初めてのカヌー体験!服装と持ち物はどうすればいい?

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湖や川で楽しむカヌーは、水に濡れることもあるアクティビティ。どんな服装をして何を持っていけばいいのか、初めてだと悩みますよね。そこで、カヌーを体験する際の服装と必需品、さらにあると便利なアイテムまで詳しくご紹介!全国のおすすめカヌーツアーもご案内します。

子供からシニアまで、幅広い年齢層が楽しめるアクティビティである「カヌー」。

美しい景色を眺めながらのんびりと湖上を散策したり、川を下ってツーリングしたり、遊び方はさまざまです。また、季節を問わず体験できるのも魅力のひとつ。春はお花見、夏は水遊び、秋は紅葉狩りと、季節ごとの楽しみがあります。

今回は初めてカヌーを体験する人に向けて、適した服装や必要な持ち物をご紹介します。さらに全国で開催されているおすすめのカヌー・カヤックツアーもご紹介するので、ぜひ気になる場所で体験してくださいね。

カヌーをするときの服装は?

カヌーの服装選びで気を付けるべきポイントは「動きやすく快適」「濡れても乾きやすい」「風を防げる」の3つです。

全身を使うスポーツなので、動きやすいのは大前提。万が一転覆して水の中に落ちても動きを妨げず、濡れた場合もすぐに乾いて体を冷やさない素材がベストです。それでは実際どんな服装がいいか、詳しくご紹介します。

 

濡れても保温性、速乾性のある化繊素材のウエアを選ぼう

おすすめなのは、濡れても保温性があるフリース素材や、速乾性のあるドライシャツといった化繊生地のウエアです。

肌の上に直接着る服はラッシュガードがベストですが、マラソンやジムで身に付けるような運動着でも代用できます。日焼けしたくない人は、長袖長ズボンを選ぶのを忘れないようにしましょう。

トレーナーやジーンズ生地、チノパンなどの綿製品は、濡れると重くなって動きが制限されてしまう上、体温を奪います。寒い秋や冬場だけでなく、夏場においても危険です。安全管理上、綿素材の服での参加を禁止しているカヌースクールも多いので、綿のウエアは避けましょう。

 

夏は水着を活用できる場合もあり

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夏場であれば、水着での参加を許可しているカヌースクールもあります。

ただし、開催地の気温や日差しの強さによっては薄着が適さないため、事前に確認をしておくのがよいでしょう。水着で参加する場合も、念のためシャツとロングパンツを持参し、水着は下着代わりに使うのがおすすめです。

 

風を通さないレインウエアやウィンドブレーカーがあると便利

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濡れたまま風に当たると体温を奪われてしまうため、風を通さないレインウエアや、ウィンドブレーカーも用意しておきましょう。

レインウエアやウィンドブレーカーだけでは保温性が足りないため、寒い季節は、保温性をアップさせる長袖のドライシャツなど、化繊のインナーウエアをジャケットの内側に着用してください。

ツアー会社によっては、ライフジャケットなどの基本装備以外にも、レインウエアや防水ジャケットなどをレンタルしているところもあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。

 

意外と忘れがちな必需品と役立つ便利品

ウエアに比べ、荷物に入れるのを忘れてしまいがちな小物類ですが、用意があればカヌーツアーがもっと楽しく、快適な体験になること間違いなし。しっかりと事前にチェックしておきましょう!

 

水に濡れるレジャーの必需品!タオル

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濡れた体や衣類の水気を拭くために吸水性の高いタオルを2〜3枚用意しておきましょう。座るときに地面に敷いたり、野外で着替えたりする際にも使えるので、汚れてもいい大きめのタオルもあると便利です。

 

日光や小雨を防ぐハットタイプの帽子

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水の上は日差しを遮るものがないので、夏はもちろんほかの季節でも、日焼け対策になるハットタイプの帽子が必需品。少量の雨の際も心強い味方となります。

風に飛ばされないよう、あご紐が付いているものを選びましょう。

 

濡れてもいい靴

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カヌーのときに履く靴は、濡れてもよく、運動に適したマリンシューズやランニングシューズなどがおすすめです。カヤックのフットブレイス(足置き部分)に足を置きづらいので、底が厚すぎるものはやめましょう。

