月ヶ瀬の自然を満喫できる月ヶ瀬温泉

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月ヶ瀬と言えば梅が有名で毎年2月半ばから3月いっぱいまで「梅まつり」が開催され、梅のいい香りに誘われ多くの観光客が訪れます。そんな月ヶ瀬にある情緒たっぷりの温泉施設が「梅の郷 月ヶ瀬温泉」です。地下1,200mより汲み上げた温泉による様々なお風呂や、月ヶ瀬ならではの食事などが楽しめるこちらの温泉はリピーターも非常に多くなっています。今回はそんな月ヶ瀬温泉の温泉情報や設備の情報、お得に利用できるクーポン情報などを紹介しますので参考にしてみてください。

月ヶ瀬温泉とは

月ヶ瀬温泉は、奈良県北東部と京都府、三重県との県境に位置する自然豊かな場所にある温泉施設です。1992年に日本で初めて名勝地として指定された月ヶ瀬は春の梅の木が有名ですが、四季折々様々な景色を見ることができる観光地です。月ヶ瀬温泉は、そんな自然たっぷりの月ヶ瀬の景色を眺めながら、地下1,200mより湧く温泉を楽しむことができる施設となります。重曹泉系の単純泉で、神経痛や筋肉痛などの症状や様々な効果が期待できる温泉なだけではなく、肌に優しいお湯となっているので月ヶ瀬温泉は美人の湯などとも呼ばれています。温泉以外にもサウナの設備や、様々なイベントが楽しめるほか、地元で採れた郷土素材を使った食事も楽しめるのが特徴です。1人での利用だけではなく、家族や友人などグループでの利用など様々な利用方法が可能です。

湯上がりはしっとりもっちり仕上がる美人の湯

月ヶ瀬温泉の温泉は、地下1,200mより湧く無色透明のお湯でpH7.9のさらりとしたお湯です。お湯の特徴としてはさらりとしているものの柔らかく、肌への刺激が少ないので刺激が強いお湯が苦手な人でも安心して入ることができます。また、湯上り後には手触りのいい肌になる上に、保湿効果も高いのでしっとりもちもちした肌を実感することが可能です。温泉の硫黄のニオイが苦手な人もいますが、月ヶ瀬温泉の温泉は無臭なのも特徴となります。月ヶ瀬温泉の効能ですが、神経痛や筋肉痛など日々の疲れから生じる各症状に効果が期待できます。特に五十肩であったり、関節がこわばってしまうなどといった神経系の症状には高い効果が期待できるとして多くの方が湯治に訪れる温泉です。

月ヶ瀬温泉の温泉は、神経痛や筋肉痛などの他に慢性消化器病などにも効果が期待できますが、健康面だけではなく美容面にも高い効果が期待できるのがポイントです。月ヶ瀬温泉は別名美人の湯などとも呼ばれているのですが、その要因の1つとして挙げられるのが月ヶ瀬温泉はアルカリ性単純温泉であることでしょう。アルカリ性単純温泉の特徴としては、入浴すると肌が「すべすべ」する感触が得られることです。肌の表面はすべすべとした感触でありながら、保湿もしっかりされたしっとりもちもちとした肌となります。冷え性にも効果が期待できるお湯でもあり、血行が良くなり肌が明るくなった上で感触も良くなるので美人の湯と呼ばれるのでしょう。

春は梅の香りが漂う伊賀盆地を一望することができる展望露天風呂などお風呂が充実

月ヶ瀬温泉のある月ヶ瀬は、全国的に有名な梅の里です。金沢の兼六園・奈良公園とともに日本初の名勝に指定された月ヶ瀬梅林は、高山ダムの完成で分散されてはしまったものの移植・保護に努め月ヶ瀬各所に梅の木が多数存在しています。2月から3月にかけては梅の花が咲き全国から多くの観梅客が訪れます。その梅の香りは非常に爽やかですが、月ヶ瀬温泉の展望露天風呂などにおいてはシーズンになると露天風呂にもこの梅の香りが漂ってきます。梅の香りにはリラックス効果があるとされていますので、温泉によるリラックス効果をさらに高めてくれるシーズンです。

