独創的なアートとノスタルジックな列車に心弾む!今しかできないプチトリップ体験

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小湊鉄道で巡る「いちはらアート×ミックス」!厳選おすすめアートをご紹介

市内各所に89点もの作品が展示されている「いちはらアート×ミックス2020+」を、より満喫したいのであれば小湊列車を利用するのがおすすめです。1925年に開通した「小湊鉄道」は、「五井駅」から「上総中野駅」まで、全18の駅を結ぶディーゼル列車。駅舎や発電所など、大正時代に建設された建物が今もなお沿線に建ち並び、目の前を流れる美しい田園風景とあわせて、ただ乗っているだけでノスタルジックな気分をたっぷり楽しめます。

展示作品は、この「小湊鉄道」の各駅周辺に展示されていることが多いのもポイント。車を使うとどうしても駐車場を探したり、ルートを検索したりと手間がかかってしまいますが、電車であればそんな面倒は不要!ストレスを感じることなく、のびのびとアート鑑賞に集中できるのが魅力です。ここからは、数あるアートの中から駅近で楽しめるものをピックアップしてご紹介していきますので、ぜひ参考に、小湊鉄道でアート巡りを存分に楽しんでください。

複数の駅で乗り降りしてアート巡りをするなら、1日フリー乗車券(大人:1,840円、子ども:920円)が便利です。その他にも、お得な乗車券が販売されているので、公式サイトをチェックして、自分の鑑賞方法に合ったものを探してみてはいかがでしょう。

【小湊鉄道公式サイト(乗車券案内)】
https://www.kominato.co.jp/train/guide/deal/index.html

レトロ感とかわいらしさにあふれる一般車両もいいですが、ちょっとした特別感を味わいたいときは、特定日のみ運行するトロッコ列車はいかがでしょう。その昔、活躍したSLをモチーフにした列車で、窓ガラスのないオープンタイプの展望車両が大きな特徴。見晴らし抜群で、アートだけではなく、市原の大自然も五感で楽しみたい人におすすめです。乗車には乗車券とは別にトロッコ整理券が必要となりますので、あらかじめ公式サイトでご確認ください。

【小湊鉄道公式サイト(トロッコ列車案内)】
https://www.kominato.co.jp/satoyamatorocco/index.html

1.アート旅の始まりは数多くの作品が送り出してくれる「五井駅」

小湊鉄道で「いちはらアート×ミックス2020+」を巡るなら、JR内房線が乗り入れている「五井駅」からスタートするのがおすすめ。駅構内や周辺にたくさんの作品が展示されているため、最初からテンションアップで楽しめます!また、友人や恋人と待ち合わせをするなら、東口から徒歩1分ほどのところにある「こみなと待合室」がベスト。カフェスペースが併設された待合室で、朝9:00からオープンしています。午前中に冷え込むことが多いこの季節も、ここで待っていればホッカホカです!

「門」アーティスト:ターニャ・バダニナ

「五井駅」のホームにも作品を展示。ターニャ・バダニナさんの作品「門」は、白い扉の向こうから白い光があふれ出てくる扉で、これから始まるアートな旅の入口にも思えるアートです。この扉の向こうに幻想的なアートの世界が広がっている…そう考えるだけでワクワクしませんか?

「Play it Again」アーティスト:アデル・アブデスメッド

ロープで吊されたピアノがジャズを奏で乗客を送り出す、アデル・アブデスメッドさんの作品「Play it Again」もホームに展示されています。演奏される曲はマイケル・カーティス監督の映画『カサブランカ』(1942年)の一曲。今日1日の出発を祝うBGMに、心が癒やされます。

「Questions of Evolution -進化の問題-」アーティスト:アレクサンドル・ポノマリョフ

駅からほど近い「小湊鉄道五井機関区」でも、個性的なアートが楽しめます。アレクサンドル・ポノマリョフさんの作品「Questions of Evolution -進化の問題-」は、動力と人類の進化をテーマにしたアート。小湊鉄道に保管されていたSLに、新たに線路などを加えた作品はなかなかのインパクトです!

2.7つの駅にまたがる「月探しの旅」に出発しよう!

