箱根ラリック美術館で素敵な時間を!自分だけの楽しみ方を見つけてみよう!

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日本には、外国人からも注目されている美術館がいくつかあります。今回ご紹介する箱根ラリック美術館も、国内外の利用客から人気の美術館の1つです。こちらの美術館はテレビ番組でもたびたび紹介され、全国から多くの人が訪れます。美術館は、展示品の鑑賞だけでなく、いろいろな楽しみが得られるスポットでもあります。カフェやショップが併設された箱根ラリック美術館も、思い思いのスタイルで楽しい時間が過ごせるスポットです。ここでは、箱根ラリック美術館のオススメポイントをいくつかご紹介します。

箱根ラリック美術館とは

神奈川県の箱根町にある箱根ラリック美術館は、フランスのルネ・ラリックの作品を多く展示している美術館として知られています。ルネ・ラリックは、19世紀から20世紀にかけてフランスで活躍したガラス工芸作家。ジュエリーデザイナーとして腕を振るった彼は、後にガラス工芸の道に進みました。ルネ・ラリックの作品は、当時流行していたアール・ヌーヴォーやアール・デコのスタイルを取り入れているのが特徴です。例えば、アール・ヌーヴォー特有の植物のモチーフなどは、ルネ・ラリックの作品に多く見られるデザインです。

地下1階、地上2階建ての箱根ラリック美術館では、彼がデザインしたジュエリーやガラス工芸品の数々を紹介しています。美術館の1階にあるのが、館の収蔵品を展示する常設展示室です。こちらのスペースには、ルネ・ラリックの作品が数多く展示されており、箱根ラリック美術館の見どころの1つになっています。また、2階は企画展が開催される企画展示室です。箱根ラリック美術館では、時期によってさまざまな企画展が開催されます。

また、敷地の入口付近にあるのが、特別展示の「LE TRAIN」やミュージアムショップ、カフェ・レストランなど。この美術館は敷地が広く、のんびりと散策するだけでいろいろな楽しみが得られる観光スポットです。敷地には遊歩道などが設けられており、箱根ラリック美術館は箱根の憩いのスポットとしても知られています。

約230点のルネ・ラリックの逸品に触れられる展示室

箱根ラリック美術館のオススメポイントの1つは、膨大な数のルネ・ラリックの作品を鑑賞できることです。箱根ラリック美術館では、1500点以上のルネ・ラリックの作品を収蔵しています。展示室で開催される常設展示では、このようなコレクションから約230点が紹介されている状況です。例えば、常設展示でもたびたび登場するのが、ルネ・ラリックの花器のコレクション。また、彼が手掛けた香水瓶のコレクションが見られるのも、こちらの美術館ならではの魅力と言えます。コティなどの有名ブランドの香水瓶をデザインしているのが、ルネ・ラリックです。箱根ラリック美術館の香水瓶のコーナーでは、彼がデザインした香水瓶のコレクションも観賞できます。

ジュエリーデザイナーとしてのルネ・ラリックのセンスに触れられるのも、この美術館の特徴です。ジュエリーの展示室には、芸術的な彼の作品が展示されています。逸品を集めたセレクトコーナーや豪華な室内噴水は、美術館の見どころの1つです。展示品をひととおり眺めるだけで、アール・ヌーヴォーやアール・デコの魅力を堪能できるでしょう。随時開催される企画展は、少しハイセンスなテーマが目立ちます。フランスのドーム兄弟とルネ・ラリックのランプをテーマにした展覧会などは、箱根ラリック美術館で開催された企画展の1例です。

室内装飾も楽しめる美術館

箱根ラリック美術館は、内装にもこだわりが見られます。美しい室内装飾が施されたコーナーが多く、歩きながら優雅な気分になれることも、この美術館のオススメポイントの1つに挙げられるでしょう。訪れたときにぜひ見ておきたいのが、エントランスホールの装飾です。箱根ラリック美術館のエントランスホールには、「花束」と名付けられたパネルが設置されています。ルネ・ラリックの世界へと誘ってくれるのが、こちらのパネルです。

