島特有のパワーをもらおう!新島の神社・寺
新島は綺麗な海や歴史、文化など様々な魅力を持つ島です。そして、島内に点在するいくつかの神社やお寺なども、新島観光を語る上では外すことの出来ないスポットです。島の豊かな自然に抱かれた環境にひっそりと佇む寺社仏閣は、エネルギーに満ち溢れており、そこにいるだけでなんだか力が湧いてきそう。日頃の疲れなどを忘れて、静かなひと時に身を寄せる事もできます。そんな、新島の神社やお寺についてご紹介していきたいと思います。
大三王子神社
新島港から東へ移動したところにある「大三山」。その頂上には、小さな神社「大三王子神社」がひっそりと佇んでいます。社へ向かうまでに400段もある石段ははすり減って苔がむしており、悠久の歴史さえ感じさせてくれます。故に小さいながらに荘厳ささえ感じる神社です。
十三社神社
「十三社神社」は、その名前が現す通り、全部で13の神様が祀られているとされている神社です。この十三社神社は、新島だけでなく、伊豆諸島全体でみても随一の規模を誇ります。毎年12月8日に開催される例大祭では、東京都の無形文化財に指定されている神事「神楽」や「獅子木遣り」などを見ることができます。特に注目したいのは「獅子木遣り」。これは、木遣りを音頭に雄雌2頭の獅子が舞う、珍しい神事として多くの観光客の注目を浴びています。
長栄寺
「長栄寺」は、日蓮宗のお寺です。境内には砂が敷き詰められていて、明るく清々しい空気を感じさせてくれます。すぐ背後には山がそびえており、大自然のエネルギーも感じ取れる立地です。山門をぐると、正面に本堂があり、その右横に鬼子母神堂、そして右奥には共同墓地があります。この共同墓地には流人墓地があり、様々な形の墓石と、白い砂が一面に敷き詰められたちょっと珍し光景がみられます。
為朝神社
かつて、保元の乱に敗れて大島へ流された「源為朝」が祀られている神社です。本来大島に流されるはずだった源為朝は、逃れて新島にたどり着きます。その後、島内の名主によるもてなしを受け、子供を授かりましたが、その後八丈島に渡ったとされています。その際に源為朝は「かみひろの刀」と2幅の絵をのこしたそうです。この源為朝が八丈島に渡った日にあたる旧暦9月13日には、毎年源為朝を偲ぶ神事が行われます。