大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2019年GW 里山を巡るアートの旅

あそびのジャンル
タグ

新潟県十日町市と津南町からなる越後妻有地域で2000年から3年に一度開催されてきた「大地の芸術祭」。
大地の芸術祭の里には、今では屋内外約200のアートが点在します。春になった大地の芸術祭の里では、野外アートの公開と、拠点施設での展覧会がスタート。これに合わせて、過去の人気作品を巡る「大地の芸術祭プレイバックツアー」(ランチ・ガイド付き)が開催されます!
ゴールデンウィークのおでかけに春のアートツアーはいかがですか?

2019年ゴールデンウィーク限定!人気作品を巡るバスツアーが登場

2019年のゴールデンウィークには、2つのバスツアーが発売されます。
過去の人気作品を巡る構成なので、芸術祭ファンにはたまらないはず。「最後の教室」や「脱皮する家」など、普段は公開されていない作品が見られるのもポイントです。おひるには、農舞台の里山食堂や山菜まつり開催中のうぶすなの家で、地元食材をたっぷり使ったランチをいただきます。越後湯沢駅発着なので、東京方面の方も気軽に参加できます。

ジミー・リャオ「Kiss & GoodBye」photo 石塚元太良

◆大地の芸術祭プレイバックツアー Part1 2009-2018

運行日:4月28日(日)、30日(火)、5月2日(木)、4日(土)、6日(月祝)

最新の人気作品や今春企画展覧会が始まる美術館施設を巡ります。

芸術祭をはじめて訪れるなら、こちらのツアーがおすすめ!レアンドロ・エルリッヒの最新作から、越後妻有里山現代美術館[キナーレ]、廃校活用プロジェクトの絵本と木の実の美術館が登場した2009年までをプレイバックできます。

プレイバックPart1ツアーの詳細はこちら👉

<作品見学(ガイドによる解説つき)>

・ジミー・リャオ《Kiss & Goodbye・思い出ポスト》

・奴奈川キャンパス

・中国ハウス

・イ・ブル《ドクターズ・ハウス》

・鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館

・越後妻有里山現代美術館[キナーレ](レアンドロ・エルリッヒ《Palimpsest》

・磯辺行久記念越後妻有清津峡倉庫美術館《SoKo》

・マ・ヤンソン/MADアーキテクツ《ペリスコープ》《ライトケーブ》

<昼食>

・農舞台の里山食堂にてビュッフェスタイルの食事を楽しめます。地元の食材を使って、地域のお母さんたちが中心となって運営している食堂です。

◆大地の芸術祭プレイバックツアー Part2 2000-2006

運行日:4月27日(土)、29日(月祝)、5月1日(水)、3日(金)、5日(日)

第1~3回展に制作された初期の名作を辿ります。

大地の芸術祭の20年の歴史を振り返るならこちら。世界的な現代アーティスト、クリスチャン・ボルタンスキー、ジェームズ・タレルなどをカバーした名作集です。4月27・28日のツアーでは特別に、うぶすなの家で春の山菜ランチがいただけます。

プレイバックPart2ツアーの詳細はこちら👉

<作品見学(ガイドによる解説つき)>

・C.ボルタンスキー+J.カルマン《最後の教室》

・鞍掛純一+日本大学芸術学部彫刻コース有志《脱皮する家》

・峠の棚田

・ジャン=ミッシェル・アルべローラ《リトル・ユートピアン・ハウス》

・農舞台

・ジェームズ・タレル《光の館》

・うぶすなの家

・越後妻有里山現代美術館[キナーレ] レアンドロ・エルリッヒ《Palimpsest》

・カサグランデ&リンターラ建築事務所《ポチョムキン》

・内海昭子《たくさんの失われた窓のために》

・中里かかしの庭

<昼食>※参加日により昼食場所が違います。

【4/27・4/29に参加される方】@うぶすなの家

・春の山菜まつり開催中のうぶすなの家にて、採れたての山菜料理をいただけます。

【5/1・5/3・5/5に参加される方】@里山食堂

・農舞台の里山食堂にてビュッフェスタイルの食事を楽しめます。地元の食材を使って、地域のお母さんたちが中心となって運営している食堂です。

 

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレって?

