三溪園のおすすめ散策コースは？
ここでは、三溪園がおすすめするタイプ別の散策コースを紹介します。
・全スポットをもれなく回りたいなら「じっくり満喫コース」
重要文化財から写真スポットまで、三溪園の見どころをもれなくおさえた欲張りコースです。
順路に従って、「大池」⇒「臨春閣」⇒「聴秋閣」⇒「蓮華院」⇒「松風閣」⇒「三重塔」⇒「旧矢箆原家住宅」⇒「待春軒」を巡るコースで、所要時間の目安は約90～120分。
意外に起伏のある三溪園。展望台の松風閣や三重塔まで足を運ぶと急勾配もあり、ちょっとしたハイキング気分が味わえます。そのため、履きなれた靴で行くのがおすすめです。
上の写真は三重塔から見える眺め。三溪園から本牧・元町方面の街並み、さらにベイブリッジまで一望できますよ。
ちなみにこちらは松風閣からの眺め。目の前はコンビナートで現代の風景ですが、晴れていれば彼方に富士山が臨めます。
・足の負担が心配な方には「バリアフリーコース」
車椅子の方や歩行に不安がある方におすすめなのが、段差の少ないバリアフリーコースです。舗装されていない砂利道もありますが、比較的平坦な道を選ぶので歩きやすくなっています。
「正門（車椅子無料レンタル）」⇒「御門（ごもん）」⇒「三溪記念館」⇒「臨春閣」⇒「中央広場（三溪園茶寮や雁ヶ音茶屋でひと休憩）」⇒「旧矢箆原家住宅」⇒「旧燈明寺本堂」⇒「三溪園天満宮」を巡るコースで、所要時間の目安は約90～120分。
こちらはバリアフリーコース途中の「三溪園天満宮」から見た三重塔。目の前に架かる観心橋は写真スポットとして人気で、ウェディングフォトを撮影しているカップルをよく見かけるそうです。
・三溪園周辺も楽しい「本牧市民公園立ち寄りコース」
正門から南門へ、本牧市民公園へ抜けるコースです。公園には横浜市陶芸センターや横浜上海友好園、ピクニックが楽しめる芝生広場や遊具、SL機関車D51（デゴイチ）まで屋外展示されています。小さなお子様がいる家族にはおすすめですよ。
「鶴翔閣」⇒「御門」⇒「旧天瑞寺寿塔覆堂」⇒「臨春閣」⇒「聴秋閣」⇒「春草廬」⇒「海岸門」⇒「南門」を巡るコースで、所要時間の目安は約40～60分。
ちなみに写真は内苑「旧天瑞寺寿塔覆堂」裏の大銀杏による秋の黄金じゅうたんです。
こちらは南門の前に広がる「上海横浜友好園」の池泉回遊式庭園。横浜上海友好都市提携15周年の記念と横浜市制100周年、開港130周年を祝して上海市から寄贈された中国江南様式の庭園だそうです。
三溪園の純和風の日本庭園とはまた異なる中華文化が色濃い庭園なので、なかなか見ごたえがありますよ。
園内散策で活用したいおすすめのガイドサービス
三溪園をより楽しく回れる、おすすめのガイドサービスを紹介します。
・見どころが詳しくわかる「無料ボランティアガイドツアー」
園内では、三溪園の良さをわかりやすく知ってもらおうと、ボランティアによる無料ガイドツアーが行われています。ガイドならではのお気に入りポイントや歴史秘話も交えた園内散策は、とても興味深くておすすめ。
フリーガイドは10:00～12:00、13:00～15:30の間で随時受け付けていますが、定時ガイドの場合、定員30名で11:00と13:30からの1日2回、所要時間はおよそ60分です。ただし、その時の状況に応じて立ち寄るスポットの数や所要時間に変更があるのでご注意を。
定時ガイドの開始時間が近づくと、定期的に園内放送が流れます。ぜひ参加してみてくださいね。
・手軽に使える音声ガイドアプリ「Pokke」
日本を含む世界8ヶ国、28都市のガイドコンテンツを収録した音声ガイドアプリ「Pokke（ポッケ）」。そのコンテンツのひとつに三溪園も含まれています。
音声ガイドのナビゲーターは、アニメ 『学園ベビーシッターズ』や『アイドリッシュセブン』などで活躍している人気声優・西山宏太朗さん。心地良い声に耳を傾けながら三溪園を回れる贅沢な時間、アニメファンならずともぜひ試しあれ！
音声ガイドは約53分、料金は650円です。アプリはApp SotreもしくはGooglePlayでダウンロードできます。
三溪園で味わえるおすすめグルメをチェック！
たくさん歩いて小腹が空いたら、茶店でひと休みするのはいかがでしょうか？ここからは、三溪園にある3つの茶店のおすすめグルメを紹介します。
・季節の団子は写真映え必至！「三溪園茶寮」
「手焼きだんご」ののぼりが目印の外苑・大池前にある「三溪園茶寮」。そばにうどん、焼きおにぎりやおでんなどの軽食メニューもありますが、行列のお目当ては看板商品の手焼き団子。
不動の人気は「みたらし団子」（1本200円）ですが、春と秋には期間限定で“映える”ビジュアルと新感覚の餡で季節を表現したお団子も大人気！