月ヶ瀬温泉は展望露天風呂以外にも、水深70cmとかなり深めな露天風呂もありじっくり肩まで浸かることが可能です。また、浴槽は小さいですが源泉かけ流し風呂もあります。源泉かけ流し風呂はつぼ湯になるのですが、この壺は梅の模様を施した信楽焼きで出来ているものとなります。月ヶ瀬温泉は吐出温度が約30.5℃の低い温度になるので、源泉かけ流しのお風呂はぬるいですがゆったりまったりとしたお湯を楽しめます。また、サウナ後などに使用する水風呂はキリッとした温度でスッキリとリフレッシュすることが可能です。月ヶ瀬温泉は日替わりで男性側と女性側が入れ替わり、展望露天風呂は茶の湯側からのみなので狙って訪れる必要があります。足湯もあるのですが、設備故障のため一時閉鎖中となっています。

高湿&2段式のドライサウナは汗が噴き出る

月ヶ瀬温泉には本格的なドライサウナが茶の湯側・梅の湯側両方にあります。このドライサウナは自然光がよく入る明るい2段式のドライサウナとなっているのが特徴です。90℃前後に設定されたドライサウナは特に男性に人気が高くなっていますが、サウナはちょっと苦手な人でも入りやすいです。月ヶ瀬温泉のドライサウナは2段式ドライサウナなので、下の方は温度が低くなっています。そのため、上段に入るのは難しいという人であっても、比較的温度が低く感じられる下段であればサウナを楽しむことが可能なのです。

月ヶ瀬温泉のサウナは温冷交代浴がおすすめのサウナになります。サウナに8~10分ほど入った後サウナの目の前にある水風呂に入りクールダウンし再びサウナに入る作業を繰り返す入り方です。この方法を行うことによって、血流が安静時の2倍近くまで上がり酵素の摂取量が増え乳酸などの疲労物質の排出が促進される効果があります。乳酸などの疲労物質の排出が促進されることは肉体的疲労の回復に効果が期待できることに繋がりますので、梅見などで歩き疲れた時などにこの入り方をすると疲れが抜けやすくなるのです。もちろん、血流が良くなることで冷え性や肩こり腰痛などといった症状の緩和も期待できます。自律神経の働きも活発にしてくれますし、生理機能を高める効果もあるのでおすすめです。

郷土素材を使った絶品料理を明るい雰囲気で食べられる

温泉にゆっくり浸かってさっぱりした後には美味しい食事を楽しみたい方も多いのではないでしょうか。月ヶ瀬温泉には「お食事処 梅こころ」にて食事メニューの提供が行われています。自然光が入る明るい雰囲気の食堂スペースとなっており、座敷などはなく全てテーブル席で、事前に予約をすれば最大で28名まで入れる個室も利用することが可能です。この梅こころで提供されている食事メニューの特徴としては、郷土素材を使ったメニューが提供されていることでしょう。奈良県・京都府・三重県の県境にあることから、それぞれの地域の特産品などが使われているのです。

代表的なメニューが「焼肉定食」と「とんかつ定食」です。焼き肉やトンカツなどどこでも食べられるではないかと思うかもしれませんが使用しているお肉が違います。焼肉定食で使用されているのは幻の牛とも呼ばれている伊賀牛で、生産量が圧倒的に少なく伊賀やその近辺にしかほとんど流通しないので幻と言われているのです。トンカツに使われているのも奈良県のブランド豚であるヤマトポークです。月ヶ瀬温泉の名物とされているのがきつねうどん(そば)と梅うどん(そば)になります。梅うどんに関しては月ヶ瀬産の梅干しを使用しているのでイメージしやすいかもしれませんが、きつねに関しても月ヶ瀬の豆腐店で作られた地元の大きな油揚げを使用している地元の味を楽しめます。第1第3木曜日はお食事処梅こころデーとして、月2回の特別メニューの提供もありこの特別メニューを狙ってリピーターが数多く訪れるので該当日は早めの注文がおすすめです。

観光に疲れた時の休憩に

月ヶ瀬の温泉は温泉を目的とした利用方法は基本となりますが、それ以外にも便利な利用方法は多数あります。月ヶ瀬には月ヶ瀬梅の資料館や梅まつりが開催される月ヶ瀬梅渓など観光スポットが多数ありますが、なかなか休憩スポットを見つけにくいエリアでもあります。特に梅まつりが開催される時期になると周辺のお店も混雑してしまいがちです。観光で疲れ切ってしまう人も少なくないのが現状ですが、そんな時に便利なのが月ヶ瀬温泉なのです。

月ヶ瀬温泉は、梅まつりが開催される時期は定休日を返上して休み無しで営業が行われています。非常にリーズナブルな入館料で利用することが出来ますので、歩き疲れた時に立ち寄るのには最適なのです。月ヶ瀬温泉の中には椅子が多数設置されている明るい広々としたロビーや、窓一面に自然が広がる座敷タイプの休憩スペースがあります。また、マッサージ機も複数設置されているので歩き疲れた体をお風呂に入りマッサージ機でもみほぐすなどといった利用方法が可能なのです。荷物が多いと心配する人もいるかもしれませんが、月ヶ瀬温泉のロッカーは長方形の大き目ロッカーなので収納力が高く安心です。