美術館の1階には、1900年ごろの邸宅の1室を移築した「ベル・エポックの部屋」があります。古き良き時代の椅子やテーブルがそのまま展示されているこのコーナーは、当時にタイムスリップしたかのような趣のある雰囲気です。同じ美術館の1階にある「サロン・ド・サラ」もチェックしておきたいコーナーに挙げられるでしょう。こちらのコーナーは、有名な女優であるサラ・ベルナールに捧げられた部屋です。ガラス張りの窓辺に設けられた「サロン・ド・サラ」からは、美術館の庭や池を一望できます。

箱根ラリック美術館で美しい内装を見たいときには、オリエント急行の「LE TRAIN」も外せません。美術館の一角には、ヨーロッパの豪華列車として知られるオリエント急行の車両が展示されています。ルネ・ラリックは、オリエント急行の内装も手掛けていました。展示されている車両には、ラリックの150枚ものガラス製のパネルが設置されており、彼の作品の魅力をたっぷりと味わえるのがこのスペースです。オリエント急行の車両では、優雅なティータイムも楽しめるようになっています。

折に触れて開催されるユニークなイベントも魅力

さまざまなイベントがあるところも、箱根ラリック美術館のオススメポイントです。箱根ラリック美術館では、これまでにもユニークなイベントが数多く開催されています。例えば、イタリアのジュエリーデザイナー、ジュリオ・ペリチオーニ氏を招いて行われたのが、ジュエリー製作実演のイベントです。こちらのイベントでは、ジュリオ・ペリチオーニ氏がイタリアに伝わる彫金技法でジュエリーの製作を行いました。ジュエリーの販売や製作のプチ体験の企画もあり、イタリアのジュエリーの魅力を満喫できる内容になっていたのがこのイベントです。

また、企画展の「オパールとオパルセント魔性の光に魅せられて」にちなんだミュージアムツアーも、注目を浴びていたイベントと言えます。このイベントの場合は、宝石のオパールをイメージしたノンアルコールのカクテルを楽しみながら、ミュージアムツアーに参加できるのが特徴になっていました。オパールの幻想的な世界で五感をフルに使って味わうのが、このイベントのテーマです。オパールは、イベントが開催された10月の誕生石であることから、参加者にとっても何かとイマジネーションをかき立てられる企画だったと言えます。

レアな一品やチャーミングなお土産品が手に入るミュージアムショップ

箱根ラリック美術館のミュージアムショップは、品ぞろえが豊富。このようなショップで、レアなオリジナルグッズやお土産品のショッピングが楽しめるところも、箱根ラリック美術館のオススメポイントと言えます。ミュージアムショップに設けられているのが、キャンドルや石鹸、デザインフラワーなどが並ぶ「パーティオ」や、アクセサリー、文房具を販売する「サンテラス」といったフロアです。このほかにもキッチン雑貨やスイーツ、調味料が購入できる「キッチン」のコーナーがあり、合計3つのフロアでショッピングが楽しめます。

店内は明るい吹き抜けの空間になっており、ゆっくりと買い物ができる雰囲気です。こちらのミュージアムショップは、和テイストの雑貨も多く扱っています。例えば、季節のモチーフをデザインした絵手ぬぐいなどは人気商品の1つです。ガラスのチャームがついたヘアアクセサリーも、好評を得ています。また、和食器やぐい吞みといった食器類の購入も可能です。ミュージアムショップでは、箱根ラリック美術館のコレクションやこれまでに開催された企画展の図録も手に入ります。ルネ・ラリックのデザインを取り入れた和紙の便せんや封筒などは、美術館を訪れた記念品にも最適です。

また、東京風月堂と箱根ラリック美術館がコラボをしたオリジナルのゴーフレットなどは、お土産品にもなりそうな1品と言えます。展示を楽しんだ後は、このようなミュージアムショップで自分や親しい人へのプレゼントを探すのもよいアイデアになるでしょう。

