冷水を頭から豪快にザブン!魚沼三大奇祭のひとつ「雪中花水祝」とほっかほかの魚沼グルメで祭りの真髄を感じよう【新潟】

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冬になるとニュースなどで話題になる、水掛けや水入り祈願のお祭り。「これは相当寒そう…!」と映像を観ながら家族で話しているなんてこと、よくありますよね。とはいえ、ニュースになるのは祭りが終わった後のこと。実際に、ザブーンと豪快に冷たい水を極寒の中で被る姿、ちょっと見てみたいですよね。ならば、今年は米どころ・新潟魚沼で3年ぶりに復活する「雪中花水祝」を間近で見に行きませんか?!

2月11日に開催される「雪中花水祝」は、極寒のなか、新婚男性に勢いよく全身に水をかける「水祝いの儀」を中心としたイベント。その歴史は古く、なんと江戸時代から続くんだそう。伝統の冬祭りのひとつとして、同時代の文筆家・鈴木牧之の「北越雪譜」にも当時のお祭りの様子が記されているのだとか。

ちなみに、ただ水を掛けるのではなく、立派な神事なのもお忘れなく。お嫁さんや婿を迎えた時に、神様の与えた命令(神勅)と称して水を賜ることを「花水祝」といいますが、実はこのお祭りが由来!子宝や子どもの成長、そして夫婦円満なども祈願します。「寒空の下の水掛けは相当寒そう!」と思いつつ、会場は毎回熱狂の渦なんだそう。

ハイライトの「水祝いの儀」の前には、行列行進も実施。雪が降る中、巫女や武士の正装・裃(かみしも)姿でメインストリートを練り歩く姿は、まるでタイムスリップしたかのよう。さらに、行列を眺めるだけでなく、観客にサプライズもあります。猿田彦(さるたひこ)、天鈿女命(あめのうずめのみこと)、山伏、神官、巫女、婿、裃らが、なんと豆やお餅、升酒を振る舞うんです。お祭り気分がさらに盛り上がって、忘れられない時間になること間違いなしですよ! 

また、会場周辺では「うまいもの市」も開催。寒〜い環境であったかメニューを頬張れば、身体が一気にポカポカになっちゃいます。ちなみに、魚沼グルメといえばコシヒカリはもちろん、モツ焼きが有名なので、ぜひ味わうのをお忘れなく。さらに「ハト飾り市(伝統工芸品)」では縁起物販売も予定。お祝い感たっぷりのお祭りで手に入れれば、この先の1年に幸せが訪れそうですね。

なお、魚沼三大奇祭が気になる人は、3月5日開催の「百八灯」や、「しねり弁天たたき地蔵まつり」もチェック!家族旅行の予定に合わせて立ち寄ってみるのもおすすめです。今年の冬は魚沼の奇祭尽くしで、1年分の福をしっかり呼び込むのもアリですよ。

<文=相川真由美>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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