「いちはらアート×ミックス2020+」の中で、もっとも広域に渡って展開する作品がレオニート・チシコフさんが手掛けた「7つの月を探す旅」です。「五井駅」から「馬立駅」まで各駅にひとつずつ作品を展示。明確な物語などは掲示されていませんが、不思議と一連の流れを感じ、知らず知らずのうちに自分の頭の中でストーリーが完成しているはず。その内容をみんなで語り合うのも楽しい思い出になりそうです。

「7つの月を探す旅 第一の駅《水もなく月もなく あるいは桶の中の7つの月》」アーティスト:アレクサンドル・ポノマリョフ

「五井駅」に展示されている作品は「7つの月を探す旅 第一の駅《水もなく月もなく あるいは桶の中の7つの月》」。桶の中にある7つの月が意味するものは…。最初の作品から思わず引き込まれる魅力があります。

「7つの月を探す旅 第二の駅《村上氏の最後の飛行 あるいは月行きの列車を待ちながら》」アーティスト:アレクサンドル・ポノマリョフ

「7つの月を探す旅 第二の駅《村上氏の最後の飛行 あるいは月行きの列車を待ちながら》」は、「上総村上駅」に展示されたインパクトある作品。宇宙飛行士がホームで列車を待つ風景は、あまりにも非日常的でより想像力が掻き立てられます。

「7つの月を探す旅 第三の駅《宇宙の立方体 あるいは道に迷った乗客のための灯台》」アーティスト:アレクサンドル・ポノマリョフ

「海土有木駅」の待合室に浮かんでいる作品は、「7つの月を探す旅 第三の駅《宇宙の立方体 あるいは道に迷った乗客のための灯台》」。無数の星が輝く、宇宙を凝縮したかのような立体物は、ずっと見ているとその中に吸い込まれそうな気分に。

「7つの月を探す旅 第四の駅《三又宇宙基地》」アーティスト:アレクサンドル・ポノマリョフ

「7つの月を探す旅 第四の駅《三又宇宙基地》」は、上総三又駅の改札を出たところに展示されている作品。実際に作品に登って、ロケットの窓から風景を眺められるのが特徴です。周辺にはのどかな里山風景が広がっていますが、ロケットから見るとまた違った風景に見えるかも⁉

「7つの月を探す旅 第五の駅《芭蕉の月 あるいは「木を切りて 本口見るや 今日の月」》」アーティスト:アレクサンドル・ポノマリョフ

「上総山田駅」の待合室で根を張る大きな木のオブジェは、5つめの作品となる「7つの月を探す旅 第五の駅《芭蕉の月 あるいは「木を切りて 本口見るや 今日の月」》」。その年輪部分はライトになっており、日没後はまるで月のような輝きを放ちます。

「7つの月を探す旅 第六の駅《流れ星 あるいは願いを占う駅》」アーティスト:アレクサンドル・ポノマリョフ

「光風台駅」の構内通路に隠れるように展示された作品が「7つの月を探す旅 第六の駅《流れ星 あるいは願いを占う駅》」です。昔から流れ星に願い事をすると願いがかなうといわれるだけに、ついついこの作品にも願い事をしてみたくなりますね。

「7つの月を探す旅 第七の駅《僕の月の旅》」アーティスト:アレクサンドル・ポノマリョフ

「馬立駅」の待合室に展示された作品「7つの月を探す旅 第七の駅《僕の月の旅》」は、目の前に浮かぶ大きな三日月!五井駅から探し求めていた月を見つけた瞬間は、ちょっとした達成感が味わえ、ついつい時間を忘れて見入ってしまいます。

「私の月はいつも旅行中 -7つの月を探す旅 最終駅 -」アーティスト:アレクサンドル・ポノマリョフ

「7つの月を探す旅」は五井駅から馬立駅まで、連続する7つの駅で展開する作品ですが、実は「養老渓谷駅」にも関連作品が展示されています。レオニート・チシコフさんが手掛けた「私の月はいつも旅行中 -7つの月を探す旅 最終駅 -」は、月を探す旅のフィナーレを飾る作品。他の作品とは離れた駅にあるので見逃しがちですが、忘れずチェックしておきましょう!

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