久米島観光のおすすめスポット14選!天国のようなビーチから穴場スポットまで

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久米島は、沖縄本島の南端から西におよそ100kmの位置に浮かぶ離島です。琉球列島に属し、かつては列島で一番美しい島であることから「球美の島」(くみのしま)と呼ばれていました。久米島の魅力は、何といっても島を囲む海の美しさ。白い砂浜だけの小さな砂洲「ハテの浜」、美しい夕陽を見られる「アーラ浜」などが点在し、マリンブルーの海を存分に楽しめます。久米島へのアクセスは、沖縄本島から飛行機で約30分、直通フェリーでは約3時間。自然いっぱいの久米島でぜひ訪れたいスポットをご紹介します。

アーラ浜

 久米島の南部に位置する「アーラ浜」は、夕暮れどきには極上のサンセットが見られるスポットとして人気のビーチです。周囲を山に囲まれた人里離れたロケーションゆえに訪れる人が少なく、プライベートビーチ感覚を味わえるのが大きな魅力。ゆったり過ごしたいカップルにもおすすめのスポットです。手つかずの美景が残る場所のため、お店やシャワー施設はありません。飲み物などは事前に準備していきましょう。
 サンゴと貝のかけらでできた砂浜は砂目が粗いため、歩きやすいサンダルなども必需品です。

イーフビーチ

 島の東側に位置し、約2kmにわたって真っ白な砂浜が続くイーフビーチは、久米島のメインビーチともいえる存在です。その美しさから「日本の渚百選」にも選ばれました。例年4月に海開きが行われ、シーズン中は透明度の高い海でさまざまなマリンスポーツを楽しめます。海はかなり遠浅で、干潮時には沖まで歩いていけるほど。海に入って泳ぐ場合は、あらかじめ潮の満ち引きをチェックして満潮時を狙いましょう。
 ビーチ周辺にはショップやホテルが建ち並んでいるため利便性が高いのもポイントです。

シンリ浜

 久米島空港のすぐそばにあり、空港に離着陸する飛行機の迫力ある姿を間近に眺められるビーチです。島の西側に面しており、海に沈んでいくきれいな夕陽が見られることでも知られています。環礁の内側にあるため波が比較的穏やかで、安心して海水浴を楽しめるほか、岩場も多く子供の磯遊びにも最適。
 隣接する「シンリ浜海浜公園」にはトイレやシャワーも完備されており、無料で利用できるキャンプ場(要事前申請)もあります。久米島の雄大な自然を満喫しつつ朝から晩までアウトドアを楽しめるスポットです。

タチジャミ

 島北部にそびえ立つ「立神」(タチジャミ)は、久米島町の天然記念物に指定されている大岩。高さ40m、横幅70m、厚さ5mもあり、まるで巨大な屏風のようです。ほかではなかなかお目にかかれないこの光景は、周囲のやわらかい堆積層が波の浸食によって消失し、硬い岩脈のみが取り残されることでできたと考えられています。見る角度によって形や表情を変えるため、さまざまな角度から見るのがおすすめ。岩の近くへ行くには「タチジャミ自然公園(久米島県立自然公園)」の駐車場からおよそ250段の階段を下りることになるため、歩きやすい靴が必須です。

ハテの浜

写真提供:沖縄観光コンベンションビューロー

 「ハテの浜」は久米島で1番人気の観光スポット。島の東側に浮かぶ「メーヌ浜」「ナカノ浜」「ハテの浜」という3つの砂洲の総称で、真っ白な砂浜が約7kmも続いています。透き通った海と空、砂浜だけの特別な世界で、海水浴や水遊びをしたり、シュノーケリングを楽しんだりと、思い思いのひとときを過ごせるのが魅力です。
 渡航はボートで約20分。島内の渡船会社が行っているハテの浜行きのツアーを利用しましょう。往復のみのシンプルなプランから、軽食やシュノーケルセットつきのプラン、ホテルから送迎つきの便利なプランなどがあります。

ミーフガー

 「ミーフガー」は島北西の海岸にそびえ立つ約20mの大岩で、向こうまで見通せる大穴がぽっかりとあいているのが特徴です。ミーフガーとは「女岩」という意味で、古くから女性のシンボルとして祀られてきました。「拝むと子宝に恵まれる」との言い伝えがあり、夫婦やカップルで訪れる人も。穴の近くまで行くこともできますが、足場がよくないため、歩きやすい靴を履いていくなどの注意が必要です。
 ちなみに島南西には、ミーフガーと対照的に「男岩」という意味のガラサー山と呼ばれるスポットも存在しています。

