南国の貴重な動植物がいっぱい!「美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園」の見どころと絶景スポットを紹介

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「美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園」は、“2022トラベラーズチョイスアワード ベスト・オブ・ザ・ベスト”人気の観光スポット部門で日本1位にも選ばれている、日本最大級の屋外植物園。園内では貴重な動植物が多く見られ、神秘的な光景や南国ならではの花景色が広がります。ふれあい体験やバードショーもあり、大人も子どもも一日中楽しめるのが魅力。とくに季節ごとの花イベントや、全国2位のイルミネーションは必見!今回は実際に同園を訪れて見つけたおすすめスポットや、ふれあい体験、園産ハーブを使ったグルメ、オリジナルグッズを紹介します。

 

 

美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園とは?

沖縄県沖縄市にある「美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園」(以下、東南植物楽園)は、1968(昭和43)年の開園から50年以上の歴史を持つ植物園。日本最大級の屋外型植物園で、その敷地は約45,000坪(東京ドーム約3個分)もの広さを誇ります。

園内には世界中から集められた亜熱帯~熱帯地帯の植物が見られ、その数は約1,300種・50,000株以上。南国の色鮮やかな花々や植物を鑑賞でき、ここでしか見られない貴重な植物もたくさんあります。

園内には植物だけでなく、さまざまな動物や鳥たちの姿も見られます。その数は約50種類以上で、多くの動物たちとふれあいや餌やりが体験できます。広い園内でゆったりと飼育されている動物たちは人懐っこく、自然にのびのびと暮らす姿を見せてくれます。

 

美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園のおすすめスポットを紹介

東南植物楽園には魅力的な植物・動物が多く、魅力的なスポットがたくさんあります。今回は実際に園内を回ってみて分かった、個人的なイチ推しスポットを紹介します。

 

・世界一長寿の木や沖縄最大級の蓮池が待つ「水上楽園」

写真提供:美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園

「水上楽園」は、3つの湖を中心に多くの植物や動物が生息するエリア。水と花と木々に彩られた、ここでしか見られない美しい光景があちこちに広がっています。レストランやお土産ショップなどもあり、湖では釣り体験にも参加可能。年間を通してさまざまなイベントが開催され、常に多くの人で賑わうエリアです。

一般的に植物園といえば、温室や植え替えで植物を生育・公開している場合が多いのですが、東南植物楽園の植物はほとんどが屋外に自生しています。そのためどの植物もスケールが大きく、南国らしい生命力に溢れているのが見どころです。

なかでもぜひ見たいのが、東南植物楽園の四大植物といわれる「リュウケツジュ」「ハス」「バオバブ」「ユスラヤシ」。そのうち水上楽園でのみ見られるのが、リュウケツジュとハスです。

写真の植物は「世界一長寿の木」といわれるリュウケツジュ(竜血樹)。竜のように真っ赤な樹液を持ち、その寿命は約8,000年とも言われています。大変貴重な植物で、屋外でここまで大きなサイズやこれほど多くの本数が生えている風景を見られるのは、ここだけだとか。

東南植物楽園のリュウケツジュの樹齢は、およそ200~300年。不思議な樹の形が神秘的ですね。

写真提供:美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園

東南植物楽園の名所のひとつである「思いやりの湖」は、沖縄県で最大規模の蓮池。蓮の見ごろである6~8月には、蓮と睡蓮の花イベント「蓮・睡蓮まつり」も開催されます。広い湖畔一面に咲き誇る蓮の花は、まさに楽園の風景!蓮の花は早朝に花開き、お昼過ぎには閉じてしまうため、イベント時期の来訪は午前中がおすすめです。

 

・神秘的な並木や神話の植物に出会える「植物園」

背の高い木々で覆われた「植物園」は、鳥の声や風の音、サラサラとした葉擦れの音が心地よく響く、自然環境に近い空間です。おすすめのスポットは、草木が鬱蒼と茂るユスラヤシの並木。

東南植物楽園の四大植物のひとつで、日本ではここでしか見られない貴重な植物です。園内には全部で約3,000本ものユスラヤシが植えられており、歩くと自然が織りなす神秘的な雰囲気を感じられます。

地球上で最も大きい木といわれるバオバブは、神話や伝承で「精霊が宿る木」と伝えられている聖なる植物。サン=テグジュペリの童話『星の王子さま』にも登場します。東南植物楽園のバオバブは、水上楽園・植物園のどちらでも観賞できます。とくに21本のバオバブを有する植物園の「バオバブの杜」は、観光客からとても人気なのだとか!

植物園はさまざまな区画に分かれており、それぞれに魅力が異なります。写真は南国らしい東屋が建つ「不思議の国」。ちょっと休憩したり、お弁当を食べたりするのにぴったりのスポットです。

そのほか、50本以上のトックリヤシが続く「トックリヤシ並木」や、沖縄ならではのハーブも見られる「ハ―ブ園」、シークワーサーやバナナ、スターフルーツなどの南国の果物が実る「果樹園」など、、どの区画も東南植物楽園ならではの景色が広がります。とくに珍しいのが、幹に第二次世界大戦時の機銃掃射でついた生々しい傷痕を残すナツメヤシ。世界でも数少ない「植物の戦争遺産」として、歴史的にも貴重な展示です。

 

ブーゲンビレア・ヒスイカズラ・ハイビスカスなど南国特有の花も見どころ

写真提供:美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園

 

東南植物楽園では、蓮・睡蓮まつりのほかに、もうひとつ人気の花イベントがあります。それが例年3~4月ごろに開催される「おきなわブーゲンフェア」。期間中は園内に100万輪ものブーゲンビレアが咲き誇り、沖縄最大級・高さ約8mものブーゲンビレアタワーが登場します。

壮大なライトアップや、ブーゲンビレアをモチーフにしたスイーツが登場するなど、園内がブーゲンビレアに染まる華やかなイベントです。

冬の時期にぜひ見に訪れたいのが、宝石のように美しい花色から「神秘の花」と呼ばれるヒスイカズラ。絶滅を危惧され、「IUCN(国際自然保護連合)」のレッドリストに登録されている貴重な植物です。

東南植物楽園では、園内の3ヶ所でその花姿が見られます。とくにヒスイカズラが連なるように咲き誇る、全長約150m以上もの特設棚「ヒスイカズラロード」は必見!ヒスイカズラの花を使った、ヒスイカズラアートも登場します。

ちなみにヒスイカズラの見ごろはおよそ3~5月とのことです。

沖縄を代表する花として人気のハイビスカスは50種以上もあり、1年中いつでも艶やかな花が見られます。

ほかにもゲットウやプルメリアの花、ドラゴンフルーツ、サトウキビなど、南国らしい花や果実が季節ごとに咲くのが特徴です。

花の開花時期は気象状況などの影響で、予想より1ヶ月以上前後する場合もあります。開花状況は公式サイトやSNSでも確認できるので、お目当ての花があれば来園前にチェックするのがおすすめです。

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