愛宕神社 東京23区最高峰の神社!?出世の石段を登って運気アップ!

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太郎坊社・福寿稲荷社・大黒天社にもお参りしよう

社殿を出て右に進むと、末社へと続く道があります。お社がいくつか並んでいますので、ぜひとも参拝しましょう。

こちらは太郎坊社。猿田彦神(さるたひこ・天狗様)を祀る末社です。「猿田彦大神(さるたひこおおかみ)」は、天照大神の命を受けた「瓊杵尊(ににぎのみこと)」を高千穂へと導いたといわれています。道案内、お導きの神様です。

真ん中にあるのは福寿稲荷社で、「宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)」を祀る末社。全国の稲荷神社で祀られる神様で、「お稲荷さん」と呼ばれ親しまれています。福徳開運、衣食住の守護神です。

右側にあるのが恵比寿大黒社。「大国主命(おおくにぬしのみこと)」、「事代主命(ことしろぬしのみこと)」を祀る末社です。大国主命は出雲に大国をつくった国づくりの神。縁結びの神様として有名です。

事代主命は大国主命の子で、父神にかわって天照大神の使者に国譲りの意を伝えます。七福神の恵比須様と同一視され、商売繁盛・五穀豊穣・縁結びの神様として崇められています。

弁財天社・児盤水の滝とは?

境内の一角には、弁財天社があります。愛宕神社の弁財天社は、慶長15(1610)年に安芸(広島)の厳島より勧請されました。御祭神は「市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)」。厳島神社は、市杵島姫神をお祀りする最も有名な神社です。

市杵島姫神は、天照大神と須佐之男の「誓約(うけい)」と呼ばれる古代の占いによって生まれた神様で、仏教と結びつき、弁財天・弁天様と同一視されています。日本の神様では馴染み深い、七福神の1人としても有名です。

絶世の美女であり、水の神、子どもの守り神、財宝・交通運輸・技芸の神様として知られています。安産祈願、子授かり・子宝祈願、商売繁盛、旅行・交通安全、金運上昇、技芸・芸能などにご利益があるとして、多くの人がお参りに訪れるのだとか。

水の神様なので、池のほとりにいらっしゃるのですね。

池の奥には「児盤水の滝」があります。その昔、この愛宕山には「児盤水(こばんすい)」という霊験あらたかな名水が湧き出ていました。

承平3(933)年のこと、平将門の乱のときに源経基がこの児盤水で「水垢離(みずごり)」(冷水を浴びて心身を清めること)をし、乱が鎮まることを神に祈ったといわれています。

池には立派な鯉が何匹も泳いでいました。以前は境内で売られている鯉の餌をあげられたのですが、現在は境内の整備中。鯉は現在引っ越し中なので、餌を持参しての餌やりもできません。

参拝の記念に御朱印をいただこう

御朱印と御朱印帳は、社殿に向かって右側にある社務所でいただけます。必ず本殿で神様にご挨拶してから、御朱印を申し込みましょう。

御朱印の受付時間は9:00〜16:00。混み合っていないときは5分ほどでいただけますが、混雑している場合は30分ほどかかるので、早めに申し込みをしましょう。御朱印を申し込むと順番札が渡されます。

こちらが愛宕神社の御朱印帳。御朱印帳はやや小さめの文庫本サイズ。紺色を基調に、出世の石段、狛犬、モミジがデザインされています。なお、愛宕神社は紅葉の名所でもあります。ぜひとも紅葉の時期にもお参りしたいですね。

愛宕神社の御朱印です。「11月」ではなく、旧暦の「霜月」となっていて、風情がありますね。とてもシンプルで背筋がピンと伸びるような御朱印です。

なお、愛宕神社では一枚紙への御朱印は授与しておらず、書き置きの御朱印もありません。これは以前、一枚紙の御朱印を紛失した参拝者がいたからだそうです。現在は「御朱印帳への直書きのみ」となっているので、自分の御朱印帳を持参するか、こちらで授与していただくようにしましょう。

なお、お祭りの際には限定の御朱印がいただけます。

以上のお祭りの日は、かわいらしい添え印がついた限定の御朱印が授与されるので、ぜひ楽しみにお参りしてみてください。

愛宕神社では、会社関係(仕事はじめ、事務所開き、商売繁盛など)、お家のこと(厄祓い、お宮参り、七五三ほか)などのご祈願を随時受け付けてくれます。

ご祈願の受付時間は10:00〜15:00。土日祝日は埋まりやすいので、事前に予約を入れておきましょう。お正月三が日と、1月中の土日祝日は予約ができません。

愛宕神社のアクセス方法

愛宕神社は、オフィスビルが立ち並ぶ港区エリアの一角にあります。公共交通機関でのアクセスが便利なので、電車・バスを利用して訪れるのがおすすめです。

電車でアクセスする場合の最寄駅は、東京メトロ日比谷線「神谷町駅」と「虎ノ門ヒルズ駅」です。いずれも駅から徒歩約5分で到着します。

バスを利用する場合は、都営バス「渋88(新橋駅~渋谷駅)」に乗り、虎ノ門三丁目バス停で下車、または東急バス「東98(東京駅南口~等々力)」に乗り、愛宕山下バス停で下車します。いずれもバス停から徒歩すぐで境内に到着します。

なお、愛宕神社には出世の石段のある正面参道だけでなく、裏手にも参道があります。

東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」方面から歩いていくと、「愛宕神社車道」と書かれた門があります。「NHK放送博物館」の看板が目印です。

門を進むと車で進入できる広い道があり、道なりに登っていくと境内の裏手に出ます。出世の石段を登るのがきつい方は、車でこちら側に降ろしてもらいましょう。愛宕トンネル脇にはエレベーターも設置されているので、車いすや足の不自由な方は利用してみてください。

(※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式HPでご確認ください)

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