家族の気持ちがひとつになる浮遊体験!小学生から参加できるパラグライダーツアーで今年一番の思い出作っちゃいました!!【あそびチャレンジ#09 パラグライダー編】

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【あそびチャレンジ#09 パラグライダー編】

「外出自粛などでずっと我慢する期間が続いていたからこそ、今年は子供たちに思い切った体験をしてもらいたい」そんなお父さんの想いから、パラグライダーに初挑戦することになった小学校5年生の莉緒ちゃんと2年生の龍一くん。莉緒ちゃんは幼稚園のころからテニス、龍一くんはハンドボールを習っているというスポーツ大好きな姉弟です。

インストラクターと一緒に1,000m上空まで飛ぶタンデムフライトのツアーもありますが、今回ふたりが参加するのは「埼玉こまちパラグライダースクール」が主催する半日体験コース。空高く飛ぶというよりも、ふわっと体が浮き上がる浮遊体験を楽しむツアーで、小学生から気軽に参加できるのが大きな魅力です。スタート地点と着地地点でインストラクターがサポートしてくれますが、もちろん飛ぶときはひとり!「早く飛んでみた~い!」と、莉緒ちゃんも龍一くんも前日からワクワクが止まらなかったそうです。

いきなり大成功!?明暗を分けたドキドキの初フライト

ツアーの舞台は標高800mほどの山間部。晴れているととても見晴らしがいいエリアですが、この日は朝から一帯に霧がかかるあいにくの空模様に。天気に恵まれずお父さんはちょっと残念そうでしたが、子供たちは全然気にしていないようす。むしろ「ここは雲の中なんだよ」なんてインストラクターに教えられて、「すこ~い!」と喜んでいました。

「一番最初に飛んでみたい人~!」というインストラクターの呼びかけに、「は~い!!」と元気よく反応したのは龍一くん。誰かが飛ぶのを見てから挑戦する慎重派の子供も多いそうですが、龍一くんは緊張するようすもなく「もう飛べる?飛んでいいの?」なんて飛びたい気持ちでいっぱいです。

風の強弱や風向きはインストラクターがチェックしてくれるので、龍一くんはスタートの合図で小高い丘を掛け下りるだけでOK。風に乗れればふわっと体が浮き上がって、ちょっとしたフライトが楽しめます。うまく条件がそろえば、10~15mの高さで200m先まで飛べることもあるそうです。

基本的にひとり2回ずつチャレンジができるこのツアー。「とにかく走り続けることを意識してね」とアドバイスを受けてスタートした龍一くんは、全速力で斜面を掛け下ります。ダダダッと走る音が響く中、龍一くんの背後で大きく開くパラグライダー!次の瞬間、ふわっと体が浮かび、龍一くんの体が10mぐらいの高さまで上がりました!

「わ~飛んだ!」「すごいすごい!」とお父さんや莉緒ちゃんが声をあげる中、気持ち良さそうに空を飛ぶ龍一くん。本人も1回目で飛べるとは思っていなかったのか、表情は少し驚いているようにも見えました。

「やった~!すっごい気持ち良かった!!」
着地後、満面の笑顔を浮かべてみんなのところへ戻ってきた龍一くん。初めてのフライトにとにかく大興奮です!

続いて挑戦するのは、弟の成功を見て「私も絶対に飛ぶ!」と気合十分の莉緒ちゃん。「いきま~す!」と元気良く走り出しましたが、体が浮いた瞬間に走るのを止めてしまったため失敗…「え~悔しい!」と思わず声があふれます。

パラグライダーでうまく飛び立てない理由の多くが、莉緒ちゃんと同様に体がちょっと浮いたときに「飛べた!」と思って足を止めてしまうからだそうです。思わぬ失敗に悔しさを隠し切れない莉緒ちゃん。その表情からはすっかり笑顔が消えてしまいました。

その様子を見ていたお父さん。自分も飛んでみたいということで一緒にツアーに参加していたのですが、莉緒ちゃんのすぐあとに挑戦した1回目のフライトであえて大げさに転倒!まるでお笑い芸人のような転び方にみんな大爆笑です。気づけば莉緒ちゃんにも笑顔が戻ってきていました。

「いや~失敗しちゃった!わざとじゃないよ、ホント難しい!!」と照れながら戻ってきたお父さんに、「ダメだな~」「面白かったよ!」と笑いながらツッコミを入れる莉緒ちゃんと龍一くん。わざと失敗したのかどうかは秘密ですが、すっかり場を和ませたお父さん…さすがですね!