 

パスカル・マルティン・タイユー「リバース・シティー」photo Osamu Nakamura

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(以下、大地の芸術祭)は、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。

舞台となるのは、新潟県十日町市と津南町からなる越後妻有地域。昨年2018年におこなわれた7回目の開催では、十日町(とおかまち)、川西(かわにし)、津南(つなん)、中里(なかさと)、松代(まつだい)、松之山(まつのやま)の6つのエリアからなる広大な土地に、新作を含めた約360点のアート作品が展示されました。

農業を通して大地とかかわってきた「里山」は、越後妻有に暮らす人々が長年にわたって育んできた場所。「人間は自然に内包される」という基本理念のもとに、世界各国からアーティストが集い、広大なエリアに作品が点在しています。色鉛筆がぶらさがっている様子が印象的なパスカル・マルティン・タイユーの「リバース・シティー」も代表的な作品のひとつ。ほかにもレアンドロ・エルリッヒや草間彌生など、良く知られたアーティストの作品があります。

プレイバックツアーで訪れるオススメの作品をご紹介

ここでは見逃せないアートを厳選してご紹介します!

越後妻有里山現代美術館 [キナーレ]

インフォメーションセンターとしての役割も果たすキナーレは、プレイバックPart1ツアープレイバックPart2ツアーのどちらに参加しても訪れられます。

原広司+アトリエファイ建築研究所「越後妻有里山現代美術館[キナーレ]」 photo:Osamu Nakamura

 

カールステン・ヘラー「Rolling Cylinder, 2012」 photo:Osamu Nakamura

十日町駅から徒歩で約10分の場所にある、越後妻有里山現代美術館 [キナーレ]は、大地の芸術祭の中心的な施設です。

入口を入ると、まず目にはいるのは大きな池。それを囲むように回廊があり、空が広がり、建築が自然を内包しているかのよう。越後妻有の縮図を表した美術館で、里山を巡るアートの旅の出発点となる場所です。

ミュージアムショップ、レストラン、温泉が併設されています。

【詳細情報】

名称: 越後妻有里山現代美術館 [キナーレ]
所在地:新潟県十日町市本町6-72-1
電話番号:025-761-7767
営業時間:10:00~17:00(最終入館16:30)※芸術祭会期中は異なる
休館日:水曜(祝日の場合は翌日休館)
入館料:大人800円、小中学生400円 ※芸術祭会期中や企画展により変更あり
公式サイト:http://www.echigo-tsumari.jp/facility/base/smcak

 

そして、ここからは今回のプレイバックPart1ツアーで見学できる作品から数点ご紹介します!

Ma Yansong/MAD architects「ライトケーブ/Light Cave」

Ma Yansong/MAD architects「ライトケーブ/Light Cave」

国立公園にも指定され日本三大峡谷の一つに数えられる「清津峡」が、2018年にトンネルを全面リニューアル。
アート作品として登場しました。

見晴所から臨む「清津峡」。トンネルを進むにつれて、さまざまな表情が見られます。

歩道トンネルは全長約750mもあり、中に入るとまるで別世界。途中の3ヶ所には見晴所が設けられ、美しい渓谷美を臨めます。
どこまでも続くかのようなトンネルをひたすら進んで行き、終着点に待っているのは…

【詳細情報】

※情報が公開され次第掲載

 

「鉢&田島征 三絵本と木の実の美術館」

田島征三「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」photo:Genatro Ishizuka

山と山に囲まれた場所に鉢という集落があります。その中心にある小学校は廃校になり、集落の人々と絵本作家・田島征三によって小さな美術館になりました。

くさむらの教室、寝転びながら絵本が読める教室など、校舎の中にはおもしろい教室がたくさん。カラッポになった校舎を舞台に、最後の在校生と学校に住みつくオバケたちとの物語が、絵本『学校はカラッポにならない』となり、その物語が校舎いっぱいに広がります。みんなの笑い声を食べるトペラトト、夢をぺしゃんこにするドラドラバン。学校にひそむたくさんのオバケたちに会いに行ってはいかがでしょうか?

