平和について考えたいならココ!長崎原爆資料館の魅力

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長崎原爆資料館は、核兵器の恐ろしさを体感できる施設です。しかし、長崎原爆資料館で、実際にどんな展示が見られるのか詳しく知らない人は多いかもしれません。また、入館料や割引の有無、公共の交通機関でのアクセスなどが気になる人もいるでしょう。長崎原爆資料館について詳しく知っておくと、訪れた時の楽しみ方が倍増します。この記事では、長崎原爆資料館で見られる展示を中心に長崎原爆資料館の魅力をたっぷりと紹介します。また、営業時間や割引、アクセス、駐車場譲歩についても詳しく説明します。

長崎原爆資料館とは

長崎原爆資料館は、被爆地として核の脅威と世界平和を世界に向かって訴え続けることを目的に設立されました。被爆当時の様子がわかる展示や、ボランティアによる当時の貴重な体験を聞け、原爆の脅威を肌で感じられます。また、被爆の惨状だけでなく原爆が投下されるにいたった経緯や、被爆からの長崎の復興の様子などもわかりやすく展示されているのが特徴です。各展示物と向き合うことで長崎が体験した悲惨な歴史を受け止め、真の平和について考えさせられるでしょう。

長崎に投下された原爆から4年後に設置された歴史ある資料館

1945年8月9日は長崎市にとって忘れられない日となりました。この日の11時2分に長崎市に投下された原子爆弾は、多くの命を一瞬で奪っていったのです。1950年に長崎市原爆資料保存委員会が発表した1945年末の推計よると、原爆により73,884人の死者が報告されています。重軽傷者だけでも74,909人にのぼり、全焼した家屋は11,574戸、全壊した家屋は1,326戸もありました。そんな原爆の被害の状況を後世に伝えるために設置されたのが長崎原爆資料館です。

また、長崎原爆資料館は、長崎市民の平和への願いを国内外へ広く伝える役割も果たしています。想像を絶する被害を受けた都市として、世界に核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を願う施設でもあるのです。1949年に開館した長崎原爆資料館は、当初現在の平和公園原爆落下中心地碑付近に建てられた小さな平屋づくりの建物でした。その後、1995年に長崎国際文化会館内に現場資料室が設けられ、より多くの人に被爆の悲惨さを伝えてきたのです。そして、長崎市の原爆被爆50周年記念事業のひとつとして1996年4月に現在の長崎原爆資料館が建てられました。

「恐ろしい原爆の被害を多くの人に伝えていきたい」という長崎市民の熱い思いが新しい資料館の建設へとつながり、国内外から多くの人が訪れています。開館当時から大切にされてきた平和の尊さを肌で感じられる展示がたくさんありますので、平和の尊さを考えるスポットとして外せない場所だといえるでしょう。

原爆の脅威を物語る展示物がずらり

長崎原爆資料館では、1945年8月9日の11時2分に動きが止められた柱時計の展示があります。これは、原爆が投下されたちょうどそのときを刻んでいるもので、爆心地から800メートルの民家から発見されました。文字盤はひしゃげ、時間を刻めなくなった時計は、市民の生活が一瞬にして破壊された瞬間を今でも刻み続けているのです。原爆による衝撃の強さを物語るこの柱時計は、長崎原爆資料館で見ておきたい展示のひとつだといえるでしょう。また、長崎上空でさく裂したものと同じ、長崎型原爆ファットマンの模型も展示されています。模型の裏手には、ファットマンの内部がどのような構造なのかがわかる分断図もあり、ファットマンの脅威を肌で感じられる展示です。

さらに、被爆した浦上天主堂の側壁の再現もあります。原爆の衝撃で吹き飛ばされた鐘楼ドームの姿はあまりにも無残で、言葉を失ってしまう人も多いかもしれません。壁だけを残して無残に崩れ落ちた鐘楼ドームからは、原爆の恐ろしさが伝わってきます。その他にも、原爆の熱戦によって溶けてしまったガラス瓶や、中身が灰になった女子学生の弁当箱など、持ち主の苦しみが伝わる展示もあるのです。被爆者たちが身につけていた洋服の展示などからは、原爆の悲惨な状況が手に取るように伝わります。常設展の最後にはビデオルームも用意され、記録映像にとって原爆の恐ろしさの視聴が可能です。多くの人に伝わるよう、アニメ作品の「8月9日長崎」も用意されていますので、子どもにも原爆への理解が深まります。ドキュメンタリー映像もあり、リアルな映像で核兵器の恐ろしさについて学べるのも魅力です。