訪れた日は秋限定のメニューで、左からカボチャ、栗、ずんだ、サツマイモの餡をトッピング。素材を活かした素朴な甘さともっちりやわらかいお団子に癒されました。
・絶品おしるこをご堪能あれ！「雁ヶ音茶屋」
三溪園茶寮から徒歩約1分、同じく外苑・大池前にあるのが「雁ヶ音茶屋（かりがねぢゃや）」です。
こちらもそば・うどんを中心にチャーシュー麵、ラーメン、夏は冷やし中華など麺類メニューが豊富。定番メニューは味の染みたおでんや味噌田楽、そして一番人気は「おしるこ」（600円）です。
有名シンガーソングライターがお気に入りスイーツとして紹介したほどのメニューで、
小豆がたっぷり入った上品な甘さのおしるこに、やわらかく煮られた餅、お口直しの柴漬けまで付いています。ホッと疲れが癒されたひとときでした。
・原三溪が考案！あっさり味のそばが人気の「待春軒」
外苑奥、旧燈明寺本堂近くにある「待春軒（たいしゅんけん）」は、2020（令和2）年に惜しまれつつ閉店した三溪園と縁が深い料亭「隣花苑」ゆかりのお食事処。
看板メニューは写真の「三溪そば（三溪麺）」。美食家でもあった原三溪が自ら考案した家庭用レシピに基づき再現された、ほんのり温かい汁なし混ぜそばです。
“そば”といっても、実はそばではなく、もっちりした細いうどん。少量の油で麺をほぐし、しょうゆベースで煮込んだ筍、椎茸、豚ひき肉、ネギのあんかけと、酢・しょうが、そしてハム、錦糸卵、きぬさやのトッピングでいただきます。
なかなか独特な風味と食感がクセになる、三溪自慢の混ぜそばをぜひご賞味あれ！
三溪園でお土産を買うならここ！おすすめグッズを紹介
ここからは、三溪園でしか買えない限定オリジナルグッズを紹介します。ぜひお土産にひとついかがですか？
・図柄がかわいいミニどら焼き「三溪園花文合わせ」
横浜元町の和菓子の名店「香炉庵（こうろあん）」による三溪園オリジナルの限定商品が「三溪園花文合わせ」（5個入1,100円）。やわらかい求肥と上品な甘さの粒あんを薄皮で挟んだどら焼きです。
薄皮には、原三溪が自ら考案し、好んでよく用いた図柄「三溪四弁花文」が焼印されています。華やかな見た目と上品な味のどら焼きはギフトにぴったり。
販売場所は正門案内所の窓口です。
・美しい柄に注目！京都 龍村美術織物製の和装小物類
明治創業の京都老舗織物ブランド「龍村美術織物」が手掛ける三溪園オリジナルの和装小物類。原三溪が考案した「三溪四弁花文」をあしらった絹織物で、まさにここだけのプレミアムなギフトです。
写真は人気の3商品で、左上から時計回りに「名刺入れ」（4,180円）、「両面ミラー」（3,080円）、「札入れ」（7,425円）です。上品かつ華やかな小物で、女性には喜ばれそうな一品です。
これらが並ぶショーケースは、三溪記念館内にひっそり設置されています。なお、購入はお隣の管理事務所にて現金払いのみとなっていますので、ご注意ください。
三溪園のアクセス方法
三溪園のアクセス方法を紹介します。
・公共交通機関を利用する場合
JR「横浜」駅東口から市バス8・168系統「本牧車庫前行き」に乗車、バス停「三溪園入口」から徒歩約5分で到着します。また、JR「桜木町」駅からは、市バス101系統「根岸駅前行き」あるいは58系統「磯子車庫前行き」に乗車、バス停「本牧」から徒歩約10分です。
土日祝日限定で、中華街入口経由三溪園直通の「ぶらり三溪園BUS」も運行しています。ただし、午前9:00から15:00の間で1時間毎にほぼ1本と、本数が少ないため注意しましょう。
正門は大変混雑するので、人混みを避けたいなら三溪園南門経由がおすすめ。その場合、JR「根岸」駅から市バス54系統「本牧車庫前行き」あるいは97系統「根岸駅前行き」に乗車、バス停「三溪園南門入口」から徒歩約7分です。
・車を利用する場合
首都高速湾岸線（ベイブリッジ）「本牧ふ頭」IC出口から車で約6分です。また「三溪園」IC出口からは約5分です。
駐車場は正門横に最大60台駐車可能ですが、大型バスなどが駐車すると収容台数が変動します。駐車料金は入場から2時間まで1,000円、以降30分毎に200円となっています。
混雑が予想される場合、南門側にある本牧市民公園や本牧市民プールの駐車場を利用するのがおすすめです。
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
【関連記事】
◆カップヌードルミュージアム 横浜の見どころや予約方法を紹介！楽しみながら発明・発見のヒントを学べます
◆モダン湯治おんりーゆーの過ごし方から温泉・サウナの種類、宿泊プランまで！森の中で過ごすデトックス旅を体験した
◆ジップラインで大人のターザンごっこ！【体験ハンターどこへ行く！#1 厚木でジップライン】
Instagram「親子アソビュー！」をフォローしよう
