都心から日帰りで行ける無人島!「猿島」で神秘の自然と史跡巡りを堪能しよう

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猿島に行くなら外せない!絶好のフォトスポット5選

360度を海に囲まれ、鬱蒼と茂る草木と爽快な空に包まれる猿島。旧日本軍が要塞をカモフラージュするように樹木を植えたため、朽ちた要塞には苔や草が生え、まるでジブリ映画の舞台を連想させる非現実的な風景が広がっています。

この美しい景色を写真に収めようと、多くの人がカメラを持って猿島を訪れるのは有名な話。

正直どこを撮っても絵になるのですが、今回は実際に回ってみて特におすすめしたいと思ったスポットを5つ紹介します。

 

■ジブリ映画の世界に迷い込んだような「切通し」

猿島に上陸して最初に見えてくる要塞跡。左右7mの切通しで、明治時代に人の手によって掘られたものです。苔むした緑の壁や、錆びた弾薬庫の扉は、まさしく「天空の城ラピュタ」の世界!

最高の一枚を狙うなら、朝一番のフェリーに乗るのがおすすめ。観光客がまだ少なく、人が写り込まない写真を撮影できます。緑が濃く見える写真を撮りたいときは、太陽の光が切通しの中にまで届くお昼過ぎの時間帯を狙うのがベスト!1日に2度楽しめるフォトスポットです。

 

■カップルで行きたい「愛のトンネル」

切通しの先に見えてくるのが「愛のトンネル」。日本で最も古いフランス積みで作られたレンガのトンネルです。​​フランス積みの大型建造物は、日本に4ヵ所のみであり猿島の他に代表的な場所は、富岡製糸場です。とても貴重な建物です。

当時のレンガ造りの技術はまだ洗練されていなかったので、焼きすぎて黒く変色したレンガや、逆に焼きがあまくて白っぽくなったレンガなどが使われています。味のあるレンガがまばらに配置された内部を歩けば、レトロで不思議な雰囲気を味わえること間違いなし。

トンネル内は敵に見つからないように傾斜がつけられ、出口が見えづらくなっています。薄暗い内部ではカップルが寄り添って歩くことから、いつしか「愛のトンネル」と呼ばれるようになりました。

入口はフォトジェニックな風景として有名なのですが、出口から後ろを振り返った光景も見どころ。薄暗いトンネルが「千と千尋の神隠し」に出てくるトンネルのようだと話題になっています。

■SNSで大人気の「三叉路」

愛のトンネルを抜けた先にある三叉路。全ての道がトンネルに繋がっている、猿島では一番有名なフォトスポットです。

人気の理由は、木の間から降り注ぐ木漏れ日が神秘的で、ラピュタの世界そのものだったから。残念ながら2019年の台風15号の影響で上を覆っていた木が倒れ、木漏れ日が見られなくなってしまいました。

そんな現在でも、依然としてSNSで根強い人気を誇るスポット。コスプレして撮影する人の姿もよく見かけられます。

■東京湾を一望!「オイモノ鼻広場」

猿島の北側にある絶景スポット。観音崎の灯台から千葉の房総半島までを見渡せます。明治時代に作られた東京湾に浮かぶ人工島「第一海堡」「第二海堡」や、東京スカイツリーまで見えることもあります。

青い空と青い海が広がる絶景パノラマは、島ならではの光景。絶景を楽しむなら、空気が澄んでいる寒い季節に訪れるのがおすすめです。

■天気が良ければ富士山も見える「猿島展望台広場」

猿島の中央にある猿島展望広場は、ジャングルのように鬱蒼と茂る木々を抜けた先にあります。108段の階段を上らなければいけないので少し大変ですが、横須賀を一望する美しい景色に出会えます。

海上自衛隊とアメリカ海軍の基地が両方ある軍港は、日本では横須賀だけ。海岸沿いに見える白い建物はマンションではなく、米海軍横須賀基地です。

背景に見える富士山は、夏頃には霞んでしまうとのこと。少し肌寒い季節の午前中が、富士山をくっきりと捉えられる絶好の撮影チャンス!冬の楽しみ方が充実しているのも、猿島の魅力のひとつですね。

猿島展望広場にある白い防空指揮所は、「仮面ライダー」の悪役ショッカーの基地としてロケが行われていた建物。老朽化のため立ち入り禁止となっていますが、前で変身ポーズを撮影すると、懐かしい気分に浸れるかも?仮面ライダーの変身ポーズをわかってくれる人が、今の世代にどれくらいいるかはわかりませんが…。

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