親子で竹箸や竹鍋づくりに挑戦!手づくり鍋で味わう料理は子どもがおかわりしまくるおいしさでした【あそびチャレンジ#28 竹細工&竹鍋体験編】

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あそびチャレンジ#28 竹細工&竹鍋体験編

「都心に住んでいると、やっぱり自然とふれあう機会というのが少なくて。せっかくの休日にお出かけするなら、子どもに自然の魅力を伝えられる体験をさせてあげたかったんです」

そう話すお母さんと一緒に、のどかな里山風景が広がる千葉県・大多喜町にやってきたのは、小学4年生の太田世一(よいち)くん。今回は、環境負荷が低い有機栽培にこだわった農業を営む「スコップファーム」主催の“3種類の竹細工と自作竹鍋でアツアツ鶏鍋&竹飯盒のお腹いっぱい”という体験ツアーに参加します。

このツアーは、竹材を使って“マイ箸づくり”をするだけではなく、自分でつくった竹鍋で鶏鍋と飯盒炊飯を食べるというのがポイント。工作と調理の両方を同時に楽しめる、ちょっぴりぜいたくな内容となっています。

思いっきり体を動かして遊ぶのが大好きな世一くんは、とっても食欲旺盛。遊ぶのと同じぐらい食べることも大好きなので、単に自然とふれあうだけではなく、食べる楽しさもあるこのツアーを選んだそうです。
「早くつくろうよ!もうおなかペコペコだよ~!」
早くも空腹を訴える世一くん。それを聞いていたツアースタッフが準備を急ぎます。

まずは炊飯用と取り鍋用の竹鍋づくりからスタート。
「うわっ、なにこれ!竹ってこんなに大きいの!?」
イメージしていた竹とはまったく異なる、太い竹を見て世一くんはびっくり!
「う~ん、めちゃくちゃ重いよ!もっと細いものだと思ってた」
竹鍋に使用する竹を実際に持ってみて、その重さにも驚きが止まりません。

家ではほとんど工具をさわったことがないという世一くん。
「僕にやらせてよ!やってみたい~」
ノコギリで竹を切り出す作業にも積極的にチャレンジしていきます。

「本格的に工具を使うのははじめてなので怖がるかと思ってたんですけど、そんなことはないみたいで安心しました。子どもに工具を持たせるのは親としてちょっと怖いので、慣れた人に教えてもらいながら体験できるのがいいですよね」
教えられたことをしっかりマスターし、上手に竹を切っていく世一くんを見てお母さんもちょっと嬉しそうです。

ノミを使って竹に穴をあけていく作業も世一くんにお任せ。
「一回で大きく穴をあけるんじゃなく、コンコンと少しずつ叩くといいよね」
間違ってハンマーで自分の手を叩いてしまうのを心配するお母さんをよそに、世一くんはリズミカルにノミを打ち込みながら竹に穴をあけていきます。

鍋のフタとなる部分にヒモを取り付けて竹鍋が完成!
「できた~!なんか丸っこい鍋でかわいいね~」
イチから自分でつくった鍋に、世一くんも愛着がわいているようすです。

鍋づくりのあとは、簡単な調理にも挑戦!鍋に入れるさまざまな食材を包丁で切っていきます。
「いっぱい食べたいから大きめに切ろうかな。トマトはこのぐらいの厚さで、マイタケは食べやすいように小さめ!」
いろいろと自分なりに考えながら、食材によって切り方や大きさを変えていくのが楽しそうな世一くん。
「今度、家でも野菜とか切るからね!」
すっかり調理のおもしろさにハマってしまったみたい。

「工具もそうですが、包丁も今まで持たせたことはなかったんです。今回の体験を機に、料理の手伝いをしてくれるようになったらうれしいですよね(笑)」
と笑顔で話すお母さん。いろいろな体験ができる今回のツアーに大満足しているようすです。

お米を入れた鍋と、食材をいっぱい詰め込んだ鍋を火にかけたらひと段落。できあがるまでの時間を利用して竹箸をつくっていきます。

箸づくりは、竹の棒をカッターや紙ヤスリで削っていく作業。つくった竹箸は持ち帰りができると聞いて、世一くんの手にも力が入ります。
「先っぽの方が細い方が使いやすいからしっかり削らないと!」
こまかな部分にも気を使いながらマイ箸づくりに熱中。ごはんと鍋ができあがるまで、ひたすら作業を続けていました。

「うわぁ~いいニオイ!早く食べたいよ~!!!」
作業に夢中で空腹を忘れていましたが、竹鍋から漂ってくるおいしそうな香りに食欲をかきたてられる世一くん。
「いっぱい食べるからね!」と、ごはんも鍋も自分で器によそいます。

「めちゃくちゃおいしい!!!」
世一くんは、自分でつくった鍋と料理のおいしさに大興奮!
ごはんも鍋もおかわりしておなかもいっぱいとなり、満面の笑みを浮かべます。
「家でも同じのをつくりたいけど、竹がないからダメか…。今度はお父さんも連れてきて、みんなで食べたいね!」
はじめての竹細工と調理を一度に体験できて大満足のようすでした。

「鍋づくりからはじめる食事体験は、キャンプやBBQとはまた違った楽しさがあって良かったです。今まで手にしたことがない工具や調理道具を使いこなせるようになるなど、子どもの成長を目の当たりにできたのも嬉しかったですね」
と、お母さんも今回の体験ツアーの魅力を振り返ります。

家に帰ってから、この日の思い出を絵に残した世一くん。竹を使って鍋をつくるという非日常的な体験がとても印象的だったようです。楽しそうな雰囲気が絵からも伝わってきますよね!

手づくりの楽しさとおいしさを思う存分に味わえるスコップファームの体験ツアー。より子どもにとって実りのある自然体験を考えているなら、ぜひ参加してみてはいかがでしょう。

またスコップファームでは、化学肥料なしの有機肥料のみでの野菜栽培にチャレンジしている点も見逃せないところ。今回のツアーでも、そんな体に優しい食材をたっぷり使用しています。ケミカルで作られた見た目がきれいな野菜より、多少見た目が悪くても化学的なものをほとんど使っていない野菜は安心で、子どもと一緒に体験をする場所としてもぴったりです。

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<写真=中里慎一郎>

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