弘前のおすすめ観光&グルメスポット15選!定番から穴場まで徹底紹介

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青森県の西部に位置する弘前市は、りんごの生産量日本一として名高いまちです。市内には、歴史散策を楽しめる神社・仏閣や、ノスタルジックな洋館、四季折々の自然など、豊富な見どころがあります。特に、日本を代表する桜の名所として知られる「弘前公園」や「弘前城」には一度は訪れたいところ。さらに、まち歩きとともに立ち寄りたい素敵なカフェ、老舗の味やご当地名物が堪能できる飲食店も見逃せません。そんな弘前市の観光&グルメスポットをまとめました。ぜひチェックして、おでかけの計画に役立ててください。 
 

弘前で訪れたい定番&穴場観光スポット

 弘前市には、一日ではとても回りきれないほど、たくさんの観光スポットがあります。市内でコンパクトにまち歩きを楽しむのも良し、自然を眺めながら名所をめぐってドライブするのも良し。人気の観光スポットをサクサクめぐりたいなら、市内で運行している100円バスを利用するのもおすすめです。桜が咲くベストシーズンを狙って行きたい定番スポットから、雨の日でも満喫できる穴場スポットまで、ぜひ訪れてほしいスポットをご紹介します。 

弘前城

 国の重要文化財に指定されている「弘前城」は、弘前市を代表する観光スポットです。弘前市の中心地に位置する弘前公園内にあり、まちのシンボルとして市民に親しまれています。江戸時代に築城され、現存天守12箇所のなかでも東日本では唯一の城です。天守の全貌をよく眺められるスポットが「下乗橋」。特に桜の咲く季節には、朱塗りの欄干と桜のピンク、そして天守のコラボレーションが美しい景色を織り成します。天守の他にも、櫓や門など戦国時代の名残を感じられる史跡を巡ってみてください。 

※弘前城本丸は2015年秋から2023年(予定)まで石垣の老朽化による修理工事中のため、仮天守台にて公開しています。

 

弘前公園

 弘前城の敷地を活かして整備された「弘前公園」は、多彩な魅力が満載の広大な公園です。桜の名所として有名で、毎年4月下旬〜5月上旬に開かれる「弘前さくらまつり」には200万人以上の花見客が訪れます。約50種・2,600本もの桜が咲き誇る様子は圧巻です。堀の水面に映る満開の夜桜や、散り際に水面を覆う花びらなど、日ごとに変化する光景が訪れる人を魅了します。また、夏には木々の緑、秋には紅葉、冬には雪景色と、一年を通じて自然の美しさを感じられる場所です。 

岩木山神社

 青森県最高峰の岩木山を御神体とする「岩木山神社」。岩木山大神と呼ばれる5柱の神様が祀られています。創建は西暦780年といわれ、古くから地域で厚い信仰を集めてきました。現在では、パワースポットとしても人気の高い神社です。
 荘厳な趣のある鳥居をくぐり、杉木立に囲まれた参道を歩いて本殿へ向かいましょう。道中、階段を上ったところにある2体の狛犬は独特のポーズが特徴的です。上向きの狛犬は金運、下向きの狛犬は恋愛運のご利益をもたらすとされています。また、境内には、本殿・拝殿・奥門・楼門など国指定の重要文化財がいくつもあり、見逃せません。

津軽藩ねぷた村

 弘前市の夏の風物詩といえば、迫力ある「弘前ねぷたまつり」が有名です。そんな、ねぷたをはじめとした津軽の魅力を体験できる施設が「津軽藩ねぷた村」です。高さ10mの大型ねぷたの展示やねぷたの製作実演コーナー、津軽三味線の生演奏、民工芸製作など、見学・体験の内容が豊富で家族みんなで楽しめます。入場料不要の無料エリアには、郷土料理を味わえる食事処、特産品・土産物の売店もあります。 
 弘前公園のすぐ近くにあるため、観光ルートとしてアクセスも便利。弘前公園の「中央高校口」からは徒歩約2分、「東門・北門(亀甲門)」からは徒歩約5分で到着できます。
 