一度飛んだらクセになる!姉弟そろっての浮遊体験に大満足

お姉ちゃんとお父さんが失敗しちゃったこともあり、龍一くんの2回目の挑戦はやや緊張したようす。余計なことを頭で考えてしまったのか、莉緒ちゃんと同じタイミングで走るのを止めてしまって失敗に終わってしまいます。最初に成功しているだけに自信があったようで、「あぁ飛べなかった…」とすごく残念そう。がっくり肩を落として座り込んでしまいました。

そんな姿を横目に、莉緒ちゃんは2回目のフライトに挑戦。インストラクターからの「基本はさっきのままで大丈夫だから、後は空を走るつもりで足を動かし続けて!」というアドバイスに大きくうなづいて走り出します。再びふわっと体が浮き始めた莉緒ちゃん。1回目と同じように止まろうとしてしまいますが「もっともっと!」「走って走って!」というみんなの声で足を動かし続け、ブワ~ッと空高く舞い上がりました!

「やった~飛んだ!」「すごいよ莉緒!」「高い!高い!」などフィールドに大歓声が上がる中、1回目の龍一くんより高く舞い上がった莉緒ちゃんは、とっても気持ち良さそう。着地と同時に「やった~飛べたよ!」と大喜びでした。

それを喜びながらも、うらやましそうに「僕ももう1回やってみたい~」とつぶやく龍一くん。お父さんは自分の2回目のフライトの時間を譲り、龍一くんに3回目の挑戦をさせてあげることにしました。
「ありがとう、お父さん!絶対に飛ぶからね!!」
お父さんからの最高なプレゼントに気合十分の龍一くん。「絶対できるよ頑張って!」というお姉ちゃんの声援も背中を押します。

みんなが見守る中での龍一くんの3回目の挑戦。莉緒ちゃんが成功したあとなので、2回目のときよりはずっといい雰囲気での挑戦になりました。

スタートの合図を受け、「はい、いきま~す!」と大きい声で返事をするとともに走り出す龍一くん。「走れ~」「いけるいける!」と声援があがる中、無事に大空へと飛び立ちます!1回目より余裕のある表情でフライトを楽しむ龍一くん、着地後は満面の笑みを浮かべて「すっごい気持ちいい~!」と喜んでいました。結果的に莉緒ちゃんと龍一くんがふたりともパラグライダーを楽しめたので、お父さんはちょっとホッとしたようす。「最後に龍一が失敗したらどうしよう…なんてドキドキしていました」と話していました。

トライ&エラーを繰り返し、見事、空を飛んだ莉緒ちゃんと龍一くんは、曇天を跳ね返すような晴れ晴れとした笑顔で「楽しかった!」と満足そう。みんなの応援も大きな飛ぶ力になるパラグライダーは、ひとりではできないひとりのスポーツ。家族の絆がぐっと強まるすてきなスカイアクティビティです。

「ふわっと浮くのが気持ちよかった。またやりたいな~。今度はもっと高く飛んでみたい」とすっかりパラグライダーの魅力にハマってしまった龍一くん。莉緒ちゃんも「高く飛んでどこまで飛んでいくんだろうと驚きましたが、習ったとおりに操縦したら着地できました。ちょっと難しかったけど、飛んでいるときは気持ち良かった~」と初めての浮遊体験に大満足です。

「失敗してもチャレンジする子どもたちの姿がうれしかったです。インストラクターさんの解説もとてもわかりやすくて子供も安心できたと思います。最近は、娘は友達と行動することが増え、息子もハンドボールをはじめたので、家族全員で遊ぶことが少なくなっていたんです。今回パラグライダーのツアーに参加したことで、あらためて気持ちがひとつになった気がします」と、お父さんも充実したひとときが過ごせたようです。

帰宅後、はじめてのパラグライダー体験を絵に残した龍一くん。1回目の挑戦でいきなり飛べたのがすごく印象的だったようです。興奮したようすが絵や文字にあらわれていますよね!

後方からの視点で臨場感ある絵を描いてくれたのは莉緒ちゃん。体が震えているような描写は、フライト中のドキドキ感をあらわしていそう。やっぱり飛んでいる最中が一番印象に残ったようですね!

子供はもちろん、大人でも一度は自分の力で空を飛んでみたいと思っている人は多いのではないでしょうか。そんな夢を気軽に叶えられるパラグライダー体験。ぜひ家族で挑戦して、とびっきりの思い出にしてください!

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<文=永浜敬子 写真=恩田拓治>

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