました。そのため、明治維新で一時は廃城になりましたが、地域出身の代議士である川崎克によって天守台などが復元されています。白鳳城の異名をとるこちらのお城は、国の史跡名勝記念物に指定された名城です。加えて、日本100名城にもリストアップされており、三重県内でも有数の観光スポットになっています。また、伊賀上野城は、国の重要文化財である俳聖殿があることでも有名です。芭蕉にちなんだこちらの建物は、昭和17年に川崎克によって建立されました。俳聖殿の前庭では、毎年芭蕉祭が開催されます。俳句大会などが開かれるのが、芭蕉祭の例年の趣向です。
俳句にちなんだセレモニーが多いところは、俳人として有名な松尾芭蕉のお祭りならではと言えるでしょう。俳聖殿の内部には、伊賀焼の松尾芭蕉の座像が安置されています。

映画のロケが行われた伊賀上野城の高石垣

伊賀上野城の本丸の西側にある高石垣は、高さ約30メートルという規模を誇ります。日本でこのレベルの石垣を持つ城は少なく、伊賀上野城の高石垣は日本一として紹介されることが多いです。水濠の上にそびえ立つ石垣は、下から眺めてもダイナミック。石垣の上からの眺めも圧巻ですが、立ち入りを防ぐ柵などが設けられていないため、景色を楽しむときには足元に少し注意が必要になるでしょう。当時のままの迫力ある風景が堪能できる点は、伊賀上野城ならではの魅力です。

また、こちらのお城の高石垣は、映画のロケでも使われています。例えば、黒澤明が監督した映画「影武者」のワンシーンでは、伊賀上野城の高石垣が撮影場所になりました。「影武者」は、戦国時代の武将である武田信玄をテーマにした日本映画です。高石垣は、武田信玄と徳川家康の激しい戦いが繰り広げられるシーンで使われています。このような映画のワンシーンを思い浮かべながら、石垣を眺めてみるのも1つの楽しみ方になるでしょう。他にも、伊賀上野城の高石垣は小説のストーリーにも登場します。スポットを取り上げた紀行文などを読んでから足を向けると、さらに興味深い観光ができるでしょう。

数々の美術品や調度品が展示されている大天守閣

伊賀上野城には、3階建ての大天守閣があります。さまざまな美術品や調度品が展示され、当時の武家の風俗に触れられるのがこちらの天守閣のスペースです。例えば、大天守閣の1階には藤井高虎の木造や当時使われていた甲冑などが展示されています。大天守閣の見どころとして公式サイトでも紹介されているのが、藤堂玄蕃良重の唐冠形兜(とうかんなりかぶと)です。ユニークなデザインの唐冠形兜は、もとは豊臣秀吉が所有していた品でした。豊臣秀吉から藤井高虎が拝領し、後に藤堂玄蕃良重に贈られたのがこちらの品です。

この他にも、大天守閣の1階には三重県の伝統工芸品である伊賀焼の作品などが紹介されています。また、伊賀上野城のマスコットキャラクターの「た伊賀ーくん」もぜひチェックしておきたいところです。こちらの大天守閣は室内で自由に撮影ができるため、記念写真を撮るにも最適なスペースと言えるでしょう。藤井高虎の木造や「た伊賀―くん」と並んだ写真も、もちろん撮影ができます。次に、大天守閣の2階は、歴代の藩主の書画や武家の調度品などが展示されているスペースです。藤井高虎を描いた絵や書見台は、こちらのスペースを訪れたときにぜひ見ておきたい品と言えます。

その他にも、松尾芭蕉の形見として伝わる芭蕉旅笠も一見の価値があるでしょう。素朴なデザインのこちらの旅笠は、「おくのほそ道」で知られる松尾芭蕉が使用していたと伝わる品です。松尾芭蕉の句が記されているなど、芭蕉旅笠は何かと話題性がある1品になっています。2階のスペースには、天守閣を復興した川崎克に関する資料も豊富です。彼の陶芸作品、書画なども並んでおり、地域の文化や歴史に触れられます。

