ごぜんの滝

基本情報

何百年前になる戦国の世の中のこと。一人の目の不自由な御前さまが、杖をたよりにだんなさまを探して山へ向かった。そして、途中の五間ほどある滝から落ちて死んだ。一人のお侍が御前さまに間違いないと認め、滝の上にお宮を建て祀った。そのお宮は目の神様として祭られていて、目の悪い人がお願をこめて、その後治ったら杖をおさめていたそう。大正中期まで奉納された杖が多くあり、参拝する人も絶えなかったが、戦時中に他に合祀され、今日では、その由来を知る人が少ないという。

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