道の駅 いなかだて「弥生の里」

 弘前市内から車で約20分の場所にある道の駅。観光の移動中やドライブ中にアクセスしやすく、休憩がてら立ち寄るのにおすすめです。広々とした敷地内には、産地直売センターやレストラン、遊具、パターゴルフ場、動物とのふれあい施設などがあり、ゆっくり寛げます。
 また、ここに来たらぜひ見ておきたいのが、稲によって巨大な絵を描き出す「田んぼアート」です。弥生の里展望所から眺めることができ、その年によって異なるテーマの絵が楽しめます。 
 
※2020年8月現在、新型コロナウイルス感染症対策のため、田んぼアートの観覧は中止されています。おでかけの際は公式サイトにて最新の情報をご確認ください。 
 

嶽温泉

 岩木山のふもと、有料自動車道「津軽岩木スカイライン」の入口近くにある温泉郷。350年ほど昔、薪切りをしていた男性が、昼飯の包みをくわえて逃げたキツネを追いかけたところ温泉を発見したと伝えらえれています。泉質は硫化水素性・含ミョウバン・緑バン・酸性塩化土類泉(緊張低張性高温泉)で、硫黄の匂いが強いのが特徴。効能は、切り傷・神経痛・リュウマチ・皮膚病などです。温泉郷には旅館やホテルがいくつかあり、温泉とともに、地元食材を使った料理などを堪能できます。岩木山観光の拠点として、また、のんびり過ごすおこもり宿として利用してみてはいかがでしょうか。 
 

弘前市りんご公園

 弘前市の名物といえば、やっぱりりんご。「弘前市りんご公園」は、80種約2,300本ものりんごの樹が植えられた公園です。8月上旬から11月上旬頃にりんごの収穫体験が楽しめるほか、季節によってさまざまなイベントを開催しています。
 園内の「りんごの家」には、りんごにこだわったお土産コーナーや、りんごを使ったメニューを扱う軽食・喫茶コーナーもあります。麺にりんごペーストを練り込んだりんごラーメンなど、変わり種メニューもチェックしてみてください。女子旅にはもちろん、カップルにもファミリーにもおすすめの、りんごを満喫できるスポットです。
 

弘前市立観光館

 見どころがいっぱいの弘前市。どこから回ろう?と迷ったら、まず訪れたいのが弘前公園南側の追手門広場にある「弘前市立観光館」。コンシェルジュによる観光案内のほか、さまざまなガイドマップの提供や自転車のレンタルサービス、冬期には長靴の貸出も行っています。
 1階には「弘前ねぷた」の展示と、お土産コーナーやレストラン、2階には民工芸品コーナーがあります。別館の「山車展示館」では、弘前ねぷたまつりの山車の展示公開も。祭りの雰囲気や迫力を体感してみましょう。 
 

洋館めぐり

 弘前市では、明治時代以降、外国人教師を招いて英語教育や西洋文化を取り入れてきました。そんな影響から、市内のあちこちにクラシックな洋館が点在しています。特に、弘前公園周辺は徒歩で回れる範囲に洋館が立ち並んでいます。なかでも、ルネッサンス様式を基調とした「旧弘前市立図書館」や、左右対称が美しい「青森銀行記念館(旧第五十九銀行)」などは必見。資料館やレストラン・カフェとして活用されている建物もあります。レトロな建築の魅力にどっぷり浸れる、洋館好きには堪らないスポットです。 
 

弘前観光で楽しみたいグルメスポット

 旅の楽しみには、やっぱりグルメも欠かせませんよね。弘前市には、レトロなまちの景観を活かした飲食店が数多くあります。りんごの名産地と称されることから、おいしいアップルパイが食べられるお店もたくさん。市内で提供されているアップルパイ44種類をまとめたガイドブックも発行されているほどです。さらには、弘前名物「藩士の珈琲」が飲めるコーヒー店、映画のロケ地になった大衆食堂などもあります。ランチやカフェタイムにおすすめの店をまとめました。