そして、大天守閣の3階の見どころは、中央にある格天井です。格天井の書画には、著名な画家や政治家の作品が多く見られます。例えば、日本画の大家である横山大観の「満月」などは、ぜひチェックしておきたい1品と言えるでしょう。このような格天井の書画の数々は、天守閣の復興を願って寄贈されました。

ミステリアスな忍び井戸が見られる小天守閣

大天守閣の隣には、小天守閣の建物が設けられています。小天守閣の1階はギャラリーになっており、自由に観覧が可能です。ちなみに、こちらの小天守閣の忍び井戸も、伊賀上野城の3つめのオススメポイントに挙げられます。小天守閣の1階にある忍び井戸は、城攻めに備えた設備です。籠城中の水を確保するために、伊賀上野城には約五十間の深い井戸が設けられました。こちらの井戸には、城内と外部とを行き来できるような抜け穴も完備されています。抜け穴の存在を敵に知られることがないよう、当時は忍び井戸の監視が徹底的に行われました。

また、伊賀上野城を築城した藤井高虎には、伊賀忍者を使って全国の城の構造を調査していたというエピソードがあります。このような歴史的なエピソードをイメージして、忍び井戸を観覧してみるのも1つのアイデアです。さらに、伊賀上野市は、忍者の里としても知られています。市内には忍者博物館もあり、ミステリアスな雰囲気にひたれるスポットが豊富。このような街にある城を観覧するときは、イマジネーションを働かせるのがポイントになるでしょう。歴史ロマンに思いをはせながら城を巡れば、さらに興味深い体験ができます。

天守閣ではさまざまな企画展を開催

伊賀上野城では、大天守閣や小天守閣のギャラリーを会場にして、いろいろな展覧会が開催されています。例えば、2018年には「屏風展」や「第3回伊賀上野城フォトコンテスト応募作品展」などが催されました。また、伊賀上野城の天守閣を築いた筒井定次、藤井高虎、川崎克にちなんだ「上野城3つの天守閣展」も、注目されていた展覧会の1つです。伊賀上野城の企画展は、天守閣という特殊な場所が会場になるため、一般の美術展とは少し違った雰囲気が味わえます。地域の旧家に伝わる品が公開されるケースもあり、貴重な歴史資料に触れられるのがこちらのお城の企画展です。

過去の展覧会では、伊賀上野の城下町の絵図などが紹介されました。このときに公開された絵図は、主に江戸時代に制作された品です。例を挙げると、「上野城下町絵図」などは武家屋敷や町人が住むエリアなどが、色分けで記された絵図です。さらに、上野城御殿を描いた「上野城御屋敷(御殿)絵図」や、伊賀国の地図である「伊賀国絵図」も同時に公開されました。伊賀上野城の企画展は会期が短いことも多いため、お目当ての展覧会があるときは観覧のタイミングを逃さないようにしましょう。

伝統芸能が楽しめるイベントもあり

伊賀上野城では、伝統芸能が楽しめるイベントがたびたび開催されています。中でも、コンサートの会場としても使用されるのが、伊賀上野城の大天守閣や本丸広場です。2018年には大天守閣で琴の演奏会が開催されました。また、同年の9月には「第35回上野城薪能」も催されています。さらに、お城まつりの際に開催される上野城薪能のイベントは、お城の恒例行事の1つです。薪能はかがり火をたいた能舞台で行われるため、幻想的な雰囲気の中で伝統芸能が楽しめます。お城というロケーションは、このような伝統芸能を味わうのにもうってつけです。

