四万温泉には魅力的な観光スポットがいっぱい!四万ブルーの穴場鑑賞ポイントも紹介

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四万温泉で遊ぶなら!おすすめスポットと楽しみ方

ここからは、実際に巡ってみて良かった場所を紹介。昔ながらの温泉街散策から急速に人気が高まるアウトドア体験まで、四万温泉にはたくさんの魅力が詰まっています。

レトロな温泉街を歩いて楽しむ

四万温泉街は、どこか懐かしさを感じさせるレトロな町並みが魅力のひとつ。5つの地区があることは先ほど紹介しましたが、田舎感を楽しむなら新湯地区のメインストリート、そして飲食店が並ぶ落合通りもおすすめです。散策に疲れたら、飲泉所や共同浴場に寄ってみるのもいいですね。

古き良き昭和が残る「柳屋遊技場 スマートボール」

昔懐かしい体験がしたいなら、落合通りにある「柳屋遊技場スマートボール」へ! 過去四万温泉には複数のスマートボールのお店がありましたが、現在も営業しているのはこの一軒だけです。

おばあちゃんが1人で店番をしていて、「ここに座んなさい」と言われる遊技台の前に座ればすぐにゲームがスタート! ボールが大きくて遊びやすいので、お子さんにもおすすめです。指定の穴に入れるのはなかなか難しいのですが、おばあちゃん曰く「コツなんてない、運だよ運」とのこと。

ボールの残りが少なくなると、たまにサービスで追加してもらえたり、時にはお茶やお茶菓子をもらえたりと、500円でゆったり遊べます。

四万温泉随一のパワースポット「日向見薬師堂」

日向見地区に建つ茅葺屋根の「日向見薬師堂」は、四万温泉発祥伝説のスポットです。平安中期に大江山の鬼・酒呑童子を退治した源頼光四天王、その中の一人である碓井貞光が、「四万の病悩を治する霊泉を授ける」と夢でお告げを受けました。お告げを受けた地に建てられたお堂がこちらで、現在は国の重要文化財に指定されています。

四万温泉一のパワースポットと言っても過言ではないでしょう。

伝統工芸の奥深さに触れる「木工体験 木ばらし工房」

温泉口地区から脇道に入り、少し坂を登ったところに建つ古民家が「木ばらし工房」。「どうぞいらっしゃい」と通された玄関では、壁一面に並ぶ木工作品の数々に驚かされました。精巧な「からくり細工」は、レバーを回したり、紐を引っ張ったりして動かすことが可能! 小さな子どもはテンションが上ること間違いなしのスポットです。

さらに室内に進めば、なんとも居心地の良さそうなテラスもあるのです。こちらの建物はなんと築400年!元々京都にあった建物を四万温泉の旅館「湯元 四萬館」に移築し、さらに現在の場所に移したのだとか。旅館の客室として使われていた時代には、あの文豪の太宰治が滞在していたこともあったのです。

ご主人は元々家具職人。奥様が四萬館ゆかりの方で、その縁から現在は趣味を兼ねて「木ばらし工房」を運営しています。そのため、ここは木工細工の体験に来る家族連れから、太宰治ファン、居心地が良いから昼寝をしにくる人までいるというユニークなスポットになりました。木工体験をしなくても、見学だけの立ち寄りも可能です。

四万湖と奥四万湖で楽しむカヌー・SUP体験!

四万ブルーが人気になるにつれて、四万湖や奥四万湖で行われるアクティビティのバリエーションが豊かになりました。人気があるのはカヌー、そしてSUP。

今回は3歳の子どもから楽しめる「ぐりーんぴーす」の四万湖カヌー体験を紹介します。小学生までの子どもなら保護者と一緒のカヌーに、中学生以上なら1人でも漕げます。

漕ぎ方をレクチャーしてもらった後は、ゆっくりと湖面へ。近くで見る四万ブルーは想像を絶するほどの青さです。木立から差し込む光が湖面を照らす様子は本当に美しいもの! 間近でこの景色を堪能できることにきっと感激することでしょう。

「ぐりーんぴーす」の基本カヌーツアーは、早朝・午前・午後の3回。湖を独占するような静けさを味わえる早朝と、光の量が多く湖面が映える午前のツアーが特におすすめです。