【詳細情報】

名称:「絵本と木の実の美術館」
所在地:新潟県十日町市真田甲2310-1
営業時間:4月~9月10:00~17:00 、10月~11月10:00~16:00、
定休日:水・木曜日(祝日の場合は翌日)
電話:025-752-0066

 

次に、プレイバックPart2ツアーで見学できる作品から数点ご紹介します!

「光の館」

ジェームズ・タレル「光の館」photo:安斎重男

 

ジェームズ・タレル「光の館」photo:安斎重男

ジェームズ・タレルの「光の館」は、妻有地域の伝統的な家屋をモデルにしたアート作品です。

普通の和室に見える一室には、実はからくりが。屋根がスライドして天井が開き、四角く切り取られた空が出現。光の演出もあいまって、神秘的な空間が演出されます。淡い青から群青、そして漆黒へ…、日没後には徐々に変化する空の光を眺められます。ほかにも風呂や床の間、寝室など随所に光ファイバーが仕込まれ、風呂に浸かると幻想的な光に体が包まれます。

【詳細情報】

名称:「光の館」
所在地:十日町市上野甲2891(ナカゴグリーンパーク)
電話番号:025-761-1090
営業時間:11:30~15:30 ※不定休
入館料:中学生以上 500円、小学生 250円(※芸術祭会期中は変更あり)
公式サイト:http://hikarinoyakata.com/

 

まつだい「農舞台」

MVRDV「まつだい『農舞台』

「都市と農村の交換」というテーマのもと、地域の資源を発掘し発信する雪国農耕文化とアートのフィールドミュージアムです。食、イベント、体験などのプログラムを通して、松代の雪国農耕文化を体感できます。

建物内には、床も天井もすべて黒板になっている部屋や、星が瞬く里山の夜空のような円形の囲炉裏の部屋など、おもしろい仕掛けが隠れています。空間全体がアート作品のようで、イリヤ&エミリア・カバコフの作品「棚田」を一望する展望台も。建物の下にある空間では、イベントが開催されます。

また、まつだい「農舞台」の周辺はアートが密集しているエリアです。草間彌生「花咲ける妻有」をはじめ、世界的なアーティストの作品が点在。里山の大地に映える色彩豊かな造形、現代アートの魅力を里山の四季と共に楽しめます。

【詳細情報】

名称:まつだい「農舞台」
所在地:新潟県十日町市松代3743-1
電話番号:025-595-6180
営業時間:10:00~17:00(最終入館16:30)/水曜休館(祝日の場合は翌日休館)
入館料:無料(企画展によって変更あり)

 

「脱皮する家」

鞍掛純一+日本大学芸術学部彫刻コース有志「脱皮する家」photo 川瀬一絵

2006年の第3回「大地の芸術祭」で、鞍掛純一と日本大学芸術学部彫刻コース有志が製作した作品です。築150年を超える木造民家の壁、床、柱など至るところをノミで掘り抜き、家屋の新たな一面を表出させています。家一軒を「彫る」という手法により、内側に内包された空間を広げ、空き家を脱皮・再生させたアートです。

【詳細情報】

名称:「脱皮する家」
所在地:新潟県十日町市星峠776

 

「星峠の棚田」

「脱皮する家」のある峠集落は、十日町市と上越市の境に位置し、市内でも雪深く専業農家の多い地区です。十日町市を代表する「星峠の棚田」があるのもこの地区で、大小様々な棚田約200枚がまるで魚の鱗のように斜面に広がります。

5~6月や9月は、棚田に雲海が発生しやすいベストシーズン。その美しい風景を一目見ようと、全国各地から多くの人々がこの地を訪れます。

【詳細情報】

名称:星峠の棚田
所在地:新潟県十日町市星峠776

 

「たくさんの失われた窓のために」

内海昭子「たくさんの失われた窓のために」photo:T.Kuratani

清津川の河岸段丘のとても見晴らしのいい場所に、大きな額縁とカーテンがある印象的な作品です。揺れるカーテンはたなびき、陽の光や里山の風を映します。この部屋の窓から見える風景は「私の風景」となり、さまざまな事柄を連想させます。見える風景を通して、外に広がる妻有の風景をもう一度発見するための窓なのかもしれません。

