頭脳、アクション、演技、協力【体験ハンターどこへ行く #09 渋谷でボードゲームカフェ体験】

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【体験ハンターどこへ行く!#09 ボードゲームカフェ編】

体験ハンター現る!

どうも、体験ハンターのリックェです!

 

カメラマン:今日はボードゲームカフェに来ましたが、ボードゲームは初めてですか?

実は初めてではないですね。ボドゲは結構好きです。

カメラマン:じゃあ、体験ハンター企画としては、NGなのでは・・・?

い、いや、え、えーと

カメラマン:とはいえ、今までに体験したゲームはほんの一部でしょう。たとえば BoardGameGeek というボードゲームのデータベースに登録されたゲームの数は約14万。世界には未登録のゲームがそれ以上にあるでしょうから、なんら問題ありません。また、たとえ同じゲームだとしても、ひとつひとつのプレイは唯一無二。何ひとつ同じゲーム体験はありません。

あ、ありがとうございます。

 

カメラマン:さらに、ボードゲームの感想を伝える記事は数あれど、ボードゲームカフェでの楽しみ方を伝える記事の数はまだ多くなく、ボードゲームファンはもちろん、非ボードゲーマーも、今まさに待ち望んでいる体験記事になるのではないでしょうか?

 

何? ChatGPT?

 

 

体験したことを再体験してもいい、

 

それが体験ハンターだ!

 

渋谷 High Five さんにお邪魔しました

 

サマーシーズン到来!

ギラギラした太陽!白い砂浜!青い海!カブト虫!焼けるアスファルト!揺らぐ蜃気楼!うるさいほどの蝉の声!カブト虫!ビーチサンダル!腰まで伸びた夏草!風鈴の音!日焼けした細い足首!カブト虫!背丈ほどある向日葵!積乱雲!真夏日!連日最高気温更新!アクティビティ!

夏の季語を挙げてみましたが、そう!夏はアクティビティの季節なんですよ!でもね、屋外のアクティビティもいいけれど、これだけ暑いと、室内アクティビティが正解になってくると思いませんか?

 

というわけで、今回の取材でお伺いしたのはボードゲームカフェの High Five さんです。

 

 

 

扉を開けると・・・?

ボードゲームがいっぱいだーーー!!!

 

 

 

 

 

そして、こちらには・・・?

ミッチーとヨシリンだーーーー!!!

 

・・・ではなく(すみません!)今回、ボードゲームの紹介をしてもらいながら一緒に遊んでいただく High Five スタッフのロンさんとナオヤさんです!

ちなみに、我々取材班が、お店の名前にあやかってハイタッチ(ハイファイブ)した写真が欲しいです、とお願いしています。

とてもいい写真なのですが、”やたらはしゃいだパリピのお店” みたいに見えてしまったら悪印象かな?と思って勝手に釈明しておきました。とっても親切でフレンドリー、ボードゲーム愛にあふれたおふたりで、居心地の良いお店です!

 

ウボンゴ

今回は1プレイの時間が短めのゲームを中心に紹介いただきました。
ウボンゴは、ルールも勝敗も明快で、初心者にピッタリのゲームです。

 

ルールは、さまざまな形のピースを指定の形に並べて、相手より先に「ウボンゴ!」と叫べば勝ちです。

ふんふん、裏返しもありなのか。

なるほど、形状から判断してスペースにハマるパターンが少なそうな、大きいもしくは複雑なピースを先に解決していけば、手戻りを減らせそうだな。

ウボンゴ!!!

 

これ、気持ちいい〜ですね〜!!
自分、ウボンゴ適正あるかも〜!!!

本当に初めてですか!?
初見で解けるなんて、かなりすごいですよ!

はい!では、ウボンゴが簡単な方にはこちら、ウボンゴ3D!

