この冬の親子遊びはコレに決まり!ワカサギ釣り体験でワクワクとドキドキ、そしておいしいをたっぷり満喫【あそびチャレンジ#12 ワカサギ釣り編】

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【あそびチャレンジ#12 ワカサギ釣り編】

「毎年、寒さが厳しくなるとどうしても家にこもりがちで。でも、今年の冬はできるだけ外に出て遊びたいと考えていたんですよ」
外出自粛の年が続いたからこそ、今年は外出する機会を増やしているという恩田さん一家。この日は、小学校6年生の透子(とうこ)ちゃんと3年生の結々(ゆゆ)ちゃん姉妹がワカサギ釣りに挑戦するため、山梨県の山中湖にやってきました。

「お姉ちゃん、見て、見て!富士山でかっ!」「ホントだ~!景色が良くてすっごい気持ちいいね」
山中湖といえば、目の前に雄大な富士山が望める人気の絶景スポット。日本一の山を目の前に、透子ちゃんも結々ちゃんも大はしゃぎです。

「実は田舎が東北なので、子供たちも氷上でのワカサギ釣りは体験したことがあるんです。そのときは寒いし、釣れないしでいい思い出がないみたい(笑)」とお母さん。

ワカサギ釣りというと氷に穴を開けて釣るイメージが強いですが、山中湖では船上から気軽に楽しめるのがポイント。船でのワカサギ釣りはお母さんも初挑戦だそうです。

「今日もちょっと寒いけど、氷の上よりは全然いいよね!」と、氷上釣りを思い返す透子ちゃん。普段は友達と遊ぶことも多く、家族でお出かけするのは久しぶりです。そのせいか、朝からすごく楽しそう!

「どの船に乗るんだろう?あれかな~、これかな~」

元気いっぱいの結々ちゃんは、自分たちが乗る船に興味津々。家族の中でも一番好奇心が旺盛で、いつも前に前に出たがるタイプなんだとか。「今回はいっぱい釣れるといいな~!」なんて、出発前からワクワクが止まりません。

冬の寒さなんて忘れるほど快適フィッシング!

ワカサギ釣りのツアーで使用するのは、船内に釣り穴が開いたドーム船と呼ばれる船。船内はテントの中にいるような感じで風に煽られることもなく、さらに暖房付きなので真冬でも快適なんです。

「うわ~、すごく暖か~い!これなら快適だね」と透子ちゃんもにっこり!「うんうん、すっごい楽しい~」と結々ちゃんは船内を走り回ります。今回は貸切のツアーだったので、船を広々と使えるのもポイントです。

釣り方のレクチャーを受け、いよいよワカサギがいっぱいいるエリアに移動開始!透子ちゃんも結々ちゃんもときおり外を覗きながら、ちょっとした山中湖クルージングを楽しみます。

ワカサギ釣りに使うエサは、ちっちゃなミミズのような赤虫。「うわ~、気持ち悪い~」なんて最初こそは引き気味でしたが、ふたりともすぐに慣れた様子で針に赤虫を付けはじめます。

「怖がっちゃって自分では付けられない子供も多いんですけどね。ふたりともすごいよ!教えることなくなっちゃいそう(笑)」
積極的な透子ちゃんと結々ちゃんの姿にガイドさんも感心です。

ワカサギは湖の底に生息することが多く、あまり移動しない魚。うまく釣るには、仕掛けを水中に落とし、オモリが底に着いたら糸を引っ張り上げるのがコツだそう。

「底についたら上にクイッ!」を合言葉に糸を垂らす2人ですが、なかなかかかってくれません。「ちょっと誘ってみたらいいかもよ」とお母さん。釣り用語では、エサを動かして魚をおびき寄せることを“誘い”といいます。

「小刻みに糸を動かすと、エサが生きているように見えて魚がかかってくれるんだよ」

透子ちゃんからのアドバイスを聞いた結々ちゃんは、「うん、そうしよう!かかってくれるかな?」とクイックイッと竿を上下させ始めます。

「あっ!なんか来たかも!」

船内に響く結々ちゃんの声にすぐに反応したのはお母さん。「慌てずゆっくりと!がんばれ~」と結々ちゃんを応援します。素早く引き上げるとワカサギの口から針が外れてしまうので、ゆっくりとリールを回して糸を巻き上げていく結々ちゃん。みんなが見守る中、徐々に海面にワカサギの姿が浮かび上がってきます。

「やった~!釣れた~!」と結々ちゃんは大喜び!

