名城の宝庫・関西で城めぐり!
現存する天守が国宝に指定されている姫路城、彦根城をはじめ、関西は名城の宝庫。城好き、歴史好きにはたまらないエリアです。城そのものはもちろん、桜や紅葉などと城が織りなす風情ある景観、貴重な歴史資料の展示など見どころはいっぱい。城下町を歩けば、築城当時から続く人々の暮らしを感じられるでしょう。
姫路城(兵庫)

シラサギが羽ばたくように優雅な姿から、「白鷺城」の名で親しまれている姫路城。1346年に赤松貞範が築いた城です。日本ではじめてユネスコ世界文化遺産に登録され、400年以上前に建造された天守などは国宝に指定されています。2015年には「平成の修理」といわれた大改修を終え、白漆喰の塗り替えや瓦の葺き替えによって美しい姿を取り戻しました。
見学は大天守のほか、徳川幕府2代将軍・徳川家忠の娘・千姫ゆかりの西の丸と化粧櫓をめぐる「西の丸ルート」、『播州皿屋敷』で知られる「お菊井戸」をめぐる「お菊井戸ルート」などがあります。「日本の桜の名所100選」に選定されているため、春は桜を目当てに行くのもおすすめ。ソメイヨシノ、シダレザクラなど約1000本が姫路城を背景に咲き誇ります。
大阪城(大阪)

大阪城は1583年、豊臣秀吉によって築城されましたが「大阪夏の陣」によって焼失しました。その後、再建された大阪城も落雷や明治維新のさいに火を放たれて焼失。現在の天守閣は1931年に市民の寄付によって造られた3代目天守閣です。大阪のシンボルとして親しまれ、周辺は「大阪城公園」が整備されています。春は人気の花見スポットです。
大阪城を訪れたら、ぜひ天守閣へ。1階から8階まであり、7階までは主に大阪城や豊臣秀吉にまつわる資料を展示。最上階は展望台になっていて、天守閣から360度のパノラマを楽しめます。天下人の気分で大阪の街を見渡しましょう。