先ほどのルールに加えて、高さがプラスされます。1段目と2段目がきっちり埋まるように並べるのが目的になります。

えっぐいゲームでてきたな〜

次元が1つ増えるってのがヤバいってのは、感覚でわかる。

途端に解法に至る道が見えなくなってしまった・・・試しているのが「ありうるケース」なのか「ないケース」なのかもわからん!何もわからん!!平面充填から空間充填に変わるだけで脳への負荷がこんなに違うのか!!!

・・・これ人類には早くないですか?

 

 

KLASK

次は、お店のイチオシ KLASK です。

ホッケー系のゲームです。ボード上の黒いスティックは、ボードの下から磁石の入ったスティックで操作します。
ルールも単純明快です。

オレンジ色のボールをスティックで操作してゴール(相手側のくぼみ)に入れれば得点です。

またビスケットと呼ばれる白い小さな磁石を、相手スティックに2つくっつけても得点です。

最初はまっすぐボールを打つのもなかなか難しいですね。
せっかくボールを保持してるのに、みすみす相手に渡してしまったり。この練習したらうまくなるだろう感は純粋にスポーツらしい。

そして、戦略もだんだん見えてきておもしろいですね。

 

このビスケットというのが厄介かつゲームに幅を持たせています。ビスケットを2個相手にくっつけて得点しても良いし、ビスケットを相手のフィールドに送り込むことで、相手スティックの動きを制限する使い方もできます。

な〜んて、初回プレイで色々わかった気になってたんですが、それはとんだミステイクでした。

このあと見せていただいたロンさんとナオヤさんのデモンストレーションプレイがヤバい。

上級者同士のバトルの速さよ!自分のときの10倍くらい速い。
写真には映らないスピードがあるので、写真がなくて申し訳ないんですが、嘘や誇張なく、磁力より速いです。

というのは、超速でスティックをビスケットにぶち当てると、磁力をインパクトが超えるので、自分にくっつかずに相手のエリアにビスケットを送り込むことができるんです。そしてそれは、もう基本戦略ですらある模様。

そんなんできるの!?っていうプレイがバカスカ飛び出すのでおもわず笑ってしまいました。

 

上級者は、ビスケットのN極とS極を瞬時に判断し、スティックに対して、どう反応するのかまで見ているといいます。・・・すごい話だ。

お互いが手の内を知っているので対抗策をお互いに講じていて、お互いの対抗策をお互い知っているので、なんていうの?もう裏の裏の裏とかそういうのを飛び越えて、裏も表もなくなってなんかもうメビウスでした。

 

 

ロンさんとナオヤさんは KLASK日本大会 2022年、2023年のそれぞれ3位のランカーなのだそうです。 スーパープレイが見れてよかった。

 

KLASK は 上級者同士の対戦の観戦も楽しいな。

 

 

はぁって言うゲーム

さて、3本目。頭と体を使ったあとはこちら。『はぁって言うゲーム』。

演技力・表現力を競うゲームです。

なんで?の「はぁ」
力をためる「はぁ」
ぼうぜんの「はぁ」

ひと口に「はぁ」と言ってもいろんな「はぁ」がありますよね。

演技者はアクトカードに書かれているシチュエーションの「はぁ」を、イントネーションやアクセント、表情だけを使って演技します。

はぁ

 

 

他のプレイヤーはどの「はぁ」なのかを予想します。

基本ルールは、演技者のときは的確な演技をし、予想者のときは的確に予想することで他のプレイヤーよりハイスコアを目指すことです。でも自然とルールを超えて、全員で全問正解を目指すような協力プレイになっていくかもしれません。

 

コミュニケーション多めで、初対面同士でも仲良くなれそうですね。

 

そうそう、ちょっとCMを挟みますと、High Five さんでは 相席おひとり様DAY【毎週土曜ナイトタイム】 というイベントを毎週土曜日18:00から開催しているそうです。スタッフさんが相席卓を案内するので、ふらっとひとりでも遊びに来て大丈夫です。今日、紹介しているゲームも、初めて同士でも楽しく遊べるものばかりでオススメですよ。

ボードゲームはやりたいけど一緒にやる人がいないというのは、全ボードゲーマーの共通の悩みですよね。助かる〜。

お題のカードは「はぁ」だけじゃありません。悩ましいシチュエーションがいっぱいあります。

これなんか、しゃべるのすら禁止ですよ。

次の写真から、みなさんも予想してみてください。

どういう顔?