原爆が落とされた経緯や世界の原子力爆弾についての展示も見ごたえ十分

長崎原爆資料館に展示されているのは、原爆の被害状況だけではありません。長崎だけでなく日本における戦争の被害や、原子力爆弾が作られた経緯などの展示も用意されています。また、長崎や広島に投下された後、原爆が世界でどのように扱われてきたかも展示されているのです。さらに、日本が戦争をしてきた経緯を説明したビデオもあり、第2次世界大戦中の世界における日本の姿も学べます。長崎や広島に投下される以前から、いくつもの国で保有されてきた核兵器の歴史や、第2次世界大戦以降にどういった形で核実験が行われてきたのかも展示されています。

核兵器に対する反対運動の年表なども見られ、核兵器のすべてが長崎原爆資料館で学べるのです。核の恐ろしさは、福島の原子力発電所の事故以降、日本でも問題視されてきました。そんな核が兵器として開発され、核実験が行われることは、私たちの心を締め付けてきます。長崎原爆資料館では、核実験によって住んでいた場所を離れる必要に迫られる人や、核兵器に使う素材を得るために働き、核の被害にあっている人なども紹介されるのです。そして、地球儀とともに、世界中でどれだけの国が核兵器を保有しているかも見られます。原爆の恐ろしさだけでなく、核兵器そのものの脅威や現状が学べ、世界の平和を考えさせられる展示がたくさん見られる施設です。

原爆の恐ろしさをもっと広めたい人に!被災資料の貸し出しもあり

長崎原爆資料館では、被爆の実相を広く知ってもらうため、被災資料やCDの貸し出しをしています。子ども向けの絵本のスライドもありますので、子どもたちにも人気です。さらに、原爆投下後の惨状を映した写真を主にした5種類のセットの写真パネルも貸し出ししています。被災資料は1セット約10点で構成され、全部で9セットが用意されているのが特徴です。そのなかのひとつのAセットには玉石、丸瓦、石鹸、牛乳瓶、腕時計などを含めた10点が用意されています。玉石は爆心地から約800mに位置する護国神社の境内に敷き詰められていたものです。熱線により露出部分が黒く変色した玉石は、被爆の恐ろしさを物語っています。

また、熱線をまともに浴びた丸瓦は、瓦の表面がすべて沸騰して泡立った状態で残りました。泡は近距離であればあるほど大きく、4秒間1,800度の高熱にさらしたのと同じ現象だという実験結果も出ています。石鹸も、高熱により変形しているものがセットに含まれました。さらに、熱と爆風により変形した牛乳瓶や、11時2分すぎを指したまま動かなくなってしまった腕時計など、原爆の恐ろしさが手に取れるセットを貸し出ししています。また、スライドの貸し出しでは、被爆後の写真39枚がスライドとして用意されました。原爆絵本「あの夏の日」の原画もスライドとしての貸し出しがあり、スライド上映のBGMとして使えるCDも貸し出しています。貸し出しは無償で、誰でも借りられるのが魅力です。

平和への祈りが込められたオリジナルグッズの販売も!

長崎原爆資料館では、いくつかのオリジナルグッツを販売し、核兵器の廃絶と平和な世界への祈りを訴えています。オリジナルグッツのなかには、祖父母が原爆の被害に遭ったことで生まれつき両脚にまひのある女性が作る折り鶴の装飾品もあります。両脚にまひがあることで、街頭での核廃絶運動に参加が難しいこの女性は、長崎原爆資料館で販売する折り鶴の装飾品によって、平和を訴えているのです。ストラップやしおり、ブローチなどがラインアップされ、どれも非常に美しい仕上がりだと評判です。おみやげとしても人気の商品で、多くの来館者が彼女の作品を買い求めています。さらに、ミュージアムショップではPEACEとデザインされたTシャツも販売され、そのデザイン性からも高い評価を得ています。着て歩くことで多くの人に核の廃絶を訴えかけられると注目の商品です。