お土産もバッチリ!地域産物販売所が隣接

月ヶ瀬温泉は、館内ロビー左側においてお土産の販売が行われています。せっかく月ヶ瀬に来たのであれば、月ヶ瀬ならではのものを買いたいと考える人は少なくありません。館内のお土産スペースで販売されているお土産類は、そんな月ヶ瀬ならではのものが買いたい人の月ヶ瀬欲を存分に満たしてくれるものが多数販売されているのです。月ヶ瀬の特産品である梅を使用した梅干しや、吉野葛を使用した梅味の葛餅など様々な梅加工商品、奈良を代表するお茶の大和茶(月ヶ瀬茶)など地元の特産品が多数販売されています。月ヶ瀬でしか買えない品々なので、自宅用はもちろん家族や友人へのお土産にも最適です。

また、隣接している月ヶ瀬温泉ふれあい市場も人気です。月ヶ瀬の特産品や地元でとれた野菜などが所狭しと並んでいるのですが、販売されている野菜は地元農家でとれたものをそのまま販売していますので、新鮮な上にお値段もリーズナブルでわざわざ買いに来る人も少なくありません。季節によってはもちろん、日によっても品揃えが大きく替わってきますので何度訪れても新しい発見があります。温泉に入る前でも入った後でもここでしか購入することが出来ないお土産を物色すると面白いのではないでしょうか

月ヶ瀬温泉の料金

入場料

  • 大人(中学生以上):600円
  • 小人(小学生):300円
  • 小学生未満:無料
  • 奈良市在住の65歳以上の高齢者:400円
  • 障害者:400円※身分証明書など住所と年齢確認ができるものや、障害者手帳の提示が必要

回数券

  • 大人(12枚綴り):6,000円
  • 小人(12枚綴り):3,000円

タオル

  • 入浴タオル(販売):100円
  • バスタオル(レンタル):100円

月ヶ瀬温泉の割引クーポン

お誕生日デー

身分証明書など誕生日の確認ができるものをフロントに提示すると誕生日の当日と前後3日間適用

  • 大人:通常600円→無料
  • 小人:通常300円→無料

シルバーデー

対象日は、65歳以上であれば年齢確認できる身分証明書をフロントに提示で割引に

  • 大人:通常600円→500円

レディースデー

対象日は、女性の方限定で次回以降1枚で5人まで利用可能な優待券を進呈

  • 大人(優待券利用時):通常600円→500円

二六(風呂)の日

スタンプカードに10回分貯まると1回無料で入浴できるスタンプが入浴分に限り2倍に

  • 大人(スタンプが10個貯まった場合):通常600円→無料

月ヶ瀬温泉の営業時間

通常営業時間

  • 10:30~20:30(入場最終受付20:00)
  • 9:30~10:30まで「お食事処 梅こころ」の予約部屋を待合室として利用可能

お食事処 梅こころ

  • 11:00~20:30(ラストオーダー20:00)

休業日

  • 毎月第1・第3火曜日(祝日の場合は翌日が振替休業日)
  • 6月・12月の第1水曜日
  • 12月30日~翌年1月1日
    ※梅まつり期間中は毎日営業

月ヶ瀬温泉のアクセス

公共機関利用の場合

  • JR奈良駅から奈良交通バスで月ヶ瀬下車
  • 月ヶ瀬口駅から三重交通バスで月ヶ瀬下車
  • 近鉄奈良駅から奈良交通バスで月ヶ瀬下車
  • 桔梗ヶ丘駅から三重交通バスで月ヶ瀬下車

車を利用する場合

  • 大阪方面からは名阪国道「五月橋インター」から国道25号、県道4号・82号を月ヶ瀬方面へ約10分
  • 名古屋方面からは名阪国道「白樫インター」「治田インター」から約8分
  • 京都方面からは国道24号線を南下し国道163号線に入り月ヶ瀬口駅から約15分

月ヶ瀬温泉の駐車場
名称:梅の郷月ヶ瀬温泉
住所:奈良県奈良市月ヶ瀬尾山2681番地
営業時間:10:30~20:30
駐車台数:150台
料金:月ヶ瀬温泉利用者は無料
月ヶ瀬夏まつり開催時は終日利用不可"

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