日本国内でシャチに会えるのは、千葉県の「鴨川シーワールド」、愛知県の「名古屋港水族館」、兵庫県の「神戸須磨シーワールド」のわずか3館です。大きな体で水面からダイナミックに飛び出す姿は、写真や動画では味わえない迫力があります。この記事では、3館それぞれの特徴や見どころを比較するほか、かつてシャチを飼育していた水族館や、海外で野生のシャチに出会える地域、生態についても詳しく紹介します。
目次
シャチに会える水族館は全国で3館
国内でシャチに会える水族館は3館に限られますが、それぞれ展示の楽しみ方が異なります。ダイナミックなパフォーマンスを間近で体感するなら鴨川シーワールド、トレーニングを通じて生態や能力をじっくり観察するなら名古屋港水族館が候補になります。神戸須磨シーワールドでは、迫力あるパフォーマンスに加えて、シャチについて学べる展示も充実。旅の目的や楽しみたいスタイルに合わせて選んでみてください。
| 鴨川シーワールド(千葉県鴨川市) | 大迫力のパフォーマンス/大人3,300円、小人2,000円、幼児1,300円 |
|---|---|
| 名古屋港水族館(愛知県名古屋市) | 公開トレーニングを観察/大人・高校生2,030円、小・中学生1,010円、幼児500円 |
| 神戸須磨シーワールド(兵庫県神戸市) | パフォーマンスと学べる展示/大人2,900円~、小人・幼児1,700円~、シニア2,300円~ |
2026年現在、国内で飼育されているシャチは計6頭です。鴨川シーワールドでは「ラビー」「ララ」「ルーナ」の3頭、名古屋港水族館では「リン」の1頭、神戸須磨シーワールドでは親子の「ステラ」「ラン」の2頭が暮らしています。
鴨川シーワールド(千葉県)
鴨川シーワールド

太平洋を一望する絶好のロケーションにあり、シャチの迫力を存分に味わえる「鴨川シーワールド」。オーシャンスタジアムで繰り広げられるパフォーマンスでは、ダイナミックなジャンプや豪快な水しぶきを間近で体感できます。特に前方席は大量の水が飛んでくるほど迫力満点なので、思い切ってずぶ濡れになりながら楽しむのも醍醐味のひとつです。館内にはシャチが泳ぐ姿を眺めながら食事ができるレストランや、オリジナルグッズをそろえたショップもあり、パフォーマンスの前後までシャチの魅力を満喫できます。
| 住所 | 千葉県鴨川市東町1464番地18 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00~17:00 ※時期・曜日により8:00~18:30などに変動あり |
| 定休日 | 不定休 |
| 料金 | 【1DAYチケット】大人(高校生以上)3,300円、小人(小学生・中学生)2,000円、幼児(4歳以上)1,300円、シニア(65歳以上)3,000円 |
| 特徴 | 屋外プール・迫力のシャチパフォーマンス・海沿いのロケーション・シャチが見えるレストラン |
| 公式サイト | 鴨川シーワールド 公式サイト |
名古屋港水族館(愛知県)
名古屋港水族館

日本最大級のスケールを誇るメインプールを備えた「名古屋港水族館」。ここではショー形式ではなく、「シャチ公開トレーニング」を通して、シャチの運動能力や生態を観察できます。巨体が宙へ飛び出す豪快なジャンプはもちろん、体温測定など日々の健康管理につながるトレーニングを見られるのも大きな特徴です。飼育係による解説にも耳を傾ければ、「海の王者」と呼ばれるシャチの知性や身体能力をより深く知ることができるでしょう。
| 住所 | 愛知県名古屋市港区港町1番3号 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:30~17:30 ※GW・夏休みなどは営業時間を延長。2026年7月18日~8月31日は20:00まで |
| 定休日 | 月曜日 ※祝日の場合は翌日休館。GW、7月~9月、年末年始、春休み期間などは無休の場合あり |
| 料金 | 大人・高校生2,030円、小・中学生1,010円、幼児(4歳以上)500円 ※夜間営業日は17:00以降の夜間入館料金あり |
| 特徴 | 日本最大級のメインプール・飼育係の解説付きで楽しめるシャチ公開トレーニング |
| 公式サイト | 名古屋港水族館 公式サイト |
神戸須磨シーワールド(兵庫県)
須磨海岸に面した「神戸須磨シーワールド」は、西日本で唯一シャチに出会える水族館です。オルカスタディアムでは、シャチの高い運動能力やトレーナーとの息の合った動きを間近で楽しめるパフォーマンスを開催。さらに「オルカホール・オルカラボ」では、生態調査の最新データなどをデジタルツールで学べるため、見るだけではわからないシャチの奥深さにも触れられます。シャチを眺めながら食事ができるレストランやオフィシャルホテルもあり、一日かけてゆっくり楽しみたい人にも向いています。