【詳細情報】

名称:「たくさんの失われた窓のために」
所在地:桔梗原うるおい公園(十日町市桔梗原キ1463番地1)内

 

越後妻有の食をたのしむ

大地の芸術祭には、アートとともに食を楽しめる施設や、食そのものがアートと深い関係にある作品がたくさんあります。料理を前にしたときの幸福感。普段とは違う非日常の高揚感。食べることは、誰もが日々楽しめる体験でもあります。里山の採れたてお野菜や、新潟の名産品コシヒカリなど、越後妻有ならではの食を体験したいところ。

今回のツアーでは、プレイバックPart1ツアーの全日・プレイバックPart2ツアーの 4/27・4/29に参加の方には「越後まつだい里山食堂」で。プレイバックPart2ツアーの 5/1・5/3・5/5に参加される方には うぶすなの家でのランチをお楽しみいただけます!

 

「越後まつだい里山食堂」

Photo Ayumi Yanagi

まつだい「農舞台」内にある「越後まつだい里山食堂」。一面ガラス張りの明るい店内からは、目の前いっぱいの棚田の風景と緑の林が臨めます。鏡でできたテーブルには空が映り込み、なんとも癒される雰囲気。

土日祝日は、ふっくら炊けたコシヒカリと季節の野菜をたっぷり使ったおかずなどが食べられる「里山ビュッフェ」が開催されています。ぜんまいの押し寿司や、里山野菜のカレーなど、ここだけの素材でアレンジされたメニューも人気。ティータイムには、自家製スイーツやジンジャエールなど、ほかのカフェでは味わえないティータイムが体験できます。

【詳細情報】

店舗名称:「越後まつだい里山食堂」
住所:十日町市松代3743-1 まつだい「農舞台」内
電話番号:025-595-6180(まつだい「農舞台」)
営業時間:10:00~17:00(L.O.16:30、ランチ11:00~14:00)/水曜休み※芸術祭会期中は無休

 

「うぶすなの家」

茅葺き民家を「やきもの」で再生したアート作品である「うぶすなの家」

4月27・28日のツアーでは特別に、うぶすなの家で春の山菜ランチがいただけます

日本を代表する陶芸家たちが手掛けたいろり、かまど、洗面台、風呂、そして地元の食材を使った料理を陶芸家の器で提供するレストラン、やきものと茅葺民家のコラボレーションが、温もりの空間を演出します。都会の喧騒から離れた集落で、地域のお母さんの料理やおもてなしを堪能してください。

【詳細情報】

施設名:「うぶすなの家」
所在地:新潟県十日町市東下組3110
宿泊受付期間:2018年4月1日~10月31日 ※芸術祭会期中は宿泊不可
※宿泊希望日の7 日前までに要連絡。除外日あり
電話番号:025-761-7767(「大地の芸術祭の里」総合案内所)

 

越後妻有までの行き方は?

 越後妻有までのアクセス方法をご紹介します。

飛行機

・東京・成田 成田国際空港発 ANA 1日1便 1時間05分
・名古屋 中部国際空港発 ANA 1日2便 1時間
・大阪 伊丹空港発 ANA/JAL 1日9便 1時間05分

電車

・東京駅―上越新幹線 越後湯沢駅~北越急行ほくほく線 十日町駅(約1時間50分)
・大阪駅―東海道新幹線 東京駅~越後湯沢駅~北越急行ほくほく線 十日町駅(約4時間50分)

・東京(約3時間)– 関越自動車道 塩沢石打IC~国道353号
・名古屋(約4時間) – 中央自動車道~長野自動車道~上信越自動車道 豊田飯山IC~国道117号
・大阪(約6時間) – 名神高速道~北陸自動車道 上越IC~国道253号

高速バス

・新潟駅⇔十日町車庫前 約2時間20分 1日2便
・池袋駅東口⇔六日町I.C. 約3時間 1日16往復

前の記事へ 次の記事へ