パリをイメージしたカフェ・レストラン「LYS」

美術館の敷地には、パリをイメージした「LYS」があります。こちらのカフェ・レストランは、オープンエアーのテラス席があるのが大きな特徴です。赤いパラソルとテーブルセットが並ぶテラス席は、フランスのパリのカフェを彷彿させるような雰囲気。このようなテラス席で、中庭や箱根の仙石原の風景を眺めながら食事やお茶が楽しめるのも、オススメポイントの1つと言えるでしょう。お店の名前である「LYS」は、フランス語で百合の花のこと。ルネ・ラリックは、フランス王家の象徴である百合の花を自分の作品に多く取り入れました。「LYS」では、シャンパーニュ地方出身のルネ・ラリックにちなんで、上質なシャンパンを提供しています。

「LYS」は、さまざまなメニューを用意しているカフェ・レストランです。午前10時までは卵料理などのメインがつくモーニングのメニューがあり、散策前の腹ごしらえをするのにも便利。午前11時から提供されるランチプレートも、肉料理や魚料理が楽しめる充実した内容です。クリスマスなどのイベントシーズンには、限定のスペシャルメニューが登場することもあります。企画展にちなんだスイーツがメニューにのる場合もあり、散策の際のティータイムを楽しむのにもってこいのお店と言えるでしょう。ブイヨンスープやフレンチフライ、リヨン風サラダなどの軽いメニューも充実しています。

庭園巡りでリフレッシュができる

箱根ラリック美術館は、庭の散策が楽しめるのもオススメポイントです。カフェ・レストラン「LYS」の前に広がる中庭は、手入れが行き届き、洗練された雰囲気の庭園になっています。晴れている日はもちろんですが、雨の日も一風異なる魅力が満喫できるでしょう。箱根ラリック美術館の庭園は、中庭からさらに奥へと続いています。利用客の間でもとくに評判が高いのが、美術館の建物の近くにある睡蓮の池。睡蓮の池のまわりには草が生い茂り、印象派の絵画のような風景と出会えるのがこちらのスポットの魅力になっています。

箱根ラリック美術館の料金

美術館の一般入館料金

  • 大人:1,500円
  • 大学生・高校生・シニア:1,300円
  • 中学生・小学生:800円
  • 未就学児:無料
  • 障害者手帳を所持している人:750円
  • 障害者手帳を所持している人の付き添いの人(1名まで):750円

箱根ラリック美術館の割引クーポン

チケット前売り割引

前売りのチケットを購入すると、割引料金で美術館に入館ができます。前売りのチケットは、JTBやコンビニエンスストアの専用端末、旅行代理店などで購入が可能です。小学生・中学生以外は、箱根湯本駅の構内や箱根バス登山案内所などでもチケットが手に入ります。

  • 大人:1,500円→1,200円
  • 大学生・高校生・シニア(65歳以上):1,300円→1,000円
  • 中学生・小学生:800円→500円

インターネット割引

美術館の公式サイトに用意されている「インターネットご優待券」を印刷して持参すると、割引料金が適用されます。

  • 大人:1,500円→1,400円
  • 大学生・高校生・シニア(65歳以上):1,300円→1,200円
  • 中学生・小学生:800円→700円

箱根ラリック美術館の営業時間

通常営業時間

  • 9:00~17:00(美術館への入館は16:30まで)

休館日

  • なし(年中無休)
    ※展示替えの際には臨時休館になることがあるります

箱根ラリック美術館のアクセス

公共交通機関を利用する場合

  • 東海道新幹線、JR線「小田原」駅から箱根登山バス「湖尻・桃源台」行きに乗り、「仙石案内所前」で下車
  • 箱根登山鉄道「箱根湯本」駅から箱根登山バス「湖尻・桃源台」行きに乗り、「仙石案内所前」で下車
  • 小田急箱根高速バス箱根線に乗り、「箱根仙石案内所」で下車
  • 小田急箱根高速バス羽田線に乗り、「箱根仙石案内所」で下車

車を利用する場合

  • 東名高速道路「御殿場」ICから乙女峠経由で約20分

箱根ラリック美術館の駐車場

箱根ラリック美術館の敷地には、2つの無料駐車場があります。

箱根ラリック美術館第一駐車場・第二駐車場

  • 住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原186番1
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 駐車台数:80台
  • 料金:無料

箱根ビジターセンター

  • 住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根164
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 駐車台数:40台
  • 料金:無料
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