浄妙寺

和歌山県 有田・御坊・日高
  • 神社・仏閣

基本情報

名称

浄妙寺


ジョウミョウジ

住所

〒649-0316 和歌山県有田市宮崎町1000


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アクセス方法 ・箕島駅から車で5分 ・徒歩で10分
連絡先 問合せ先 電話番号:0737-82-3885
ホームページ https://www.city.arida.lg.jp/kanko/miruasobu/1001429.html

浄妙寺は、大同元(806)年に桓武天皇の皇后、藤原乙牟漏の勅願によって唐の僧如寳が創建したとも、また阿波の尼僧西阿弥の創建とも伝えられています。 もとは七堂伽藍の名刹であったといわれていますが、天正13(1585)年の兵乱によって多くの堂舎および縁起等は焼けましたが、薬師堂と多宝塔は密林の中にあったため兵火を免れたのが、今の堂塔といわれています。はじめ立宗であったそうですが、寛文2(1662)年に多宝塔を修理したとき臨済宗に改められました。 本堂(薬師堂)は寄棟造り本瓦葺で貞享3(1686)年と享保3(1718)年、それに大正7(1918)年に大修理を行った際それまでの檜皮葺を瓦葺に改めました。その屋根の勾配のなだらかなところなど、鎌倉時代の建築様式を備えているといわれています。 多宝塔の屋根は宝形造り本瓦葺の三間多宝塔で姿よく整った形のもので、空輪頂上迄の高さ12.95mで鎌倉時代の中期の健造といわれています。 寛文2年と寛延2(1749)年に、また昭和9(1934)年に室戸台風により被害を受けたので昭和12(1937)年に修理されました。 本堂・多宝塔と、いずれも鎌倉時代の作といわれています木造薬師如来坐像および両脇持立像と十二神将立像、それに仏像が安置されている蓮華唐草文の螺鈿をちりばめ鎌倉時代の特長がよく表れている本堂内の蓮華唐草文螺鈿弥壇は国の重要文化財に指定されています。 また多宝塔には八相成道図・真言八祖図の壁画が描かれ、木造五智如来座像が祀られています。 なお螺鈿前卓部・燭台の台・薬師如来光背飛天・仏頭片・帝釈天胴部なども保管保存されています。

詳細情報

創建年代 806年