その他にも、伊賀上野城の本丸広場では、「太鼓フェスティバル」などの大規模なイベントも行われます。広場に設けられた大舞台で、和太鼓の演奏が楽しめるのがこの「太鼓フェスティバル」です。当日の天気に恵まれさえすれば、ダイナミックな和太鼓の魅力が満喫できるでしょう。お城の建物を背景にして鑑賞する演奏は迫力も満点と言えます。ちなみに、「太鼓フェスティバル」では、伊賀をテーマにしたオリジナルの曲が披露されることも少なくありません。

シーズンには桜や紅葉の魅力に触れられる

伊賀上野城の周辺には桜や紅葉が植えられており、春や秋には見ごろを迎えます。タイミングを見計らって足を向ければ、お花見や紅葉狩りも楽しめるでしょう。桜が満開の時期や紅葉が真っ赤に色づくシーズンは、伊賀上野城の天守閣も華やかに彩られます。このようなシーズンは散策はもちろんですが、写真撮影を楽しむのにも最適です。春には桜、秋には紅葉の美しい光景が撮影できるため、見ごろの時期を調べて足を向けてみてはいかがでしょうか。

実際、伊賀上野城がある上野公園は伊賀市でも有名なお花見スポットになっています。公園の敷地には約800本の桜の木があり、シーズンにはお花見を楽しむ人でにぎわうのが毎年の光景です。また、上野公園のエリアには芭蕉記念館や伊賀忍者博物館といった伊賀の観光スポットがあるため、お花見のルートの1つに伊賀上野城を入れている人も少なくありません。さらに、上野公園は紅葉の名所としても有名です。散策しながら四季折々の風景が満喫できるところも、伊賀上野城の大きな魅力と言えるでしょう。

伊賀上野城の料金

一般登閣料金

  • 大人(個人):500円
  • 小人(個人):200円
  • 大人(30名以上の団体):400円
  • 小人(30名以上の団体):150円
  • 幼児(4歳以上小学生未満)は無料

伊賀上野城の割引クーポン

三館共通券割引

伊賀上野城、忍者博物館、だんじり会館の三館の共通券を購入すると、それぞれの施設を割引料金で利用できます。

  • 大人(高校生以上):通常1,756円→1,500円
  • 小人(小学生、中学生):通常932円→850円
  • 幼児(4歳以上小学生未満):通常732円→550円

上野城優待会員割引

上野城の優待会員(大人1,000円、小人500円)になると、有効期間内は何回でも無料で登閣ができます。
上野城優待会員の有効期限は翌年の5月31日までです。

  • 大人(個人):通常500円→無料
  • 小人(個人):通常200円→無料

伊賀上野城の営業時間

通常営業時間

  • 9:00~17:00(入館は16:45まで)

施設利用可能時間(事前予約が必要)

  • 小天守閣ギャラリー:9:00~16:30
  • お城会館(旧市民会館):10:00~16:00

休館日

  • 年末(12月29日から12月31日まで)
  • 年末(12月29日から12月31日まで)は施設の利用も不可"

伊賀上野城のアクセス

電車を利用する場合

  • 伊賀鉄道「上野市」駅から徒歩約8分

三重交通高速バスを利用する場合

  • 名古屋上野高速線、伊賀大阪高速線に乗り、「上野市駅」停留所で降車徒歩約8分

車を利用する場合

  • 名阪国道「中瀬IC」から約10分
  • 名阪国道「上野IC」から約10分

伊賀上野城の駐車場

駐車場詳細
名称:上野公園第1駐車場・第2駐車場
住所:第1駐車場三重県伊賀市上野丸之内117-13
第2駐車場三重県伊賀市上野丸之内116
営業時間:8:00~17:00
駐車台数:第1駐車場47台第2駐車場53台
料金:普通車500円バイク200円

駐車場詳細
名称:市庁舎駐車場(市役所来庁者専用のこちらの駐車場は、市役所が休みになる土日祝日と年末年始にのみ利用ができます)
住所:三重県伊賀市上野丸之内116
営業時間:8:00~17:00
駐車台数:114台
料金:普通車500円バイク200円"

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