この夏おすすめの新感覚お化け屋敷3選!ストーリーやゲーム性、テクノロジーで怖さ倍増!【極私的おでかけ百景 #6】

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夏のお楽しみといえばやっぱりお化け屋敷。ドキドキしながら歩き、大声で叫んで気分発散・リフレッシュ。無事に戻ってきた時には笑い合ったり、涙目になったりと、一緒に行った人との絆も深まって思い出づくりにぴったりですよね。

誰もが一度は体験したことのある夏の大定番ですが、近年はストーリー性や音響効果などの演出が進化し、リアリティと恐怖が地続きで没入感がさらにアップ。今までのイメージを一新する最新お化け屋敷が勢揃いしているんです。さらに夏休みシーズンはスペシャルバージョンも追加され話題性抜群。今回は編集部林が厳選した、この夏訪れたい新感覚お化け屋敷を紹介します。

1. 築90年の古民家で1章ずつのクリアを目指すストーリー継続型「凶遡咽び家」


2020年11月にオープンした「凶遡 咽び家」(きょうそむせびや)」は、実際に使用されていた築90年もの古民家を改修し、リアルとお化け屋敷が融合した新感覚ミッションクリア型お化け屋敷。内装や家具などは当時の面影を残したまま活用し、身近に存在する世界観の中で恐怖を感じることができます。

体験できるのは、“異界”をテーマにした全3章からなる物語。章は順次公開され、第1章から順にストーリーを進めることをおすすめします。体験時間は約40分、現在は第1章「異なる世界へ」、第2章「アナッサマ クシープナ」まで公開されています。

プレイ中は、「Y澤不動産」の土地の視察に訪れた主人公となり、ふとしたきっかけで迷い込んだ暗くおどろおどろしい雰囲気が漂う約101畳の広さの家の中を歩きながら、家に焼きついた記憶を探索。アイテムを手に入れたり、異界で生き延びるために手に入れた情報を他のプレーヤーと共有したり謎解き的な要素が満載。そして、家の中でうごめく「異界人」にも見つからないように押し入れや物陰に隠れる対策も常に必要で、緊張と恐怖が常にMAXとまさに極限の状態が続きます。

ちなみに、集合も家の前ではなく近くの公園。学生時代の肝試し的な感覚が蘇るはずです。皆で連れ立って、目的のスポットへ向かう独特の高揚感も楽しめちゃいます。

当日に空き枠があれば当日リベンジ料金で再チャレンジも可能。もしもクリアができなかった場合のサポートがあるのもうれしい部分。現在舞台となる古民家の3DVRが公式サイトにて限定公開中なので、訪問前に雰囲気を知っておきたいならば、ぜひチェックして出発前から気持ちを高めてみてはいかがでしょう。

「実際の民家というのが怖さを際立たせますね!章を重ねるごとにハマりそう【編集部・林】」

2. リアル脱出ゲームとお化け屋敷がMIX!? 隠れながら進む「呪われた廃工場からの脱出」

©SCRAP

世界初・国内最大となる"謎"のテーマパーク「TOKYO MYSTERY CIRCUS」では、リアル脱出ゲーム×お化け屋敷「呪われた廃工場からの脱出」を開催中。「TOKYO MYSTERY CIRCUS」のエリアを使って、“這って・隠れて・逃げて・走る”を駆使し、全身を使ったホラー体験が楽しめます。
 

©SCRAP

物語はかつての同級生“エリ”からの1通の手紙から始まります。「わたしを助けて」とあり、死んだはずの彼女の霊が昔一緒に遊んでいた廃工場にあることを知ったプレーヤーは、魂を成仏させるため廃工場へ。そこには絶対に見つかってはいけない正体不明の“おにいちゃん”と呼ばれる存在が徘徊していて…。
 

©SCRAP

“おにいちゃん”がうごめく廃工場を懐中電灯1本で進むスリルと“見つかったら終わり”のシンプルなルール、さらに大人気の謎解き要素も加わり、まさにお化け屋敷とリアル脱出ゲームの美味しいマリアージュが完成。実際にロッカーや廃材に身を隠したり、小走り、アクティブに動きながら&極限の環境下での“恐怖のかくれんぼ”は一度体験したらヤミツキに。制限時間30分の中で廃工場脱出&生還を目指しましょう。

©SCRAP

さらにこの夏は19時から23時までの時間限定で「最恐ver.」も提供。通常演出にプラスして、さらに恐怖倍増で“おにいちゃん”の出現頻度もアップ。いつ襲われるか予想不可能ななかでの緊張感がすさまじいものに。花火大会や夕涼みのあとにも訪問OKな最終入場22時30分のロング営業なので、ぜひ夜に訪れて恐怖度MAXの廃工場で“おにいちゃん”との”命がけのかくれんぼ”に挑戦してみては!?

「これはもう夢にも出てきそうなシチュエーション!シンプルな分怖さ倍増ですね【編集部・林】」

※「リアル脱出ゲーム」は株式会社SCRAPの登録商標です。

3. 靴を脱いで足元からぞわわ〜。味わったことのない感覚で恐怖倍増「怨霊座敷」

2018年にオープンした東京ドームシティ アトラクションズの靴を脱いでから入る常設お化け屋敷「怨霊座敷」。通常靴を履いたまま進むお化け屋敷とは異なり、畳や床板を進み足の裏からも恐怖が這い上がってくると開業当時から話題となっています。

プレーヤーが訪れる家には、肌が透き通る様に白い「夜雨子」と蛾の収集が趣味の婚約者がかつて住んでいました。しかし結婚式を控えたある日、白無垢に血が付いてしまったことで、二人の関係が崩れ…。結果的に夜雨子は殺され、床下に埋められてしまうことに。

怪奇現象が頻繁に発生する中で、プレーヤーは加害者側(裏切った男性)視点で鎮魂のための身の毛もよだつミッション(ただれた夜雨子の肌に薬を直接塗る)の達成を目指します。追いかけられるのではなく、自分から接触を図りに向かうのはプレッシャーも半端ないうえ、恐怖もラスト向けて最高潮に。

なお、同館では、“ただ怖い”だけではなく、お化け屋敷自体の面白さを追求することをテーマに展開し、恐怖エンタテイメントを提供。今年の夏は期間限定で「ボイス・デート~声の恋人~」を開催。ヘッドホンを装着し人気声優2名によるキャラクターボイスの最先端音響効果で、まるでデートをしているような感覚にもなれますよ。

館内演出に合わせて話しかけてくるので、ちょっぴり恐怖とは異なるドキドキも。さらに、「ボイス・デートが体験したい、けれどお化け屋敷は苦手…」な人向けに貸出用“ろうそく”を持つことで演出軽減のサポートも。至れり尽くせりの対応で、お化け屋敷デビューや久しぶりな人にも優しいのが嬉しいですよね。

「チームラボが映像演出!エンタメとしてのお化け屋敷を追求しているところが魅力です【編集部・林】」

<文=相川真由美、編集=林創>
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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