その他にも、平和や原爆に関する書籍も多く、原爆資料館の戦時物の説明などがまとめられた「長崎原爆資料館」は、子どもにも読みやすいと人気があります。原爆資料館の展示品をまとめた「ながさき原爆の記録」は、日本語と英語の2カ国語で表記されていますので、外国人のおみやげにもぴったりであるといえるでしょう。原爆で命を落とした少女たちの本当にあった悲しい話の「ふりそでの少女」もチェックしておきたい書籍です。オリジナルグッツはおみやげとして購入する人も多く、長崎を離れたそれぞれの土地で原爆の悲惨さが伝えられますので、来館した際には見逃せません。

長崎原爆資料館の料金

観覧料

  • 一般:200円
  • 小中学生、高校生:100円
    ※小学生未満は無料

団体(15人以上)

  • 一般:160円
  • 小中学生・高校生:80円
    ※小学生未満は無料

長崎原爆資料館の割引クーポン

長崎原爆資料館には割引クーポンがありません。ただ、減免の対象である場合には無料です。対象となるのは、県内の小学校や中学校の行事として入館する場合です。この場合には引率者も含めて全額が減免されます。また、特別支援学級の児童または生徒も全額減免の対象です。身体障害者手帳を所持する人や精神障害者保健福祉手帳を所持する人、生活保護法第12条に規定する教育扶助を受けている被保護者やその被保護者と同一の世帯に属する人も全額減免が受けられます。

そのうえ、健康手帳を所持する60歳以上の人は、窓口で本人と年齢確認ができる書類を持参するだけで減免の対象となるのです。その他にも、被爆者健康手帳を所持している人や療育手帳を所持している人、長崎市老人福祉カードを所持している人とその対象者を介護している人も全額が減免されます。長崎に原爆が投下された8月9日は無料開放をしていますので、誰でも無料で観覧が可能です。

減免対象者

  • 一般:通常200円→無料
  • 小中学生・高校生:通常100円→無料

8月9日

  • 一般:通常200円→無料
  • 小中学生・高校生:通常100円→無料

長崎原爆資料館の営業時間

4月、9月~翌3月

  • 8:30~17:30 (入館は17:00まで)

5月~8月

  • 8:30~18:30 (入館は18:00まで)

8月7日~9日

  • 8:30~20:00 (入館は19:30まで)

休館日

  • 12月29日~12月31日
    (図書室・ホールは12月29日~1月3日)

長崎原爆資料館のアクセス

公共交通機関を利用する場合

JR長崎駅から

  • 路面電車(赤迫行)「原爆資料館」電停下車徒歩約5分
  • 路線バス(滑石・時津・長与・女の都方面行)「浜口町」バス停下車徒歩約5分

長崎空港から

  • 長崎空港リムジンバス(浦上・住吉方面)で「松山町」バス停下車徒歩約5分

車を利用する場合

  • 長崎自動車道「長崎多良見IC」から長崎バイパスへ入り「川平IC(平和公園・昭和町方面)」出口より約5分

長崎原爆資料館には専用の駐車場があります。専用駐車場は開館時間の30分前から営業が始まり、閉館後30分まで利用が可能です。駐車スペースには余裕があり、バス12台を含めた83台が駐車できます。ただし、満車の場合には近隣の市営(松山町駐車場、平和公園駐車場)や民間駐車場を利用しましょう。

駐車場詳細
名称:長崎原爆資料館駐車場
住所:長崎市平野町7番8号
営業時間
【9~4月】
8:00~18:00
【5~8月】
8:00~19:00
【8月7日~9日】
8:00~20:30
駐車台数:83台(バス12台、普通車71台)
料金:普通車最初の1時間まで100円、その後30分ごとに100円
バス最初の1時間まで510円その後30分ごとに510円
マイクロバス最初の1時間まで250円その後30分ごとに250円
二輪車は排気量を問わず無料
身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の提示で最初の2時間までの駐車料金が半額

名称:タイムズ長崎平野町 
住所:長崎県長崎市平野町5
営業時間:24時間営業
駐車台数:11台
料金:全日60分ごとに400円
最大料金あり入庫後24時間以内1,000円
割引なし

名称:タイムズ長崎平和町 
住所:長崎県長崎市平和町12
営業時間:24時間営業
駐車台数:8台
料金:全日60分ごとに300円
入庫後24時間以内最大料金800円、18:00~8:00最大料金400円
割引なし

名称:タイムズ長崎浜口町
住所:長崎県長崎市川口町12
営業時間:24時間営業
駐車台数:95台
料金:全日30分ごとに100円
入庫後24時間以内最大料金800円
割引なし

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