東京にありながら大自然が残る奥多摩。日帰りで観光するなら電車旅はいかが？釣り、カフェ、お酒、子供、アウトドアレジャーの5つの目的に合わせ、JR青梅線沿線の人気スポットをご紹介！電車なら思いっきり遊んで疲れても、お酒を楽しんでも大丈夫！11月は紅葉も満喫できますよ。
東京の奥座敷と呼ばれる奥多摩。都心から電車や車で2時間ほどのところにありながら、豊かな自然が残る人気の観光地です。
日帰りで観光するなら、駐車場の心配がなく、お酒も楽しめる電車の旅はいかが？JR青梅線の各駅にほど近いおすすめの観光スポットを、5つの目的別にご紹介します。
釣りがしたい！
奥多摩といえば釣りというくらい、多くの釣りスポットがあります。ほとんどの管理釣り場では釣った魚を下処理してくれ、バーベキューでいただくことが可能。奥多摩の川は水がきれいなので、魚に臭みがなくおいしいですよ！
1.自然の川に近い状態の釣り場！「奥多摩フィッシングセンター」
JR青梅線「御岳」駅から徒歩15分、多摩川を利用した奥多摩漁協直営の管理釣り場である「奥多摩フィッシングセンター」。
上流のエサ釣り区画と下流のルアー・フライ・テンカラ釣り区画に分けられていますが、自然の川に近い状態のため、日によって釣れるポイントが変わります。小さな区画に仕切られた水深の浅い初級者エサ釣り場や、初めて釣りをする人にぴったりの釣り堀もあるので、子供や初心者も安心！
魚は主にニジマスですが、季節によってヤマメとイワナを放流します。やはり放流直後のチャレンジがおすすめです。
2.4つのエリアから選べる！食堂もあって安心の「大丹波川国際虹ます釣り場」
大丹波川の中流にある管理釣り場「大丹波川国際虹ます釣り場」。JR青梅線「川井」駅から都道202号を北へ徒歩25分ほどかかりますが、駅前から上日向、もしくは清東橋行きの西東京バスに乗り、「南平」バス停で下車すると楽にアクセスできます。
魚は主にニジマスですが、時期によりイワナやヤマメも放流されます。午前と午後、1日2回の放流があるので、その時間を狙って挑戦するのがおすすめ。食材を注文すると利用できるバーベキューハウス、食堂もあるので、釣果がなくても食事を楽しめますよ。
「南平」バス停の近くには、釜飯の名店として有名な「釜めし なかい」があるので、釣りのあとはこちらに立ち寄るのもおすすめです。
3.釣り具レンタルが充実！カフェやBBQも楽しめる「氷川国際ます釣場」
JR青梅線「奥多摩」駅から日原川沿いに北上すること徒歩7分の場所にある「氷川国際ます釣場」。電車でも気軽にアクセスでき、広々とした場内で子供から大人まで楽しめる釣り場です。
ここでできるのは、エサ釣りやルアーフィッシング。ルアーフィッシングのレンタルはありませんが、エサ釣りの竿はレンタルもあるので、手ぶらでも楽しめます。竿の持ち込みにはルールが設けられているので、自分の竿を使いたい場合は事前にチェックしておきましょう。放流時間は1日2回ですが、特別放流を実施する日もあるそう！
場内にはそばや本格カレー、スイーツなどが食べられる「蕎麦太郎CAFE」もあるので、食事をしていくのもおすすめです。通常は屋外バーベキューハウスも使用できますが、現在は増設工事のため営業休止中。完成する2023年3月末までは、河原でのバーバキューのみとなります。直火NGなので、バーベキューをする場合はコンロを持参するかレンタルしましょう。
景色の良いカフェに行きたい！
散策で歩き疲れたら、カフェでひと休みしたいもの。奥多摩には個性的なカフェがたくさんありますが、その中から景色の良いカフェをご紹介します。きっとリピートしたくなりますよ。
4.まるで火山！？ローストビーフやジビエを楽しめる「奥多摩リバーサイドカフェawa」
JR「川井」駅から徒歩16分、JR「御嶽」駅からは20分ほど離れた、オープンテラスのあるカフェ「奥多摩リバーサイドカフェawa」。「せせらぎの里美術館」の脇にある木漏れ日の小道を進んだ先に店を構えています。多摩川を見下ろす開放的なロケーションで、料理やスイーツ、アルコールを楽しめます。
注目のメニューは、ローストビーフがたっぷり盛られた「VOLCANO-ボルケーノ」。白米の上に積み重ねたローストビーフには卵黄とタレ、オリジナルのわさびヨーグルトソースがかかり、まるで火山のようなワイルドな一品です。また、鹿肉の乗った「ベニソンボルケーノ」は、ジビエを堪能できる料理。こちらも一食の価値あり！
「奥多摩リバーサイドカフェawa」は、奥多摩でキャニオニングとパックラフトのツアーを開催する「キャニオンズ」が運営するカフェ。ぜひ、アウトドアツアーも体験してみてはいかが。奥多摩フィッシングセンターにも近いので、釣りの前後に立ち寄ることもできますよ。