着替える際の気軽さを考えるとサンダルが便利ですが、脱げてしまわないよう、踵を固定するストラップ付きのものにしてください。

レンタルシューズを用意しているツアーもありますが、有料の場合が多いです。自身で持っているサンダルや靴があれば持参してくださいね。

 

水分は必須!水筒であればなおよし

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カヌー体験は意外と長丁場になります。少なくとも2時間ほどは水上で過ごすことになるので、喉が乾いたときのために飲み物を持参しましょう。

ペットボトルはフタを落としてしまう可能性があるので、できればフタが取れない水筒やフタがつながったウォーターボトルだと安心です。特に保温・保冷性能がある水筒であれば、寒い季節には体を温め、暑い季節には冷やしてくれます。

 

日差し対策のサングラスと日焼け止め

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紫外線を防ぐためにも、視界のまぶしさをガードするためにも、サングラスがあるとよいでしょう。

つばの広い帽子があれば空からの紫外線は防げますが、気をつけたいのが水面反射。草地やアスファルトでは10%以下といわれる反射率ですが、水面では10〜20%あります。カヌーに乗った状態は水面から近いこともあり、日差しがある日には想像以上にまぶしいと感じます。

真っ黒なレンズのサングラスは、せっかくの美しい自然の色合いを堪能できないのでは…と懸念されるかもしれませんが、色の見え方があまり変わらないブルーやグリーンのレンズを使用したサングラスも多く出ています。また、体験中に水の中に落としてしまわないように、メガネバンドもあわせて準備しておくと安心です。

水上は日陰が少ない上に、水面反射は肌への日焼けにも影響します。対策をしないとやけどのような状態になってしまうこともあるので、特に夏場は日焼け止めグッズも用意してくださいね。

 

貴重品やスマートフォンを入れる防水の袋

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貴重品やスマートフォンなどの電子機器などをしまうための防水バッグも、できれば完全防水のものを用意しておきたいもの。貴重品をツアー会社のロッカーなどに預けられる場合は、スマートフォンやカメラを入れられる防水ケースだけでもあると便利です。

濡れた着替えを持って帰るのには、スーパーなどで使うビニール袋を活用するのもおすすめ。気軽に使えるので数枚持っておきましょう。

 

全国のおすすめカヌーツアー

カヌーをするにあたって準備するものはイメージできたでしょうか?ここからは、全国で開催されているカヌー・カヤックのおすすめツアーを厳選してご紹介します!

 

透明度抜群!支笏湖をカナディアンカヌーでゆったり散策|北海道

札幌市街から車で約1時間、支笏湖(しこつこ)は、周囲の長さが約40km、最大水深363mを誇る日本で2番目に深い天然湖です。水深17~20mまで見渡せるほど透明度抜群で、その水質は日本一に認定されるほど。特徴的な青みがかった湖水は“支笏ブルー”と呼ばれています。

そんな支笏湖を舞台に「支笏ガイドハウスかのあ」が開催しているのが、初心者でも挑戦しやすい“支笏湖カヌーツアー”です。

乗船するのは、幅広のカナディアンカヌーを横に2艇つないだツインカヌー。ガイドも同乗するので、初めてでも安心ですね。すぐ近くでパドルの使い方を教えてもらえますよ。

ジェットスキーやレジャーボートといった大きな音や水しぶきの出る動力船の乗り入れを禁止している支笏湖では、自然だけの世界が広がります。穏やかで美しい水面と、湖畔の深く濃い森が織りなす風景は、心が洗われること間違いなしです。

春は桜、夏は水草、秋は紅葉、冬は雪景色など、四季折々の風景も楽しんでください。

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豊かなブナの森が美しい!十和田湖で水上散歩|青森県

国立公園に指定されている十和田湖は、抜群の透明度を誇る美しい水をはじめ、ブナを中心とした豊かに広がる森や四季を通して表情を変える湖岸線など、見どころの多い魅力的なフィールドです。

「十和田湖ガイドハウス櫂」が開催する“十和田湖カヌーツアー”では、アウトドアガイド歴12年以上のベテランガイドと、十和田湖を知り尽くした地元出身のガイドを中心に、神秘的な自然の世界を進んでいきます。

ツアー中は湖岸にも近づくので、水辺に住む生き物を観察したり、ブナの森をじっくり眺めたりもできます。4歳から参加可能なので、家族の思い出づくりにも最適ですよ!