サロンドカフェアンジュ

 「サロンドカフェアンジュ(Salon de cafe Ange)」は、県重要文化財の「旧東奥義塾外人教師館」1階にあるカフェです。明治時代、県内初の私学校「東奥義塾」の外国人宣教師が住んでいた建物で、レトロな雰囲気満点。中庭には実在した洋館のミニチュア建造物があり、店内からも眺められます。
 ランチには、お箸で食べる「フランス御膳」がおすすめ。スイーツも充実しており、アップルパイなど津軽のりんごを使ったメニューを味わえます。弘前公園南側の追手門広場内にあるので、観光途中の休憩にぜひ立ち寄ってみてください。 
 

成田専蔵珈琲店

 弘前市は、コーヒー文化が根付くまち。なかでも地元で評判なのが「成田専蔵珈琲店」です。専門の焙煎士が丹精込めて焙煎したコーヒー豆を使用し、丁寧に淹れた一杯を提供しています。ぜひ注文してほしいのが、弘前名物の「藩士の珈琲」です。かつて、弘前の藩士たちが薬として飲んでいたコーヒーを、当時の仕様書をもとに店主が再現した一杯です。すりつぶした豆の入った麻袋を土瓶の中で振り出し、湯呑み茶碗に注いだら好みで砂糖を入れて召し上がれ。豆をすりつぶす工程からお客さん自身が行うこともできます。まるで日本茶のような独特の飲み方を体験してみてください。 
 

三忠食堂 本店

 創業100余年、四代続く老舗の「三忠食堂 本店」。歴史を感じられる外観が目印の大衆食堂です。お笑いコンビ オリエンタルラジオの2人が主演を務めた映画『津軽百年食堂』のロケ地としても知られています。名物は、郷土料理の津軽そばや昔ながらの中華そばです。三代目の頃から提供し始めたカレーライスも密かな人気。ほかにもメニューは豊富にあり、家族みんなでそれぞれ好きなものを食べたい!というときにもおすすめです。

※「弘前さくらまつり」の期間中は弘前公園に出店するため、本店は休業します。訪問時には注意してください。 
 

弘前中央食品市場

 「弘前中央食品市場」は、多くの店が集まる繁華街の土手町にあります。弘前駅からも中央弘前駅からも徒歩圏内で、便利な立地に位置しています。八百屋や惣菜店、青果店、鮮魚店、飲食店などが立ち並び、買い物ができるのはもちろん、イートインスペースでの食事もOKです。おすすめは、市場内の各店から刺身や揚げ物などお好みのおかずをチョイスして、オリジナルの定食を完成させていただくこと。また、9月〜4月頃の期間限定で食べられる大学いもは地元ファンが多い名物。秋冬に訪れるならぜひ味わってみてはいかがでしょうか。 
 

大正浪漫喫茶室

 弘前公園南側に位置する「藤田記念庭園」内にあるカフェ。赤いとんがり屋根の洋館は大正当時の面影をそのまま残しており、タイムスリップ気分に浸れます。イチオシのメニューは名産品のりんごを使ったアップルパイ。市内の洋菓子店などから取り寄せた数種類のアップルパイが揃い、ドリンクとのセットが人気です。しっかりお腹を満たしたいときには、カレーやパスタなどのランチメニューもあります。窓の外に広がる庭園を眺めながら、くつろぎのひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。 
 

スターバックス コーヒー 弘前公園前店

 スターバックスコーヒー弘前公園店は、登録有形文化財を活用したスターバックスとして、神戸北野異人館店に次いで日本で2番目にオープンした店舗です。元々は陸軍師団長の官舎だった木造の建物で、「美しすぎるスタバ」と評判を呼んでいます。建物本来の造りを活かしながら、地元の木材や伝統工芸を取り入れたデザインが魅力的です。当時の会議室はバーエリアとして、和室は庭園の見える客席として、利用されています。控室だった場所には、建物や変遷が分かる古い写真を展示。弘前市の歴史を感じながらコーヒーを味わってみてはいかがでしょうか。春には弘前公園の桜も眺められますよ。 
 

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