「すごいよ結々!よし、私も絶対に釣るからね」と透子ちゃんのテンションも上がります。

「おお~っ、こっちにもきたよ!」

次に釣り上げたのはお母さん。その後も何匹か釣り上げて船内は盛り上がりますが、透子ちゃんだけなかなか釣れません。エサを変えたり、誘いをかけてみてもダメ。「撒き餌をしてみたら、どうかな…」と赤虫を水中にばらまくなど試行錯誤します。

そうこうしていると、なんと透子ちゃんのリールが竿から外れて、水の中にポチャンと落下!「うわぁぁぁっ!どうしよう!」と思わずパニックになる透子ちゃん。リールはどんどん沈んでいってしまいます。

「危ないから手を突っ込まないで!とにかく糸を引っ張ろうよ!」お母さんにいわれたとおり、透子ちゃんが無我夢中になって糸を手繰り寄せると、ふわっとリールが浮上!なんとかリールを救出できました。

「ど、どう?リールが釣れたよ!」そんな透子ちゃんのひと言に、みんな大笑い。「今日一番の大ものだね!」と結々ちゃんも楽しそうです。

このアクシデントをきっかけに運が回ってきたのか、透子ちゃんの針にもやっとワカサギがヒット!「やった~!今度は本当にワカサギだ!」とみんなでハイタッチで喜びを共有します。最終的に所要時間3時間ほどで、釣り上げたワカサギは20匹ほど。もっともっと釣りたかったけど、ここで諦めて船で戻ることに。

ガイドさんの話では、朝7時ぐらいが一番釣れる時間帯とのこと。今回は9時ぐらいからスタートしたので、若干釣れにくい時間でした。しかも今年の山中湖は小さなワカサギが多いので、初心者には難易度が高め。「初心者でこの時間帯にこれだけ釣れれば大成功ですよ!」と驚いていました。

自分で釣ったワカサギは今までにないおいしさ!

ドーム船で釣る楽しさもさることながら、自分で釣った魚を食べるのもワカサギ釣りの醍醐味。持ち帰って調理してもいいのですが、今回のツアーでは提携しているお店に持ち込めば、天ぷらにしてもらえます!

「お腹すいた~」「家まで待てないよ!今すぐ食べたい~」

ツアーが終わったのはちょうどお昼時。透子ちゃんも結々ちゃんももうお腹ぺっこぺこなので、帰り際にほうとう屋にワカサギを持ち込み、天ぷらにしてもらうことにしました。

釣りたて&できたてのワカサギの天ぷらに、「うわ~!すっごくおいしい!」「ほんとだ骨も柔らかいよ~」と2人のテンションはMAX!ほうとう料理も一緒に頼みましたが、天ぷらを食べるのに夢中です。

「こんなにおいしいワカサギははじめてだよ!」と結々ちゃんは大喜び!透子ちゃんはお店のメニューのワカサギのフライを頼んで食べ比べて「私たちのワカサギの方が何倍もおいしい!」と大満足です。あっという間に天ぷらを完食してしまったふたりはちょっと寂しそう。「また今度来ようね!今度は朝から釣りはじめて、みんなで100匹を目指そうよ」とお母さんに声をかけられると、透子ちゃんも結々ちゃんも大きくウンウンとうなづいていました。

「釣れないときは退屈だったけど、釣れたらすごく楽しい!糸を巻き上げるときは、ワクワク、ドキドキでした。船も暖かくて良かったです!次はもっといっぱい釣りたい~」とワカサギ釣りを振り返る結々ちゃん。

透子ちゃんも満足気な表情を浮かべ「なかなか釣れなくて、ちょっと気分が落ち込んだけど釣れたら気分最高!楽しかったし、なによりもおいしかったです。でも今日はリールのアクシデントが一番おもしろかった(笑)」と話してくれました。

ふたりの笑顔を前に、お母さんはホッしたようす。「氷上のワカサギ釣りでの釣果がイマイチだったので、密かに今回も心配してたんです。また子供たちにつまらない思いをさせたくないな…って。でも全員釣れたので良かったですね!冬場はお出かけ場所に悩みますけど、ドーム船でのワカサギ釣りは快適でした。またみんなで挑戦したいと思います!」とツアーを振り返っていました。

家に帰っても釣りの楽しさを忘れられない結々ちゃんは、また行く日を楽しみに思い出をスケッチ!みんな笑顔でどんどんワカサギを釣り上げているようすが、すごく楽しそうですね。

親子で気軽に楽しめるワカサギ釣り体験!

冬のアクティビティは、どうしても「寒さ」を理由に敬遠してしまう人も多いのではないでしょうか?でもドーム船を使ったワカサギ釣りなら、暖房の効いた室内にいるのと変わらないので、ポカポカ暖まりながら楽しめますよ。しかも山中湖は都心から車で2時間程度で行けるので、ちょっとした休日に行くにもぴったり!小学生以下でも参加できるツアーも多いので、ぜひ家族の思い出づくりに活用してください。

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<文=永浜敬子 写真=恩田拓治>

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