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都心のツアーも◎カヌーから東京スカイツリーを望む|東京都

カヌーは都心から遠く離れた自然豊かな場所でないとできないというイメージを持たれがちですが、そんなことはありません。

「Outdoor Sports Club ZAC(ザック)」が開催する“東京スカイツリーカヌーツアー”の舞台は、なんと東京のど真ん中!東京都心を流れる旧中川の6つの橋をカヌーでくぐり抜けながら、のんびりと水上散歩を楽しめます。

4月初旬は桜やツツジ、初夏には青々とした緑、11月中旬には紅葉と、季節ごとに変わる川岸の眺めが魅力のツアーです。

ツアー中には東京のシンボルの1つである東京スカイツリーもお目見え。障害物なく東京スカイツリーの全体像を見える場所は、陸上ではなかなかありません!そびえ立つ東京スカイツリーの姿を水上から満喫しましょう。夜景を満喫できる夕方集合のコースもありますよ。

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0歳から参加OK!ハート型の北竜湖でカヌーデビューはいかが?|長野県

長野県北部にあるハートの形をした北竜湖は、長野県の自然百選に選ばれるほどの風光明媚な湖です。三方を山に囲まれており、見上げれば山と空しか見えない静謐な湖は、湖面も穏やかそのもの。

ご紹介する“北竜湖カヌー教室”は、その安全性から何と0歳から参加可能のツアーとなっており、まだ小さな子供でも幼児用のライフジャケットを身につけて颯爽とカヌーデビューできます。

そしてうれしいことに、ツアーの集合場所のすぐ近くにはかの有名な野沢温泉があります。日帰り温泉や無料の外湯も多くあるので、ツアーのあとに気軽に立ち寄って疲れを癒やしては?

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湖面からドラゴンのモニュメントがお出迎え!|奈良県

奈良県吉野郡にある大滝ダムによって形成された人工の湖、おおたき龍神湖。湖には水位によって見え隠れするメタル製のドラゴンのモニュメントが鎮座していたり、水位が下がったときだけ現れる人工の滝があったりなど、なかなかエンターテインメント性がある湖です。

「山遊び塾 ヨイヨイかわかみ」主催の“レイクカヤック in おおたき龍神湖ツアー”は、川のような強い流れがない湖をカヤックで周遊し、ドラゴンを間近に見つつ、水遊びも楽しんでしまおう!という欲張りなツアーです。

特筆すべきは、おおたき龍神湖でツアーを開催しているのがヨイヨイかわかみだけということ!最初から最後まで湖を貸切状態なので、周囲に気兼ねなくゆったりとマイペースに楽しむことができます。さらに、集合場所の隣は温泉施設で、ツアー代金は温泉入浴料込みとなっています。一粒で二度おいしいツアー、おすすめですよ!

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九州のグランドキャニオン!蘇陽峡でぜいたくに水上散歩|熊本県

熊本県の五ヶ瀬川上流に位置する蘇陽峡(そようきょう)は、九州のグランドキャニオンと称されるほどダイナミックで美しい渓谷です。

ご紹介する“蘇陽峡カヌーツアー”は、紅葉の名所でもあり、年間を通して多くの観光客が訪れる蘇陽峡のプラベートエリアでカヌーを楽むというぜいたく極まりないツアーです。

体験は2歳からOK、ワンちゃんもライフジャケットを着て同乗可能なので、誰一人留守番することなく家族みんなで思い出を共有できるのはうれしいですね。

使用するカヌーは1人乗りのレクリエーションカヤックか、2~3人乗りのカナディアンカヌーで、小さな子供やワンちゃんは保護者かインストラクターと共にカナディアンカヌーとなります。約200mの絶壁を背に、ゆったりと水上散歩を楽しんでみては?

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服装と持ち物、準備万端でカヌーを楽しもう!

カヌーは水上で行うアウトドアスポーツなので、天候や気温の急な変化が起こる可能性も充分にあります。あれを持ってくればよかった…とあとで後悔しないよう、服装や持ち物は万全の準備をしておきましょう!

休日の便利でお得な遊び予約サービス「アソビュー!」では、子供から60歳以上のシニア世代まで、初心者でも参加できる全国各地の体験ツアーを掲載しています。ぜひ、あなたにぴったりの体験を探してくださいね。

(編集部注*2019年9月21日に公開された記事を再編集したものです)

※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。

 

 

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