オンラインで割引チケットを購入してありましたが、泊まったホテルでさらに安い前売り券が販売されていたのはちょっと損した気分になりました。1000円が700円て。そして前売り券を買っていても当日買っても当日受付で普通に並んでチケットをもらう手続きは変わらず同じように待たされるので少し安い以外のメリットはありません。
　施設は観光スポットとして整備されていて洞窟も説明が随所にありしっかりと見て歩けば勉強になると思います。ただ、ふんどし一丁で働いている人達の当時の恵まれない状況を想像するとなんだか切なくなります。おそらく働かされるだけ働かされて採れた金は手に入らず、お上に持ってかれていたんでしょう。そこまでの解説はありませんでしたが。砂金すくいがやりたいばかりの息子はやたらと早足だったのでせっかくのスタンプラリーも見落とすところでした。でも金まみれのグッズをもらえて大喜びでした。
　現在の値で32億円を超える金塊を触れるのも貴重な体験でした。昔持っていた金を売らなかったら今頃は、、、と思いを馳せ、ペットが飼えない人がペットカフェで心を落ち着かせるように私も心がざわついた時にはここにきて落ち着こうと思います。落ち着けるかは分かりませんが。
　砂金館での砂金すくいは専用の皿を借りて案内されたブースで行います。完全に運ゲーで30個以上なんてどうやっても不可能でしょう。１回目は全く取れない人には係の人が代わりにすくってくれる救済措置がありますがこっそり仕込んでいるのでは？と思うくらい見つけてくれます。またその後は見つかりやすくなった気がします。１回目の成果が不満だった息子がもう一回やりたいとせがむので２回目に挑戦したところさらに全然取れませんでした。説明はもう不要でしょ、とばかりに放置される上に、他の人と時間を間違えられて途中で整地までされてしまいました。まだ時間があると抗議したところあらごめんなさいと軽く謝られて残り時間は続けることが出来ましたが延長もなく損した気分でした。取れていますかー？と言われて手を突っ込んできたのでてっきり代わりに採ってくれるのかと思って待っていたのに。やはり一回のチャンスに全集中して甘える時には甘えておいた方が良いと思います。
　お土産も色々あって選ぶのも楽しいです。ただ、職場に配る用の物はあまり良いものがなく小判形のチョコがあるくらいでした。ただこれも一応小分けにはなっていますが３個ずつ紙で巻いてあるのでそれをバラして配るのはちょっとめんどくさいのと一枚にしたらちょっとしょぼくて机に配る時になんだか申し訳ない気分になりました。施設内にある喫茶店では金粉や金箔が張りついたソフトクリームも楽しめます。豪華な気はしましたが特に味はないのと唇に張り付いてしまい中々食べ辛い一品でした。時間の都合でレストランは利用できずに残念でしたが、それも含めれば２、３時間はのんびり過ごせるとても良い場所だと思います。園内は花も丁寧に手入れされており綺麗に咲き誇っていました。ボールなども用意してあり、軽く家族で運動できる場所もあり、楽しんでいる人達もいました。片道5時間を掛けて行く意味は十分あると思います。近くにホテルも温泉も漁港もあるし。
　ちなみに近くに龕付天正金鉱(がんつきてんしょうきんこう)と言うスポットもありますが驚くほど集客力に違いがあります。ホテルの人に聞いても土肥金山は色々詳しく教えてくれましたが、そっちは全然知りませんと何の情報もありませんでした。ただ、ガイドのお婆さんが必要以上にとても詳しく色々教えてくれ、金や銀が含まれている石も洞窟で自分でハンマーで割れば自由に持って帰れるので本気で本物の金をゲットしたい人にはこちらも良いと思います。やりすぎて手の握力がなくなりましたが。あと耳が痛くなるので耳栓もあったほうが良さそうです。