四万の地を訪れたからには、やはり温泉には入りたいもの。ここでは日帰りで気楽に入浴できる温泉を3つ紹介します。

四万温泉のお湯は無色透明で刺激が少なく、入る人を選ばないのが特徴。保湿効果に優れた温泉で、旅の疲れをリフレッシュしましょう。

気軽に立ち寄るならここ!「町営 四万清流の湯」

四万清流の湯は、四万温泉街の中でも抜群の立地を誇る日帰り温泉。温泉街の入口にあり、駐車場も完備されているので、車で来たお客さんにも便利なスポットです。

男女別で内湯と露天風呂があり、特に男湯の露天風呂からは四万ブルーに染まる川の流れがとてもよく見えます。一方の女湯は、ステンドグラスが印象的な内湯と庭園を眺められる落ち着いた露天風呂。お湯の温度も入りやすい42℃前後に調節してあって、気持ちよく入浴できるでしょう。

ゆっくり休める休憩室もあるので、観光を楽しんだ帰りにここで汗を流すのもおすすめです。

無料の共同浴場のひとつ「御夢想の湯」

四万温泉には、観光客でも利用できる共同浴場が3ヵ所あります。そのすべてが源泉掛け流しで、入浴料無料というから太っ腹! とてもありがたいですね。

橋のたもとに建つ石造りが印象的な「河原の湯」や、穴場スポットと名高い「上の湯」も良いのですが、3つの中でも特におすすめしたいのが、日向見地区にある「御夢想の湯」。

場所は日向見薬師堂のすぐ隣。以前はシンプルな共同浴場でしたが、2006年に建て替えられてからは唐破風を備えた湯屋造りの木造建築になりました。「御夢想の湯」という名前は、四万温泉の発祥伝説で、碓井貞光が夢のお告げを受けたことから命名されました。

登録有形文化財のお風呂に入れる「積善館」

画像提供:積善館
四万温泉には立ち寄り入浴できる旅館がたくさんあります。その中でも入っておきたいのは「積善館」にある元禄の湯。国の登録有形文化財の浴室には、神々しさを感じられる雰囲気が漂います。昭和5年の建築で、アーチ型の窓がなんとも大正浪漫を感じさせます。

このお風呂を日帰りで利用できるというのも凄い!『千と千尋の神隠し』を思わせる赤い橋を渡って、ぜひこの感動的なお風呂を堪能してみてください。

四万温泉のグルメスポット

続いては、四万温泉で注目度の高いグルメスポットを一挙に紹介!温泉街の定番ランチお蕎麦から新たにオープンしたお洒落なカフェまで、四万の魅力が凝縮されたお店を紹介します。

温泉街のランチなら蕎麦でしょう!「そば三昧 中島屋」

落合通りにある「中島屋」は、希少な地元・嬬恋産のそば粉を使うこだわりの手打ちそばの店。北海道産のそば粉とバランスよく配合し、香り高い蕎麦を打ちます。

人気メニューの「深山そば」(1,040円)は、3つの椀に入った蕎麦をそれぞれ異なるトッピングで味わえます。ナメコはオールシーズン、その他は季節によってリンゴの天ぷら・甘唐辛子・ミョウガ・水菜・山菜など組み合わせが変化!写真映えもする一品です。

秋・冬シーズンが旬の「きのこそば」(1,130円)もおすすめ。天然物にこだわっているので、味わいと歯ごたえが抜群。二段のせいろでボリュームもあり、温かいきのこ汁につけて食べれば身体の中からほかほかと温まります。

スタイリッシュなランチスポット「カフェ&ダイニング シマノネ」

「こんな現代風のお洒落なダイニングが、レトロな四万温泉にあったとは!」と驚かされるのが、ゆずりは地区の「シマノネ」。「スパゲストハウス ルルド」に併設されているレストランで、11時から22時までは予約なしで利用できます(※コースディナーは要予約)。ランチタイムなど気が向いた時にふらっと立ち寄れるのもポイント。

煮干しや鯖節を使った「ブシノカレー」(1,430円)や、四万川ダムをイメージした「四万のダムカレー」(1,980円)など、洗練されたおしゃれなカレー料理が充実!ダムカレーはスパイシーなルーの味わいもさることながら、ドンッと乗っているローストビーフがインパクト大の一品です。

高崎で話題のサンドイッチとプリンの専門店「TOMOJI(トモジ)」のトモジプリン(605円)など、デザートメニューも豊富に揃っています。

おしゃれな温泉マークが印象的な「柏屋カフェ」

新湯地区の通りに溶け込むように建つ洒落た木造のカフェは、元々洋品店の建物をリノベーションした「柏屋カフェ」。可愛らしい見た目の「温泉マークカプチーノ」(700円)は、繊細なラテアートの上に、印象的なチョコレートシロップの温泉マークを描いた人気メニューです。