| 住所 | 兵庫県神戸市須磨区若宮町1-3-5 |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00~18:00 ※時期・日程により8:00~20:00などに変動あり。最終入館は閉館1時間前 |
| 定休日 | 不定休 |
| 料金 | 【1DAY】大人(高校生以上)2,900円~3,700円、小人(小学生・中学生)1,700円~1,800円、幼児(4~6歳)1,700円~1,800円、シニア(65歳以上)2,300円~3,100円 ※入館日により料金が異なる |
| 特徴 | 西日本で唯一・シャチパフォーマンス・学べる展示「オルカラボ」・ホテル併設・シャチが見えるレストラン |
| 公式サイト | 神戸須磨シーワールド 公式サイト |
※神戸須磨シーワールドはアソビュー!でのチケット販売がありません。
かつてシャチがいた水族館
現在、日本でシャチを飼育しているのは3館ですが、過去にはほかの水族館でもシャチに会うことができました。飼育個体の移動や死亡などを経て、2026年現在は鴨川シーワールド、名古屋港水族館、神戸須磨シーワールドの計6頭のみとなっています。北海道や九州など、現在はシャチを飼育する水族館がない地域も多いため、実際に会いたい場合は3館のいずれかを旅の目的地に組み込んでみてはいかがでしょうか。
海外でシャチに会えるのはどこ?
シャチは世界中の海に分布しており、特に北太平洋や北大西洋などで多く見られます。カナダのバンクーバー島周辺やアメリカのアラスカ、ノルウェー沿岸、アイスランド周辺などでは、野生のシャチを観察するホエールウォッチングツアーも行われています。地域や個体群によって現れる時期や食性、行動が異なるため、水族館とはひと味違う野生ならではの姿に出会えるでしょう。海外旅行の目的のひとつとして、海上からシャチを探す体験を取り入れるのもおすすめです。
シャチの生態
体の大きさと寿命
シャチはイルカ科で最大の動物で、大型のオスでは体長9mを超え、体重が10tを超えることもあります。野生での平均寿命はオスが約30年、メスが約50年とされ、メスでは少なくとも90歳まで生きた例も知られています。黒と白の模様に加え、背びれの形や背びれ後方の「サドルパッチ」と呼ばれる模様には個体差があるため、野生個体を識別する手がかりとしても利用されています。
群れで狩りをする知能
シャチは「ポッド」と呼ばれる社会的な群れを形成し、仲間と連携しながら獲物を捕らえます。クリック音や口笛のような音、パルスコールなどを使ってコミュニケーションを取り、個体群によっては群れごとに独自の鳴き声を持つことも知られています。水族館でトレーナーの合図に応じる姿だけでなく、こうした高度な社会性やコミュニケーション能力にも注目すると、シャチの魅力をより深く感じられるでしょう。
よくある質問
Q. 全国でシャチがいる水族館はどこですか?
A. 2026年現在、鴨川シーワールド(千葉県)、名古屋港水族館(愛知県)、神戸須磨シーワールド(兵庫県)の3館です。
Q. 九州でシャチに会えますか?
A. 2026年現在、九州でシャチを飼育している水族館はありません。九州から最も近いのは、兵庫県神戸市にある神戸須磨シーワールドです。
Q. パフォーマンスで濡れますか?
A. 鴨川シーワールドや神戸須磨シーワールドでは、シャチが生み出す大量の水しぶきが前方席まで届きます。しっかり濡れる可能性があるため、前方で楽しむならレインコートなどを用意しておくと安心です。
Q. 何頭のシャチに会えますか?
A. 2026年現在、国内3館で計6頭が飼育されています。鴨川シーワールドには「ラビー」「ララ」「ルーナ」の3頭、名古屋港水族館には「リン」の1頭、神戸須磨シーワールドには「ステラ」「ラン」の2頭が暮らしています。
まとめ
日本でシャチに会える水族館は全国で3館です。豪快なパフォーマンスを体感したいなら鴨川シーワールド、生態やトレーニングの様子をじっくり観察するなら名古屋港水族館、西日本でパフォーマンスと学びの両方を楽しむなら神戸須磨シーワールドと、それぞれ違った魅力があります。巨大な体で水面を駆け抜け、豪快にジャンプするシャチの姿は、実際に目の前で見るからこその迫力があります。行きたいスタイルに合った水族館を選び、「海の王者」との出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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