5.鳩ノ巣渓谷を一望できるヘルシーカフェ「絶景カフェぽっぽ」
JR青梅線「鳩ノ巣」駅から徒歩約7分。鳩ノ巣小橋のすぐそばにある「絶景カフェぽっぽ（ギャラリーぽっぽ）」は、落ち着いた雰囲気のカフェ。窓からは鳩ノ巣渓谷の美しい景色を眺めることができ、川のせせらぎを聞きながらくつろげます。
できる限り無添加の食材・調味料を取り入れた、体にやさしいフードメニュー、豆腐やそばの実などを使ったスイーツをいただけます。コーヒー、紅茶、ハーブティのほか、さまざまなフルーツジュースとドリンクメニューが豊富なので、ゆったりとした時間を過ごすおともにいかが。
鳩ノ巣渓谷の紅葉の見頃は11月上旬から。ぜひ一度は紅葉シーズンに訪れてみてくださいね。
6.ヘルシーな肉料理を食べたいときは「森の中のお肉レストランアースガーデン」
JR青梅線「白丸」駅から徒歩約7分、「森の中のお肉レストランアースガーデン」は数馬峡橋を渡った先にあります。
店名が表す通り、おいしい肉料理が自慢のお店で、特に人気なのが天然素材の飼料を与えられ、放牧で育った「宝牧豚」を100%使った奥多摩ハンバーグ！野菜や調味料にもこだわった料理は、おいしいだけでなくヘルシーなものばかりです。
また、こちらの魅力は眺望の良いテラス席にもあり！目の前に緑があふれる中で食事をすれば、心も元気になれそうですね。眼下に広がる白丸湖では、カヌーやSUPも体験できますよ。
お酒を飲みたい！
名水の里、奥多摩では古くから日本酒造りが行われていました。最近ではブルワリーも登場！地酒を楽しめるのも、電車旅の魅力の1つです。
7.利き酒ができる！豆腐料理やカフェ、美術館など充実の「小澤酒造」
銘酒「澤乃井」をはじめ、日本酒を製造する「小澤酒造」。なんと創業は1702年と、奥多摩でも老舗中の老舗です。
通常は酒蔵見学を実施しているのですが、現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため受付を停止中。最新情報は公式ホームページを確認してください。
しかし、敷地内にある「きき酒処」へ行けば、常時10種類ほど用意されている日本酒を飲み比べすることが可能！銘柄によって1杯200〜500円でいただけます。5勺（90ml）のきき猪口付きで、2杯目からは全品100円引き。電車旅だからこそ楽しめる日本酒の飲み比べ、ぜひ堪能してください。
ほかにも庭園の中に売店や土産物屋を備えた「清流ガーデン 澤乃井園」、豆腐料理を味わえる「ままごと屋」「豆らく」、澤乃井の仕込み水で入れたコーヒーやスイーツをいただける「CAFE雫」、江戸から昭和までの櫛（くし）・かんざしを展示する「櫛かんざし美術館」などがあります。
JR青梅線「沢井」駅から徒歩約5分（櫛かんざし美術館へは約10分）、ぜひ沢井駅で下車して澤乃井の世界を満喫してくださいね。
8.古民家ブルワリーで極上クラフトビールを堪能！「Beer Cafe VERTERE（ビアカフェバテレ）」
奥多摩でクラフトビールを醸造しているブルワリー「Beer Cafe VERTERE（ビアカフェバテレ）」。JR青梅線「奥多摩」駅の向かいの路地を入ったところにたたずむ古民家に、醸造所とカフェを併設しています。
飲んだ人の価値観を変えるビール造りを目指しているそうで、フルーツや花のアロマを感じられるなど、ここでしか味わえないクラフトビールが10種類ほどそろいます。
店内には30席、テラスには20席が設けられ、テラス席は愛犬連れもOK！木々に囲まれたテラス席で飲むビールは爽快ですよ。
食事メニューはどれもオシャレで、オリーブ盛り合わせや鶏ハム、フィッシュ＆チップスなど、ビールとの相性抜群のラインアップ。奥多摩の澄んだ空気の下で、おいしいクラフトビールと食事を楽しみましょう！土日のみの営業です。
子供と一緒に冒険したい！
緑が深い奥多摩は、どこもかしこもアドベンチャーのにおいがします。せっかくの非日常、子供と一緒にとことん楽しみましょう。
9.アスレチックや釣り堀で遊べる「アメリカキャンプ村」
子供が大好きな“体を動かすこと”が集まった「アメリカキャンプ村」。コテージでの宿泊はもちろん、デイキャンプや川遊び、BBQ、ニジマス釣りなどを楽しめます。
一番のおすすめはアスレチック！山の斜面を利用して設置されており、傾斜が急なところがあります。大人でも少々ハードなので、家族みんなで助け合いながらチャレンジしましょう。
奥多摩駅、白丸駅から徒歩約37分と、徒歩では少し時間のかかる場所にあるため、駅からタクシーに乗るのがスムーズ。バスを利用する場合は駅前から西東京バスに乗り「神庭」バス停で下車、そこから徒歩約18分です。