五枝の松

 「五枝の松」は、国の天然記念物に指定されている、樹齢250年余の琉球松です。幹周りが約4.3mにもなる大木で、上に伸びるのではなく、地面を覆い尽くすように横に広がった枝ぶりが見事。まるで巨大な盆栽のような、芸術性の高い樹形が大きな魅力です。根元には小さなほこらが鎮座し、中国の農耕の神様である「土帝君」(土地公)が祀られています。
 また、周辺は世界中で久米島にしかいない「クメジマボタル」の生息地でもあり、5月上旬ごろには闇の中を美しく舞う姿を見ることができます。

熱帯魚の家

 島北東にある「熱帯魚の家」は、自然海岸のタイドプール(潮だまり)に集まる熱帯魚を岩場から観賞できる、いかにも南の島らしいスポットです。鮮やかなブルーが美しいルリスズメダイや、平たいチョウチョウウオといったカラフルな熱帯魚が泳ぐ姿を、海に入ることなく間近に楽しめます。底まで見える透明度の高い海には、ヒトデやカニといった海の生きものの姿も。鏡のような水面をしている波のないときが絶好の観察タイムです。ゴツゴツとした岩場なので、スニーカーなどで出かけましょう。

比屋定(ひやじょう)バンタ

 島北東部にある「比屋定バンタ」は島随一の絶景スポット。「バンタ」とは崖のことで、海抜200mの崖の上に展望台があり、雄大な自然のパノラマを楽しめます。波が打ち寄せる海岸線、どこまでも続くマリンブルーの海、海と青空が溶けあう水平線、南国の植物の生命力を感じさせる濃厚なグリーンと、久米島の絶景を独り占め。晴れた日には島の人気スポット「ハテの浜」をはじめ、遠く慶良間諸島までも見通せます。島内ドライブの休憩にも絶好の場所です。

畳石

 久米島東部から橋で渡っていける奥武島(おうじま)に存在する奇岩群で、国の天然記念物に指定されています。岩が亀の甲羅のように並ぶこの一帯は、まるで畳を敷き詰めたかのようにも見えることから「畳石」と呼ばれています。噴火したときに流れ出た溶岩が冷えて固まり、ひび割れたことでこのような不思議な景観が生まれました。岩の数は1,000個以上ともいわれ、およそ250mにもわたって続いています。満潮時は海の下に沈んでしまうため、干潮時が狙い目です。

鳥の口

 「鳥の口」は、名前の通り鳥が天に向かって口を開けているように見える大岩です。久米島の南端にあり、周辺は断崖絶壁が迫るエリア。周囲に遊歩道が整備されており、ビーチとはひと味違うダイナミックかつワイルドな海の表情を楽しめます。
 鳥の口周辺から南東の沖合には、ダイビングやホエールウオッチングの絶好スポットとして知られる岩石島「トンバラ」があり、運がよければ、トンバラ周辺を泳ぐクジラの姿を見ることも。遊歩道はアップダウンがあるため歩きやすい靴が必須です。

具志川城跡(ぐしかわじょうあと)

 島の北西部にある「具志川城跡」は、15世紀はじめに真達勃按司(まだふつあじ)という豪族によって築かれたといわれている具志川城の城跡。石灰岩と安山岩が混ざった特徴ある石積みの城壁が、時を経た現在も残されています。久米島は大交易時代に交易の要だったことから、発掘調査では中国から伝わった陶磁器や中国古銭が出土しています。北、南、西の3方向を海に囲まれた場所に位置し、景色を楽しみながら琉球王国の歴史に触れられるスポットです。

宇江城城跡(うえぐすくじょうあと)

 久米島で楽しめるダイナミックな自然は、海ばかりではありません。島北部にある「宇江城城跡」は標高約310mの宇江城岳の山頂にある城跡です。城が滅ぼされたのは1510年頃といわれ、築城された年代については分かっていません。島内のみならず沖縄県内でもっとも高い位置にある城跡で、島全体を360度パノラマで見渡すことができます。城址のすぐそばまで車で行くことができ、遊歩道も整備されているためアクセスは良好。かつてこの島を支配していた時の権力者も見たであろう絶景を楽しめるとあって、人気のあるスポットです。

バーデハウス久米島

 久米島東部の奥武島(おうじま)にある「バーデハウス久米島」。久米島沖の深海から取水する海洋深層水のプールやスパ、ドライサウナ、スチームサウナなどがある本格的なスパ施設です。ビーチで遊んだ後やマリンスポーツで体を動かした後に立ち寄れば、身も心もリラックスできます。屋外のジャグジーは海を見ながら入ることができ、リゾート感たっぷり。予約をすればアロマオイルを使ったトリートメントも受けられます。軽食やスイーツを楽しめるカフェもあり、奥武島で遊ぶときはぜひ利用したいスポットです。

※2020年8月18日現在、新型コロナウイルス感染症対策のため2020年8月29日まで臨時休館となっています。おでかけの際は公式サイトにて最新の情報をご確認ください。

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