実際に飲んでみると、このチョコレートシロップのほんのりとした甘味がいい仕事をしているのです。コーヒーは店内で自家焙煎しているのが自慢で、ほどよい苦みと酸味を感じられ、ミルクにもよく合います。「NAKAYOSHI COFFEE」というブランド名で店内販売しているので、これをお土産にするのもいいですね。

「温泉マークホットサンド」(1,200円)や、「柏屋カレー」(1,200円)など、ランチメニューも要チェックです。

体にいいものを美味しく「薬膳や 向新(むこうしん)」

2020年11月にオープンして既に人気店となっている「向新」は、薬膳をテーマにしたユニークな茶屋。「積善館」に併設されており、歴史を感じさせる建物は外観・内観ともに美しいものです。

ガラスのポットで提供される薬膳茶は、ビューティー・ウォームなどのタイプに分かれ、体質や改善したい症状で選べます。「甘酒と豆乳あたたかいお汁粉」や「薬膳ぷりん」といった、健康に良く可愛らしいスイーツも狙い目!

薬膳と聞いて、「苦い」「美味しくない」という先入観で身構えてしまっては勿体ない!いずれも口当たりが良く、美味しく食べられるメニューばかりです。お席によっては「積善館」の赤い橋を見ながら、落ち着いた時間を過ごせます。

四万温泉に泊まるならどこがおすすめ?

日帰りでも十分に観光できる四万温泉ですが、ゆっくりと過ごすなら宿泊するのもおすすめ。ここからは、四万温泉のおすすめ宿泊施設をタイプを変えて3ヵ所紹介します。

・千と千尋ワールドに浸りたいなら「積善館」

画像提供=積善館
『千と千尋の神隠し』の舞台を彷彿とさせる雰囲気の老舗旅館。敷地内にある赤い橋は四万温泉でも有名な観光名所で、橋の前ではノスタルジックな写真が撮れると話題になっています。

お部屋は日本最古の木造湯宿建築とされる湯治棟の「本館」、国の登録有形文化財になっている旅館棟の「山荘」、そして贅を尽くした旅館棟「佳松亭」があります。

また、お風呂も日帰り温泉の項目で紹介した「元禄の湯」の他に、露天風呂のある「杜の湯」や貸切風呂など、全部で5種類のお風呂があり、館内で湯めぐりを楽しめます。

画像提供=積善館

月・水・金・土曜日の15時30分からは、宿泊者を対象にした歴史ツアーを実施しています。とても面白いので、開催曜日に泊まる方はぜひ予約してくださいね。

【スポット詳細】
スポット名称:積善館
所在地:群馬県吾妻郡中之条町四万温泉
電話番号:0279-64-2101
公式サイト:https://www.sekizenkan.co.jp/

 

・ワーケーションにもぴったりな「スパゲストハウス ルルド」

元々大型旅館だった建物をリノベーションしたゲストハウス。洒落た雰囲気の中にも昔の旅館の名残が見つかるところがなかなかユニークなお宿です。

ゲストハウスらしく相部屋のお部屋もありますが、家族・カップルで気兼ねなく泊まれる和室やダブルベッドルームも完備。共有キッチンが付いているので、ワーケーションによる長期滞在にもぴったりな宿泊施設です。お風呂はもちろん100%天然温泉かけ流しです。

【スポット詳細】
スポット名称:スパゲストハウス ルルド
所在地:群馬県吾妻郡中之条町四万4138-1
公式サイト:https://lulud.jp/

・露天風呂でお酒が飲める「地酒の宿 中村屋」

「地酒の宿 中村屋」は、なんと酒屋さんが運営している民宿なんです。「山の中なんだから刺身よりも馬刺し」という独自のこだわりもあり、食通にはぜひ試してもらいたい宿。ボリュームたっぷりの美味しい食事は、コストパフォーマンスが良すぎるとリピーターが続出しています。

お風呂がまた素晴らしく、手作り感のある露天風呂ではインターホンで注文すると2階の窓からお酒を降ろしてくれるのです。それを湯舟に浮かべて一杯やれば、まさに極楽かもしれません。

ペットと一緒に泊まれる部屋も完備されているので、家族旅行にもぴったりです。

【スポット詳細】
スポット名称:地酒の宿 中村屋
所在地:群馬県吾妻郡中之条町四万温泉4237
電話番号:0279-64-2601
公式サイト:http://www.zizakenoyado.com/

 

(※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式HPでご確認ください)

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