 

 

Quarto

モデルが振り向いた後は、スタイリッシュな木製ゲーム Quarto クアルトで対戦しましょう。

自分の手番で、縦・横・斜めのいずれかに、同じ属性のコマを4つ並べれば勝ちという4目並べです。属性というのは、色(白・黒)、形状(丸・四角)、穴の有無(穴あり、穴なし)、高さ(高い・低い)の4属性です。

そして、このゲームの面白いところは、自分の手番では、相手が指定したコマを置くということです。

あ、なるほど。「場所は選べるが、物は選べない」と「物は選べるが、場所は選べない」を交互に繰り返すゲームと考えても良さそうだ。

 

・・・とかなんとか、頭良さそうに見せようとゴチャゴチャ言っているけど、これは、置かせてはいけないコマをナオヤさんに渡したところです。

うわぁ〜〜アホすぎる!
一手詰めの詰将棋作って渡しちゃってるじゃん!

ああああああ〜〜〜!!!愚か〜〜〜!!!

 

まとめ

 

あっという間の体験でした!もっと遊びたかった!

それぞれのゲームにひとことずつコメントをすると、「ウボンゴ」は頭の奥底の能力をひっぱりだされる気持ちよさ、「KLASK」は簡単なルールからは想像の付かない上級者同士のプレイに息を呑み、「はぁって言うゲーム」は競争がいつのまにかに共闘になり(これはコミュニケーションの本質では?)「Quarto」は純粋な頭脳のぶつかり合いを楽しめる優れたゲームデザインでした。

これ以外にも、たくさんのゲームが置かれているので、ボードゲームはあまり遊ばないという人でも、きっと自分にあったゲームに出会えるはずです。競うこと、協力すること、コミュニケーションをとること、考えること、企むこと、してやられることは、人間の普遍的な楽しみだからね。

 

それなりにボードゲームで遊ぶよって人も、行く価値ありです。というのは、自分の好みのジャンルというのが少なからずあると思うんですが、ジャンル外に発見があるものなんですよ。そしてジャンル外の発見は普段一緒に遊ばない人からもたらされるものなのです。

 

インストは頼ってください

(写真は、時間がなくて遊べなかった『AZUL』。優雅よね。でもルールがわからないので今度遊びに行きます。)

 

やってみたいゲームがあるけどルールがわからない!そんなときこそボードゲームカフェにいくべきです。

未プレイのゲームを自分たちでルールブックを読んでゲームをするのは、なかなか骨が折れます。そもそもルールの理解が正しいか不安ですし、経験者がインスト(ゲームのルールや進行を説明すること)してくれたらどんなに助かるでしょう。

スタッフさんはみんなボードゲームが大好き。ゲームのインストも上手です。お気軽にインストをお申し付けくださいとのこと。ルールブックを30分も読んで四苦八苦するよりはその時間でゲームを楽しんで欲しいそうです。High Five さんの心意気に感謝!

 

 

イベントもやっています

 

また、単発であったり定期であったり各種イベントをやっています。

本格的な紅茶を飲みながらの「紅茶ボドゲ会」や「エンジニアボードゲーム会」などなど。気になるイベントを見つけて参加してはどうでしょうか。

 

レンタルスペースとしても使えるそうなので、自分たちで企画しても良いですね。

 

 

 

 

 

 

今回の体験ハンターこれにて了!!

 

 

 

 

 

 

 

アソビュー!で詳細をチェック!


<文=リックェ>

 

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