アウトドアレジャー体験をしたい！
大自然に囲まれた奥多摩に来たからには、やはりアウトドアレジャー体験は欠かせません。電車で行けば、疲れた体で車を運転するリスクもないので、とってもおすすめですよ。基本装備はレンタルOK！電車で楽々アクセスできるツアーをご紹介します。
10.御嶽駅からすぐ！初心者におすすめの白丸湖カヌー・カヤック
JR青梅線「御嶽」駅から歩いてすぐの場所にある「コンセプト」。“カヌー・カヤックショートコース”は、約3時間半の体験ながら、白丸湖の美しい自然を手が届くほどの距離で楽しめます。
緑豊かな谷間にある白丸湖は、風が弱く湖面が穏やかなので、初めてのカヌー・カヤック体験にうってつけ。中学生から体験できます。通常は1人乗りのカヤックですが、希望があれば2人乗りできるカナディアンカヌーやダッキーも利用できますよ。
ツアーの前後には御嶽駅周辺で観光やグルメも楽しめるので、奥多摩観光にぜひ組み合わせてみてくださいね。
11.エメラルドグリーンの湖をSUPでまったりクルージング！
白丸駅から徒歩約5分、「グランデックス」が開催している“奥多摩レイクSUPツアー”で、SUPデビューしませんか？
SUPの舞台となるのは、エメラルドグリーンの澄んだ水が美しい「白丸湖」。細長く蛇行した形の湖なので、風の影響を受けにくく穏やかな湖面でSUPを楽しめます。SUPを漕いで上流へ向かうと人工物が無くなり、美しい奥多摩の自然が満喫できますよ。ボードの上でヨガをしたり、ウィリーに挑戦したりと自由に過ごしましょう。
ツアーの開催期間は4月上旬から11月末までと、長く楽しめます！新緑や紅葉など、四季折々の自然を感じながらリフレッシュできますよ。ツアーの前後には、先に紹介した「森の中のお肉レストランアースガーデン」に立ち寄ってお肉料理を堪能するのもおすすめ！
温泉に入りたい！
5つの源泉を持つ奥多摩に来たら、やっぱり温泉も楽しみたい！日帰りで気軽に利用できる温泉施設をご紹介します。奥多摩旅の最後は温泉で癒やされましょう。
14.奥多摩の自然に囲まれた露天風呂でリフレッシュ！「奥多摩温泉もえぎの湯」
奥多摩駅から徒歩約10分と、アクセス良好な日帰り温泉「奥多摩温泉もえぎの湯」。日本最古の地層といわれる古生層から湧き出る奥多摩温泉を、露天風呂と内湯、足湯で楽しめます。
奥多摩の森に囲まれ、多摩川と山々を望む露天風呂は、まさに癒やしの空間！四季折々の自然と源泉100％の湯を堪能しましょう。ガラス張りの内湯からも、外の景色がしっかり見られます。
温泉で温まったあとは、食事処でおいしい料理に舌鼓！木の温もりと清潔感にあふれた食事処には、座敷とテーブル席が用意されています。イチ押しは奥多摩の清流で育ったヤマメの塩焼き。ほかにも定食や丼物、ラーメンやうどんなどの麺類など、豊富なメニューから選べますよ。
館内には休憩室やお土産コーナーもあります。奥多摩観光の帰りに温泉に浸かって、お土産を買って帰るのもおすすめのプランです！
15.駅直結！奥多摩観光の締めくくりにぴったりな美肌の湯「河辺温泉 梅の湯」
青梅駅から立川方面へ2駅の場所にあるJR青梅線「河辺（かべ）」駅直結の日帰り温泉「河辺温泉 梅の湯」。奥多摩で遊んだ帰りに立ち寄るのにぴったりな温泉です。
アルカリ性のお湯は“美肌の湯”として親しまれていて、滑らかな肌触りが魅力。ビルの中にありながら、広々とした露天スペースもあり、源泉かけ流しのひのき湯や岩風呂、寝ころび湯など充実しています。内湯も広く、アロマビューティーサウナとドライサウナ、2種類のサウナがあるのはサウナーにとっても高ポイントですね！
館内には食事処や休憩処、リラクゼーションコーナーなどがあり、湯上がり後もゆっくりと過ごせます。奥多摩観光の締めくくりは「河辺温泉 梅の湯」で決まり！
休日は電車で奥多摩観光！
魅力がいっぱいの奥多摩は、1日では遊びきれないかもしれません。今回は何をしようか、どこを見ようか、楽しいプランを考えてみてください。
これからの季節は紅葉が見もの！紅葉の名所の中でも電車で行きやすい御岳渓谷、鳩ノ巣渓谷、白丸湖は11月に見頃を迎えます。ぜひ秋景色も楽しんでみてはいかが。
休日の便利でお得な遊び予約サービス「アソビュー！」では、このほかにも大自然を体感できるアクティビティをたくさんご紹介しています。ぜひお出かけ前にチェックしてくださいね。
（編集部注＊2018年8月24日に公開された記事を再編集したものです）
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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