27年ぶりの新作も展示!感性を刺激する独特な世界観に親子でハマる『楳図かずお大美術展』

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美術展というと、子どもは楽しめないんじゃないかと勘繰ってしまい、なかなか家族でお出かけしようという気になりませんよね。でも抽象的ではなく、漫画の1コマを切り出したようなインパクトある作品が揃う美術展なら、きっと子どもも夢中になって楽しめるはず!そんな気兼ねなく親子で芸術鑑賞を楽しみたい人におすすめなのが、東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)で1月28日(金)~3月25日(金)まで開催されている『楳図かずお大美術展』です。

「ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館」 ©楳図かずお

小学校4年生のころに漫画を描き始め、『へび少女』『まことちゃん』『漂流教室』『14歳』など、数々の話題作を生み出してきた楳図かずおさん。今回の展覧会は、楳図さん独自の世界観や先見性によって描かれた「比類なき芸術性」に焦点を当てたものとなっています。代表作を通じて、気鋭のアーティストらとともに「楳図かずおの世界」を表現する、今までにない展覧会。最大の目玉は、世界初公開となる『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』です!

楳図かずお 《ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館》(一部) 2021年 アクリルガッシュ、紙  ©楳図かずお

1980年代に描かれた『わたしは真悟』の続編にあたり、1990年代に完結した『14歳』以来27年ぶりに手掛ける新作として楳図さんが、4年の期間を掛けて制作したものです。

「14歳」 ©楳図かずお/小学館

色鮮やかなアクリル絵の具で生き生きと描かれた本作は、代表作の『漂流教室』『わたしは真悟』『14歳』など、全101点の原画との連作として展示されるとあって、青春時代に原作にふれた世代なら必見です!

『わたしは真悟』 ©楳図かずお/小学館

そのほかにも、楳図さんの作品を、冨安由真、エキソニモ、鴻池朋子という気鋭のアーティストが独自に解釈したインスタレーション作品も展示しています。

エキソニモ Photo by Niko

シリアスやホラー、ギャグなど、幅広い分野で漫画史に刻まれる “楳図かずおのいま”を、多彩な作品を通じて知ることができる美術展。その独創的な世界観は、子どものころに夢中になった長年のファンにはもちろん、初めて楳図かずおさんの世界にふれる若い世代や子どもたちに強力なインスピレーションを与えてくれるはず!今度の休日は親子揃って感性を磨きに、『楳図かずお大美術展』へ行ってみてはいかかがでしょう。

<文/杉山元洋>

※掲載されている情報は公開日のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください

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