大原・鞍馬・貴船の美術館

京都市京セラ美術館

京都市の岡崎公園内にある美術館。公立美術館として現存する最古の建築である。2020年に建築家青木淳氏、西澤徹夫氏の設計案によってリノベーションされ、新たな展示スペース「東山キューブ」や、京都画壇の名品を中心に紹介する「コレクションルーム」、新進作家の作品を展示する「ザ・トライアングル」が加わった。四季の風情を感じられる日本庭園は散策におすすめ。期間限定メニューも提供するおしゃれなカフェもあり、展示とともに建築や施設も楽しめる。

京都ギリシアローマ美術館

紀元前1000年から紀元後200年までの古代ギリシャ、ローマ時代の美術品約90点を展示。所蔵品のすべてに解説があり、ヨーロッパ美術の源流にふれることができる。

藤井斉成会有鄰館

〈第1有鄰館〉政財界で活躍した藤井善助が設立した美術館で、中国の殷代〜清代の仏像・陶磁器・青銅器・書画などの美術工芸品を展示している。〈第2有鄰館〉ルネッサンス風の建物の中に日本の書画と藤原時代木彫仏を展示している。

泉屋博古館（住友コレクション）

住友家が蒐集した美術品を展示する美術館で、中でも第15代当主、住友春翠が明治中頃から大正期にかけて蒐集した中国青銅器と鏡鑑は世界的に有名。その他、中国・日本の絵画、書跡、工芸品などを含め約3,000点の美術品を収蔵している。1号館では青銅器を展示、2号館ではその他の文化財を折々のテーマで企画展開。

京都市美術館（通称：京都市京セラ美術館）

重厚な銅板葺屋根の帝冠様式がひときわ目を引く美術館が2020年3月21日にリニューアルオープン。日本を代表する建築家青木淳・西澤徹夫の革新的なコンセプトに基づき、竣工当時のデザインを活かしながらガラス張りの地下エントランスや現代アート展に対応した新館「東山キューブ」など現代的な要素を加え、高機能化。清新なイメージで「故」と「新」が重なる新しい美術館となる。竹内栖鳳、上村松園ら京都画壇の作品を中心に約3600点を所蔵している。リニューアル後は、常設展を新設。京都の四季に合わせた年4回の展示替えにより、京都・

京都府立陶板名画の庭

名画の造形と色彩を忠実に再現し、永く保存できるように作られた陶板8点を安藤忠雄氏設計の施設に展示した絵画庭園。ミケランジェロ作「最後の審判」など8点の陶板画を展示している。

細見美術館

縄文時代から近代にわたる日本美術コレクションを中心に四季折々の企画展を開催。モダンな和風建築には、5層吹き抜けの中庭に面してミュージアムショップやオープンスタイルのカフェがある。最上階の茶室では、美術鑑賞セミナーや茶会など（申込制）を行っている。東山の景色を眺めながら和菓子と抹茶（有料）も楽しめる。

井村美術館

地階の美術館には、明治時代、近代有田美術陶芸の復興に尽力した十代今右衛門、十一代柿右衛門以降の作品を、コレクションの中から約40点展示しております。1階のギャラリーでは、ガレ、ドーム、マイセン、バカラなどのアールヌーヴォー期のガラスや陶磁器など西洋アンティークと、江戸時代から現代の肥前磁器を展示・販売しています。

京都国立近代美術館

工芸と国内外の近代・現代美術に重点をおいたコレクションを展示するコレクション・ギャラリーのほか、さまざまな企画展を行っている。特に、長谷川潔の銅版画と河井?次郎の陶芸は、作家の全貌をうかがえるほどのコレクションである。

白沙村荘橋本関雪記念館

日本画家・橋本関雪の設計による邸宅「白沙村荘」の庭園を公開。3,000坪にも及ぶ敷地内には関雪の蒐集した石造美術が数多く配置されている。併設の美術館では作品を観ることもできる。

野村美術館

二代目野村徳七の収集した美術工芸品のコレクション約1,700点を収蔵。茶道具をはじめ絵画、墨蹟、能装束、能面などを順次公開している。

ルイ・イカール美術館京都